ダイヤのA 熱血右腕   作:ニャン吉

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第3話

冬の死ぬかの様な走り込みや監督の鬼ノックを終えてもうすぐ春

そして俺達はあの舞台へ向かっていた。

 

 

春の甲子園は初戦は俺が先発

4回の投球を終えてから何故か監督に

「吉川。いつもの雄叫びは何処へ行った?まだ気合いが足りないぞ。」

と言われた。

そして俺の中から何かが燃え上がってきた。

俺は監督に

「やってやりますよ!ここからは2塁まで1人として行かせません!」

俺はそう言って一也にリードの注文をした。

4回までの打たせてとる省エネピッチングを辞めて

 

5回の俺の投球は4回までと内容が違った。

去年の秋大会などの公式戦での最速を上回る153キロを何度も記録した。

相手打者はそこから常にボールの下を振るようになった。

更にチェンジアップやフォーク、ドロップカーブ等の下への変化が強い球種で打者の視線をずらしシュート、シンカーにスライダーで打者の手元を抉る事で俺は5・6・7回と連続で三振をとり結果的に9者連続空振り三振に抑えた。

8・9回は一也が突然、変化球メインのリードになったが俺は元々変化球投手。

これなら一巡した打者達は俺のストレートが頭に残っている筈だ。だからこそ変化球がより一層いきてくる。

スライダーとフォークを軸にドロップカーブで視線を変えて結果監督に宣言した通り2塁・・・それどころか1塁すら踏ませぬ投球になっていた。

結果10ー0で俺達青道は勝利した。

 

2回戦は丹波さんが先発するも5回に捕まり6点先制される。

6回から俺が投げるも最後は1点届かずに甲子園を2回戦でさる結果に終わった。

 

そして新入生が今日やって来ることになった。

 

俺は親に頼み、家が近いにも限らず野球に、集中する為に寮で生活をさせてもらっている。

 

部屋では親から電話がきていた。

 

「もしもし。」

「夏樹。まったく春の甲子園の後くらい1日でも帰って来なさいよ。」

「流石に無理だよ。課題があるからそこを無くさないと。・・・でも

夏の大会が終わったら少し帰るよ。」

「あらそうなの。ならどうせなら夏休みの後半に帰って来なさい。甲子園の優勝投手としてね。応援してるから。」

「そうする。」

「それとその時は唯ちゃんも連れて来なさいよ。」

ぶっ!

と少し吹いてしまった。

「御幸君から少し話を聞いたわよ。中学の時から付き合っていて唯ちゃんが志望校を変えてまで着いてきてくれたそうじゃないの。」

一也め。覚えてろよ。

「まぁわかったよ。確か春乃は青道に受かったんだっけ?」

「そうよ。」

「野球部のマネージャー希望か?もしかして。」

「みたいよ。」

「そうなのか。なら、人柄の事は春乃に聞いてよ。」

「そうするわ。」

「それじゃあこれから自主練だから切る。」

と言って電話を切った。

 

門の所へ行くと唯が待っていた。自転車に乗って

夜のランニングは唯をそのまま送るのも込で走っている。

唯の漕ぐスピードで片道30分程。だいたい5キロほど。

この距離ならば唯のスピードに余裕で着いていける。

 

「唯。夏の大会が終わったら親が唯を連れて家に帰って来なさいだと。」

と言うと唯が驚いて

「夏樹君、親に付き合ってるの事を言ったの?」

と聞いてきたので

「一也が親に言ったらしい。中学の時から付き合っている事を。1年から付き合っている事は知らないみたいだけど。」

と返すと

「そうなんだ。・・・学校も違ったしお互いに塾とかに通ってる訳じゃないからね。中学の1年の時に出会ったのは本当に凄いことだよね。」

「確か、あの時は転んで擦りむいて痛そうにしていたところを俺がランニング中に偶然見つけたんだよな。」

「タイミングが悪いのか良かったのか。」

「そうだな。お互いに携帯を持っていて唯がお礼をしたいからって俺の電話番号とメアドを強奪したんだよな。」

「確かにお礼をしたくて交換はしたけど強奪は酷いよ。」

と言って少し拗ねていた。

唯は拗ねていても可愛いと思う。

「でも出会ってから付き合うまで早かったよな。」

「そうだね。」

 

と話しながらランニングをしていると唯の家の前に着いた。

毎日唯を送ってから寮へまた走る。でも週に1回と俺が投げて試合に勝った日のみ

 

キスをしてから俺は唯が家に入るのを見てから再び寮へ走り帰る。

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