ウサミン星に移住したい   作:匿名希望のウサミン星人

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いやぁ、無重力シャトル最高ですね!(挨拶)

あの緩急の付け方とかリズムとかがちゃんとゆずだなぁ、と感じたこの日この頃であります(ニワカー

ひ、ひわ、ひわわわわ、まさか評価を頂けるとは······!?
ありがたいことでございますっ!!これからも精進して参りますっ!(うづりん絵やらウサミン絵logをみながら)

所で皆さんはうづりん派と武うづ派のどっちなんです?他の組み合わせ?或いはしまむー単体至高派?やっぱりニュージェネ?それともピンクチェックスクール?

因みに自分はどっちでもいけます。



ど っ ち で も い け ま す (隙自語)

あ、今回短めです


だからウサミンは17歳つってんだろいい加減にしろ

「はぁっ、はぁっ、じ、成仏するかと思った······!」

 

「そう簡単に死んじゃダメだよギン兄さん!?」

 

「え、イヤだって、振り返ったらいつの間にか最推しのアイドルがいるんだよ?

 

 

普通に(嬉しすぎて)死ぬでしょ?

 

「それでも本当に心臓とめないで下さい!?」

 

「いや俺にじゃなくて心臓に言ってくれ」

 

「聞こえてますかギン兄さんの心臓さーん!」

 

「マジで声かけちゃったよこの娘!?」

 

 

ピュアかよカワイイなぁ!アイドルが30近いオッサンの胸に顔近づけて叫んでるっていう絵面はアイドルとしてヒジョーにまずいけどピュアカワイイなぁ!?だからといって特にこれと言ったことする訳じゃないないけど。

 

というか自分の推しが同じ事務所内とはいえ、まさかカフェでウェイトレスのバイトしてるとか誰が思うよ?

 

 

「あ、あのー、卯月ちゃん?その方は?」

 

 

とショートコントの様な何かを繰り広げていたが、すっかり蚊帳の外になっていたアイドル(ウサミン)の声でうづちゃんと同時に我に返った。推しの前で何をしていたのだ俺は!

 

 

「あ、えっとですね、私の従兄です!」

 

「あぁ、そうだったんですね!いつも卯月ちゃんにお世話になってますっ、346所属のウサミン星人こと安部菜々でーす!キャハッ☆」

 

「────」

 

 

あ、だめだ、あたま が まったく うごかない 。

 

 

「あ、アレ〜?ひょっとしてスベっちゃいました?」

 

「大丈夫ですよ菜々ちゃん!ギン兄さんは感極まっちゃうと頭が真っ白になって動けなくなるんです!なんたってギン兄さんは菜々ちゃんの大ファンですから!」

 

「そうだったんですね!ナナ感激ですー!」

 

「ッ!?ッ!!!?」

 

 

さぁ果たしてどうやって話しかけようかとガチガチな頭で必死に考えを巡らせていると、柔らかく温かな何かに手を包まれた。

 

なんと、ウサミンの両手である。ここで叫ばなかった俺を誰か褒めてくれ。

 

てかすっげぇやらかいしめっちゃ温かいでもそのやらかさの中に長年の努力を感じ取れる硬さがあってそもそも何故ウサミンが手を握ってくれてるのかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかか(ry

 

 

「···ん?この感じ、ひょっとしてナナの地下ア、ファーストライブの時にいた方ですか?」

 

「───え!?ひょっとしてッ···お、覚えていて下さったんですか?」

 

「といってもついさっき思い出したんですけどね?いやーそれにしても年···じゃなくて人気になるってのも困りますね〜!」

 

 

な、なんという事だ、ファンとしてこれ程嬉しい事があるか!?思わず一瞬だけ大声で叫んでしまったじゃないか!

 

確かにたまたま見かけた時に、心惹かれるいいライブでした、と伝えたくてそのままフラっと握手会に参加して、いざどうすればいいか分からなくなって時に向こうから手を握ってくれてコロッとオトされた訳だが、まさか覚えててくれてたとは······!!

