平凡な俺の機体がキチガイスペックな件について《完結》   作:賢者

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前の話で勝たせちゃったから今回は佐藤君を負かせちゃおうと思います…

ついでにうちの一夏君の狂化実験も終わったんでそいつも投入


勝ったからっていい気になれないのが俺なんです

特徴的な赤い目を刺すようなカラーリング、トサカ状の頭部センサー…

 

あの機体は完全に『機動戦士ガンダムSEED』に登場し、この俺の専用機となった『ストライク』

のライバル機ともなった機体『イージス』だ。

 

しかしこの機体は原作から見てもわかるように汎用性の低さや複雑な可変機構、

更には外見からも推察できる困難な整備性から、GATシリーズの中では唯一連合で

量産型と思われる機体が開発されていなかった機体だ。

 

勿論スカンジナビアもー俺が聞いた範囲でだがー開発していない。

 

だとするとこの機体はどこのだれが作ったんだ?

 

しかし、相手は俺に考える余裕など上げる気はさらさらないようで腕と脚からビームサーベル

を発振させ俺に斬りかかってきた。

 

四肢から繰り出される斬撃は見事と言うしかないほど正確でブレが無く隙が見えなかった。

 

「チィッ…ここは一端距離を…ッ‼」

 

俺が距離を取ろうとすると相手は俺にイーゲルシュテルンでの銃撃を始めた。

 

アニメではこの機体にはフェイズシフト装甲なるものが採用されており俺には物理的な衝撃は

届かないはずなのだが残念ながらこの機体には搭載されていない。

 

本当は搭載されるはずだったのだが技術的に不可能と言う判断をせざるを得ずやむなく

フェイズシフト装甲はお蔵入りとなった…らしい。

 

なので俺はバラバラと降り注ぐ金属の弾丸があたりフレームから不快な揺れを感じながら俺は

同じイーゲルシュテルンで応戦した。

 

相手はソレを無視しながら距離を詰め再度ビームサーベルで斬りつけていく。

 

俺はそれに耐ビームコーティングを施してある『グランドスラム』で応戦する…が

やはり取り回しの良いビームサーベルに分があり軽々と切り裂かれていった。

 

「カハッ…ッ!これならァ…どォだァァァァァァァァァァ!」

 

俺はバックパックから二本のビームサーベルを抜刀し十字型に斬りつける。

 

そして相手が怯んだところで蹴りをかましてさらに距離を取りビームサーベルを投擲、それを

ビームライフルー機体のアシスト付ーで狙撃した。

 

凄まじい爆風が吹きすさぶが俺はそんなものを気にしている余裕はなくレーダーが捕捉した熱源に

バックパックの『エールストライカー』を突撃させる。

 

当たったと確認した後俺はまたビームライフルで狙撃した。

 

さっきとは比べ物にならないほどの爆風が吹き荒れる。

 

勝ったか?と思い砂煙を見ようとした際俺は最大のショックを受けた。

 

そう、敵の生存フラグを自分がバッキバキに立ててしまったのである。

 

勿論皆さんのお考え通り『イージス』は生きていた。

 

装甲がやや曇っているだけで他に損傷らしい損傷は見当たらない…

 

つまりはほとんど無傷と言うやつである。

 

『イージス』はあの特徴的なMAと呼ばれる特殊な形態に変形し襲い掛かってきた。

 

俺は焦りながらもビームライフルを投擲それをイーゲルシュテルンで狙撃した。

 

しかし相手は減速どころか逆に加速して『ストライク』に組み付いた。

 

俺の『ストライク』は先ほどの戦闘で殆どシールドエネルギーが無い状態だ。

 

もう三桁切って二桁の状態である。

 

それでこの状況…相手がやることと言えば一つしかない。

 

「これで…何敗目だっけ…ッ!?」

 

俺は最後まで言い切る前に赤い光に全身を包まれ痛みで気を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

織斑一夏は彼が赤い光に飲み込まれる瞬間をただ茫然と見ているしかなかった…

 

それがただ悔しくて…悔しくて、悔しくてたまらなかった…

 

だからこそ彼の細胞は正直になった。

 

彼が本当の意味での『本気』を出せるように肉体が、細胞が活動し始めた。

 

「ハハッ…何が織斑千冬の弟だ…俺は何も守れていないじゃないか…笑わせる」

 

空気が一変しすべてが彼へとひざまずいた。

 

「覚悟しろよ、機械人形…テメェは俺が落とす」

 

近くにいる黒い千冬モドキが無謀にも彼へ挑んでいった。

 

彼はまだ見ていない…否見る必要すらしなくなった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごく最近の話だが…少女が世間話に興じていた時にとある少女が一つの質問をした。

 

「突然で恐縮ですが…あなたは何故一夏さんに木刀を振り下ろされるのですか?

照れ隠しとはいえいくらなんでも酷すぎでは?」

 

「それはだな…昔一夏から言われたんだ、『いつでもいいから俺に奇襲をかける気で木刀を

振り下ろせ』とな」

 

「それはすごいわね…アンタそれを今も忠実に守ってんの?」

 

「いや、完全に忘れていた…しかし驚いた、アイツがあんなに弱くなっていたとは…」

 

「どういう事ですか?」

 

「アイツ元から弱いんじゃないの?」

 

「いや、それは違うぞ?アイツが本当の本気を出したら…ISで刀を振り回したとしても

2分で負ける自信がある」

 

この話は結局笑い話となったがこれからその笑い話が現実となる。

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