マリオ達は大樹の家にて話しをしていた
「ねえマリオさん、おすましキッズってどこに居るんだろうね?」
サニーがマリオにそう聞いた
「さあ、それが解ったら苦労しないんだけどね」
「まあ、そうだよね」
「マリオ、今日はどこに出掛けるかは決めてるの?」
ピーチ姫が言う
「うん、今日は霧の湖に行こうと思って」
「わかさぎ姫さんの所ね、じゃあ準備が出来たら出発しましょう」
マリオ達は霧の湖に行く事になった、しかしそこに行く途中で…
「「「「「やあ、また会ったねぇ」」」」」
「おすましキッズ!!」
そう、おすましキッズが現れたのだ
「またあんた達なの!?」
「今日は何しに来たのよ!」
ルナとスターがそれぞれ言った
「「「「「何しに来たかって?こうしに来たんだよぉ」」」」」
おすましキッズは乗っている機械から長身の剣と大盾を装備した鎧の魔物と青い頭に黄色い触手が生えたクラゲのような魔物を出して来た
「あれも本で見た魔物達だな…」
「知ってるの?マリオ」
「うん、鎧の方はさまようよろいでクラゲみたいな方はホイミスライムって言う魔物なんだ」
「「「「「今日は君達にこいつらの相手をして貰ってあわよくばどっちも死んでくれれば嬉しいんだよねぇ、それじゃあねぇ」」」」」
おすましキッズは去っていった
「また逃げる気!?」
「サニーちゃん!今は目の前の相手に集中するんだ!早く倒して…」
「待ってマリオ!」
「ピーチ姫、どうしたの?」
「マリオ、あの子達、なんだか無理矢理言う事を聞かされてるような感じがするわ」
ピーチ姫はマリオにそう言った
「確かに…それによく見たら目が赤く光っているみたいだしね」
「そう言えばおすましキッズはあわよくばどっちも死んでくれれば嬉しいって言ってたね」
スターがおすましキッズの言っていた言葉を思い出して言った
「ようするに、どうしたら良いかな?」
サニーがそう言った
「よし、相手が死なない程度に戦闘不能になるまで追い詰めよう!」
さまようよろいとホイミスライムとの戦いが始まった。
さまようよろいの強烈な攻撃とホイミスライムの回復魔法によってかなり長い戦いが続いたが、戦闘はマリオ達の勝利となった
「なんとかなったね」
ルナがそう言う
「うん、それにちゃんと生きた状態にも出来たしね」
少しすると、倒れていたさまようよろいとホイミスライムが起き上がった、両方共目の色は元に戻っていた
「ここは、どこだ?」
「気が付いたみたいだね」
「教えて欲しい、我らは今まで何をやっていたのだ?」
さまようよろいはマリオ達にそう質問した
「それはね…」
説明中…
「そんな事が…済まない…」
「謝る必要はないわ、悪いのは全部おすましキッズだから」
「あの…私達はどうしたら良いのでしょうか?」
ホイミスライムはマリオ達にそう訪ねる
「そうか、君達も元は外の世界の住人だから行く宛がないんだね」
「はい、その通りです…」
「我らはこれからどうすればよいのだ?」
「1つ宛があるよ」
「誠か?ならばそこに案内して欲しい」
「解った、ついて来て」
マリオ達は魔物達を霧の湖に住んでいるわかさぎ姫の所につれて来た
「マリオさん、その方達は?」
「異世界の魔物達だよ、おすましキッズに洗脳させられていたのを助けたんだ」
「そうなのですか」
「うん、それでさ、この子達行く宛がないらしくてね。良かったらわかさぎ姫さんの所に住ませてあげて良いかな?」
「はい、構いませんよ。えっと…お名前は?」
「我らに名はない」
「そうか、じゃあ名前を付けてあげないとね」
「私達の名前…ですか?」
「うん、えーっと…よし!さまようよろいのサイモン、ホイミスライムのホイミン、君達の名前はサイモンとホイミンだ!」
「それではサイモンさん、ホイミンさん、今日からよろしくお願いしますね」
「ああ、こちらこそよろしく頼む」
「あの、私達に名前を下さってありがとうございます」
「礼には及ばないよ。2人共、わかさぎ姫さんの事をよろしく頼むよ」
「承知した」
「はい、責任を持ってお守りいたします」
マリオ達はわかさぎ姫達と別れ大樹の家へ帰っていった
作者のMPです。因みにサイモンの性別は♂、ホイミンの性別は♀です