 

 

「クッ」

 

「また死んじゃってますよ卯月ちゃん!?」

 

「ギン兄さぁぁああああああああああああああああああああああああああああん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、嵐のようでしたねー!」

 

「あはは、すみません······」

 

 

普段は優しくてしっかりした人なんですけど、とフォローを入れると菜々ちゃんは、大丈夫ですよ!と笑ってくれました。菜々ちゃんは同い年なのに相変わらず凄いや。

 

その(くだん)のギン兄さんはと言うと、復活してから時計を見るなり「あ、やば」と呟き5000円札を置いて風のように去ってしまった。お釣りはお小遣いにしていいと言ってくれたけれど、 やっぱりママにお願いして銀行に預けて貰おう。

 

 

「それにしても5000円なんて大金をポンと置けるなんて、凄い方なんですね〜卯月ちゃんの従兄さん······」

 

 

菜々ちゃんが虚ろな目でそう呟いた。そう言えば菜々ちゃんは一人暮らししてるんだっけ。学校とアイドル、その上での一人暮らしは大変だろうに、そう考えるとますます菜々ちゃんの凄さというのを感じる。

 

 

「まぁ、ギン兄さんは誘われて海外で働いていたので」

 

「はえ〜、凄い方なんですねぇ······。あれ、所でなんで従兄さんはここにいらっしゃってたんです?」

 

「あぁ、ギン兄さんは今日からここで働くので、多分その関係じゃないでしょうか」

 

「ほほ〜、そうでし······え゙」

 

「あ」

 

 

菜々ちゃんの声を聞いて私が失態を犯したのに気づいた。慌てて両手で口を塞いだけれどあとの祭り。

 

別に私もギン兄さんも隠してる訳じゃないけどバレた時に、その、ちょっと大変なんだよね······。最近の事務所はギン兄さんのニュースで引っ張りだこだし······。

それにしても菜々ちゃん、鋭いです。

 

 

「ひょ、ひょっとして、卯月ちゃんの従兄さんて!?」

 

「···はい、多分菜々ちゃんの考えてる通りです」

 

「どっしぇえええええええ!?」

 

 

菜々ちゃん驚きすぎですよ、と声をかけようとした瞬間。

 

グギッ!

 

と、おおよそ人体から聞こえてはいけない音が耳に届き。

 

 

「こ、腰が···ナナの腰がぁ······!?」

 

「菜々ちゃぁああああああああああああああああああああああああああん!?」

 

 

事務所に私の悲鳴が響いた。その事で偶然近くにいた凛ちゃんや未央ちゃんが慌てて駆けつけ、近くにいた偉い人にうるさい、と叱られてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、やっぱ母国はいいもんだわ」

 

 

打ち合わせが終わって最初に思った事がこれだった。

だってアシさんとかマネさんとかわざわざ雇わなくても向こうから当ててくれるんだもの!

 

向こう(アメリカ)じゃ元より売れる確証もないというのもあるけど何より生来の貧乏性が祟ってついぞ日本(こっち)に戻ってくるまで自分でスケジューリングとかしてたからね、おかげで心に余裕が生まれた。この国が恵まれてるってはっきりわかんだね。ん?社畜大国?······しーらねっ。

 

なーんて一人心地ながら借りたレンタカーを走らせること大体20分。

 

 

「あ゙〜、やっぱ畳はいい文明〜」

 

 

絶賛契約したアパートの部屋で寝そべっております。

 

間取りは八畳半の1LDK、風呂・トイレ・エアコン完備、Wi-Fi完備。家賃は一月大体5万半。ここら辺としてはかなり破格の物件。なんでも二つ隣の部屋が訳ありだとかじゃないとか。正直覚えてない。畳の匂いでそれどころでもない。

 

 

「でもダンボールの荷物解かないとだしなー···」

 

 

しかも冷蔵庫にも何も入ってないからこれからそれを買いに行かなければならない。はっきり言ってめんどくさいことこの上ない。

かと言って明日から映画の撮影あるし、流石に何もしない訳にも行かない。ダルいけどね。

 

