亡き王女と在りし姫君が築きし君へ   作:アカサ0407

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私が好きな曲二つを頑張って混ぜました。


亡き王女と在りし姫君が築きし君へ

〜〜〜♪

 

またその曲か…お前は鼻歌をよく歌っているがなんでそんなにそれが好きなんだ?

 

ん〜とね、シンプルに音程が好きだから、あとこの曲の作者の実体験の話なんだけどね、完成した時にオーケストラでたくさんの人達ときいたら周りから大胆さに欠けてるって言われてあまりいい評価をしなかったんだって

 

確かに盛り上がらないもんな〜日本語で言えや儚いとかそこらへんの意味になりそうだ

 

でもね

 

ーーーーーん?

 

作者が事故で記憶を失くした時にこの曲を聴いて自分で作曲したのに素晴らしいって感動したらしいよ?この話を聞いて私はね…

 

 

 

自分の過去の努力はその時は悪いと感じても

いつか必ず意味があるものに繋がるって思えるの

 

俺にはわからないなぁ〜、過去は振り返らない主義なんでね

 

貴方もいつかわかるわ…貴方の周りに何があっても「今」してることも……だってほら!この子にとって貴方はきっと…

 

 

☆☆☆

 

誰の記憶なのだろう…私の記憶なのかな?

声は聞こえていても思い出せることは出来ない…

このもどかしさがまた辛い…悪い夢ではないのだろうけど起きると身体がだるく感じる…このベタつく雰囲気を感じながら私は涙を流しながら起き上がる。

 

 

 

20XX年、突如東京湾にて深海棲艦と呼ばれる生物兵器からの攻撃が始まった。奴らは海から攻撃を仕掛けてきて我が日本も反撃を開始した。しかし奴らへ攻撃は効かず、様々な人達が死亡する事例が後を絶たなかった。しかし深海棲艦が現れると同時に人間の何人かに見える小さな者達が出現した。運が良いことにその見える人の中に海将の自衛官がいて、とある取り引きをした。何故か小さな者達が作る武器は子供道具のように見えたが深海棲艦には有効だった。そして武器を開発する過程で彼らは建物を建てその中からその武器を海で十二分に発揮することが出来る艦娘を生み出した。

小さい者達が生み出した兵器と艦娘の力を日本は惜しまなく世界に伝えた。その情報があってか奴らに奪われたシーレーンを次々と奪取し、海外との貿易を行える程に回復した。しかし各国は深海棲艦を滅ぼした後の他国の強大な力を恐れた。そこで世界会議をインターネットで公開通信をし、これ以上深海棲艦を倒し過ぎない法を定めた。

奴らは発生場所の島を滅ぼさなければまた増えることに利点を感じたアメリカの大統領がお互いの為にという表向きは平和維持、裏では世界情勢の安定を考えこの案を押し切った。こうして世界には仮初めの平和が訪れた。

 

 

☆☆☆

 

 

雨が降るごと暖かくなってゆく今日この頃、ここはとある提督が運営している鎮守府。本日より大本営から駆逐艦が一人異動してくるということで、準備していた。

 

「提督!この報告書にサインを」

 

本日の秘書官である高雄から午前中に行った遠征と出撃の報告書をもらい判子を押す。

 

「ほいほいこれで終わりね。ご苦労様〜。んじゃ終わった事だし一緒に間宮でお茶し…」

 

今日は天気もいいしお茶とお団子とかにしようかな〜と考えながら高雄を誘うと少し驚きながら怒られた。

 

「今日は駄目ですよ!この後異動してくる子がここにくるんですから」

 

そんな予定あったっけ?…そういえばこの前上の連中に言われたような…

 

「あれ?そうだったっけ?いっけね忘れてた」

 

「朝もお話していたでしょう?何でそんなに忘れやすいんですか」

 

え、朝もそんなこと言ってたの俺?すっかり忘れてたわ〜そろそろ歳なのかな〜いやでもまだ27だぞ…

 

「悪い悪い。…それならその子が来るまでは煙草でも吸ってよ〜と」

 

そう言いながら灰皿をだし、煙草のケースから煙草を出しライターを胸ポケットから取り出した。

 

「またそんな物吸って…よくそんな不味いもの吸えますよね」

 

最初は不味いんだけどな、慣れるとこれがいけるもんなんだよな〜

 

「ま〜高雄もそうゆうなよ。俺はこれがないと生きてけないの」

 

「…ニコ中が…」

 

高雄さん!顔が怖いんだけど!普段は優しそうだから迫力が半端じゃないんだけど!

