テストかゲームか戦争か   作:シューズ

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エピローグ

 星人との殺し合いはもうしなくていい筈。未だ残っているかもしれないが、黒球の支配からは抜け出せたからどうでもいい事だ。頭に入れられていた爆弾も抜かれているらしいし。

 

 逆に黒球を確保し支配している。私を雇った所を含めた幾つもの企業が、で私は触れないが。軍とか公的機関も確保している可能性があるらしいが、奪い合いには発展していないらしい。

 転送機能を使った要人の暗殺は起きているんじゃないかと思うけど。一応護衛が仕事になっているし。

 

 休憩時間も普通に数時間単位であるし、大学にも通っていていいとか言われるし、警戒が薄いなとは思う。まあ私は専門的な護衛じゃないから頼りにならないか。でも、なら何で雇われてるんだろう。兵器も1つも取り上げられていないし、妙に高待遇されている感じがする。解析をさせろとちょくちょく持って行かれても長くても2日で返されたし。まあ持ち運んでいない兵器は「預かる」と言ってオフィスの一室に置いてあって借家には無いんだけど。

 

 仕事はトヨカさんに付いて廻る事が殆どだ。基本は強化スーツとハンドガン型と三角銃と刀を装備して、上にビジネススーツを着たちょっと息苦しい状態。大学から直接ビジネス街に行って休憩室にその状態に着替える。戦闘訓練とかあるのかな?今の所させられてないんだが。

 

 企業の偉い人達のミーティングは、聞こえても忘れろと護衛仲間に言われたが、そもそも理解不能な事が多い。高層ビルに居る制服の警備員は下に強化スーツを着ていないんだろうが、護衛仲間にも1人も私以外の強化スーツ使用者は居ない。1度だけ装甲服を着て透明化した状態で護衛させられた時に透視して確認した限りでは、だが。

 特殊な兵器を使い慣れた私はかなり貴重な人材なのか?ここの企業は私以外を確保出来て居ないのか?黒球を使えるなら装甲服以上の兵器も出し放題で私以外に兵器の扱いを習熟させるのは簡単だと思うんだけど、ホントに私が貴重な人材にあたるのだろうか?

 

 考える対象も時間もある。カタストロフィと黒球に言うと表示される時間は、かなり減っているけど。やる事もそこそこあるし、表示される時間が0になると何かは始まるだろう。忙しい方がいい。

 湊にフラレた事は考えたくない。

 

 ああなんで_いや理由を考えたくないんだ。

 

 同じ戦いに居る強い奴に迫られて、命の借りが何個もあったら私も体を許すだろうな、怖いし。こんなこと湊は言わなかったから違うかも、いや違うといい__

 

 駄目だ、別の事に集中だ。そう、道場。最近行ってない。でも行く意味は小さい。剣道の範疇でも_止めよう、失礼だ。

 殺し合いの主催者は_ドイツの一中小企業だったと。凄い技術があるのに使い方は問題だらけだろ、ふざけんな!死者の再生や記憶の操作にはコストがかかり過ぎるとかで今も犠牲者への補填はないし、最悪な企業だ。私のトコも、国であっても対応は大差ないのだろうと想像出来るけど。

 

 黒球が記録していない存在は再生出来ないなら、黒球で世界中を監視していたから新しい人々を殺し合いに呼び込めたのだろう。世界的な監視社会の構築が可能なのだろうか。何処かが黒球を独占出来たら世界統一とか出来そう…気持ち悪い。

 転送とかの複数の進んだ技術をどうして1つの企業が開発出来たんだろう。独占しなかったのは何でだ?独占が可能な程に先進的な技術に思えるんだけど。

 

 あ~、世界中を簡単に旅行出来るのに、その技術の一般公開はいつになるんだろう。公開はしないのか?航空業とか小さくして大儲け出来そうだから何処かがやりそうに思えるなぁ。月とか火星に転送で行けるなら装甲服を着て行ってみたい。海底にも行けそう。

 火星人とか地底人とか、居たとしても殺しちゃったんだろうか?星人はいたんだよなー。あいつらの名前の星なんか無かったけど、本物の地球外生命体だったのか?

 実験で私がスゴいトコ送られたりしないかなあ…オーロラとか肉眼で見てみたいな、楽に高緯度に行けるなら。

 

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