ダイヤのA 熱血右腕   作:ニャン吉

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第7話

あれから少ししてSFFは完成。

あとはコントロールをもっと精密にすることだな。

 

と思っていると東条と沢村に金丸の3人が・・・東条が2人を連れて部屋にやって来た。

 

すると東条が

「吉川さん。質問をしてもいいですか?」

と本を読んでいる時に言ってきた。

「なんだ?」

と返すと

「以前、吉川さんのブルペンでの投げ込みを見せてもらったのですが何故、あそこまでの緊張感の中なのにマネージャーの夏川先輩をブルペンに入れているのですか?」

と聞いてきて東条の横の沢村と金丸も凄く興味ありげに見てきた。

 

「話すから東条。二人分の座布団を用意。」

と言うと東条が直ぐに用意した。3人を座らせて俺は話し始める。

去年の・・・東先輩達の最後の試合の事を

「去年の夏。俺がスタミナを切らした所をホームランを打たれて負けた事は知ってるな。」

と言うと3人は頷く。

「あの試合の後に俺はオーバーワークを日々繰り返した。スタミナが切れた事を心底後悔してひたすら自分を追い込んだ。でも1週間経った時に唯が俺を呼び出して1発盛大にビンタをしたんだよ。「先輩の言葉を忘れたの!」って泣きながらな。そしてその後に「夏樹君は凄い投手なんだから、負けたのもスタミナが切れたからだから余計に基礎からしっかりするべきだ」ってな。それ以降、俺は唯に投げ込みの時にビデオを撮ってもらうという理由を付けて投げ込みをし過ぎないようにブルペンで見張ってもらってるんだ。」

と言うと沢村が質問してきた。

 

なんで三振を取ると吠えるのか?

 

 

「俺はここにいるぞ!というのを皆に示す為だ。あとは俺自身がその方が気合いが入るからな。・・・今度は俺から3人に聞くぞ。エースとはなんだ。」

そう聞くと3人は悩んだ。

 

少し悩んでから金丸が手を挙げた。

「野手目線からでいいですか?」

「いいぞ。」

と返すと金丸は

「この人なら勝てる。俺達が点さえ取れば勝てると思えるピッチャーをエースと言うと思います。関東大会。俺は先輩の背中でそれを感じました。」

と答えた。

そして次に東条が

「俺はわかりません。」

「わからないか。」

「はい。わかりませんと言うより答えは無いと思います。でもただ一つ言えることはエースは弱気ではいけないという事です。」

答えは出ているじゃないか。

「金丸!野手目線からの意見はそれはそれで正しいし東条の弱気ではいけないも正しい。最後は沢村。お前はなんだ。」

と沢村をしっかりと見て答えを求める。

 

「前にクリス先輩に言われた事があります。俺には3年間を任せられないと。そして吉川先輩には任せられると。だからエースは皆の思いを任せられる投手だと思います。」

 

こいつも偶然とはいえ良い答えを持ってるな。

 

「沢村の答えも正しいと俺は思う。でもな俺の理想のエースは

 

皆に頼られ、皆を頼れる

野手だけじゃなくてチームメイトの皆やマネージャー、監督達首脳陣との信頼が厚い投手

 

だと俺は思う。投手はエゴイストでないとなれないがエースはぁーにエゴイストの1歩先に俺はあると思う。」

と俺は答える。

東条と金丸はある程度理解してくれたようだが沢村はわかっていないようだな。

 

「ようは信頼されるようにそして自分を高め続けろという事だ。もし投手を続けていくなら投手として東条に沢村は遠慮無く聞いてこい。俺も相手の技術で欲しい所や補いたい所があれば遠慮なく聞く。それが先輩でも後輩でも敵チームでもだ。」

と答えて俺は立ち上がり

「俺はこれからランニングに行くが着いてくるか?」

と聞くと3人は

「「「はい!」」」

と返事をした。

「5分後に裏に集合だ。俺は唯を呼んでくる。」

そう言って俺は部屋を出た。

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