サトシの兄な転生者   作:ゼノアplus+

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スイレン先生の課外授業、サトシの決意

8話

 

 

森で怪我をした女の子をポケモンセンターまで連れていった翌日。サトシたちがフィールドワークをしている間にククイ博士と事務作業をしていた。途中、カキ君たちが来てサトシとマオちゃんがポケモンセンターに行ったと聞いた。

 

まあ、サトシなら大丈夫だろう。何だかんだ言ってポケモンの事を第一に考えてるし、なんならポケモンの1匹や2匹くらい捕まえて帰ってくるだろう。

 

 

その日の夕方、マジでポケモン捕まえて帰ってきた。しかもモクローだと……なぜサトシは御三家ポケモンとの遭遇率が高いんだろうか……モクローの最終進化系のジュナイパーはゴーストタイプだから羨ましい。……にしてもサトシのモクロー、よく寝るな。いつのまにかヨ〜さんが枕にして一緒に寝そうなんだけど……ウチの手持ちに振舞ってたオヤツをちょっとあげたらすぐに懐かれました。……餌付けに思えてきた自分が恐ろしい。いや、喜んでもらえるのは嬉しいけどね?後は……ロトムに、俺が研究用にオーキド博士からもらった図鑑を渡すとすっごい喜んでもらえた。

 

 

「なあサトル、今度の海でのフィールドワークの釣りなんだが、スイレンに任せようと思うんだ」

 

「いいと思いますよ。俺たちの中でアローラの海をよく知ってるのはスイレンちゃんだけですし、俺はなぜかイッシュ地方を旅してからはプルリルが5割くらいの確率で釣れるんですよね」

 

「ハハッ!ゴーストタイプに愛されてるなサトル。流石はゴーストタイプのジムリーダーだ」

 

「やっぱそうですよね〜。まだアローラでは釣りをしたことないんで、もしかしたらダダリンとか釣れたり?」

 

「それは本当にシャレにならないぞ!?まあ、サトルがいれば大丈夫だと思うけどな」

 

 

ハッハッハ、ククイ博士でも十分対処出来るでしょうに。

 

 

「多分大丈夫ですよ。今回は船を探すわけでもないですし。そういえばライドポケモンはどうするんですか?」

 

「ラプラスとホエルコがいるから大丈夫だ。問題はリーリエ なんだが……」

 

「それも大丈夫だと思います。リーリエちゃんなら、ちゃんと準備するでしょう」

 

「……たしかに。まあ、このくらいか。俺はまだやる事があるから先に帰ってていいぞサトル」

 

 

手伝いは……大丈夫そうだな。

 

 

「分かりました。それじゃあお先に失礼します」

 

 

 

 

〜翌日〜

 

 

俺とククイ博士はサトシ達に明日の海での課外授業について説明していた。

 

 

「ああ!?俺釣り竿持ってないー!!」

 

「えっ……あっ、サトシの分忘れてた……すまん」

 

「私の家にたくさんあるから、サトシに貸します」

 

 

 

〜翌日〜

 

 

今日は海での課外授業、みんな楽しみにしていたようだ。特に、リーリエ ちゃんはポケモンに触るのを防ぐため宇宙服のような物をきている。

 

 

 

 

「じゃあスイレン、ここからは君が先生だ」

 

「あ、はい!」緊張している。

 

「えと……えと……」

 

「頑張って、スイレン先生」

 

「マチュマチュ!」

 

「しっかりな」

 

 

みんな仲良いなぁ。

 

 

「皆さん釣り竿は持ってきていますか?」

 

「もちろん!バッチリだぜ!」

 

 

そう言ってサトシはピカチュウのルアーがついた釣り竿を出す。そういうのあるのか……ていうかみんなそれぞれルアーが個性的だな。ポケモン全種類あるのか?

