テストかゲームか戦争か   作:シューズ

48 / 68
受験戦争の覇者/クエスト:勇者を返り討ちにせよ 報酬:77点/英雄がいて欲しい
受験戦争の覇者 (+)


受験戦争の覇者ー1

 

 

 ドアを開き廊下の先に向かって声を張る。

「F高校に受かりましたので、ご褒美下さい!!」

 ヤりたい体位はもう決めてある。湊にいつもみたいに後ろから挿れてもキモチイイアナだとは思うけど__

「1人暮らししているコトにしてるんだから声を下げて!」

 微笑みながら化粧ばっちりなのに緩い部屋着の女性がスリッパを履いて出迎えに歩み寄ってきてくれる。貸しがあるとはいえそこそこの美人にお世話して貰えるし、私の人生の絶頂期って感じだな。自分の顔が崩れている、きりっとしとかないと。

 戦闘も1月半に1度だし装甲服もあるから余裕だ、まだ絶頂期は先に出来るな。

 

「もう___今からご褒美?」

 あれ乗り気なのか?強引に抱くのも好きなのに。

「夜ご飯がまだですし…」

「転送がきたらできないよ」

 3月?日にあったばかりだしまずないだろうに__もしかして手早く終わらせようとしてるのか?

 恭と付き合っていた頃ほど情欲が溜まってはいないけどフリーだった時ぐらいには愉しみにしているんだし、湊もキモチ良くなっていた様に感じていた…

 

 ぽつぽつと数語を交わしながらリビングルームでソファーに並んで座る、すぐ側に。肩に手を、回してもいいのかな?

 

 

 

更なる追加、変更分のルーズリーフノート

 

 

(1枚目)

 

百点メニューについて

一番を選んだ人

当時三十手前の女性

ー>黒球の部屋に来る様になり仕事を辞めさせられたが、その記憶まで無くしている。消される記憶の範囲は広い。

 

高校生の女性   

          

初参加時に恋人と死に別れた女性      

          

青年         

 

(4枚目)

三回目

飛行バイク:ドーナツ型バイクに直角にもう一つ輪が付いて飛べる様になった物。加速しての体当たりはかなり有効。

 

三十路前の女性:美魔女。再生された。

ー>彼女がかつて所持していた重力銃を与えると、飛行バイクの所有権は失ったようだが100点メニュー2番を選ぶとドーナツ型バイクを獲得出来た。

 

(8枚目)

七回目

装甲 服:強化スーツの上から身に纏える。刀の柄なら腿のベルトに付けたままで問題無い。視界は広く銃と同じ透視も出来る。腕が特に大きく、掌からガトリングガンと同じ光弾が出せ、肘から刀身が伸び、強化スーツの強化を高める要領で肘の6つずつある噴射口から何か出して腕の振りを強く出来る。腕部分の内側から腕を出して他の兵器も扱える。耐久性が高い。ダメージが大きいと内部視界に黒いひび割れがまず走り続いて視界全体が揺れる。完全に壊れても中の強化スーツは恐らくノーダメージ。

 

(9枚目)

三番で再生された人

 

ミヤイ:男子。ヨンノセに再生された。戦いへの再びの参戦が強制され、死亡。

 

死亡時中学校1年生の男子

 

前ページで触れた成人女性

 

セキグチ カズヤ:メモリーの一番上にいた少年。

ー>黒球の事情は知らなかった。????年?月?日に死亡したとのこと。再びの参戦が強制され、死亡。

 

五回百点を取った若い男性。

<ーより強力な兵器は一つも所持していない状態で復活した。黒球にメモリー内から百点を何度取った人か指定すると示して貰える。

 

(10枚目裏)

????年9月?日

水龍と呼ぶべきだろう水をまとい川と空を泳ぐ巨大鰻が一匹。一時間近くガトリングガンとライフル型銃の連射に耐えた。点数不明。

他は複数の星人。恐らく一体十数点。

 

????年10月12日

ボロ布を着た痩せた男達は一体で一、二点だが、女性型のドレス姿で三枚の長い羽が生えた一体が、透明化を感知するなど感知能力が高く更に高速で飛行し、スーツの上からでも痛みを与えてきた。八十点以下。

 

????年10月17日

小太りの成人といった見た目で体から爆発物を生やして投げてくる。一体二十点の本体が二体以上いた。本体の死体は残るが偽物は傷つけると自爆する。ただ自爆する前に仕留められただけの可能性もある。

 

????年11月?日

頭部まで覆う強化服を着た人間にとても近い星人が2体。独自の言葉と日本語を使う。飛行バイク以上の速度で走る。倒し方不明。恐らく不意打ちで重力銃で足止めした。一体五十点。

 

????年12月??日

大き目の魚と、甲羅から骨のない人の上半身を生やした亀がそれぞれ十数体ずつ。後者の方が大きく、一体際立って大きい個体もいたが重力銃やロケットランチャーの一発で討伐可能。海辺での戦いだったが、沖の海中に一体潜っていた。合計で七十三点。

 

????年2月?日

背の低い長い尻尾のついた人間みたいな星人。八体は一体六点、二体は各十五点。

 

????年3月??日

大きく変化する獣型。最大の一体は体高二m程あったが最も素早かった。三体で三十点。

 

????年4月??日

人型の星人。頭部を自分で破裂させる。腹部の銀色の臓器を破壊しないと死亡しない。

 

????年6月?日

奇形の人型。生身だと皮膚が溶ける霧を腹部の裂け目から吐き出す。個体数不明。霧は光弾を減衰させ透視も防ぎ銃はほぼ無効。重力銃や伸ばした刀や爆弾が有効。視界はほぼゼロになるが装甲服での霧への侵入も一応問題無かった。恐らく一体十四点。

