平凡な俺の機体がキチガイスペックな件について《完結》   作:賢者

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この頃艦これのss見てたんだけどアレだね

金剛可愛い

んで、この小説と問題児がもうそろそろ終わるんで新しい奴に手を出そうかなと

投稿はとあるのやつと同時進行ってことで


『切り開け』そして『大丈夫君は強いよ、僕よりも強い』

結局601から技術者のチーフ、護衛の派遣が、20から技術スタッフが、マルコシアス

から研究所が提供された。

 

その中には機体の特性に関係なく複雑なOSを組める所謂天才と呼ばれる人間や

ある程度の損傷であれば5時間程度で実戦投入レベルまで治せる補修の天才までと

幅広く凄まじい腕を持った人間もいる。

 

その凄まじい腕を持った技術者の一人である刹那は今一夏と一緒に簪の機体の弱点

でもある近接戦の武装の最終確認に来ていた。

 

「コイツは凄いっすね……スペックが他のやつとは段違いだ」

 

「あぁ……シャルルの機体の遠距離兵装の豊富さにも目を見張るものがあるが

この武装のスペックもそれに見劣りしていないな」

 

この武装、ビームソードは機体のジェネレーターから直接エネルギーの供給がされ、

他の武装とは一線を画す破壊力を持っている。

 

欠点はと言えば長期戦に向かない燃費の悪さぐらいだろうか?

 

しかしソレもジェネレーターのエネルギーラインを調節することで改善可能だ。

 

元々簪は砲撃タイプのパイロットの為近距離武装の破壊力のアップは保険的な

意味合いも強いだろう。

 

「簪の機体には迂闊に近寄れそうにないな……」

 

「貴様の機体にはスラスターの増設と近距離兵装の増設をしただろう。

その分装甲を犠牲にしたが追加装甲のアヴァランチェアーマーである程度は

防げるだろう?ストライクの火力不足よりもまだマシだとは思うが……」

 

「アレは以上だ。つーかよくあんな機体作れたな?一応他のやつとはスペックの

差が違いすぎるから戦えているが火力がないと分かると一気にゴリ押しされて終了

だぞ」

 

「だからマシだと言っただろう。アイツもよく頑張ってはいるが近代化改修された

シャルルのラファール・リヴァイブカスタム改、貴様のアヴァランチェ白式には

負け続けて白星は全くないからな」

 

「上層部はどう考えてんだ?あんな調子じゃ他のやつらにも追い抜かれるぞ」

 

「そろそろ二次移行(セカンドシフト)頃合いだから放置、だそうだ」

 

「また適当な……アイツは俺らの中じゃ最弱もいいとこだぞ?機体の性能に振り

回されることが少なくなった今だってそうだ。そんなんじゃ貴重なサンプルを逃す

事になるってことに気づかんのかね」

 

忘れているものもいるかもしれないが彼らがIS学園にいるのは単に諸外国からの

非人道的な実験を避けるためなのだ。

 

織斑一夏単体であれば覆せるであろう数の暴力も佐藤太郎では捌ききれることは

無い。

 

圧倒的な物量の前に押しつぶされて実験動物になるのが落ちだ。

 

しかし刹那はそんな事とは違う彼の含みを持ったセリフに違和感を持った。

 

「『今だって』とはどういう事だ?あの男の話では入学前には機体に『乗られる』

操縦者ではなく機体に『乗る』パイロットに育て上げたと聞いていたが」

 

「あの男がどこのどいつかは知らんが多分その時はそうだったんだろうな」

 

「どういう事だ?」

 

「アイツは体に教えこまれた戦闘の技術を忘れるのが以上に早い。1日2日訓練を

サボった程度で元の実力の半分しか出せなくなる」

 

それで……と刹那は納得する。

 

彼がブシドーから受けた実戦的な教育は普通の人間であればそれなりの操縦者は

苦戦はするのだろうが勝利を収められるぐらいの実力は持っているはずなのだ。

 

成程専用機組からの勝ち星が少ないのはそれのせいなのか……と納得する刹那

 

「だがアイツの才能はそんな体質じゃ隠しきれないほどすごい。数日であんな

ピーキーな器用貧乏を乗りこなすんだ。まともな才能じゃない」

 

「だがお前もまともな才能ではないだろう?ISの最高馬力の常識を自分の腕力で

覆したんだ」

 

「俺のはもうカンストしてる。後は後進の化物を育てるしか自分の実力を実感

できなくなる程にな」

 

そうなのだろうか?と刹那は思う。

 

彼の実力は他のガンダムパイロットにも引けを取らないすさまじいものだ。

 

「切り開け」

 

「何を?どうやって切り開くんだ?」

 

先人として気のきいたセリフを吐ければいいが自分は元々口数が多い方ではない。

 

だから彼と同じような声をしているあの青年の言葉を借りて彼を奮い立たせる。

 

「自分の中にいる可能性と言う名の神が付けた鎖を自分の手で切り裂くんだ」

 

「だからカンストしてるって言ってんだろ?何度も言わせんな」

 

いや、奮い立たせることが出来なくてもいい。

 

ただ彼が今の自分に疑問を持ってさえくれればこちらの勝ちだ。

 

「戦うんだ可能性を掴むために……未来を掴むために戦え織斑一夏」

 

「くっさいセリフだな……まぁいいさ」

 

