サトシの兄な転生者   作:ゼノアplus+

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ウォォォ!!!!

受験終わった!!!!


半年ほどおまたせしました!!(土下座)


デート?デートなの?

18話

 

 

「お待たせリーリエちゃん」

 

「いえ!!こちらこそ急にお願いしてすみませんでした」

 

 

放課後、手っ取り早く仕事を済ませた俺(というかククイ博士が早く終業させてくれた)は校門の前へと急ぎ俺を待っていたリーリエちゃんに声を掛けた。礼儀正しいリーリエちゃんは快く返事を返してくれた。いい子や……まあ、まだシロンには触れないらしく、何かきっかけがあれば良いのだが……どうせロケット団とかスカル団来るやろ。忘れてたけどアニポケ世界だし。

 

 

「じゃあ行こうか……っていうか、どこに行くんだ?」

 

「シロンの好みを知りたいので街に行きます。その……知識はあるんですけど、いざ本当にポケモンをゲットしたとなると不安なので経験豊富な先生にアドバイスが頂けたらうれしいです」

 

「なるほどね。それくらいなら全然構わないよ」

 

 

そりゃまあ……初めてポケモンをゲットすれば不安にもなるか。俺だってプラスルをゲットしてからというものの、病気にならないか、人間の食事を与えていいのかとか、勉強して知ってたはずなのに不安で一杯だったからな。

 

 

…………さて。

 

 

「……楽しんでこいデラさん。夕飯に間に合うように帰って来いよ」

 

「………♪」

 

「サトル先生?何か仰いました?」

 

「いやなんでもない」

 

 

俺はリーリエちゃんにバレないよう森の暗いところにデラさんを出す。デラさんは楽しそうな表情を浮かべるとそのまま何処かに行った。やはりゴーストタイプ、悪戯は好きらしい。

 

何をしているかだって?いやー、どうにも俺らをつけてきてる奴らがいるっぽくてねぇ。

 

 

「「うわぁぁぁぁぁぁ!?!?」」

 

「ん?……今何か悲鳴のような物が聞こえませんでした?」

 

「さ、さあ……俺は特に何も……」

 

 

デラさん……脅かすのはいいけど少し抑えてくれ……ていうか声的にサトシとマオちゃんだな。大方リーリエちゃんのことが心配になって付いてきたんだろう。良い友達を持ったなサトシ、兄ちゃん嬉しいぞ……!!

 

 

「あの、先生……聞きたいことがあるんです」

 

「ん?」

 

「この子……シロンのタマゴを見つけたときのこと……知りたいんです!!」

 

「ああ、そのことね……」

 

 

俺がラナキラマウンテンでキュウコンに出会いタマゴを受け取ったこと、言って良いのだろうか?俺はもうそういう出会いは別れは慣れてしまったため割り切れるが、リーリエちゃんはポケモンと触れ合う経験がまだ少ない上にまだ子供。……少し、早いんじゃないのか。

 

 

「そうだな……誰にも話さないと約束するならいい。でも、辛い話になるよ?」

 

「ッ……聞きます!!シロンのトレーナーですから!!」

 

「……良いね。じゃあまずは、俺が別の仕事でウラウラ島に行ったときのことからだ」

 

 

俺はすべて話した。ラナキラマウンテンの中腹にある洞窟、シロンの兄にあたるロコンに案内されて向かった先はそこに住む氷ポケモン達。

氷点下を下回るであろうそこに咲く綺麗な花々。

その中央で横になりシロンだったタマゴを抱えていた母親キュウコン。

自分の命はもう長くなくこれ以上育てられないから、と渡されたシロンだっただったタマゴ。

母親からの最後の愛情といって展開された美しい『オーロラベール』

タマゴを抱えた俺を心配そうに見る兄ロコン。

 

……おそらく、息絶えたであろうキュウコン。

 

 

「……使いなリーリエちゃん」

 

「ありがどう……ございまず……」

 

 

カプ・ブルルのことは特に言わなかった。関係無いしな。涙を堪えきれなかったリーリエちゃんに未使用の予備ハンカチを渡す。まあ10歳そこらの子にはキツイ話だ。

 

 

「コォン……?」

 

「大丈夫よシロン……ッ」

 

 

心配そうな目でリーリエちゃんを見るシロンに触れようとしたが、しかしまた目の前でストップしてしまう。

 

 

「いつか、必ずそこに連れて行く。もちろん2人ともね。お前の兄さんにも合わせてやりたいしな〜」

 

「コン?……コンッ!!」

 

 