 

「え、ちょっと酷くない?さすがに真顔で言われるとお兄さん傷ついちゃうんだけど」

 

「ふん!馬鹿めと言って差し上げますわ!」

 

そう言いながら高雄はそっぽを向いた。…やばいな話を逸らさないと

 

「ひで〜…あ、今日来る子って誰だっけ?」

 

煙草に火をつけながらこれから来る子について質問した。

別に話を変えるわけじゃないんだよ?ただ気になったんだよ、うん。

 

「それも忘れたんですか⁉︎今日来るのは駆逐艦の…」

 

高雄が言い切る前にドアからコンコンという音が聞こえた。

 

「はい、入ってどうぞ」

 

俺は高雄にアイコンタクトでお茶の準備をお願いしながら入室の許可をだした。

 

「はい!失礼します!本日よりこの鎮守府に着任することになりました!特型駆逐艦の…」

 

この時、俺の心臓からドクンと聞こえたのを感じた。ざわつくというべきか…とにかく人生の歯車があると言うなら間違いなく止まっていた小さな歯車から少しずつ少しずつゆっくりと動きだしたのを感じた…

 

「吹雪です!よろしくお願いします!」

 

間違いなくそう感じた。

 

 

☆☆☆

 

今日から大本営からとある鎮守府への異動だった。理由としては並の司令官より少しスケベらしくて憲兵から艦娘側からの視点で見て処罰対象であるかどうか調査して欲しいと報告書で書かれていたからだ。

大本営の方に車で連れて行ってもらう間に私が向かう鎮守府の資料を再確認した。……どうやら艦娘のレベルは皆高そうだ。私自身かつて小さな者…通称妖精さん達によって生み出された最初の五人と呼ばれる艦娘の一人だ。だけど私は任務中に深海棲艦の魚雷で大ダメージをくらい記憶がないらしい。目を覚ました時に自分はどうゆう存在で何をすべきか教わりながら執務をこなし練度もかなり高いので足を引っ張っぱることはなさそうだ。そう考えてるうちに私が着任する鎮守府が見えてきた。

 

「ほらお嬢ちゃん着いたよ。ここが君がこれから着任する事になる鎮守府さ」

 

「お嬢ちゃんはやめてくださいよ。私は吹雪という名前があります」

 

「ふふ、ごめんよ。じゃあ後ろで吹雪ちゃんの荷物を下ろすから少し待っててね」

 

運転手さんはそう言いながら車を降りて私のバックを下ろしてくれた。

 

「ありがとうございます。またいつかお会いできるといいですね」

 

「そうだね。そういえばここの提督さんは少しちゃらいというかなんというか軽そうな人だから気をつけてね」

 

「分かりました!ではさようなら」

 

去って行く車に手を振り見えなくなったら気合い入れて鎮守府の入り口へと向かった。

そして入口に書いてある地図を見て執務室へ向かっているとここで訓練してる子達が海に出て行く所をみてふと思う。

みんな楽しそうにお喋りしながら進んでいく所を見るとここの司令官は優しい人なのかな?資料の顔を見ているととてもスケベなことをしてようには見えない…それよりもむしろ…

 

「あら?こんな所でどうしたのかしら?」

 

「ひゃあ!」

 

考え事をしていると後ろから誰かの声が聞こえてつい驚いてしまった。

 

「ふふ、ごめんなさい。ぼーっとしてる所を見てつい驚かしたくなっちゃって」

 

「びっくりしましたよ!赤城さん!心臓がお口から出ちゃいそうでした」

 

一航戦の赤城さんは口を手で隠しながら微笑んでいた。

 

「それでこんな所でどうしたのかしら?ここには吹雪ちゃんはいなかったはずだけど」

 

「はい!本日からここに着任することになり、大本営からやって来ました」

 

「あら、そうなの?それなら執務室はあっちの方よ」

 

「ありがとうございます!ではここで失礼します」

 

赤城さんに一礼しながら教えてもらった執務室へ向かいいよいよ執務室の前へやってきた。若干緊張してきたからゆっくり深呼吸をする。

覚悟を決めてドアを叩いた。

 

「はい、入ってどうぞ」

 

そう言われ何か胸が締め付けられるようなものを感じた。どこか聞いた事があるような…そんな声…動かなくなりかける身体を頑張って動かし練習したとおりに入室した。

 

「はい!失礼します!本日よりこの鎮守府に着任することになりました特型駆逐艦の吹雪です!よろしくお願いします!」

 

言い切った後に全力で鼻呼吸をした。すると煙草の煙の匂いがした。

臭いはずの匂い…だけどどこか懐かしく何かを思い出せそうな…そんなよくわからない匂いを全身で感じながら私がこれから上司になる司令官を見つめる。

 

綺麗に整った髪型、柔らかさな目、資料に書いてある軽そうに見えるという印象は無くむしろ好印象だった。手に持っている煙草のケースは女性のようなのが書かれていてそれすら懐かしそして何故か悲しくなった。

隣の方はおそらく秘書艦かな?高雄さんがお茶の準備をしていた。

だけど司令官は驚いた顔をしながら私を見つめていた。

 

その視線は私にとってむず痒くそして何故か心地良く感じた。

 

 




一つは私が初めて読んだ艦これSSの中で主人公が演奏した曲でもう一つは私が好きなアーティストの一曲の中の2人を私なりに解釈した物語です。

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