魔導巧殻 もう1人の神殺し   作:ヴィヴィオ

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パティルナVSガルムス

 

 

 

 

 

 パティルナ

 

 

 

 

 アタシは部隊を率いて、メルキア帝国軍本隊へと攻撃を開始する。アタシの部隊は総勢5100の騎馬で構成された部隊だ。強靭な身体に鉄の鎧を装備した馬による突撃はかなりの威力がある。この部隊は魔法技術による身体強化を馬と隊員全員に行ってようやく運営できる防御力と攻撃力。それに咥えて機動力を強化した特別な精鋭部隊だ。

 

「みんな、張り切って行くよ! あっちがお披露目してくれたようにこっちもお披露目しちゃうんだから! 目標、本陣! 突撃~~~~~!」

「「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」」

 

 相手の新兵器で出来た場所を迂回して敵の本隊へと突撃する。

 

「ユン・ガソルの雑兵共に遅れを取るなぁ!! 飢えた獣の如く全てを喰らいつくせ! 赤き月よ、血に飢えし者達を狂乱へと誘え!」

「「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」」

 

 女性の声が言葉が聞こえると同時に赤い光を纏った連中がこちらに突撃してくる。そんなに簡単に行かせてくれないか。

 

「第四、第五部隊は目標を変更。鮮血の魔女を討って!」

「「はっ!」」

「残りはこのまま突撃!」

「「「おぅっ!!」」」

 

 アタシの部隊の一部が鮮血の魔女へと方向を変える。方向を変えた皆は弓を取り出して馬を走らせたまま放っていく。放たれた矢は命中すると同時に小さな爆発を起こして敵兵を弾き飛ばしていく。それでも狂乱された者達は気にせずに追ってくるだろう。

 

「後ろは気にしちゃ駄目だよ!」

「はっ」

 

 そして、本隊の近くまで突撃すると当然のように立ちはだかる存在がいる。その人の一撃で騎馬の速力が粉砕されて、前方が吹き飛ばされる。

 

「三銃士よ、儂自らが相手になってやろう」

「やっぱ出てきたねおじいちゃん! 年齢考えてよね!」

「ふははは、儂はまだまだ現役よ!」

「元気なおじいちゃんだ! みんな、ガルムス元帥はアタシが抑えるから今の間に帝国の新兵器を破壊して!」

「「「はっ!!」」」

 

 ボクは騎馬から飛び降りてメルキア帝国元帥、ガルムス・グリズラーと対峙する。もうかなり歳をとっているのにその武は異常という言葉に尽きるよね。

 

「ユン・ガソル連合国、三銃士が一人、パティルナ・シンク! いざ尋常に勝負!」

「来い、メルキア帝国元帥、ガルムス・グリズラーが受けて立ってやるわ!」

「行くよ!」

 

 アタシは普通の武器ではなく、ステイが作ってくれたとっておき魔法武器を使って勝負する。こいつはグラビティーコメット。剣から伸びた鎖によって鉄球が繋がれている。剣を持って、鎖を掴みながら鉄球をおじいちゃんに向けて放つ。

 

「ぬるいわっ!!」

 

 かなりの速度で迫る鉄球を簡単に避けるおじいちゃん。でもね、甘いんだよ!

 アタシは鎖を操作して再度鉄球を放つ。やっぱり、見切って最小限で回避を選択する。

 

「腕力は関心するがその程度では……ぬっ!?」

 

 グラビティーコメットがアタシの意思に従って急激に早くなり、おじいちゃんの予測を狂わせて命中する。でも、直ぐに槍で防ぎに掛かる。だから、アタシは一気に鉄球の重量を増やす。

 

「10倍!」

「ぐぅぅぅぅっ!?」

 

 質量も増大した強力な一撃を受けておじいちゃんが吹き飛んでいく。アタシは即座に軽くして追撃をかける。走りながら距離を見極めてどんどん攻撃力していく。決して槍のまわいには近づかない。

 

「なかなかやりおるわい」

 

 おじいちゃんは地面に槍を突き刺して速度を殺してなんとも無かったかのように立っている。少しはダメージが入ってるだろうけど、化け物だよね。

 

「全く、とっておきの魔道具を使ってこれとか、とんだおじいちゃんだ」

「儂も流石に自ら飛んで衝撃を殺さねば腕や槍が折れていたであろうな」

「ちぇー」

「次はこちらの番だ」

「そうだけど断るよ!」

 

 アタシは連続で攻撃していく。時間を稼げればそれでいい。だって、こっちの方が数が多いし、あちらは連戦なのだ。戦力の大半を温存していたアタシ達と違って向こうはそうは行かない。何より、もう一つの切り札の準備が出来るしね。ふっふふ、さっきみたいな新兵器が自分達だけだと思わないでよ?

 目に物を見せてあげるんだから。

 

 

 

 

 

 

 

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