仮面ライダージオウは救世主、または魔王である   作:我が魔王

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 今回、続きでなくてゴメンなさい。
 どうしても、クライマックスシーンを書きたくて仕方なくなってしまったので。


第?話「オーマの日 20XX」

 その光景は、正に地獄であった。

 天の神より放たれた裁きの焔が大地を焼き、もはや生物が住める環境ではなくなってしまった地球。

 そして、その裁きを逃れてしぶとくも生き残った人類に対して、天の神は殲滅の為に十二の使者を送り込んだ。

 

「お前達が、どれほど足掻こうが無駄だ」

『『『サバイブ!!』』』

 

それは、不死鳥を従えた金色の騎士。

 

「俺は、人間共を滅ぼす!」

『complete!』

 

それは、ギリシャ数字のΩを模した頭部の漆黒の騎士。

 

「私のバラに彩りを加えましょう。貴方の、屈辱の涙で」

『change beetle!!』

 

それは、コーカサスオオカブトを模した金色の装甲の騎士。

 

「喰われなきゃ、分からんらしいな」

『ガオウ・フォーム!!』

 

 それは、鰐を模したアーマーを装着して暴食の騎士。

 

「倒す。貴様をこの手で」

『さぁ~、行きますよ。へ~んし~ん』

 

 それは、三メートルを超す体躯にバフォメットのような頭部の騎士。

 

「命乞いだけはするな。時間の無駄だ」

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

 

 それは、頭部が鮫に胸部が鯨に脚部が狼魚の意匠がある騎士。

 

「お楽しみは、これからだ!」

『チェンジ!ナウ』

 

 それは、黒い冠を被った金色の魔法使いのような騎士。

 

「さあ、戦いを始めよう」

『ゴールデン・アームズ!黄金の果実!!』

 

 それは、禁断の果実を模した鎧を纏った騎士。

 

「これからは、ゴルドドライブと呼べ!!」

 

 それは、電脳の神に成り果てた偽りの騎士。

 

「生者は必要ない!全て、ゴーストになってしまえ!!」

『カイガン!ダークライダー!闇の力、悪い奴ら!!』

 

 それは、一度死んで甦った騎士。

 

「遊びは終わりだ。Ciao!」

『ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!!』

 

 それは、星々を喰らい糧とする騎士。

 

「全ての者は、滅びゆく。それが、唯一の絶対の法」

『ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!ギンガ!!』

 

 それは、星を包む天の名を冠する騎士。

 

 

 余りにも強大な力の前に、人は愚か、人に味方した神すらその使徒には及ばず、敗北を喫することとなってしまった。

 しかし、パンドラの箱の如く、絶望の中に希望は僅かに残されていた。

 人類の生存圏たる四国を蹂躙せんと進む使徒を阻む為、十一人の少女が立ち塞がる。

 少女等は、力を多く失った地の神々が最後の力で人類に託した、天の神に抵抗する力を継承した勇者と、神の言葉を伝える力を得た巫女であった。

 だが、神から授かった力を持ってしても、神そのものとの戦いには力不足であった。

 それでも、少女達は諦める事なく抗い続け、その想いに応えたのか、とある少年が持っていた力と共鳴したのだった。

 その力とは、武神の力。とある世界では、仮面ライダーと呼ばれる英雄(ヒーロー)の力。

 

「ここからは、私達の舞台だ!」

『ソイヤ!オレンジアームズ!花道・オン・ステージ!!』

 

「皆の未来を繋ぐ。その為に、命、燃やすよ!」

『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!!』

 

「全て、塵殺するわ。ミッション、開始!」

『レベルアップ!ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』

 

「お仕事の時間といきますよ!」

『カッターウィング!キャタピラレッグ!ショベルアーム!ドリルアーム!クレーンアーム!ブレストキャノン!』

 

「タマの見る占いは、よく当たるんだ」

『サバイブ!』

 

「「さあ、お前達の罪を数えろ!」」

『サイクロン!ジョーカー!』

 

「行くよ、レイキバット」

『行こうか!華麗に、激しく!!』

 

「…今の私は、負ける気がしない!」

『Wake up burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!!』

 

 そして、勇者や巫女たる少女を支えた少年の傍らには二人の少女の姿が常に在った。

二人の少女は、謳い告げる。

 

「「祝え!」」

 

それはまるで、人々の希望という祝福(呪い)を背負った少女達の心の要となる運命を受け入れた、少年の出陣を祝うように、憐れむかのように。

 

「「彼の者こそ、時を超えて過去と未來を知ろしめす時の王」」

 

「変身」

『ライダータイム!カメーンライダージオウ!!』

 

少年が前に出ると頭を垂れて、傅く少女達。

 

「「その名も、仮面ライダージオウ!」」

 

 大仰に手を翳して、遍く森羅万象にその存在を刻み込むが如く声を響き渡らせる。

 

「「即ち、仮面ライダージオウは魔王「救世主」である!!」」

 

 肝心な部分のみ、主張が食い違った二人の少女。

 

「魔王ですよ、中二仮面さん!」

『ゲイツ!』

 

「救世主に決まってるわ、腹黒巫女!」

『ウォズ!』

 

「「はっ?キレそう。へぶぅ!!」」

 

 一拍置いて、少年の後ろで各々のベルトにウォッチを装填しながら、互いの頬を打ち抜く見事なクロスカウンターが決まった。

 

「やっぱ、こうなったか。遊んでないで、行くぞ」

『ジオウトリニティ!』

 

 呆れた様子の少年が新たなウォッチを装填すると、喧嘩していた二人に光が降り注いで頭部だけを残して腕時計のような姿に変わると、少年の両肩にそれぞれ合体した。

 

「俺達なら、行ける気がする!!」

 

 後の世において「オーマの日」と呼ばれる、滅びを目前とした人類の運命を画した審判の日。今まさにその戦端が、開かれようとしていた。

 鍵を握るのは、戦国乱世を駆け抜けた武神達を統べた王たる武神ジオウの力を受け継いだ少年。

 では皆々様。これから、その歴史を紐解いて往きましょう。




 ジオウもとうとう最終フォームが出ましたね。
 遺影ときて、仏壇か。30作記念は、墓標にでもなるのかね。
 アナザーゴルフは、絶対許さねぇ!
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