 

「おお!カッコいい!」

 

 

サトシがマーマネ君の釣り竿を見て言う。

 

 

「ま、まーね!たとえたとえホエルオーが相手でも折れない強さを持つハイパーロッド!1秒間に300回転巻き上げるスーパーリール!全てを兼ね備えた夢の釣り竿、ウルトラDXマスター02!」

 

 

……ごめん、マーマネ君。性能がすごいのはわかるんだけど、名前が長い。

 

 

「サトル先生は釣り竿どんなの何ですか?」

 

「ん、見たいかい?これだよ」

 

 

俺はバッグから折りたたみ式の釣り竿を出す。ルアーはオスのプルリルだ。チョイスは何となくです。

 

 

「折りたたみ式、スイレンと一緒だね」

 

「まあ、旅をしてたから持ち運びに便利な方が良かったんだ」

 

「なるほど〜」

 

「ふふ、では、ライドポケモンに乗ってください。今日はラプラスの他に、ホエルコも一緒に釣りポイントに向かいます」

 

 

じゃあ……

 

 

「ホエルコ、よろしくな」

 

「ホエ〜」

 

 

移動中

 

 

結構遠くまで来たな……あっ、ヤドンだ。ん?尻尾を水に浸けて……?サメハダー釣れてる!?……そういや、ヤドンの尻尾って甘いんだっけ?あのヤドンすげぇな。

 

 

「プラスル、酔ってないか?」

 

「プラッ!」

 

 

大丈夫そうだな。船だったらコイツ酔うんだよな。ボールに戻してるけど

 

釣りポイントに到着し、スイレンちゃんが説明。流石にカイオーガは釣れないっすよ。釣れたら……ていういたら強制的にホウエンに帰らすわ。……ゲンシカイキなんかしたらアローラ終わるし。ここまでレックウザさん来るとは限らないし。……ヒガナさんに連絡するのダルいし。

 

 

「じゃあみんな釣り竿を用意して……そしてルアーを思いっきり海に投げ込む!」

 

「ピ……ピカチュウ……」

 

 

ピカチュウも尻尾を海に垂らす。さっきヤドンは釣れてたけど、いけるのか?

 

俺もルアーを投げ、時を待つ。

 

 

「釣りのコツはウキに反応があったら、そのタイミングで一気に合わせて巻き上げる!」

 

「ママン!」

 

「あっ、ママンボウだ!」

 

 

おお〜、すごいな。流石はスイレンちゃん、海のエキスパートだな。

 

 

「釣れたら、ポケモンフーズで仲良くなってスキンシップ!」

 

「ママン〜」

 

 

あそこまで早く仲良くなるのは人徳か?

 

その後もサニーゴ、ママンボウ、ラブカス、ケイコウオを釣り上げ仲良くなっていく。

 

 

「さすが海のスイレン!」

 

「よっ、名人」

 

「匠の技が【だいばくはつ】だ!みんなの調子はどうかな?」

 

 

ククイ博士も大絶賛。

 

 

「ピカッ?ピカピカッ!」

 

「来たッ!!」

 

 

お、サトシもあたりが来たか。しかし、早すぎたのか、釣れない。

 

 

「タイミングが早すぎロト」

 

 

ロトムもすごいな、今のでわかるとは。

 

 

「来たッ」

 

 

マオちゃんにもあたりが来たようだが遅い

 

 

「タイミングが遅すぎロト」

 

「「いちいち、うるさい!!」」

 

 

まあ、わざわざ指摘されたら怒るわな。……あっ来た。

 

 

「よっと」

 

「プルッ」

 

「あっ、プルリルだ!兄ちゃんすげぇ!」

 

 

まあ、いつも通りって感じだな。今回もメスか。……やっぱルアーがオスだからか?

