平凡な俺の機体がキチガイスペックな件について《完結》   作:賢者

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皆さん一つ注意です。

これから一夏狂化実験の成果を発表しますがこれまで皆さんが見てきた一夏さんのイメージを
取り敢えず横に置いてください。

ついでに言っておきますと口調の方は自分の好きな第4十刃の方をイメージしております。

ではどうぞ


一夏狂化実験其の1 実力面と口調

赤色の機体が俺を見下しながら友人を倒した。       ―不愉快だ―

 

黒色の機体が自分の姉の動きをコピーした。        ―不愉快だ―

 

そして何より、俺を倒すことが出来ると言う幻想を抱いてることが一番不愉快だ。

 

「貴様ら……どんな思い違いをして俺に勝てると勘違いした?」

 

このISは自分の幼馴染である箒の姉、篠ノ之束が宇宙へと飛ぶものとして生み出したモノだ。

 

それは自分もよく分かっている……それは彼女自身から教えてもらったことだ。

 

しかし、それが兵器としての扱いを受けなければ今の友人に会えなかったかもしれないと言うのが

もう一つの事実でもある。

 

だからこそ彼は憤りを越え自身の中に芽生えた不愉快と言う感情に呑まれていった。

 

「束さんが巡りあわせてくれた友人を貴様は殺すつもりか……?」

 

彼にとって家族、友人とは自身の命の次に大事なものであり必要なものだ。

 

昔、両親に捨てられたことにも関係するのだろうが彼は異常なまでに人との繋がりを大切にする。

 

だからこそ彼は強さを求めた、バカと言われようとも求め続けた……

 

それが原因で体を壊し姉心配をかけてしまった……『なら痛みを感じない感情を作ればいい』

 

修行をしようとして姉に止められた……『なら自分ではない人格を作ればいい』

 

命乞いをした昔の喧嘩相手にもう少しで自分の友人を気付けられるところだった……『ならこの世

で一番残酷で非道な性格を作ればいい』

 

彼はそうやって戦闘時、自分の中のいらないものを削ぎ落とし続け別人格を創り上げた。

 

彼は確かに昔大人にさらわれた…だがアレはさらわれて『やったのだ』

 

相手の目的を知るまではあまり騒がない方がいいと『別人格』が判断したからである。

 

彼らの目的はただ姉の優勝を止めたかっただけだった。

 

だから逃げた、相手を殴り倒し、蹴り倒して逃げた。

 

しかし、姉は自分を心配して助けに来てくれた……『自分の優勝をフイにして』

 

それが悲しかった…自分のせいで姉は不戦敗となりドイツへと渡を得なかった。

 

自分は弱い……なら強くなればいい。

 

既存の武術に頼れば何れ限界が来る……『なら我流で力を磨けばいい』

 

そうして彼は自分の力を創り上げていった……帰ってきた姉が自分の事を『IS以上の強さ』と褒め

恐れるくらいに強くなった。

 

それでも自分は弱い、満足に人を守ることなんてできない……『なら実力を隠せばいい』

 

今の彼はそうして出来上がっていった。

 

鼻からここにいる機械たちには勝算は無くただ破壊される順番を待つだけとなっていることに

気付かなかった。

 

だからこそ黒い機械は一夏の姉の動きを忠実に再現しながら突っ込んでいった。

 

「それで不意打ちのつもりか?笑わせるな屑が」

 

横一閃、それで黒い機械は武器を失った。

 

コピーとはいえあの雪片を横一閃でへし折ったのだ。

 

呆然としている(様に見える)コピーに彼はこう言った。

 

「貴様はハサミで紙を切るときに力を入れるか?俺はそれと同じようなことをしただけだぞ」

 

彼は言外に「貴様の刀はその程度しか強度が無い」と言い放った。

 

コピーはその言葉を聞いて激怒(したように見える)し一夏に肉弾戦をするため肉薄した……が、

 

「遅いぞ」

 

その一言と共にコピーのシールドエネルギーは0となり崩れ落ちた。

 