意味がわかっているのかいないのか、俺が頭を撫でてやると嬉しそうに返事をするシロン。まあ、シロンが兄ロコンに会うときには多分、キュウコンになってるだろうけどな……多分だけど、あそこのヌシになるんだったら『こおりのいし』を渡されるだろうし。

 

 

「すいません、みっともないところを見せてしまいました……」

 

「気にしなくていいよ。俺だってリーリエちゃんと同じくらいに時には色々悩んだりしたしな」

 

「え!!サトル先生にもそんな経験が……?」

 

「まあマサラタウンのスクールにも通わずひたすら家で勉強して、自信を持っていざ旅立ってみるとアレが出来ないこれが出来ない。

やり方も分からなければ相談できる人もいない。最初のパートナーだったプラスルが病気にならないか心配だったし、野宿の時は料理すら苦労したさ」

 

「旅……興味深いです……!!でも、先生がそこまで苦労するのでしたら相当なんですね」

 

「まあ結構ね。それに比べてリーリエちゃんにはククイ博士やオーキド校長っていうしっかりした大人や、いつでも頼れる仲間が居るだろ?頼れる人がいるならしっかり頼ったほうがいい。もちろん、一人でやってみることは大事だけどね。これからもっと知識も経験も増やしていこう」

 

「ッ……はい!!」

 

 

うん、いい返事だ。おお、なんか今の俺めっちゃ先生っぽくない?……生徒と2人っきりで出かけてる時点でダメか。

 

 

「まっ、サトシが居るなら経験に困ることはないと思うよ」

 

「どうしてですか?」

 

「いろんな地方のポケモンリーグ……ああ、その地方での最強を決める大会なんだけどね。そこで最高で準優勝してたり、各地の伝説と呼ばれるポケモンと出会ったり、世界征服を企む悪の組織と戦ったりと、本当に経験値を得るには最高の舞台で戦ってきたからな、サトシは」

 

「サトシの強さの秘密はそこにあるんですね!!」

 

「兄としては、あんまりそういう危険に突っ込んでいって欲しくないんだけどなぁ……アイツ感覚で動くタイプだから止められないし」

 

「ふふっ、でもそれがサトシの良いところですよね。どこまでもポケモンのことが大好きなんだなって伝わってきます」

 

「その通りだから余計に心配でねぇ……ああごめんねリーリエちゃん。さっきから自分語りばっかりで」

 

「いえ!!先生の貴重な話が聞けて嬉しいです。また色々聞いて良いですか?」

 

「ああ、いつでも」

 

 

本当にええ子やなぁ……こんな子が近くにいてくれるサトシはやっぱ恵まれてるな。サトシの猪突猛進も、カスミさんとか女性の旅仲間のお陰でうまくコントロールされてたし良いよな。

 

え、俺?…………1人いるけど、ヒントとしてはホウエン地方で一時期一緒に旅をしてた。これでわからない人は『想像力が足りないよ?』ああ、別に地球が終わる規模のことは俺の代には起こってないから大丈夫。普通に旅してた途中で偶々出会っただけだ。

 

 

「……逆に言えば俺にはライバルっていうライバルがいないから向上心とかあんまないのかもな」

 

「何か言いました?」

 

「いや、何でもないよ。そろそろ行こうか。うちの食いしん坊が腹が減ったって喚いてるし」

 

「え?……あら。プラスルったら」

 

 

腰のホルダーからボールを取り出してみれば、ガタガタガタガタとプラスルのボールが揺れている。多分……話が長いって言いたいんだろう。はいはい分かったよ。すぐマラサダ買うから落ち着けって。

 

 

 

 

そのままハウオリシティまで歩いた俺達は、ペロリームの看板が立つマラサダショップへと足を運んだ。途中いつものパンケーキ屋にプラスルが勝手に行こうとしたのでチョップして引きずった。お前そんなキャラじゃねえだろ。5年間培ってきた印象がこの1、2ヶ月で変わってんだよ。

 

 

「ほらプラスル。好きなの選べ、ちなみにここで食ったらおやつ無しな」

 

「プラッ!?プラァ………………プラ」

 

 

嘘だろお前、みたいな……っていうかマスコットポケモンがしちゃいけないような顔面で俺をみた後3分くらい悩んでから一つのマラサダを指さした、いや食うんかい。噂に聞くしわしわピカチュウくらい凄かったぞ。

 

 

「はいよ。後はボーさん達にっと……よし、リーリエちゃん選べたかい?」

 

「はい!シロンの好みを知りたくて色んなマラサダを買いました!!」

 

「あー……うん、食べさせすぎないようにね?」

 

 

さ、さすがエーテル財団のご令嬢……マラサダってそこそこ値段するのにな。

 

 

「プラァァァァアアアア!!!!」

 

