念のため、回答が0でも続きは書きます。
呼吸を止める__正面の大画面を操作しハンドルを捻って更に加速して、体の中心を狙って飛行バイクを左下に操縦する。
衝撃があるが__紫のヤツを引き摺れている!即座にヤツを持ち上げる様に向きを上向きに調節する。
右手をハンドルから離し手早く小画面の1つを操作して直進し続けるよう設定_飛行バイクが紫色の肉塊に圧され軋み歪んでゆく_爆弾のスイッチを押して座席に付けたバッグに押し込み、後ろから飛び降りる___あっ湊さんの重力銃まで置きっ放しだ___息を大きく吸いながら着地、振り返り紫の腕が覗く飛行バイクを目で追う__離れないとマズイか?いや爆弾かも未だはっきりしない、起動はしただろうが__ビルの壁に激突して奥へ__うおっ!?
高層ビルが円柱状に一気に削れた?
あの爆弾は、より強力な重力兵器だったって事か__ビルが此方に倒れ、崩れて__やばっ、離れないと__横へ走る。無意識のうちに取り出していた柄のトリガーから指をずらして握り直す。おっと、忘れてた。ビーノのジャンパーを脱ぎ捨てる。
!右前に黒い人影が出た。反射で動き掛けた体を抑え、轟音の中を真っ直ぐに走り続ける。
「派手にやったっすね!あれが新兵器っすか!」
「ああ、爆弾だったみたいだ!」
振り返り、声を掛けてから立ち止まる。
「もう大丈夫そうだ!ソウ、他の2人は未だ平気そうだったか!?」
「ぅん?なんで2人って?」
ソウが近付いて来る。
「左手の機器には便利な地図が映ってるだろ」
自分の地図を見る。チィッ!
「あー、ハイハイ、これね。あれ、まだ死ん__」
少し遠くの瓦礫が吹き飛んだ。
…接近戦はマズイが、銃持ってない…横を見る。
「ソウ、予備の銃とか持って無いか?あったら貸してくれ」
「すんません…」
目が合う。
「あっ、マスクに紫のついてますよ!」
?!
嘘だろ!?
脱ぎ捨てた地面のマスクを見ると、確かに一部変色して灰色の中に紫が混じっている。…死んだか、私?
「スーツ越しなら体液に触れても死なない見たいでしたけど、口に入ったヤツ、即死してたっすよ。準備いいっすね、俺は御免っすけど」
「じ、じゃあ、私は助かったのか?」
「たぶん。あ、でもこっちに来てマスよ、ヤバイんじゃ…」
顔を跳ね上げる__畜生、協力して貰わないと__1時間あったが後もう17分11秒、距離を取ってる場合じゃ無い__
「私が囮になる、ソウは離れて援護射撃してくれ!」
「そういえばラッキーさんの顔みたのおひさっすね、援護りょぅゕぃ~…」
徐々に大きく見えてきたヤツ__さっきよりも縮んだ?あの威力を受けてそれだけかよ、いや、速度も落ちてるっぽいな…。予習だ、柄のトリガーに触れ、伸び縮みさせる__重さの変化が腹立たしいな__っそうだ!
