ダイヤのA 熱血右腕   作:ニャン吉

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第4話

寮へ戻ると1年生が1人来ていた。

 

この部屋は俺の1人部屋。

だった部屋に今はもう1人いる。

 

部屋に入り真ん中に置いてある小さなテーブルを挟んで2人で座っている。

 

「東条秀明です。よろしくお願いします。」

と自己紹介してきた。

「俺は」

と言おうとすると言う前に答えてきた。

「青道高校のエースで関東ナンバーワン右腕の吠えるキングこと吉川夏樹さん。ですよね。僕は吉川先輩に憧れてここに来ました。」

と嬉しい事を言ってくれた。

「俺の事は知っているんだな。俺も名前を聞いて思い出したよ。シニアの名前までは覚えていないけと東条ともう1人、一つ下に良かったのがいたよね。確かサードで」

と言うと

「はい!金丸信二です。覚えていてくれて光栄です。」

と答えてくれた。

「まぁとりあえずはこの部屋の事を話すよ。」

「はい。」

と言って来たのでとりあえず説明した。

 

・二段ベッドが2つあるから俺の使ってない方を自由に、でも出来るだけ綺麗に使う事。

・部屋に小さな冷蔵庫が置いてあるから自分の物は遠慮なく入れてもいいけどちゃんと名前を記入しておく事。

・夏の大会前、大会後、冬の合宿の時に自宅通学の人も寮に泊まるから出来る限り荷物は個人のタンス等に入れておくこと。

・この部屋に偶に俺の彼女が入ってくるから見られて困るものは置いておかない事。

・夜に一也と試合のビデオを見る事があるからその時は音が煩いこと。

・そして最後に練習中はともかくこの部屋にいる時はお互いに堅苦しい事は無し。

の6点

 

「とりあえずこれからよろしくな秀明。」

と言って右手を差し出して握手を求めると秀明も右手を差し出して握手をした。

 

秀明の右手のマメと硬さをハッキリと見た訳では無いが

まだ淡い感じがする。

指の長さや握手の時の握力。

足りない。

 

だが打者としてのマメは素晴らしい物がある。

打撃に力を入れた投手か。

 

 

「秀明。明日は朝が早い。だから早めに寝ようか。初日で軽めのメニューで午後は練習は無しだから俺と彼女、もしかしたら一也が秀明と金丸の歓迎会をしよう。誘って置いてくれ。」

と言うと

「わかりました。」

と返事をしたのを確認して俺は洋一の部屋へ言った。

 

 

部屋に着いて中に入ると

ゲームをしていた。

「洋一。ゲーム中か。1年は・・・」

知っている顔だった。

「おう。こいつだよ。沢村。」

と言うとプロレス技をかけられている筈の沢村が

「あー!吉川夏樹!」

と呼び捨てでいきなり呼ばれて洋一が

「夏樹もお前の先輩でここのエースだ!」

とプロレス技の力を更に込めた。

沢村が苦しそうにしているが自業自得なので無視。

「増子さん。お疲れ様です。」

と言うと

確かに沢村ちゃんはうるさい。

と紙に書いて返してくれた。

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