ゲイムなギョウ界で、課金ライダー始めました 作:スカーレット@エボルト憑依中
あれから一日が経った。
ネプ子にいい金の稼ぎ方を教えてもらっていたのは良いのだが……
「待って待って死ぬ死ぬ!!」
「待ちなさーい!!」
「銃乱射しながら言うことじゃないだろうが!?」
少女に銃を乱射されながら追われていた。
何故こうなったかはちょうど今日の朝まで遡る。
「…へぇ、ここがラステイションか…」
ネプ子に「ああ、それならラステイションで良い感じのバイトあったからそれ行ってくればー?」と言われたのでラステイションへ移動。
ラステイションってなんぞや?と思ったが、どうやらネプ子とは違うノワールという女神が治める国らしい。
ってかここ工場みたいな建造物多いな。
排気ガス凄そう(小並感)
違う国なのにそんなホイホイ行けるのかと思ったが別に問題は無くサクッと到着した。
え?バイク?マシンディケイダー?
ハハッ、免許持ってないんだ☆
「帰ったら免許取りに行くか…ここに教習所あるか知らんが。」
独り言を喋りながらもラステイションを歩き回る。
ネプ子から渡された紙には
「時給10000credit!特定のモンスターを倒していくだけの簡単なお仕事!モンスターを倒した数×1000credit時給アップ!(危険手当もあるから給料ガッポガポ!)」
と書いてあった。
どう考えても胡散臭いなこれ。
「…っと、地図に書いてあるのだとここら辺か…」
辿り着いたのはあまり人気のない小屋。
なんかもう怪しさマンマンである。
「嫌だなぁ…実験とかされそうだ…」
小屋に近付くと、893らしき格好の男性がドアの前に立っていた。
「…すみませーん、木下ですけどぉ…まーだ時間かかりそうですかねぇ…」
「あ、あと三日!三日待ってください!!」
「チッ…」
話を聞くに借金取りか何かであろう。
というかヤーさん帰るの早いな。
やさしい世界。
とりあえずヤーさん帰ったし募集の件聞きに行くかと考え、小屋に近付く。
「…すみません、求人募集の紙見て来たんですけど…」
「えっ!?
ほ、本当ですか!?」
中から出てきたのは女性だった。
手を握られ少しドキッとしてしまう。
乙女かな?
「え、ええ…まあ…」
「わぁ……!ありがとうございます…!
内容の説明をするので、中へお入りください。」
この人涙目なんだけど大丈夫か。
ヤーさん怖かったんだろうな…
的な事を考えつつ中に入る。
あ、ちゃんと靴脱いだぞ。
中は意外と綺麗で、十分に暮らせる程には家具やスペースが整っていた。
机の前に置いてある座布団まで歩き、お互いに座る。
「…実は、私が経営していた風力発電に冠する会社があるモンスターによって倒産寸前まで追い込まれていて…今回お頼みしたいのは、そのモンスターの討伐なんです。」
「風力発電?エンジニアとかそういう類の?」
「はい。
ご存知の通り、ここはゲイムギョウ界。
各国民がゲームを楽しんでいる……のは、良いんですが…その分電気の消費が激しく、その内の一つであるリーンボックスでは一部の所に異常な程に電力を使う所があったりと……
そうして通常の発電だけでなく風力発電も利用する事になったんですが、風神の使いというモンスターに風力発電に必要な風を横取りされてしまったんです。
それで、風力発電は不要と判断され倒産寸前に…」
「…それは、なんともお気の毒に……よし、分かりました。俺が風神の使いってのを追っ払ってやります。」
ゲームの電力消費が激し過ぎるとか全国民徹夜でもしてるんじゃないかとか思うんだが。
ゲーム中毒か何か?
「本当ですか!?良かったぁ…これで借金に追われなくなる…」
とりあえず涙拭いてくれ、俺が泣かしたみたいになるだろ。
果たしてどれくらい借金作ったのか。
「…そういえば、倒産寸前なのに給料とか出して大丈夫ですか?
しばらく経営が安定してからじゃないと……」
「ああ、そこは問題ないです。
うち、意外と繁盛してるんですよ?
ですから、給料はちゃんと払います。」
フフンと誇らしげな表情で笑う女性。
現状は倒産寸前なんですがそれは。
「なるほど。…それで、その風神の使いの出現場所はどの辺ですか?