「黒球!!爆弾の補充は無いのか!!??」
..........強く低く跳躍しながら思う。使い切りかよ.....。刀身を伸ばして横薙ぎ、直ぐに刀身を縮めて瓦礫の上へ走る。
追ってきた__側面に回って__顔無いよな、どうやって感知してるんだ__
高まっている強化でも距離を取り切れない、時々瓦礫やコイツの体が小規模に破裂して冷や冷やモノだ、やっぱ逃げて制限時間が来るまで隠れておくか?走りながら体幹を維持しつつ一時的に伸ばした刀を振るう__
____何回斬り付けた?数回しか当たって無いぞ__トリガーから指を浮かしつつ走る向きを左に変え、赤紫の化物を肩越しに目視する__
__紫の胴体から突き出た5本の太い指だか足の先端が吹き飛んだ__踏み込__未だ素早いのかよ__いや、速度は落ちてる__
__もう限界だ__息が苦しい__くそがっ、殺すんだ__
____もう1本、今度は付け根が破裂し、千切れ_全力で踏み込み、柄を両手で握り締め_トリガー2つ分、指2本が柄に沈み込む_上段から振り下ろす_粘つく手応え_瓦礫、地面まで食い込む_トリガーを解放、刀身を引っ込め__
眼前に迫る毒のある肉塊__地面を蹴り付け上へ__柄を放してしまった__不味いもし毒が剥き出しの顔にかかったら__瓦礫に着地し転がり勢いを殺して立ち上がり、視界が歪み__感覚が遠のく。
倒れた、のだろう。__殺してやったか?__極少量の毒が付着しただけなら.....
..........感覚が戻って来る。生きてる__あの一刀で殺せてたんだ…。
「おお!?ラッキーだよな!?まじそんけーするぜ!!」
「ほんとっすよ!倒れた時ぜってー死んだと思ったっす!かっけー!しぶてー!」
おお、おう、ちょっとだけヒクな…いや、嬉しいな!
「有り難う!殺して生き残ってやった!ソウも援護サンキューな!」
「いやいや~」
「おいおい、俺も撃ってたぜ?」
重力銃持ってないな。貸した私の、落としてきたのか、まあいいさ。
「あ、そうなんですか。どうも!」
「あ~オレラもしかしたらおいしいトコ取りしちゃったカモっす~、そうだったらすいやせん!」
はあ?どういう.....そうか、私が斬った後も生きて.....?
黒球が音を出す__他の生き残りは若い女性が2人だけ、良かったビーノも生きてるな、目が合う。
「あたしもいちおー遠くから撃ってた」
本当に?命知らずだな.....
「助かったよ....?」
「0点....」
名前を知らない若い女性が呟く。その人の採点見逃したか、今の表示は、モチノちゃん、65点?
「あ、これあたしね」
へえ、ビーノの苗字か?ていうか止め刺せてたのか、少し腹立たしいな。
「おーすごいじゃん」
「ええ、初回の時外してたのに、練習でもしてたのか?」
「ラッキーはあんときは別行動してただろー」
「そうっすよ、引率大変だったんすから....」
ああ、ヤマダくん、65点、計160点、100点メニューへ__お別れか。
「おめでとうございます、先輩」
「解放っすか?」
「ばっくんを生き返らして!お願い!」
うわ、急に何だ?私の体は万全だが精神的には疲弊していて、それは皆そうだと思うのだが....
先輩と女性の言い争いを無視して、あ、ビーノ、いやモチノ、ちゃん?も、仲裁に入っていった。
「ソウ、前回までで何点だった?」
「あ、はは....。えーと、60点ちょいっす」
自分の点ちゃんと覚えてないのか?
「お前も100点いってるかもな」
「だったら嬉しいっすね。ラッキーさんは何点でした?」
「0だ。丁度前回で100点だった」
「ああー、それのご褒美があの大破壊っすか。あれで死ななかったの、ビックリでしたね」
確かに。黒球に騙された気分、いや、爆弾の補充無しの方がショックだったな。追加兵器の部屋の端末から多分また出せるのだろうが....
「あれ、2番....?ラッキーさん、先輩2番選びましたよ?」
2?1が解放で、2が武器、3が再生だったよな。....より強力な武器を選んだのか?
「え、ホントか?」
「うわっ俺0点すよ....」
おいおい流すのかよ。
「ドンマイだな。ま、65点、前の分があるだろ」
「えーっ、冷たいなー」
あっ私は、199点__
「っあのっ、3番をっ....」
うわあ....。グスグス言ってた人がこっち来ちゃったよ....なんて断ろう....あ?銃向けて来てる?集中__スーツの強化を意識する__
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