「おいコラ……プラスル、水飲め。お前でんきタイプだろ……火を吹くな」

 

 

なんで辛いマラサダにしたんだよ……あーあー、耳だけじゃなく毛まで真っ赤になって……

 

 

「………コン!!」

 

「そう、それがお気に入りなのね!」

 

 

リーリエちゃんが買った6つのマラサダのうち、ピンクのトッピングがしてあるものを食べたシロンはなんだか嬉しそうだ。残りのマラサダはどうするんだろうか……

 

 

「サトルさんは食べないんですか?」

 

「ああ、最近減量中でね。ここに来てから運動っていう運動をしてないから……特にコイツとかな」

 

「……プラ」

 

「あまり我慢するのも良くないですよ?」

 

「その通り。まぁ、無理はしてないさ」

 

 

目を逸らすな。最近はプラスルの適正体重まで少し戻ったから良しとするが。

 

その後、間食を俺達は店を出た。

 

 

「リーリエちゃん、他に行きたいところは?」

 

「この先にとっても景色の良いところがあるんです!!シロンに見せてあげたくて」

 

「了解」

 

 

そのまま少し歩いて住宅街の道を歩く俺達。しかし、そこに空気を読まない奴らが現れた。

 

 

「ちょっと待って、シャレオツ帽子のジャリガール。そしてサトル」

 

「貴方達は……」

 

「貴方達は、といわれt(ry)」

 

 

長いんでカット。え、見せ場?コイツ等にはいらないだろ。今から一撃で吹き飛ばしてやるよロケット団。

 

 

「ボーさん、let's go」

 

「「「げっ、ボーマンダ(ニャ)!?」」」

 

「ソーナンス!?」

 

「アンタ等良い度胸だな、俺が居るってのに」

 

「ふん!!ドラゴンタイプのボーマンダが、フェアリータイプのミミッキュに勝てるとでも?ミミッキュ、ボーマンダを倒したらピカチュウがやってくるかもしれないわよ!」

 

「キュ……?」

 

「リーリエちゃん、ダッシュ」

 

「え、あ……はい!!」

 

 

ピカチュウにしか興味がないミミッキュをムサシさんは上手く焚きつけたようだ。俺はリーリエちゃんに逃げるよう言って、戦闘態勢に入る……街中だとボーさんじゃ動きにくいか?

 

 

「逃すか!!」

 

「こらー、待つニャ!!」

 

「ソーナンス!!」

 

「なっ……チッ、逃げられたか」

 

 

コジロウさんとニャース、あとソーナンスに横をすり抜けられてしまった。上手く逃げてくれると良いんだけど……

 

 

「ボーさん、【つばめがえし】」

 

「………キュ」

 

 

ボーさんの突撃を上手く躱したミミッキュが尻尾代わりの木を大きくして襲ってきた。

 

 

「あれは……【ウッドハンマー】か、バレルロールで避けて【かえんほうしゃ】、命中したらそのまま【ハイドロポンプ】で押し流せ!!」

 

「ちょ……ミミッキュ!?」

 

 

ミミッキュの渾身の【ウッドハンマー】をスカらせたボーさんは【かえんほうしゃ】を浴びせた。

 

 

「……キュ!?」

 

「や、やな感じ〜!?」

 

 

特性の【ばけのかわ】の一度だけダメージを防いだミミッキュだが、どうやら布に火がついたらしい。慌てたように火を消そうとするミミッキュにハイドロポンプをぶち当て鎮火しながらムサシと共に吹き飛ばした。

 

 

「…………布、焦げてなきゃ良いけど。ッ、リーリエちゃん!!」

 

 

ムサシさんが星になったのを確認して、すぐさま走る。何やら変な影が空中を通り過ぎた気がしたけど、今はリーリエちゃんが先だ。無事でいてくれ……

 

 

 

 

〜モミジ〜

 

 

 

「マイナン、さっきのバトルとっても良かったね!!ラストの【スパーク】特に良い感じだったわ!!」

 

「マーイ!!」

 

 

今日も今日とでポケモンバトルの修行に明け暮れている私、モミジです!!

 

さっきのツツケラ、なかなか良い動きだったけど最近サトルさんにバトルの特訓をしてもらうようになった私とマイナンの敵じゃない。なんて、サトルさんに油断しすぎっておこられちゃうかな?

 

 

「次は誰にバトルしてもらおっかn……「シロンッ!!」……え、何!?って、あれは……お願いアサナン、【ねんりき】で助けてあげて!!」

 

「サナッ!!」

 

 

何やら悲鳴のような声が聞こえたと思ったら、親方空から女の子(とポケモン)が!!

