平凡な俺の機体がキチガイスペックな件について《完結》   作:賢者

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は~い、皆さん
平凡な彼の唯一の長所
とくとご覧あれ‼


お兄さん少し怒っちゃったZ☆O♪

俺ー佐藤太郎ーは今シャルロット・デュノアさんのお悩みを聞いている。

 

お悩みの内容はこうだ。

 

実は自分は本妻との子供ではなく愛人との子供

シャルルがデュノア社に引き取られたのは二年前で、今はIS適性の高さを利用して

テストパイロットになりそれの給料で暮らしている。

 

父と会ったのは数回程度…本邸に呼ばれた時は、父の本妻に殴られたそうだ。

 

「はぁ…全部ぶちまけたから少し気持ちが楽になったよ」

 

そう言うシャルロットの顔は晴れやかとした表情の他に少しの罪悪感と悲壮感が感じられた。

 

「そっか…言ってくれればデータくらいいつでもやったのに」

 

「そう言ったってこっちにも世間体とかいろいろあるからね…こうでもしないと君たちには

近づくことさえできないんだよ」

 

成程な…こら面倒だわ…

 

自分は平凡な暮らししかしていないからそう言う駆け引きなんて全然経験していないが

素人目でもコイツがどれだけの危険を冒してここに来たのかがわかる…

 

「なぁシャル…お前これからどうするつもりよ?」

 

「う~ん…まぁ正体ばれるのにそんなに時間はかからないだろうし…牢獄入りは決定かな?」

 

「だがよ、この学園にいる限りじゃ牢獄には入ることは出来んぞ?」

 

特記事項21…本学園における生徒はその在学中においてありとあらゆる国家・組織・団体に帰属

しない。本人の同意がない場合、それらの外的介入は原則として許可されないものとする。

 

そんな学則がこのIS学園にある。

 

何ともまぁ…国家じみた学園だよな。

 

「そうなんだよね…どうやったら罪を清算できるかな…?」

 

その時のシャルは何故だか自分の身よりも酷い仕打ちをした自分の親へ糾弾が向かぬよう

画策している策士のように思えた。

 

上記の事から俺は…お兄さんは…

 

「少し怒っちゃったZ☆O♪」

 

「どうしちゃったの?頭でも壊れた?」

 

さり気なくシャルが毒を吐いてくるがそこは華麗にスルーして俺は自身の平凡な頭を使って

どうやったらシャルが助かるのかを考える。

 

そして存外簡単に事が収まることに気が付いた。

 

「おいシャル…聞きたいことがある」

 

「何?一応君は近づかないでほしいかな…君の頭のおかしさはもう気付いているからそれに

うつりたくないんだ」

 

そう言うシャルは自分との距離を必死に他人で保とうとしていた…と思いたい。

 

「これから2件あるところへ電話する…それは君の保身のために行うことだ。

それで1つ問いたい…君はこのIS学園に残りたいかい?」

 

「それは勿論…残ってみんなと思いっ切り遊んだり、バカやったりしたいさ…でも…」

 

「出そうなんで師匠、いっちょ思いっ切り派手にぶちかましてきてください」

 

『うむ心得た』

 

「?ねぇその電話の人は誰?」

 

『私の名は…一応Mr.ブシドーとでも言っておこう』

 

「ねぇ太郎…君何するつもりなの?こんな人間最終兵器『BAKEMONO』なんか呼び出して

何するつもり?」

 

「そらもちろん交渉だよ…少し強引だけどな」

 

俺は師匠と少し話した後次の電話番号へと掛ける。

 

「マリューさん、少し聞いてもらいことがあるんすけど…」

 

『何?少しくらいなら給料は融通できるわよ』

 

「いや、それも欲しいけど少し込み入ってるんでお時間大丈夫ですか?」

 

『えぇ、大丈夫だけど…何かしら?』

 

俺はシャルの事を伝えそして自分が考えた計画を伝える。

 

『あなた…性格悪いって言われない?』

 

「平凡と言われたことはありますがそれはありませんよ」

 

『あなた自分の性格の悪さ自覚した方がいいわよ?』

 

「んで計画の方は了承してくれるんですか?」

 

『えぇ、代表候補性の実力を持つテストパイロットなんて素敵な報酬じゃない、それに今の話を

聞いて思ったこともあったし…頑張らせてもらうわ』

 

そう言って携帯は切れた。

 

それでは作戦を始めよう。

 

目標はデュノア社の社会権力の失墜とフランス政府にシャルの事を秘匿させること。

 

報酬は人それぞれだが…俺の場合は彼女の笑顔としておこう。

 

さぁ素敵なショウを始めようか…

 

その時の俺の顔は多分どこぞの騎士団の総帥であるシスコン様のイイ笑顔によく似ていたこと

だろう。

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