かみさまのお散歩   作:桃聖

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|´-`)チラッ


古代
プロローグ


私はカミである。名前など存在しない。何故ならば、私より立場や力が上のモノは存在しないから。

 

私は全てを知っている。例えば、そう。そこの貴方のスリーサイズなんかも…当然知っている。当ててみせましょう。え?やめてくれ?わかった。やめよう。誰も得しない。いらない情報は切り捨てるべきだ。

 

私は全てを創ることが出来る。神力、霊力、魔力、妖力etc.なんかなくてもノーリスクでなんでも創れる。

 

私は全てを破壊できる。創れるなら破壊できて当然だろう。

 

私は全てを背負わなければならない。セオワナケレバナラナイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ。散歩に行こう。(唐突)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうと思ったらすぐに行動に移そう。だが私の力はどんなに世界の壁をぶ厚くしても周囲に影響を及ぼす。なので、分身を造ってその分身で散歩しよう。分身ならば周囲に影響を及ぼさない。勿論本体は【部屋】で仕事をする。分身でも体験、経験、記憶などは本体に届く。

私は分身を造って、主な意識を分身に集中させ、本体を【部屋】に帰らせる。

 

…よし、新しい世界を創造しよう。私のお散歩世界を創ろう。

 

分身でもその力は強大だ。だから、念の為に世界の壁を他の物より圧倒的に分厚くし、私の力が漏れでないようにする。そして、この世界の神界を一気に創る。基本的な部分は第六世界に合わせようか。

 

だが、それだけでは面白くない。色々といじろう。まず第六世界が架空の存在としているモノが普通に存在している世界にする。妖怪、魔法、幽霊etc.

 

 

作成後に色々と弄りたくなるだろうから【変化の時】というものを創ろう。本当にたまにしか弄らないけど。この世界は完全に私のモノだ。私が全てを管理する…とまではいかないが、他の世界よりも干渉するだろう。

 

そして、世界を創造。

 

続いて、第六世界の人間達が、ビックバンと呼ぶ爆発を起こす。

 

 

ドゴォォォォォン!

 

 

宇宙創造終了。

 

宇宙を創り終わったらいつもは【部屋】に戻るのだが、今回はお散歩に行くのだ。テキトーにフラフラしていよう。

 

どうでもいい事だが、カミは未来も知っている。とか言われてるけど、知らないからね。ただ、存在している年数が人間達よりも永い上に経験も豊富。知りはしないが、予測はできる。天気予報と一緒だ。

 

閑話休題

 

退屈すぎていつの間にかうたた寝していたが、神界に反応有り。恐らく私の力の極一部から生まれた神だろう。どれどれ…

 

神界の中央付近に銀髪の少女がいた。少女には龍の角、翼、尻尾と腕や足に少々銀の鱗がついている。そして、白いワンピースを身につけていた。

 

この世界の管理する役目を持つ存在、龍神だ。

 

世界は複数存在する。そして、必ず世界を管理する役目を持つ、龍神が生まれる。が、近年調子に乗り始め、私が何もせずに部屋にこもっていると思い始めている。所詮、人も神同じ、いつかは忘れる。…話が逸れた。

 

普段だったら龍神が生まれたら名を与え、世界を管理する役目を告げるのだが、今回は私がこの世界で遊ぶのだ。普段どうりという訳には行かない。兎にも角にも声をかけなければ。

 

「おはよう」

 

そう私が声をかけると、

 

「おはよう?ございます」

 

「なんでそこ疑問形なのよ…」

 

「いえ、朝とか夜とかの概念がまだ存在していないので…」

「それもそうね」

 

私の知識はキチンとあるようだ。以前、どういう訳か全然知識が受け継がれないまま生まれた龍神がいたのだ。世界を創り直す事にまでなって非常にめんどくさかった。

 

「私の名前と役目を教えて下さい」

 

考え事に没頭し過ぎていたようだ。龍神が生まれて一週間程以内に名前と役目を告げないと龍神が消滅してしまう。

 

「君の名前は天後、役目はこの世界の基本的な管理と私がこの世界にいる間だけ、私のバックアップ。私がいない間は情報をまとめ、次に私が来た時にその情報を伝えること。それが貴方の役目です」

 

「かしこまりました」

 

「そうそう、自分の部下を造って色々任せるのは構わない。キチンと管理出来ていればね」

 

「かしこまりました」

 

龍神に役目と名前を与えた私は再び宇宙散歩に戻るのであった。




【用語解説】

“第六世界”
現代世界のこと。

“部屋”
創造神様は部屋から出ると強大な力で周囲に影響を及ぼしてしまう。なので本体は必ず部屋に居なければならない。

“龍神”
一週間以内に名前と役目を与えないと消滅する。各世界に必ず一柱はいる。また、力が弱い世界には複数存在する。

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