 

「ダルいからテキトーに魚焼きゃいいや」

 

 

これは今日はブラ○ドボーン無理だなー、とか割とどーでもいい事考えながら、玄関へと足を進めた。

 

 

 

 

因みに夜更かしてギター引いてたら滅茶苦茶遅刻しそうになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その翌日。

 

 

「し、死ぬぅ······っ!」

 

 

文字通り絶賛死にかけていた。

 

いや何なんアレ?確かに向こうにもムチャな(ヤバイ)監督()いたけどね?流石に治安の良い日本でそういう事はないだろうとタカくくっちゃいましたけど?でもなんでそういう人間にだけピンポイントで目をつけられちゃうかな俺は?

 

命綱無しで15mの崖での斬り合いのシーンとかマジの加減なし多対一の殴る蹴るとか時速80km/hで突っ込んでくる車の上転がったりとか頭おかしいでしょ?しっかり仕事してよねお巡りさん!

 

昨日書かされた契約書の『何があっても自己責任』ってそういう意味だったのね。誰だ毎回のパターンに気づかない学習能力が皆無なヤツは。俺か。にしても(あばら)とか(すね)とか腕とかがクソ痛いんですけど。

 

いやもう動けないからな俺は。アレ以上の演技はほんと無理だからね!

 

「あ、あの〜······徹頭さん」

 

「······マネージャーさん」

 

「その、すみません、監督がリテイクだ、と」

 

「んー、生きて帰れるかなー」

 

「紙と筆と墨汁ならここに」

 

遺書書か(ころ)す気満々じゃないっすかヤダー」

 

 

俺は紳士だから「なんでそんなの持ってんだ」とか聞かなかった。

 

 

 

この後滅茶苦茶記憶飛んだ。

 

 




〜とある居酒屋にて〜



「────それでですね?しまむーがその時に溢れんばかりの笑顔を向けながら私送った頑張れタオルについて嬉しそうに話してくれて、『ファンやってて良かったー!』って思った訳だ」

「分かります、自分の送ったもので喜んでくれるとかファンとして最上(さいじょう)の喜びですよね。そのチョイスには敢えてツッコみませんけど」

「その事を知り合いのしまむー絵師さんに話したら血涙流されたよ、やー辛いわーしまむーの上司とかホント辛いわー」

「ホント専務が羨ましいですよ、自分の推しの絵師さんと知り合いとか。流石上層部は違いまさぁ」

「······私としてはフレンドリーに推しと話せる君がよっぽど羨ましいのだが」

「あ、辛いってそういう意味?それとあぁ見えて内心は緊張で脂汗ナイアガラだからね?」

「んな羨ましいなら変わってみるかゴラオオン!?」

「いや落ち着いて!急に怖いよ!?」


美城専務はビールジョッキをダンッ!と机に叩きつける様にしながら項垂れ、徹頭はそれも慌てつつも(こな)れたふうに甲斐甲斐しく酔いどれ上司の世話をしていた。
因みに世話している姿が様になっているのは、アメリカでの飲み会では大抵現状の美城専務よりタチの悪い酔いどれ演者仲間の世話役になっていたからである。

「これがないものねだり、というものなのだろうな······」

「······今度さり気なく会話の場を(もう)けますね」

「ならば私は絵師さんのツテを使って安倍菜々担当の絵師を紹介してもらえる様交渉しよう」


そして僅かな沈黙の後、ダイヤモンドや時子さまの縄よりも()い握手が交わされた。


「······!?」

「あれ、プロデューサーさんどうかし······ワ、ワタシハナニモミエマセンヨ-?」


因みにたまたま向かいでアシスタントの千川ちひろと飲みに来ていた武内Pは酔っ払ったせいで幻を見たのだろうと思い、一通りのそれを無かったことにした。



武内P・アシスタントの噂
酔っ払うと良くない幻を見るらしい。
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