乞うご期待!
アンケートまだやっていない人はぜひ!
「これは…夢だ…」
「夢じゃないよ、現実だよ」
「うわあああ!!!!」
僕は、夢だと思って、ふと呟いた。
しかし、花音によってその願いは潰された。
「他に、邪魔物はいないから」
「嘘だ…」
「嘘じゃないよ」
「お前は…僕の知ってる花音じゃない!」
「あはは、そんな事いうんなら、その口は塞がないとダメだよね?」
と花音は、不気味の笑顔をしながら、こちらに向かってきた。
「やめろ…やめろ!」
と僕は、大声で叫ぶ。
しかし、その願いは叶う事はなかった。
「ふふふ…これで、悠斗君、喋れないね」
と言いながら、笑う花音。怖い以外に何もない。この状況を打破できるものがあれば、教えてくれ。なんでもいい、なんでもいいから!教えてくれ。
「時間になちゃったから、眠ってもらうね」
と花音は、どこにしまっていたのかスタンガンを手に取っていた。
止めてくれくれと言えるのなら、叫びたい。だが、口を塞がれている。
話すのもできない。つまり、呆気なく僕は、スタンガンによる電気で気絶してしまったのだ。
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「痛っ」
と僕は、目覚めた。
気づくと、ベットから落ちていた。
「それにしても、変な夢を見たな…」
ずっと、このままの体制でいると正直痛い。
「悠斗君…重たいから…どいてくれない…かな?」
と、僕の下から花音の声が聞こえてきた。
「あ、すまん」
と花音の上から、僕はどく。
「あと、手もどけてくれると嬉しいかな…」
と花音は、恥ずかしそうな声でそう言った。
花音が言うのも分かる。だって…僕の手が、花音のある所にあるから。あの…大きさはやばすぎだ。
「あっ…すまん、すぐ手をどけるから」
と僕は、花音のとある場所から手をどける。
と、2人の間には、気まずい空気が流れる。
「と、花音、こんな朝早くから、僕の家にいるの?」
とこの気まずい空気の中、先に口を開いたのは、僕だった。
「言ってなかったっけ?悠斗君のお母さんから、『花音ちゃん、私達、仕事で帰れなくなってしまったの…だから、悠斗の世話お願いね』と言われたの」
あの母…ナイス判断だ。
「うん…聞いてないな。今、初めて聞いた」
「そうなの?」
「うん。まあ、花音頼むね」
と花音にそう言ったら、苦笑いされてしまった。
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テレビをつける。
「昨日、人気アイドルPastel*Palettesの白鷺千聖さんが、何者かに殺害された姿で発見されました」
とニュースが入ってきた。
僕は、丁度ご飯を食べようとしていたため、箸を持っていた。
その箸を落としてしまうくらいに、僕は、頭の中が真っ白になってしまった。
「千聖ちゃん…」
でも、ショックが大きいのは、僕より花音の方だろう。
親友が殺されたなんて、ショック以外に何があるのだろうか。
「花音…大丈夫だ…千聖は、僕たちを見守ってくれてるはずだから」
と、僕は、そう言いながら、花音を抱きしめる。
「うん…そうだね。千聖ちゃんのためにも私達生きないと…ね」
と花音は、僕の胸で泣き出した。
僕は、そんな花音をしっかりと抱きしめた。
そして、それから数日後、千聖のお葬式が行われた。
会場には、事務所関係者、千聖と関わった人たちも集まっていた。
ほとんどの人達は泣いていた。
しかし、僕は確かに見た。
あの時、泣いていた花音が…この場で泣いていなかった事を。
そして、このセリフを聞いたら、確信した。
その言葉とは
「悠斗君を奪うんだから悪いんだよ…千聖ちゃんが悪いんだよ…」
あぁ…うん。このヤンデレ√は、直すの無理だったんだね。知ってた。
次回、松原悠斗Ver.そして、最終回!
つまらないって入れたヤツ大歓喜!