配管工と姫君の幻想入り   作:MP

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10話で話数が2桁になったので初投稿です


10話

マリオ達は地底の町を見回っていた。

その途中に1人の女性がマリオ達に声を掛けて来た

 

「おや?あんた達、見ない顏だねぇ」

 

「僕達に何か用かい?」

 

「まあ、そんな所かな。その前に自己紹介だね、あたしは勇義。見ての通り鬼さ」

 

「今度は鬼か…本当に色々居るんだね、僕達の事だけど…」

 

各自自己紹介中…

 

「なるほど、幻想郷を観光中ねぇ」

 

「まあ、そんな所かな」

 

「それにしてもおすましキッズか…随分と好き勝手してくれてるみたいだね、そいつら」

 

「ええ、私達も困っているの」

 

「そうだ、そのおすましキッズって奴らの事、さとりに伝えてくれないかい?」

 

「さとり?」

 

「ここからかなり先に進んだ所にある地霊殿って館に住んでる悟り妖怪さ、そいつにおすましキッズって言う子供達に気を付けろってね」

 

「解った、今から行って伝えておくよ」

 

「ありがとう、それとさとりには注意した方が良いよ」

 

「どうして?」

 

ピーチ姫は勇義にそう問う

 

「悟り妖怪ってのは相手の心や考えている事を読む妖怪でね、さとりの場合はそれをうっかり喋っちゃうのさ」

 

「つまり何も考えずに伝える事だけ伝えろって事?」

 

マリオがそう言った

 

「まあそうなるね、とにかく充分気を付けな」

 

マリオ達は勇義と別れ、町からかなり離れた場所にある地霊殿に着き、中に入る事にした

 

「お邪魔しまーす…」

 

サニーがそう言う(上の台詞は遠野みたいな感じで喋ってはない)

 

「…地霊殿にどのようなご用件で?」

 

マリオ達の前に現れたのは胸に赤い目玉が着いた少女だった

 

「あの、実は…」

 

マリオは先程勇義に言われた事を伝えようとしたが…

 

「おすましキッズと言う子供達に気を付けろと伝えろ、そう勇義さんに頼まれたようですね」

 

「ええ!?マリオが言おうとした事が何故解ったの!?」

 

「そうか!君が…」

 

「その通りです、私が悟り妖怪でこの地霊殿の主の古明地さとりです」

 

「さとりさん、とにかくおすましキッズには充分気を付けてね」

 

スターがさとりに念押しする

 

「はい、解っております…」

 

「お姉ちゃーん!」

 

突然胸に青い閉じた目玉が着いた少女が大声でさとりを呼んだ

 

「こいし、どうしたの?」

 

「こいしって?」

 

ルナがさとりに聞く

 

「私の妹です。こいし、私に何か用?」

 

「うん!喜んでお姉ちゃん!頼もしい人達連れて来たよ!」

 

「頼もしい人達?」

 

「うん、入って来てー!」

 

「「「「「お邪魔します」」」」」

 

「「おすましキッズ!!」」

 

マリオとピーチ姫はこいしの連れて来た者達の名を叫んだ

 

「なんですって!?こいし!今すぐその者達から離れて!」

 

「えー?なんでー?」

 

「「「「「おやおや、これはまた随分と嫌われた物だねぇ」」」」」

 

「ふざけないで下さい、貴方達の事はこの方達から聞きました」

 

「「「「「そうなのかい?こいし、どうやら君のお姉さんは我々に協力してくれないようだよ」」」」」

 

「え?どうして?」

 

「「「「「それはあいつらの味方をしているからさ、あいつらは我々の敵だからねぇ」」」」」

 

「そうなの!?お姉ちゃん!そんな人達と一緒にいないで私達と一緒にいようよ!」

 

「何を言っているの!?貴方がこっちに来なさい!」

 

「ねえお姉ちゃん、この人達は誰もお姉ちゃんの事を気持ち悪がる人が1人もいない世界にしてくれるって言ってくれたんだよ、お姉ちゃんだってもう誰からも気持ち悪がられたくないでしょ?」

 

「…そうだけど…でもその人達は危ない人達なのよ!」

 

「お姉ちゃんの解らずや!もう良いもん、とにかく私はおすましキッズと一緒に居るもんねー!」

 

「「「「「そう言う訳だ、じゃあねぇ。エヘヘヘヘヘヘ!!」」」」」

 

こいしとおすましキッズはどこかへ行ってしまった

 

「こいし…」

 

「これは…更に厄介な事になったわね」

 

「そうだねピーチ姫、おすましキッズにまた仲間が出来てしまったようだからね」

 

「…マリオさん達はこれからどうするつもりですか?」

 

「僕達は、おすましキッズを倒す事を目的としている。でも奴はがどこを根城にしているのか解ってないんだ」

 

「そうですか、私で良ければいつでも頼って下さい」

 

「ありがとう、さとりさん」

 

マリオ達はさとりと別れ、自宅に帰る事にした




作者のMPです。スマブラのステージ作りの操作性が悪すぎて思うようなステージが作れなくていやぁキツイっす

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