 

????年7月??日

雨の中G神社境内で戦闘。ホームレスの様な星人七体と戦闘。星人同士はバラバラで、各二十点。

 

????年9月?日

S字型、P型、α型、をした木ような質感の星人。一体十点前後で、二十体以上。

 

????年10月??日

六つの目だけが顔に縦一列で並んだ人型。目を合わせると体が痺れ動きにくくなる。銃の照準画面や装甲服越しでも効力がある。一体四十点前後。恐らく五体。

 

????年12月??日

?????~

・ (間に9回分のミッション)

????年3月?日

?????~

 

 

 

受験戦争の覇者ー2

 

 

 あれだけ体をぶつけたりしたのに全く痛みは無い。それはいいが湊さんが気絶してしまったのはマズイ。制止された時に止まっておけば良かった…

 

 突き刺す感覚で普段とは違ったけど、もう強化スーツしたままスルのはやめよう…

 

 ベッドの上の彼女が呻く。目を向ける。

 掛けたブランケットをはだけ片肘をついていて目が合う。

 

「ごっごめんっ、気遣わなくて!もうしない__」

 まくし立てても彼女に良くはないか。飲み物を何か__

「怒ってないよ?痛みもないし気怠さも心地いいぐらい」

 よか__問題はそこじゃないな…

「そんな落ち込む?」

 電気つけて無いのに__

「じゃ体の動かし方のコツ教えて」

 ちょ_今?脈絡もなく_あるのか?

 

「その、剣道の話とか…?」

 緩く肩まである髪が揺れる。

「ううん、あの部屋から送られるほう」

 こちらを向いて寝そべる__何故いま?

「普段から兵器有り無し両方で全身運動してるのは知ってるだろ?幾つか兵器用の動きも考えてあるし…格闘は柔術とか後から始めたけど、剣道より使うから自信あるけど、あ、スーツで走る時跳躍しないようにしてる、装甲服だとそんな飛べないけど…えーと、なんで聞くの?」

「ランニングくらいしないとなーって。同じスーツだけどわたしのが疲れてるし、反射とかもだけど、そっちは年もあるし?」

「まだ25でしょ」

 しまった反射的に__

「嫌味じゃないから!」

「もー。ㇲッ。もっと話して?そうだ、次に100点までいったらどうするの?クリアが多くても役に立つ人とは限らないみたいじゃない」

「他人を使い捨てにしないなら、スーツも着せずに死亡前提で星人に突っ込ませるとか、させないなら経験があるだけで弱くてもいいと思ってます」

「あは、敬語に戻ってる」

「え、まあ」

「いいけどね、態度も伴ってくれる?__冗談」

 ちょっと綺麗だ…

「気を付けます…」

「さっきの話にもどるけど、それで、いつも1人で先行するじゃない?倒せてるけどやり方に工夫がいる星人の場合もあるでしょ?」

「経験者を増やす意味が無いように見えると?」

「そうね」

「倒し方にいる特別な手順って、力押しで倒す前に気付いた事無いんですよね」

「えー?」

「や、勿論やられそうになった事もありますけど、ガトリングガンを手に入れてからは気にする必要も無くなったと思ってて。防御面の不安も装甲服で解消したんで、兵器はもう十分だから強い人を増やそうと思いまして」

「たしかにあれは凄いよね」

「言う事を聞いてくれる使える人がいると困った時に便利そうなので」

 暗いが軽く睨んできたと分かる。

「ひどい」

 グサッとくる言い方…

 

湊が目線を上げ、下げてまた両目を見てくる。

「わたしの希望も聞いてくれる?刀を教えて。スーツ込みで」

「刀を使いこなすような所見せたっけ?ああ肘のやつ?」

「いえ、ラッキーが初めて来た時に、すごい頑丈な星人を貫いてた。刀を使って1回100点までいった人でも斬れずに殺された」

 目が仄かに光を反射している__

「全身を捻って刺突したんだ。刀身を伸ばしつつだと確かそれなりに楽にできたよ」

 あの日の経緯は最悪なのに…。湊は片腕が捥がれていたし私を見捨てた事はもう謝られたけど、そこ以外の点でも和やかに話せるモノじゃない筈だよな__

「明日の朝か夜に見せて?」

「昼バイト?」

「うん。いい?」

「ああ、じゃあ…夜がいいかな?透明になって庭でやって見せるよ」

「他にも効果的な技あったりする?」

「あー、3連撃する型をちょっとやり込んだ。実戦ではあまり使った事が無いですけど、耐えられたり避けられても少し相手と距離を取れました」

「勉強熱心だよね?あ、布団入る?」

「いいのか?」

「来ていいよ」

「ありがと」

 立ち上がって彼女の足元に近付き体をベッドに倒し彼女と頭が並ぶまで四つん這いでベッドの上を進む。_あたかも2つの体を見下ろしているような錯覚が1瞬目に浮かんで消えた。

 

「一緒に使う?」

 持ち上げたブランケットの陰で胸が裸の様に錯覚させられる。

「ありがとッ」

「わ」

 

 

「もー。刀の技ちゃんと教えてね」

「予備の銃持つの止めるの?」

「2個足に括れるから、1コずつ持つわ」

 え?

「スーツについてる太腿のベルト?」

「そうだけど?」

「片方の腿にしかついてないよね?」

「あの黒の球体に言えば足してくれるよ?まあ、初期設定?だとスーツに2つベルトがあるかはランダムみたいだけど」

 うわ…でも人間の太腿なんて注視しないものでは?

 観察力不足か?

「次回転送された後スグ足して貰う。…まず必要にならないと思うけど」

 




第一部のタイトルを回収中です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。