更新遅れてしまい申し訳ありませんでした!!!
それと誤字報告ありがとうございました!
今回はドロップ艦のあの子が登場します!
甘味屋 間宮。各鎮守府には、必ず存在しておりそれは司令官が着任するより先に着任している。
鎮守府がその機能を果たすことが出来るようになると、同時に着任しているとか、海軍の都市伝説の一つに数えられている。
その都市伝説を真だと言わんばかりに、間宮や伊良子の建造に成功した例はただの一度も確認されていない。
「待たせたかね、報告に時間がかかってな。
補給はもう済んだかい?」
そんな間宮の一席で、メニューとにらめっこ中の初雪に声をかけた。
「あ、叢雲ちゃん!補給は、すんだよ。…叢雲ちゃんは…?」
「俺も補給は済んだよ。戦闘も少なく済んだから、補給時間も短縮できたのかな
初雪が頑張ってくれたからだね、ありがとうね」
「ううん…叢雲ちゃんが、いてくれたからだよ。私の方こそ、ありがと…」
「案外、その通りかもね。もっと感謝してもいいんだよ?」
恥ずかしそうに、メニューで顔を覆うような仕草をとる初雪を横目に、軽口でおどけて見せる。
「もぅ…叢雲、ちゃんってば…」
「あははは、それより何食べるか決まった?」(ていっ)
頬を膨らませながら、此方を上目で睨む初雪の頬を軽く指でサンドしながら、話を逸らす。
「ぶー…まだ、ショートケーキと、プリンで…悩んでて、決めれてないの。
夕食のことを、考えたら、二個も食べれないし…」
「なら、ちょうどいいじゃん。」
不思議そうな顔をする初雪。そんな初雪を尻目に、近くの机の台拭き掛け中だった伊良子に声をかける。
「伊良子さん、ショートケーキとプリンを一つずつお願いします。」
「わかりました、少し待っててくださいね」
伊良子は、愛想よく対応してくれた後に奥に消えていった。
状況が読めていないのか、不思議そうな表情のままの初雪の方に向き直る。
「俺もちょうど、両方とも食べたくて悩んでたんだ。半分こでもどうかな?嫌だったならたn「嫌じゃないよ」ならよかった」
これで、嫌がられてたなら明日以降に初雪に合わす顔がなかったな。
それから、ショートケーキとプリンが来るまでの時間は、特に他愛ない会話をして待っていた。
「あ、あの!私も…相席してもいいかな!」
早速来たのかと、思ったがそこに立っていたのは…
「確か、七駆の…」
「あ、私は特型駆逐艦…綾波型の潮です。」
実物は始めて見たけど、すごく大きいです。
これが…巨乳ッ!!
「あの、そんなに睨まないでください…」
「ごめんごめん!相席の件だったね、俺は構わないよ。初雪は?」
顔を赤らめ、少し涙目になった潮に、一言謝罪を入れて話を戻すことにする。
「私も、大丈夫。だよ?」
潮は初雪の返事を聞き、嬉しそうに初雪の隣に座った。
「俺たちに声をかけたってことは、先の戦いのドロップ艦が潮ってことか?」
「はい。ですので、お二人のことは提督から先ほど工廠にて聞いています。
提督は、その後まだ書類が残っているからと、指令室に戻られました。
その際に、叢雲さんが初雪さんとで甘味を食べてるだろうから、一緒に食べておいでとのことでしたので、ご迷惑でしたか?」
「まっさかカーニバル!そんなことないよ!むしろ、一緒に食べれてラッキーだよ。」
「それなら、よかったです!」
「うんうん。それはそうと、俺らは先に注文しちゃったんだけど潮は注文してた?」
「はい。っと、どうやら伊良子さんが持ってきてくれたみたいです!」
潮が言い切るのと同じタイミングで、伊良子が後ろからトレイを片手に注文の品を持ってきていた。
「お待たせしました。イチゴのショートケーキと、こだわり卵のプリンに、ミルクにこだわったミルクレープになります」
持ってきた商品を机の中央に置いて、伊良子は奥の方に戻っていった。
「私はこのミルクレープなんですけど、お二人は?」
なるほど…ミルクにこだわった結果があの乳になるってわけね、わかりました。
「二人で、半分こするの」
「そういうことでしたら、潮のミルクレープも食べてみますか?」
「いいの…?」
「もちろんです!はい、あーん」
潮は自分のミルクレープを、一口サイズにカットしフォークで掬い、初雪の口元まで運ぶ。
「あむ。…美味しい!お返し、あーん」
初雪は嬉しそうに、頬張るとお返しにプリンを掬い潮に食べさせる。
「嬉しいです。あむ!」
二人で楽しそうにしてるのを眺める僕。
甘くておいしい筈の、プリンやケーキはちょっぴりしょっぱい味がしました。
ドロップ艦は潮ちゃんでした!
駆逐艦の中でも特に大きい部類で実はトップなんじゃないかって思ってます(笑)
この鎮守府では、結構ハキハキしてる印象を与える潮ちゃんをイメージして着任してもらいました。
だって初雪とみわけがつかなくなりそうですし…(小声)