この素晴らしいキリアスに祝福を!完結   作:アーク1

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冒険者ギルドへ行こう!

翌朝目が覚めると、目の前にアスナがいた...

 

そう言えば、昨日は同じベッドで寝たんだっけ。

 

こうして、目の前にアスナがいるのを実感すると、これから、三人で過ごす未来に自然と顔が綻ぶ。

 

ふいに、アスナが目を開けた。どうやら起こしてしまったようだ。

 

「おはよう。キリト君。」

 

そう言って、俺に抱きついてくるアスナ。

 

「おはよう。アスナ。」

 

その行動に、俺も、キスでアスナへ返した。

 

「良かった。キリト君がいて。もし、昨日の事が全部夢だったらどうしようって思っちゃった。」

 

「俺は、もうどこにも行かないよ。昨日、約束...いや...誓っただろ?」

 

「うん。そうだね。ありがとう。キリト君。」

 

俺たちは、そのままお互いの温もりを確かめ合った。

 

それから、しばらくして、

 

「パパ、ママ、おはようございます。もうすぐ、ゆんゆんさんとの待ち合わせの時間ですよ。」

 

ユイが話しかけてきて、慌てて身体を離し、支度をし始める。

 

この世界は、SAOと違ってちゃんと着替えをしなければならない。

 

ゲームのような世界ではあるが、そこは現実的だ。

どうせなら、コマンドひとつでできた方が楽なんだが...

 

アスナは、昨日来たばかりで、買い物をする時間もなかったから胸当て等の防具を外していただけなので、直ぐに支度も終わるだろう...と思っていた時期がありました。

 

それから、悠に三十分...時間はまだ多少あるが、やはり女の子の支度は時間が掛かるものらしい。

 

SAOで一緒に住んでいたときは、コマンドで簡単に支度を終えられた為、こんなに時間が掛かるとは思っていなかった...

 

なんとか待ち合わせの時間に間に合い、俺たちはロビーへ向かった。

 

「あ、おはようございます。皆さん。」

 

「「「おはよう(ございます)。ゆんゆん(さん)(ちゃん)。」」」

 

ゆんゆんは、既に待ち合わせ場所に着いていた。

 

互いに挨拶を交わし、席に着く。

 

「よし。皆揃ったな。それじゃあ、今日の予定を伝えるぞ?今日は、アスナの冒険者登録をして、職業を選んで貰う。それが終わったら、パーティーの申請を出して、クエストを請け負う。それからアスナの武器を購入して、クエストでチームプレーの練習を行うつもりだ。アスナを交えてのチームプレーは初めてになるからな。特に、ゆんゆんはまだチームプレーが上手くないから、難易度は高く無いものを選ぶ予定だ。何か、質問は?」

 

一応、リーダーになってしまったので俺から、今日の予定について説明をした。

 

「キリト君。私は、何の職業を選んだら良いかな?」

 

アスナからの質問である。そう言えば、その辺話し合って無かった...

ALOでのアスナの役割をそのまま当て嵌めていたけど、考えてみたら、アスナはまだ職業を決めていない。

 

「う~ん、俺たちのパーティーはアタッカーばかりでバランスが悪いからな。回復職かタンク...あるいは盗賊系が良いと思うんだが...どうだ?ユイ。」

 

「ママのステータスは、敏捷優先ですから盗賊系が良さそうですが、パーティーの安全...と考えると回復職が優先するべきだと思います。ママはALOでもヒーラーは慣れていますし...。それに、おそらくママのステータスなら、アークプリーストを選択出来ると思われます。アークプリーストなら、前衛もこなせます。パパやママの最大の特長であるソードスキルを使う機会もあるでしょう。」

 

ユイの説明を聞いたアスナは、少し考えたあと、

 

「うーん...わかった。じゃあ、回復職にするね。アークプリーストになれるかは、行ってみないとわからないけど、どっちにしても回復役は重要だものね。」

 

回復役を請け負うことに決めたようだ。

バーサークヒーラーの復活も近いか...

 

「キリト君。今、何か思わなかった?」

「いえ、何も思っていません...」

 

なんでわかったんだ...

 

「と、とにかくギルドへ向かおうか。」

 

俺たちは、宿を後にしてギルドへ向かった。

 

「へえ、ここが冒険者ギルドかぁ。大きいね。」

 

「ここは、酒場も兼ねてるからな、それなりの大きさがいるんだろう。」

 

冒険者ギルドの前でそんなやり取りをしていると、ふいに、声を掛けられた。

 

「よう、キリト。なんだ、今日はゆんゆんだけじゃないのか。」

 

ニヤニヤして近づいてきた金髪の男。冒険者仲間のダストだ。

 

冒険者活動初日。クエストをあっさりと終えた俺たちに難癖をつけようと来たこいつは、あっさり返り討ちにしてやると、やたらフレンドリーに接してくるようになった。

 

どことなく、雰囲気がクラインに似ているせいか、直ぐに打ち解けた。

 

「聞いたぞ?ゆんゆんとパーティーを組んでいる癖に、他の娘と一緒の部屋に泊まったんだって?」

 

「はじめまして。キリト君の恋人のアスナと言います。私もこれから、冒険者を始めますのでよろしくお願いします。」

 

アスナが先制攻撃を仕掛けた。

 

ダストは放心していた。アスナの姿に見惚れていたんだろう。

 

「はじめまして、ダストです。困ったことがあれば、俺が助けますよ?なんなら、俺のパーティーに入って頂いても...」

 

こういう所がクラインに似てるんだよなぁ...

 

「いえ、私はキリト君のパーティーに入りますので、お断りします。」

 

笑顔で、最後まで言わせずに断るアスナ。

慣れてるんだろうな。

 

「さて、じゃあ中に入るぞ?」

 

振られて落ち込むダストを他所に、冒険者ギルドに入る俺たち。

 

冒険者登録は、滞りなく進んだ。

 

やはり、アスナのステータスにルナさんが驚き、俺の時と同じようなやり取りがあったが。

 

ちなみに、アスナは俺と違って、魔力も高めだった。

 

「これなら、いくつか上級職も選べますよ?筋力が少し足りないので、前衛の上級職は選べませんが...」

「アークプリーストでお願いします。」

 

予定通り、アスナはアークプリーストを選択した。

 

その後、俺たちはパーティー結成の申請を行った。

 

「パーティーの三人が三人とも上級職なんて凄いですね。こんなパーティーは、他に...一組しかこの街にはいませんよ。」

 

へぇ、他にも駆け出し冒険者の街に上級職で固めたパーティーがいるんだな。でもルナさんは、なんで言い淀んだんだ?

 

疑問に思いながら、ジャイアントトード10匹討伐のクエストを選び、外に出た。

 

外に出ると、ゆんゆんが見知らぬ女の子に詰め寄られた。

 

「ど、ど、ど、ど、どうしたんですか...ゆんゆん。正気ですか?騙されてるんじゃないですか?ゆんゆんが一人じゃないなんて、明日は爆裂魔法が降ってくるんじゃないですか?」

 

だいぶ酷いことを言われている気がする。

俺たちが、そのやり取りに呆気に取られていると、

 

「貴方は、もしかして『桐ケ谷和人』さんではありませんか?」

 

青く長い髪をした、綺麗な女の子が声を掛けてきた。




キリトの正体を知る女の子の正体とは!?
え?なんか口調がおかしい?

その辺は、次回を待て!(笑)
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