平凡な俺の機体がキチガイスペックな件について《完結》   作:賢者

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これからの後書きはサブタイトルのセリフを上手くつなげてみる


「ねぇ、佐藤……」「ん~なんだい?」

佐藤SIDE

 

離れても、近づいてもハチの巣それが俺の抱いた目の前にある軍用ISシルバリオ・

ゴスペル略してシルバー……この略し方は俺だけだと思うが一応これで通していこ

うと思う……の感想だ。

 

「何あの弾幕の量、僕とどっこいどっこいじゃないか!?」

 

「エネルギー弾つっても限度あるでしょっとぉ!?」

 

避けて撃つの繰り返し、一応鈴も手を出しているがビットとシルバー・ベルによる

弾幕に近づけずにいる。

 

「私のも、足を、止めて打たないと、いけないから、少し難しい」

 

簪のDXは論外、まともらしい攻撃手段を持っているのは俺とシャルのみだ。

 

「これ、もしかしなくともピンチだよね」

 

「当たり前でしょ‼得意な距離を封じられてる実力者が2人、その中にはパーティ

の火力要員の一人、僕の機体の全火力を持ってしてもあの弾幕を越えるのは

難しいし、君の機体は完全な火力不足の器用貧乏仕様なんだよ?どうやって不利

じゃないなんてお気楽思考が出来るのさ‼」

 

「これだけ不利な状況だと逆に笑えてきたわ……ハハッ」

 

「壊れないで唯一の良心‼頑張れ中国代表候補生‼‼」

 

じゃれあってはいるが腐っても専用機乗りである。

 

敵の攻撃パターンは読めている。

 

相手は機械的な思考しかできないらしく隙が出来た相手にしかビットを飛ばさない

、若しくは近づいて来ようとする相手にしか飛ばさない。

 

殆どはシルバー・ベルでの砲撃の弾幕である。

 

「一応あの機体って人乗ってんだよね?何でこんな単純な攻撃しか出せないの

かね?」

 

「大方、パイロット自体がISに乗っとられてんじゃないの?」

 

「成程、それなら、単調な攻撃の理由も、わかる」

 

取り敢えず4方向からの特攻ってことでみたいな感じで今後の方針を軽く決めて

目的に向けて散開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い装甲と白色の装甲が火花を散らす。

 

紅白と言えば聞こえはいいがその実ここで行われているのは戦闘とは全くかけ

離れた駆け引き……戦争と呼んでいいかもしれないそんな高度な駆け引きが行わ

れていた。

 

「オラオラオラオラァ‼エェ?どぉしたぁ、もっと楽しめよ、この戦争をォ‼‼」

 

「楽しめるかよ、こちとら久しぶりの実戦なんだ。勘が鈍ってていけねぇよ」

 

口を開く事さえ惜しいようなそんな次元の戦闘、箒やラウラ、セシリアも援護を

やってはいるが決定的な隙は見つけ出すことが出来ない状況だった。

 

「歯がゆくはあるがこの戦闘を間近で見れると考えれば儲けものか?」

 

「ですが、私たちのプライドはズタズタですわね。一応彼よりはISは動かしてい

るのですけれど」

 

「まぁ大丈夫だろう。一夏にだって我々に劣っているところの一つや二つ……

アレ?欠点……ないな」

 

女子力ですら負けている状態に少し凹み気味のセシリア、箒両名だが(ラウラ?

察してください)援護射撃はぶれていない。

 

大気圏内のビームは狙いとは少しぶれるものだがそこをコンマ数ミリで調整する

セシリア、両肩の2連装レールガンを発射し隙を見ればAICの発動している。

 

箒は射撃の他のものと比べて低いもののビーム・スマートガンの火力をうまく

活かしている。

 

戦争屋は攻め込めずにいるこの状況を楽しんでいた。

 

(クハッ‼こりゃあ隠してる暇なんてねぇぞ)

 

刃の届く先は白か赤かここでは誰にもわからない。




窓際に背を預けながら本を読んでいる彼

確か学園に来て身についた習慣だと言っていた気がする。

その時の彼の顔を見ているのがたまらなく好きだ。

しかしじっと見つめているとどこか恥ずかしく思えてきて何も話すことなどないのに声をかける。

「ねぇ、佐藤……」

本を閉じて私の方へ顔を向ける。

綺麗に整っているわけでもないとりわけ平凡な容姿と誰も気に留めないであろう
しかし向けられている人間からすれば少しホッとするような笑顔をこちらに向けた

「ん~なんだい?」

前述したように私は何を話すのかを決めていない。

しかし、今回は彼の悪癖のおかげで何とか乗り越えることが出来るようだ。

「顔、またにやけてるよ」

しまった、と表情に表しながら必死に取り繕うする彼だがあたふたしたような表情
がすべてを台無しにしている。
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