 

 

「先生の竿捌き……綺麗」

 

「まあ、旅の途中に結構してたからな。はい、どうぞ。びっくりしたよな〜」

 

「プルッ!」

 

「美味いか〜?ありがとうな〜」

 

「プル〜!」

 

 

そして海に帰っていくプルリル。ゴーストパの一体にブルンゲル入れても良いかもなぁ〜

 

 

「スキンシップ、慣れてる」

 

「まあ、プルリルとは良く出会ってたからな。ちなみにこれ、だいたいのプルリルが喜ぶ用に調節したポケモンフーズ。いるかいスイレンちゃん?」

 

「欲しいです!あと、レシピも!」

 

「分かった、今度紙に書いてあげるよ」

 

「サトルもなかなか【あくまのキッス】が得意だな」

 

 

ククイ博士、人聞き悪いんでやめてもらえません?その例え。

 

 

すこし経って

 

 

「カ〜キ〜、釣れないね〜」マオ

 

「勘違いするな、俺はほのおタイプの使い手、みずタイプとは相性が良くないのさ」カキ

 

「ふふ、マーマネは?」マオ

 

「話しかけないで、今波の高低差と風の強さ、水温を入力してポケモンを釣るのにベストなポイントを探してるんだ。さらに出現率を計算してから……」マーマネ

 

「まず釣り糸を垂らさないか?」カキ

 

「だから話しかけないで」マーマネ

 

 

少し時間が経って

 

 

「ん、またお前か、そんなにフーズ美味かったか?」

 

「プル〜♪」

 

「先生、またプルリル釣ってる〜。これで4回目だよ〜?」

 

「流石にもうなくなったから、ごめんな〜」

 

「プル、プル〜」

 

 

腕をブンブン振って今度こそ帰っていくプルリル。なんかまた会いそうだな〜。

 

 

「ピカ?……ピカァ!?…ピッ…カチュ…ピィカァ……チュウ!」

 

「うわっ、コイキング!?」サトシ

 

まさかのピカチュウも尻尾にあたりが来て釣り?あげたのはコイキング。そのまま宙をまいたどり着いたのはサトシの腕の中。そして逃げたいのかひたすら尾びれでサトシの頰をビンタしている。……コイキングって【はたく】覚えたっけ?

 

「ピィカァ……」

 

「き、来ました!」

 

 

おっ、リーリエちゃんもヒットか。さて何が釣れたのか……

 

 

「ミロカロス!?」

 

「やるねぇ、リーリエ !」ククイ

 

「こ、これはレアケース……」マーマネ

 

「うわっ、野生のミロカロスとか初めて見た」

 

 

どっかのチャンピオンのミロカロスしか見たことなかったな。ていうかリーリエ ちゃん引っ張られてるな……助けに行かないと。

 

「リーリエ 、落ち着いて!」

 

「待ってろ、今そっちに行く!」

 

サトシがめっちゃジャンプしてリーリエちゃんの元へいく。しかしミロカロスに弾き飛ばされ海にドボン。盛大に吹っ飛んだな……

 

そしてリーリエ ちゃんの糸が切れバランスを崩し転倒。本人が持ってかれなくて良かった……

 

「ミロカロスは?」

 

 

逃げたな、多分。

 

 

ピー!!

 

 

ククイ博士が笛を鳴らす。

 

 

「そこまで、休憩にしようぜ!」

 

 

そして俺達は近くの砂浜に上がって休憩を取る。

 

 

「みんな待っててくれよな!」

 

「「「フ〜!!」」」

 

「「「ホエ〜!!」」」

 

 

ニョロモやサニーゴなどがいる。結構ポケモン達もいるのな。すっと目を向けると宇宙服みたいなのを脱ぎ、疲れた様子のリーリエちゃん。

 

 

「休憩は15分だ!」

 

 

ククイ博士の言葉を聞いて休憩する。と言っても俺がする事って言っても遊んでるプラスル達を眺めるくらいなんだが……

 

と、その時、空からニャースの顔型の気球が降りてきてラプラス達ライドポケモンを捕獲した。……まさか、

 

 

「アロォォォォラァァァァ!!生徒諸君!!」

 

 

聞き覚えのある声……ハァ……マジでこっちまできたのか。

 

 

「なんなのアンタ達!?」

 

 

「なんなのアンタ達!?…と聞かれたら……」

 

「聞かせてあげよう我らの名を……」

 

 

さてとアローラでの口上はどんなのかな?

