遠くへ来た、思い出の地へ歩めば。そこは別の風景だった   作:ARice アリス

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メシを食い風呂に入って寝る

幼い頃遊んだ公園、よく通った駅、よく遊んだ場所、学校とか。

 

思い出に残る場所にぶらりと歩いてみよう。

 

 

そんな ゆるり転生譚。

 

 

 

転移したのだったか、転生したのだったか、気が付けばここに

 

記憶のフィルムの思い出に残る。場面に行ってみる。

 

しかし、主人公は居なかった

 

否、存在しなかった

 

思い出の場所、物が改装工事を行った。取り壊された廃屋になっていた。違う建物になっていた。

 

 

更地になっていた、とか。

 

悲しいそんな気分

 

 

 

 

そんなときはご当地グルメ

 

 

それか

 

「いらっしゃーーせーー!カウンターへー」

 

 

いつものチェーン店、とか

 

意外とコラボしているのか、『現代』と同じ店が多いのだ。

 

それにシーズンで一回きりのとか、意外と食べれる

 

 

メニューの期間限定商品を二つ頼む。

 

「後ほどお客様ご来店でしょうかーー?」

 

「いえ、ひとつは持ち帰り用で」

 

「かしこまりました」

 

 

今日はハンバーガー…店内で食べて、コーヒーひとつ持ち帰る。

 

 

 

バーガー…味は変わらない…どんな食事でも、わたしの精神安定薬(ルーティーン)だ

 

 

スマホをいじりつつ、コーヒー片手に向かおう、次は確認できた場所へ

 

 

 

全く知らない自宅、落ち着かない…枕が別で眠れない、なんて言ってられない。

 

とりあえず、風呂。よっぽどの酷い状況じゃない限り、どこも心を落ち着かせてくれる。

 

お湯、途中で買いものも。忘れずに

 

 

タオル、セッケン、替えの服、下着、小銭くらいかな

 

 

たぶん自宅の近くの駅に降り、確認、徒歩圏内

 

よし!

 

 

「ロッカーのカギは忘れないように。お湯にタオルは浸さないで、体を洗ってから入る…おうけー?」

 

 

「もちろん、いぇす。あいあむ日本人だよ」

 

 

「最近の若い子はあんまり来ないからね。一応だよ」

 

 

 

あはは、本気で迷ってた、こういう見た目じゃあ。よくある

 

 

のこり200円

 

平日、老人ばかりだ。

 

 

かけ湯、体を洗い、入る前にかけ湯。

 

 

おお、あつい、あつい、だが、ぐう、気持ちいいねえ…

 

肩まで浸かって、ときどき、ジェットバス。電気風呂、サウナ、うたせ湯、そして…水風呂

 

まるで肉体と精神の洗濯機、兼ね合わせて最強の娯楽ではないか…

 

一通り楽しんだら、最後に浴槽に浸かって、片付けて

 

水気をしっかり拭き切ると

脱衣場へドライヤー、新しい服へ着替え、よく隅っこにある自販機コーナーへ

 

お金がないので百円のスポーツドリンク…のどの渇きにのどごしが気持ちいい。

 

のこり百円と靴をロッカーから回収、のれんをくぐり、周囲を見渡すと

 

 

あーーーあ、外は夕方、暗くなりつつあり。街灯がほのかに、ネオンはチカチカ

 

 

スマホの履歴には『母』よりの文字、あーーーーっ…、これからの生気が養われた!

 

地図案内アプリ…起動!俺、はっしん!うぃーん、がっちゃん!…さっさと帰ろ

 

 

長いようで短い人生、頑張りますか…!

 

 

腹減った

 





晩ごはんはご近所のお高いまわるお寿司でしたとさ
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