一夜漬けの友ー2
目の前のノブを回そうとしてみる。鍵が掛かっている。
「ま、そうだよな」
引き返しながら考える。誰が締めたのか。黒球の中の奴が出てきてたりして。空いてたらミナトさんの荷物置いて来たかったし、バイクの練習も出来たのに。
父さんは入って来ないであろうが、母さんは掃除はこれから自分でするとは伝えたものの部屋に入りそうだし姉さんもハルも普通に来るだろうから、部屋に女性物の服は置いて置きたく無かったが…流石にスグルの服は在ったら不自然過ぎるから持ち帰った事は無いのに…彼女を作りたい、勢いで可愛い同級生か先輩、まだ見ぬ後輩何人かに告白してみるか?
1度家に帰って兵器一式を持ってまた山に練習しに行くか?怠いな…。それともこのまま次回の殺し合い用に顔を隠す目出し帽でも買いに行くか?何処で売ってるんだ?家族にも道場の方でも聞くのは怪しいよな…。
2年次の始業式までまだ日はある。今日はもう帰ってだらけようっと。
一夜漬けの友ー3
ゾク、首筋に寒気が走る。勉強を切り上げられる!明日の小テストなどもう心配してる場合じゃ無いよな。__栄養ドリンクを持って行けば気休めだろうがより集中出来るのでは?今回は無理か。
扉を閉めて、2つの箱を引っ張り出し、鍵を開ける。中からマスクとスーツを取り出し、着替える。ゴーグルは__不審にならない様スキー用品店でマスクと一緒に買ったが、矢張り無い方がいいかもしれない。__栄養ドリンクって飲んだ事が無いな、どれくらい目が醒める物なのだろうか__
ノックが聴こえ、鍵がある自室に安堵する。
「お風呂空いたわー」
姉さん、出たよの間違いだろう、いつもながら長風呂だな。 …なんて答えようかな。というかまだ其処に居るのか?
「もう寝るよ!」
着替えを続けながら声を張り上げる。窓の鍵開けとかないと…泥棒は気になるが今まで入られ無かったし此処3階だし窓を閉じてカーテンをシッカリ引けば大丈夫の筈だ…。
バフくれ__未実装ですー1
全員が揃うのを確認して__4人、私を入れても5人しか居ないが__声を出す。
「黒球のルールを破らない様に気を付けろ!ヤマダさん、ソウ、私は取り敢えず先に行ってるので。敵が凄く強かったら合流して戦いましょう」
「一緒に戦いましょうよお」
「基本は早い者勝ちだ、そして私は点が大量に欲しい。...味方間の妨害は無し、強い敵には協力、これぐらいの決まりを作るだけで精一杯だろう」
いつ死ぬか判らないし、私達は軍人でも無い、連携の練習もしていないし。
地図にも目を遣りながらバイクを走らせる。飛行バイクなら道路を進まずに良いからもっと加速出来るのにな…。