 

 

「花顔柳腰羞月閉花、儚きこの世に咲く一輪の悪の華、ムサシ!」

 

「飛竜乗雲英姿颯爽、切なきこの世に一矢報いる悪の使徒、コジロウ!」

 

「一蓮托生連帯責任、親しき仲にも小判輝く悪の星、ニャース!」

 

「「ロケット団、参上!!」」

 

「なのニャ!」

 

「ソーナンス!」

 

 

おお〜、パチパチ。心の中でだけど。決まってるじゃないか。ニャースに関してはちょっと仲が良いのか悪いのか分からなかったけど。

 

 

「ジャリーズの諸君〜」

 

「ラプラス達はロケット団ライドポケモン部隊に任命したのだ!」

 

「ポケモン達は頂いて行くわよ……って……ん?ねぇ、アンタ達、あそこにいるのって?」

 

「誰かいるのニャ……ニャ!?」

 

「げッ!?」

 

「「「サトル!?」」」

 

「あ、どうも〜、久しぶり〜。サカキさん元気にしてる?」

 

「もちろんお元気ニャ!!……じゃないニャ!!なんでサトルがここにいるニャ!!」

 

 

え?なんでって……

 

 

「そりゃあ、俺この子らの教師だし?なんならサトシの兄ですぜ?言ってなかった?」

 

「「「え!?/ニャ!?」」」

 

 

俺がそういうと3人は屈んで話し始める。どうせ、聞いてないぞ!とかサトルがいるなら無理じゃない?とか言ってるんだろう。

 

 

「兄ちゃんロケット団と知り合いなの?」

 

「ん?ああ、ちょっと前にな。喋るニャース珍しかったし、エピソード聞いたら泣けてきてなぁ……」

 

 

ていうかアニメでだいたい知ってたけどね。ダイアモンドパール以降しか知らないけど。世代的に。

 

「でも、ポケモンを奪う悪い奴らだよ!?」

 

「もちろんそこに関しては徹底的にやるさ、なあプラスル?」

 

「プラッ!!」

 

 

サカキさんには注意したんだけどなぁ。ジムリーダーになる前だからあんまり意味なかったけど。あっ、秘書の人は結構タイプでした。

 

 

「と、とりあえず、今日のところは引かせてもらう!」

 

「ライドポケモン以外の雑魚もいるみたいだけど、ついでに頂いて行くわ!」

 

 

「……雑魚?」

 

「ッ!?」

 

 

ビビった……スイレンちゃん怖!?怒らせたらいけないタイプだったか……

 

 

「それじゃあ……」

 

「「「帰る」」」

 

「ソーナンス!」

 

「させねぇよ、プラスル、【かみなり】」

 

「プラッ!!」

 

 

俺が指示すると、プラスルはロケット団の気球の進行方向に【かみなり】を放つ。

 

 

ドゴォォン!!

 

 

という音と共に特大の電気が近くの砂浜に落ちる。…プラスル海に落とさないように気を使ったのか。命中率とかいう問題じゃないなこれ、さすが相棒。

 

 

「ひ、久し振りにサトルのプラスルのワザを見たニャ……」

 

「いつ見てもサトルのポケモンすごいなぁ……とか言ってる場合じゃない!!」

 

 

ヘイヘーイ、ロケット団ビビってるゥ〜。気球止めちゃって良かったのか〜い?

