ウサミン星に移住したい 作:匿名希望のウサミン星人
急ごしらえで短いけど許してね・・・?
俺は今、大変な危機に陥っている。
「ねぇうづちゃん、どうすればいいと思う?」
「え、急にどうしたんですか?」
「······ウサミンへの誕生日プレゼント!!」
このままじゃウサミン星の住人を名乗れなくなるッ!!!!!
事の始まりは4月15日のプイッターのプイートだった。
『祝え!ウサミン生誕祭、その一月前であるッ!』
それを見た瞬間に。
「な゙っ゙」
自分の失態に
俺は物事を決めるのが苦手な優柔不断な人間で、とりわけお土産などの誰かに贈るものをスパッと決められた事が片手で数える程しかなく、よく両親を困らせていた。
それ故に誕生日やら何やらを考える時間をどんなに短くとも2ヶ月は取っていたのだが、
「いやちょっと待ってジロさん」
「およ?どうしたのちゃんみお」
「て事は、え?ニュージェネとかあたしたちへの誕生日プレゼントとか2ヶ月も考えてたの!?」
「いやいやいや、君らへのプレゼントだよ?2ヶ月なんてそんな短いわけないじゃない」
「いや充分長いと思うけど!?」
「て言っても精々半年くらいだけど」
「いや重い重い重い!半年とか嬉しい通り越して重いんですけど!?」
「わぁ、ありがとうございますギン兄さん!」
「半年······これが、私との、差─────!!」
「純粋すぎるしまむーはともかくしぶりん!?まともに受け入れちゃダメよ!?」
ふむ、ちょっと余計な事を言ってしまったかもしれない。客観的に見たら半年ってやべぇ。自分がされたら多分引いてる。ドン引きです。因みにジロさんはちゃんみおが付けたくれた俺のあだ名である。
「でも、プレゼントかぁ······。やっぱ無難にハンカチ?」
「一番最初にフェイスタオルやらヘアバンドと一緒に贈った、ウサギ柄。因みにピンクのリボンも前回に選択済み」
「あ、じゃあお洋服とかどうかな?」
「んー、それも前にフードにうさ耳ついてるパーカーをね·····」
「じゃあ花束とか。お買い求めはぜひうちで」
「商売根性あるなぁ、でも誕生日に花って重くない?」
「花屋の娘としてその言い分には思うとこはあるけど、確かにそうかもしれない」
「早速行き止まりかぁ」
う〜んと唸るニュージェネの三人娘とオッサン一人。
途中で取り敢えず送ったものを書き出して見ようという頼りがいのある
の、
「プレゼントとして贈れるものは大体贈ってるね」
という一言でまたも振り出しに戻ってしまった。この時に一悶着あったのはまた別の話。
そうしてしばらくして、うづちゃんがでも、と口を開いた。
「やっぱり私は、心のこもったプレゼントが貰えたら、それだけでとっても幸せです!」
「うづちゃん······ッ!」
「卯月······」
「しまむぅううう······!」
俺とちゃんみおは「あぁうづちゃんマジウヅキエル······」と涙が止まらなくなり、凛ちゃんは何故か彼氏面してる。気持ちは分かる。
そうだ、プレゼントは『何を贈るか』じゃなくて『心をこめる事』が重要なんじゃないか。なんでそんな当たり前の事を忘れていたのだろう。
そうじゃないか、だから我らが島村家では『卯月の肩たたき券』が人気な訳で───────
待てよ、これは使えるんじゃないか?いや、いける!これならば!
「うづちゃんありがとう!大手柄だよ!!」
「うぇええ!?あ、ありがとう······?」
「えっと、なんかよく分かんなかったけど、凄いじゃんしまむー!」
「流石だね、卯月」
「え、ええ······」
JK三人に冷蔵庫に入れていた名店のケーキをあげて、早速作業に取り掛かった。
「おはようございます安倍さん、ところでその格好は?」
「あ、Pさん!奇遇ですね!ナナは2、3日オフを頂いたので、秩父の方へ温泉宿に行ってこようかと!誕生日に旅行券を頂いたので!」
「そうでしたか、それならばぜひ楽しんできてください」
「はい!······所でPさん」
「はい、なんでしょうか」
「いやー、こんなタイミングで聞くことじゃないんですけどぉ、ナナが(346に)来る時には必ずいますよね?ちゃんと休んでます?」
「休み、ですか?·············少々お待ちを」
「手帳で確認しないといつ休んだか分からないんですか!?」
「······!?3ヶ月ずっと休んでない······!?」
「え゙っ゙!?ダメですよPさぁん!」
因みにその日、有給届けを出された今西部長は色んな意味で驚いたとか何とか。皆様もお体を壊される前にしっかりとお休みになられてください。
〜書き出し時〜
「そう言えばギン兄さん」
「ん?どーしたのうづちゃん?」
「コレ、全部誕生日プレゼントですよね?」
「まぁ書き出してるんだしそうでしょ。それがどしたのしまむー?」
「いや、幾らファンだからって私と同い年の菜々ちゃんにこんなにトータルでプレゼントを送るものなのかな、て」
「「!?」」
「あ、そーいえば確かに!」
「あああ、それね?その件なんだけどさ、向こうにいた時に俺の影響でウサミンのファンになった人がいたんだけど」
「あーそっかその人と被らせたくないから敢えて書いてるわけか!?すっごい分かるその気持ち!!」
「さーっすが凛ちゃん分かってるぅ!」
「おぉ、流石ですギン兄さん!」
「······いやなんで慌ててんの二人共」