『イージス』はその戦闘を見て自身の戦闘力では勝ち目がないと判断し逃げようとする。

 

しかし一夏はそれを許すことは無かった。

 

「貴様はどこに行こうとしている、相手に背を見せるとはネズミでもせんぞ?」

 

彼は雪片弐型の柄で『イージス』を叩き落とした。

 

もうもうと砂煙が舞う中『イージス』は自身が一夏から逃げるための最善の行動を演算する。

 

 

 

・MAの推力で一気に脱出……不可能、今さっきの様に叩き落とされる。

 

・穴を掘って脱出……不可能、時間がかかりすぎる。

 

・佐藤氏を人質として使用し逃亡……不可能、その前に破壊される。

 

・一夏氏の力を利用し脱出……不可能、あのような手練れが力を流すと言う小手先の技術に

                 気付かないはずがない

 

 

 

 

『イージス』には戦うか、自爆しかここから逃れるすべはなかった。

 

『イージス』は彼の行動パターンを算出する。

 

どうせ破壊されるのであれば一矢報いてから破壊されたい……『イージス』が持った最初で最後の

人間らしい『感情』だった。

 

算出完了……後はこのパターンでごく彼をMAで捕獲、そのままスキュラを放出すればいい。

 

よしんばそこでスキュラの発射口が潰されても自爆すればある程度のダメージは稼げるはずだ。

 

作戦の立案が完了したイージスはMA体形に変形し一度目のスキュラを単発で放出する。

 

大きく晴れた煙に一夏の姿がうつった。

 

イージスはそのまま直進しその大きなクローで組み付いた。

 

「ほう、中々のパワーだ……俺がいいと言うまでそのクローを閉じておけよ?『いいな?』」

 

まるでこのクローから抜け出せるような言い方だ。

 

この状態になった時のイージスの馬力は白式の2倍以上の馬力を誇る。

 

そのスペック差はどうやってもひっくり返ることはあり得ない……はずだった。

 

「おい、俺がいいと言うまでクローを放すなと言っただろうが」

 

今、イージスはクローをもがれ四肢が無い状態だ。

 

彼は2倍以上のスペック差を自身の腕力だけで覆したのだ。

 

あり得ないほどの強さ……アレはもう人間と言う領域を超えて化物だ。

 

イージスは最後の抵抗としてスキュラを放つが

 

「その程度か……拍子抜けだな」

 

軽く零落白夜を発動させ縦に振るとスキュラを真っ二つに『斬った』

 

そしてイージスの記憶ディスクはそこで焼き切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん、これは予想以上の成長スピードだね」

 

『天災』は送られてきた映像データ、そしてそこにあるはずのない白式のスペックデータがあった。

 

「これじゃあ束さんが改造して強化し意味がないじゃないか!まったくいっくんはすごいなぁ」

 

そして溜息を一つこぼす。

 

そしてもう一人、『イレギュラー』の画像もそこにあった。

 

「うん、彼もいいね……佐藤太郎って名前だしたーくんで決定だね」

 

何故か知らないところであだ名をつけられる『イレギュラー』の顔は心なしか苦笑しているようにも見える。

 

「僕の野望の為に頑張って貢献してもらわないとね……」

 

ニヤリと三日月形に歪んだそれはとても恐ろしく美しく歪められた笑みだった……のだが

 

「それはそうとして、やっぱり受けはいっくんかなぁ?ここは敢えてのたーくん?

やっぱりイケメンのいっくんとフツメンのたーくんはどっちでも需要がありそうだよね~

う~ん、今年のコミケには少し期待かな?」

 

何故かBでLなことを想像している『天災』

 

もしここにツッコミ役の彼がいればこういうだろう。

 

「おいソコ!フツメンってどんな造語だよ‼聞いたことないよ‼!ってか何で俺がツッコミ役

になってんだよ‼‼」

 

注目するとこソコかよ!




束さんは一応BでLなものが好きな人となってもらいましたので原作より優しくなっております。

一応一夏君の狂化実験は未だ進行中ですのでお楽しみにしていただければと……
ではこの辺でさいなら
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