平凡な俺の機体がキチガイスペックな件について《完結》   作:賢者

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注意:今回は意味が分かりません、何言ってるかわからないと思いますが意味が分か   んなくなったら読み飛ばすのも手だと思われます


マジ甘い、それ以前に玉ねぎ恐い

ドン、ドンと音を立てながら冷たい輝きを放つ鋼色の刃を振り下ろす。

 

全ての五感を封じただ切り刻むことだけに意識を集中させ利き手に力を込めた。

 

顔に液体が飛び散る。拭うことはせず体から湧き上がっている使命感だけを

頼りにしながら淡々と機械的作業をこなした。

 

しかし人間に深く根付いた生理的欲求には逆らえず後ろを振り向いて一つ、呟いた

 

「シャルぅ~、まだぎら゛な゛い゛どだめ~?」

 

「太郎……幾ら玉ねぎをみじん切りしてるからって泣き過ぎ」

 

えぇ前回シリアス臭出しまくってた佐藤太郎君肉体年齢10代です。

 

つーか好きな子が自分より上ってのは気付いてますし、それに俺一応精神年齢では

彼女より上ですからどうってことない訳で

 

コラそこロリコンとか言わない、俺は現在絶賛放送中のアニメの主人公じゃないぞ

 

因みに今は玉ねぎのみじん切りしてます。

 

何でも前回手助けしようと思い立ち声をかけた少女―更識簪さんはここ1カ月の間

殆どカロリー○イト生活だったようで全く持ってちゃんとした飯を食していない

そうな

 

それで俺は同室のシャルロットに助けを求めたわけである。

 

佐藤太郎はやってみたことは平均的にできるもののやっていないことはさっぱり

出来ない。

 

つまりは食材の調理が出来ないのだ。

 

本当は食堂で食べさせると言う実に簡単で安直な選択肢もあったのだがそこを

選ばないあたりシャルロットを無意識のうちにおとし、むず痒い両想いへと発展

させた天性のジゴロっぷりのなせる業とでもいうのだろうか?

 

まぁそんな事もあり佐藤はシャルロットに助けを求めたわけなのだが如何せん

シャルロットも料理の経験はあまりない。

 

彼女が胸を張って料理したと言えるものは何もないのだ。

 

因みにこれは余談ではあるが彼女は「料理が出来るか?」と問われた時胸を

張りながら「カップ麺なら楽勝だよ‼」と自信満々に答えたらしく、その時の佐藤

の顔は完全に呆れているような、微笑ましいものを見ているような顔だったと

言う。

 

そんなこんなで次に助けを求めたのが同性である織斑一夏だ。

 

彼の姉は外面は完璧なのだが内面は相当のズボラらしく彼の手を大いに焼かせま

くっていると言う。

 

つまりは家庭スキルは学園ナンバー1と言ってもいい位に仕上がっているのだ。

 

全く持って英才教育?様様である。

 

それで冒頭に戻るわけだが……

 

「なぁ、ほんっとに大丈夫か?なんなら変わるぞ?」

 

「あ゛あ゛、だい゛じょう゛ぶ」

 

「大丈夫そうに見えないんだけど……辛いなら僕が変わるよ?」

 

一夏とシャルロットの協力を得てさぁ調理をしようと言う事になったわけだが

そこには重大な壁があった。

 

何故か佐藤は圧倒的に玉ねぎに弱かったのである。

 

今回作る料理はハンバーグそこまで凝り性ではない一夏は基本的な調理法に従い

シャルロットには具材の調達、佐藤には具材のカット、一夏は最終的な仕上げを

することになった。

 

彼らは少し簪さんのお部屋を借りての調理なのだが部屋の主である簪さんは「私

だけ何もしないのはおかしい」と言う至極まっとうな意見をだしどうにか手伝お

うとしたものの彼らに押し切られ今は部屋の奥で自分の好きなアニメを見ながら

体育座りをしている。

 

そんな中始まった調理はとても順調に進んでいた……玉ねぎが来るまでは

 

丸いフォルムは全ての攻撃をいなし包み込むかのような優しいカラーリングを

施されている。

 

しかし中に詰まっていたのは全て(の涙腺)を破壊しうる力を持った超兵器

その名も催涙性物質

 

全てを蹂躙し終えた後も衰えを見いせないそれは他の獲物(要するに一夏と

シャルロット)に狙いを定めた。

 

しかし大魔王(一夏)の一言でそれは失敗に終わる。

 

「水にさらせば少しはましになるぞ?後コレ水中メガネこれも良く効くらしいぜ」

 

魔王の一言により完全武装をした兵士(つまりは佐藤)がどでかい斬艦刀(包丁)

を振り上げ兵器へと振り上げた。

 

悲鳴を上げる暇もなく崩れ落ちる兵器……こうして世界は恒久の平和(完成)と

永遠の安寧(食事)を得ることとなった。

 

………すっごく大きかったです(ハンバーグが)by更識簪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだった?美味かったか?」

 

「はい、とてもおいしかったです!ありがとうございました」

 

簪さんは太陽の様な笑みを向けた。

 

全く持って純粋な子である、出来れば変人色に染まってほしくない。

 

「それにしても何で1カ月もの間カロリーメ○ト生活だったわけ?」

 

「何かに熱中するにしても少し自分の体を考えなさすぎだよ」

 

「何だったら弁当でも作って届けようか?」

 

上から佐藤、シャルロット、一夏の順である。

 

「弁当はいいよ……この子を完成させないといけないし」

 

「ん?何それ」

 

「ISの待機状態だと思うよ?でも一人でなんて相当無茶してるね」

 

通常は研究所などの専門機関で大人数の作業となるそれは高校生の少女である

簪には結構な重労働だろう。

 

「でも姉さんは一人で完成させたし、あの人の妹だったらこれくらい……」

 

「オイオイそれ言ったら俺の姉はあのブリュンヒルデだぜ?そこまで気張んなく

てもいいんじゃないか?」

 

「でも……ッこれくらいしないとあの人は認めてなんか……」

 

簪の独白が始まろうとするその瞬間一夏が口を挟んだ。

 

「お前の姉さんはそんな狭量な器じゃないと思うが?更識って名字からして大方

生徒会長の妹だろ」

 

「うん……でもあの人は」

 

「あの人あの人うるっせーな……ったくテメェはテメェだろうが、あの人

じゃねぇ」

 

「それでも」「それでも減ったくりもあるか」

 

一夏は息を吸って一言

 

「テメェの姉ちゃんがだれにも頼らないで作ったんなら、お前は人に頼って

自分の機体を完成させろ。それで胸を張ってこう言えばいい

『貴女は誰にも頼らずその機体を創り上げたらしいけど、私の機体は皆の愛情を

十分に受けてこの世に生を受けたのよ?』ってな」

 

「それじゃあ意味がない……私は一人で」

 

「なぜそこまで一人にこだわる?こだわんなくたっていいじゃねぇか、アンタの

愛情が自分の愛機に伝わっていりゃあそれでいいじゃねぇか」

 

「でも……」

 

「それにお前は可愛い顔してんだ。その顔をこれ以上壊させてたまっかよ」

 

赤くなる簪、この光景を見て二人はこう思った。

 

((いつまでこのラブコメ的な展開が続くんだよ……甘すぎて胸焼けしそうだ))

 




俺って本当に何がしたかったのかね?

全く持って意味不明だ
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