「いつまで乗ってればいいんだ?」
「フンぺが毒で弱るまでだ!あと1日か2日・・・運が良ければ自分で岸に突っ込むかもしれん」
「帰っていい?」
「くっじら、くっじらどこへいくん♪いつかうちらもいくところへ♪」
「れんげ、急に歌うのやめてくれ、ていうか歌詞がなんかちょっと怖いんだけど?」
そうこうしているうちにクジラが岸に着いた。
「フンぺが岸まで運んでくれた・・・運が良かったな白石、れんげ」
「クジラってどうやって食べるのん?いっしー」
「クジラはうまいぜ、でも俺が食ったクジラの肉って『シロデモノ』って言って皮下脂肪なんだよな赤身が食えるいい機会だぜ」
そんか会話をしていると、杉本が誰がを引っ張って走ってきた。
「白石、れんげ!第七師団が来るぞ舟に乗れッ」
「杉本ウシロ―ッ、そいつが辺見和雄だぞ!!」
「え?」
自分の正体を知られると杉本に襲いかかってきた。
「俺は死ぬつもりなんてない、絶対にまだ死ねない」
「それですよ!!その思いが強いほど強く激しく煌めくんです!!」
「分かった。それじゃとことん一緒に煌めこうか」
ガッ、バキ、ガッ。杉本と辺見が銃剣と玉切包丁で切り合いを行い、辺見の体に銃剣を差し込んだ。
「杉本さん、僕のこと忘れないでくれますか?」
「引っぺがしたお前の入れ墨を広げるたびに思い出すよ」
「生きててよかった」
その瞬間、シャチが辺見を咥えて海に引きづり込んだ。
「え~~」
「レプンカムイだ」
「アシリパさん、白石、れんげ船に乗れ入れ墨がシャチに喰われちまう。辺見和雄を取り返すぞッ」
「どうやって?」
「シャチが辺見をブン投げている」
「何やってるんだ?」
「第七師団、アイヌの船で追ってきた」
「なんのつもりか知らないがこの隙に取り戻すしかない」
そして杉本が全裸になり海に飛び込み、シャチから辺見を取り戻した。
「来るぞ杉本、早く舟に上がれ!!」
杉本が舟に上がった瞬間、アシリパがシャチに銛を刺した。
「引っ張られるぞっ、つかまれっ」
こうしてシャチを使って第七師団から逃げることができた。
その夜、陸に上がった杉本たちは別の番屋に泊まっていた
「あんたらヤン衆に見えないね旅行かい?」
「ええまあ・・・」
「めんこい子たちじゃな~ワシの孫と歳も同じくらいじゃだっこして構わんかのう?」
「眠いと機嫌悪いですよ」
「きれいな瞳の色だよく見ると青の中に緑が散っておる・・・ロシア人の血が混ざっておるのかな?」
「ヒッ!!」
「どうした?」
「えっ、いやっ」
「同じ目をした知り合いがおる、この子の名前は?」
「アシリパ」
「和名は?」
「和名?」
「戸籍上の名前があるはずだ」
「さあ・・・聞いたこともないな」
「そうか、そういえばこっちの子の名前は?」
「宮内れんげ」
「じゃあ失礼するよ」
「アシリパちゃん、れんげちゃん元気でな」
「複製を作れ」
「変な爺さんだったな」
相変わらず戦闘描写は,苦手ですがこれからもよろしくお願いいたします