やっぱり風力発電ができる風車の近くとか?」
「いえ、この国ラステイションの教会の真上です。」
「……は?」
「……マジでか。」
そうしてラステイションの教会に来た訳だが、望遠鏡を覗き込むと確かに存在が確認出来る。
よく見つけたなあんなの。
「…大丈夫かこれ…この国の女神に怒られないか……?」
教会の真上で戦うのは明らかに被害行くだろうし最小限に、そして最短で終わらせるべきだ。
だからこそ────
「────諭吉さんの消費は、避けられないか。」
ネオディケイドライバーを腹に当て装着。
レバーを引きライドブッカーからディケイドのカメンライドカードを取り出し、前に掲げる。
「変身!」
カードの表裏を逆転させ、ネオディケイドライバーに装填してからレバーを押し込む。
『KAMENRIDE DECADE!』
19のシルエットが俺に重なり、カード型のプレートが俺の顔に刺さる。
その瞬間アーマーとスーツがマゼンタへと変色し、変身を遂げる。
「…で、アレどうするか…」
できれば龍騎が出たらドラグレッダー、オーズだとタジャドル、もしくはフォーゼのロケットステイツとかウィザードのハリケーン等で空中戦を仕掛けたい。
「さあ、ショータイムだ。」
(※廃課金タイム)
諭吉さん取り出してネオディケイドライバーに装填、そしてカード射出。
ここまでテンプレ。
「……うーん…ここで来たか…まぁ、良いか。
なんとかなるだろ。」
手に取ったカードを装填し、レバーを押し込む。
『KAMENRIDE W!』
ネオディケイドライバーが二つのメモリによって奏でられる音を響かせながら、緑と紫の電撃を飛ばし白黒の欠片が集まり一つの姿へと形を整える。
そしてその姿が完成すると右半分が緑、左半分が黒へと色を変え赤い複眼が眩く発光した。
「…なんというか、やっぱWってシンプル・イズ・ベストって感じだよな…」
そう、この姿は仮面ライダーWというビルドとは違うライダーの姿。
ガイアメモリという〝特定地球の記憶を内包したUSBメモリ〟を変身ベルトであるダブルドライバーを使用して変身し、風都を守る二人で一人の仮面ライダー。
今回の場合俺一人で成立した状態ではあるが、本来の最大限に出せる力はどのライダーも本人が一番使いこなせるだろう。
……Wの場合、片方がおじいちゃんになったりして大変な事になったりしたけど。
「……さて、どうするか…」
流石に飛べないからなぁ…マキシマムドライブでも届かない可能性も高い。
となると、トリガーで攻撃するしかないだろう。
ガチャタイムだオラァ!!
以下、省略。
「…マジか。」
出現したカードはWの専用バイクである〝マシンハードボイルダー〟のアタックライド。
これくらい普通に出してくんないかな……?
「…これ乗っていいのか?いや、まあ多分大丈夫だろうけど……一回くらいいいよね!うん!」
『ATTACKRIDE MASINHARDBOILDER!』
どこからか出現したマシンディケイダーが変化し、黒と緑で構成されたバイクへと姿を変える。
相変わらず謎原理である。
「……さて、これでどうしろと?」
何?ジャンプ台でも作ってEなTよろしくジャンプしろと?
トモダチ?ハハ、くたばれ。
「……はい、課金入りまーす。」
省略。
これワンチャン見なくても良い感じのやつ来る可能性あるよな、うん。
よっしゃ見ずにいこう。
カードを挿入し、レバーを押し込む。
『ATTACKRIDE REVOLGYARI!』
「は?」
腑抜けた声が出ると同時に、轟音を立てて巨大なマシンが走ってくる。
って待て、アレ建物踏んでない?大丈夫?駄目だよなアレ?
「待て待て待てェェ!!」
走って確認すると、全部の建物が無事だった。
何故。
「これがオーロラパワーか…」
多分違う。
「……で、このギャリーくんどうするか……」
流石にこれで突っ込む勇気もないしなぁ……
「……待てよ?リボルギャリーって……」
見上げると、リボルギャリーの後部に付いたドラム部分に赤と黄色のパーツが付いていた。
「…っよっし!初めてのオオアタリィ!!」
マシンハードボイルダーを手で押し、リボルギャリーの内部へと入れる。
すると内部のドラム部分に繋がれたマシンハードボイルダーの緑色をした〝ボイルダーユニット〟と呼ばれる部分が取り外され、赤いボイルダーユニットがくっつくようにドラム部分が回転、そしてそのまま接続する─────かと、思われたが。
「おい、何で止まった。」
何故か動かない。
ピタリとも動かないんだけどこれ。故障か何か?
「……おい、まさか。」
何を思ったか諭吉さんをまた挿入すると、マシンハードボイルダーに赤いボイルダーユニットが接続された。
はい、安定の完全課金制ハードボイルダーでした。
ハハハ。
「あ ほ く さ」
マシンハードボイルダーに乗り込みながらそう呟く俺は、誰から見ても滑稽な姿だと思う。
もう最終更新から11日経ってるやんけ…(震え声)
ライネス・エルメロイ・アーチゾルテに魅了をかけられ課金、見事に爆死したバカ弟子はここです。
ライネス師匠と主人公弟子の甘々小説、誰か書いてくれてもええんやで?
……あ、はい。まず私は自分の小説頑張ります。