 

すぐに腰のボールからアサナンを出して【ねんりき】で地面に激突寸前の女の子を助けることが出来た。良かったぁ……ってあれ?

 

 

「リーリエ!!大丈夫!?」

 

「ふぇ……?モ、モミジさん……ありがとうございます!!」

 

 

なんでここにリーリエが?っていうかどうして空から?そのポケモンは?色々聞きたいことはあるけど、とりあえずリーリエが無事で良かった!!

 

 

「あぁ?誰だ……って、あれマイナンか?若干色が……ってことは色違い!?ゲットしたらサカキ様に喜んでもらえる!!」

 

「リーリエ、あの人誰?」

 

「人のポケモンを捕まえようとする、悪い人達です!!」

 

 

それって、ちょっと前にあったマグマ団、アクア団の事件みたいな!?あの青い髪の人もなんちゃら団っていう所の人……!!

 

 

「ちょっと貴方達!!そんなこと許さないからね!!」

 

「白いロコンのついでに、もっとすごいポケモンに出会えるなんてな!!纏めてゲットだ!!」

 

「色違いのマイナンなんて滅多に出会えないニャ!!」

 

「ニャースが喋った!?」

 

 

ニャ、ニャニャニャ……ニャースが喋ってる!?え、なんで!?今のニャースってもしかして人の言葉を話せるの!?

 

 

「ニャ〜……久しぶりの反応でちょっと懐かしかったり、嬉しかったりだニャー……ってそんなことはどうでも良いのニャ!!」

 

「シロン、【こなゆき】!!」

 

「「「え?」」」「ソーナンス?」

 

「クー!!」

 

 

私が喋るニャースに驚いてたら、いつのまにか立ち上がってたリーリエがシロン?って子に指示を出してあの人達を氷漬けにしてた。リーリエ……すごい……

 

ひぇ……なんか今、聞き覚えがある鳴き声が……あれ、悪い人達がいない……?

 

 

「リーリエちゃ〜ん!!無事か!?」

 

「あ、サトル先生。大丈夫です!!モミジさんが助けてくれました!!」

 

「サトルさん!?」

 

「おぉ、モミジちゃんも。そっか、君が……リーリエちゃんを助けてくれてありがとう」

 

「いえ……無事でよかったです!!」

 

 

はわわわわわ……なななんでここにサトルさんが!?今日は一気に凄いことが起こりすぎてるよ!!

 

 

「あ、プラスル出てこい」

 

「プラ?プラァ〜」

 

「マイ!?マイマイ!!」

 

 

マイナン……プラスルに会えて嬉しそう。

 

 

「あれ、リーリエちゃん。いつのまにかシロンに触れてるな……」

 

「え……あ、そうみたいです!!」

 

「コンッ!!」

 

 

あ、そっか。リーリエってポケモンに触れなかったんだっけ。じゃあさっきの咄嗟の出来事がきっかけになったんだ。

 

 

「良かったねリーリエ、おめでとう!!」

 

「モミジさん、ありがとうございます!!」

 

「無事にシロンと仲良くなれたみたいでよかったよ。今日は大成功だったな」

 

「はい、半日も付き合ってもらってありがとうございましたサトル先生!!」

 

「…………………半日??」

 

 

半日……半日?え、サトルさんとリーリエちゃんが半日一緒に過ごしてたの……?

 

 

「デー……ト?」

 

「へ!?い、いえ!!デートではありません!?サ、サトル先生には、シロンの事で色々とお世話になっただけで……」

 

「そうだぞモミジちゃん。ポケモントレーナーになったばかりだし、ポケモンに触れないってのもあって結構心配だったからな」

 

「ぇ……むぅ……」

 

 

あ、サトルさんダメなパターンの人だ……それにリーリエも無意識か知らないけどなんか脹れてるし……あ〜……はぁ……リーリエ可愛いから、強そうだなぁ……

 

 

その後はリーリエにこれでもかっていうくらいお礼を言われて、その場を後にしました。マイナンが名残惜しそうにしてたけど、まあ今日はリーリエ譲ってあげなくもない。別に週1で会えるから余裕ぶってるわけじゃないし。

 

あーもう、今日は帰ってすぐ寝よう!




〜ククイ博士宅〜


「サトシ……復唱」

「ヒトノアトヲツケルノハヨクナイコトデス」

「よろしい」

「ヒトノアトヲツケルノハヨクナイコトデス」

「ピッピカ〜!?」

サトルの6体目は?

  • (ピカチュウ大好き)ミミッキュ♂
  • (海で出会った)プルリル♀
  • (いたずら大好き)カゲボウズ♂
  • (ポケヒロイン!)ムウマ♀
  • (タイプは被らないように!)ユキワラシ♀
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