後は祈ろう、彼が自分の力で立ち直るのを祈るしかない。

 

 

 

 

 

 

「おいハチ、アイツ大人になって恥じらいってもんを捨てたのかね?」

 

『言ってやるな、アイツあんな清々しい顔してんだから水差すのは無粋だぜ?』

 

 

 

後ろのやつらは後で締めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わり此処は簪の機体のOS開発の研究所……と言ってもそこまで大規模

ではなく精々9人の人間が不自由なく暮らせる程度の広さだ。

 

そこに機材を無理やり押し込んでいるので人間が6人はいるのがやっとの広さに

なってしまっているのではあるが

 

そこにいるのはOS開発担当のキラ・ヤマトとデュオ・マックスウェルそれと稼働

テスト担当の佐藤太郎だ。

 

「佐藤君今度は上に移動してそのまま右に水平移動をお願い」

 

『分かりました』

 

今は丁度OSの最終調整の段階でこの稼働テストが終われば後は簪の癖を考慮して

組み直すだけとなっている。

 

「データの吸い取り完了……後はコイツをこうして……佐藤、もう一回頼む」

 

『了解です……今さっきよりも動きやすいですね』

 

「これは裏も表も全ての操縦者のデータを集めて作った平均的なものだからね」

 

『キラさん、因みに聞きますけどそれってどうやって集めたんですか?』

 

「ハッキングだよ、ったくあんなザルなセキュリティでよく守れるって勘違い

してるよね。束さんが作ったやつが一番歯ごたえがったけどやっぱり物足りない

んだよな~」

 

『デュオさん……今回のこれはホントの話なんですか?』

 

「一つだけ言えることはコイツが全世界の敵にまわったら情報的な操作は全て

コイツの手のひらの上ってことだけだ」

 

『ホントなんですね……信じたくなかった……ッ‼』

 

ここでまた一人、ハッカー界のMr.ブシドーが生まれた……なんて冗談は置いて

おこう。

 

取り敢えず一通りのテストは終わり佐藤も用済みとなった。

 

と言っても他の研究所でのやることは多く簪が足しげく通っている武装開発チーム

での実戦テスト、機体開発チームでのデータ提供や開発の補助要員等々彼に休みは

当分来ない。

 

そんな彼の窮屈なタイムスケジュールにも休憩はある。

 

人間適度に手を抜く方が頭や体の回転は速いのだ。

 

「ふぅぅ~、お疲れ様です」

 

「お疲れ様、はいコレ君は砂糖と牛乳が入ってる奴でよかったよね?」

 

「ありがとうございます!にしてもコーヒー入れるの好きですね?」

 

「暇がありゃいれてるんだよなぁ……やっぱりあのおっさんの影響か?」

 

「まぁね、それよりもデュオはデータを総編集したものの提出があるんじゃないの?」

 

みるみる顔が青くなり走り出したデュオ……おそらくまたマードックやアストナ

ージに雷を落とされるところでも想像したのだろう。

 

あの2人は結構な人格者ではあるが怒ると相当恐ろしく阿修羅さえ可愛く見えるほ

どだ。

 

「デュオさん……足早いっすよね」

 

「アレは多分あの二人の説教が生んだ賜物だよね」

 

デュオの脚の速さに呆れながら2人はコーヒーを口に含む。

 

「そう言えば来週、合宿に行くらしいね。海の近くなんでしょ?行きたかったなぁ」

 

「厳密には合宿じゃないですけどね……それに俺海嫌いですし」

 

「あれ?何で嫌いなの?」

 

海が好きと言う人間は大量にいるが海が嫌いと言う人は初めて見たキラ、理由を

聞いてみれば

 

「シャルの水着を誰にも見せたくない……浅ましい独占欲ですよ」

 

なんて答えが返ってきた。

 

とても初々しい青春期の男性が持つ当たり前の感情である。

 

「まぁそれ以前の問題が山積みなんですけどね」

 

「問題って?」

 

「俺って実力がないでしょ?この前まで専用機の力で勝ってきたもんだから

自分の腕を試されるようなそんな機会には恵まれてこなかったんですけどシャル達

の専用機が近代化改修されて俺じゃ歯が立たなくなってきて……やっぱ弱いなぁ

って」

 

突然の独白、しかし彼の中で以前からくすぶっていた感情がコーヒーで湿った舌

が勝手に回って言葉を紡ぐ。

 

しかしキラは彼の『問題』の根源にあるのはある種の悩みであることをすぐに

看破した。

 

「君は強いよ、少なくとも僕より強い」

 

「なんで?俺はアンタより弱いですよ」

 

彼の姿が前の自分と重なって見えた。

 

「ううん、君の方が強い。君はこうやって人に弱点をさらけ出せるじゃないか

僕はあの時、友達を守るのに必死で、それが空回って2人も殺した」

 

「アレはあなたが悪いんじゃなくて時代のせいですよ」

 

「いやあれは僕が悪かったんだ。だから僕とは違う選択ができてそれをやりとお

せる君は強い」

 

キラの言葉は実感がこもっていた。

 

だからこそ反論が出来ない。

 

自分は弱い、でも強い?そんなことは無いだろうがでも自分を信じてみようと

言う気にはなれた気がする。




誰か金剛のss書いてくんないかな?

「提督のハートは私のものネ~」

「その前にお前は俺の女だ」

「あわわ」

的な感じのやつ
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