 

 

「ロトム、動くなよ〜!」

 

 

 

ん、サトシが何かするみたいだな。

 

 

「ピカチュウ、ラプラス達を助け出すぞ!」

 

「ピカァ!!」

 

 

ピカチュウがロトムに向かって飛ぶ。……まさか、

 

 

「【アイアンテール】!!」

 

 

ロトムを足蹴にピカチュウはさらにジャンプ。そのままの勢いでラプラス達を捕まえているエネルギーの檻を破壊した。

 

 

「「「何!?」」」

 

「よし!」

 

「クルル〜」

 

 

モクロー今起きたのかよ……マイペースすぎるだろ……

 

解放されたラプラス達はそのまま下に落下しているが……真下には岩が

 

 

「マズイ!岩に当たるぞ!」

 

「えぇ!?」

 

 

俺の手持ちじゃあの量は支えきれない……どうするべきか。

 

 

「アシマリ、私たちで!!」

 

「アウ!!」

 

 

するとアシマリが海に潜り岩付近まで到達すると、飛び上がり特大のバルーンを展開した。

 

 

「バルーン、発射!!」

 

「アウッ!!」

 

 

バルーンはラプラス達の落下地点で止まり、落ちてきたラプラス達を弾き、海に落とさせた。あのアシマリ、プロか……

 

 

「やった!」

 

「すっげぇ……」

 

「驚くべき現象を確認ロト!」

 

「できたねアシマリ!みんな助けたよ、バルーンで!」

 

「アウッ、アウアウ!!」

 

 

アシマリはパチパチと手を叩く。うん、マジで拍手ものだよ。

 

 

「こニャー!!」

 

「なんて事を!!」

 

「せっかくのライドポケモン部隊だったのにぃ!!」

 

「……許さない……アンタ達」

 

 

……いや、あの……スイレンさん、怖いっす。……俺の出る幕ないじゃないですか〜。

 

 

「うるさいわね!行け、ミミッキュ!!」

 

「ミミッキュ!?マジで!?」

 

 

ムサシがミミッキュ捕まえたのか!?良いなぁ、俺もミミッキュ捕まえたいな〜。てかゴージャスボールって……アレ絶対コジロウのコレクションだろ……

 

コジロウ南無。

 

 

「【シャドーボール】!!」

 

 

ミミッキュはロトムに乗ってるピカチュウに向けて【シャドーボール】を放つ。……まさかの特殊型?

 

 

「バルーン!!」

 

 

アシマリがバルーンを放ち、【シャドーボール】を弾き返す。……え、そんなに強度あんの?あのバルーン。

 

そのまま気球へ直撃。

 

 

「モクロー、【このは】!!」

 

 

さらにサトシからの追撃。

 

 

「じゃあ俺らも一撃入れようk……ん?」

 

 

プラスルに指示を出そうとしたが、水平線の向こうから何かがやってくる。

 

 

「「「なにこの感じ〜?」」」

 

「ソーナンス〜!?」

 

「……水上を走るキテルグマ?データ、アップデートロト」

 

「ピィカ……」

 

「……この前サトシが言ってたのって、こういう感じ?」

 

 

その後、サトシがバルーンに包まれて落ちたりしたがなんの問題もなし。今日の課外授業も成功?で終わった。




〜夜、砂浜にて〜


「なあピカチュウ……」

「ピカ?」


サトシとピカチュウは砂浜で海を眺めていた。


「兄ちゃんとプラスル。一言でしか指示出してなかったのに、息ぴったりだった」

「ピカ」

「プラスルも、あんなにすごい技を使ってたよな」

「ピカ」

「俺達も、あそこまで行けるかな」

「ピカ……ピカピカ!!」

「……そうだよな。追い越さないとなピカチュウ。よし、!!明日も頑張ろうピカチュウ。目指すは打倒兄ちゃんだぁ!!」

「ピッカチュウ!!」


「サトシ〜、夕飯出来たぞ〜。みんな待ってるから、早く戻ってこ〜い!」

「分かった〜!!……へへっ、行こうぜピカチュウ!!」

「ピッカ!!」

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