魔導巧殻 もう1人の神殺し   作:ヴィヴィオ

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これぐらいなら平気です……よね?
リューンの味覚についてエルカが改造した事にしました。辻褄を合わせる為で無理矢理ですが、すいません。


西の都バーニエ④

 

 

 

 

 

 エイフェリアからラナハイム王国に行くために言われた条件はぶっちゃけて言うと俺が弱いから護衛の戦力を用意するなり自身の実力を上げろという事だ。でも、これでもレベル10なんだぜ?

つまり、傭兵の最弱騎士と同レベルという事だ。まあ、実戦経験は無いから確実に負けるけどな。だから、俺が優っている技術力で勝負する。そう、護衛が居ないなら作ってしまえ!という事だな。なので、俺はリューンを連れて研究室に居る。

 

「それで、何を作るのです?」

「魔導巧殻」

「……いきなりですの」

「冗談だ。その前の魔導人形だな。だから、リューンも裸になってメンテナンスベッドに寝てくれ」

「了解ですの」

 

先ずはリューンを徹底的に解析する。構造はほぼ人間と変わらない。だけど、心臓の変わりにリューンは清浄なる青き月の光を宿した聖石、月晶石で作られた核がある。そして、その魂の定着にはルーンエルフの生贄が使われている。だからこそ月晶石の変わりに神核を使う予定だ。

 

「腕の構造はロボットと変わらんな……いや、人間と足して割った感じか。中途半端としか言えない」

「そうなのです?」

「いや、小型だという事を考えればこれでいいんだろうけどな……」

 

4時間かけて徹底的にリューンの内部構造や素材、機構などを解析して記憶した。ここからは俺のオリジナル技術で改造する。魔導巧殻は遥か古の時代の産物だ。当時手に入っていた物が手に入るとは限らない。いや、むしろ無理だろう。だからこそ、今の技術力で行う。

 

「目指すは人間と変わらない身体だが……当分は無理だな」

「そうなのです?」

「そもそも人工皮膚をどうする? 培養……ちょっと待てよ……確か……」

 

俺は人工皮膚の作り方を乗っている資料を持っていた。正確にはこれは治療魔術の一種で、失われた太古の魔法、神話魔法だ。これなら人工皮膚も作れる。痛みと辛ささえ我慢すれば。

 

「まあいいや」

 

先ず基本の骨格や骨はパール鋼で制作する。鍛冶のやり方で叩いて伸ばして圧縮して空気を追い出してやる。そこに更に魔術を浸かって新型魔焔反応炉の魔力をふんだんに使って素材其の物に炎の属性を付与魔術で付与していく。更に不純物がなくなれば錬成して更に圧縮して強度と密度を上げていく。何度も何度も繰り返して大量のパール鋼を消費しながら特殊なパール製の骨を作り出す。この骨に硬化と再生の秘印術を刻んでやる。それと肘など可変部分も人間と同じように作る。限りなく精巧に人間に似せていく。146cmだとはいえ人間1人分の骨を作るのは苦労する。これだけで24日もかかった。

この間に重工業ゴーレムは金型其の物を大量に生産して一気に大量生産してから防壁制作の工事を行っている。それと近くになだらかな丘があって丁度良さげなのでそこに温泉宿を作り出して商業区に設計図を変更した。その辺りは大型の物になるので建物はかなり真面目に設計しておいた。温泉に関しては即座に調べ上げて全重工業ゴーレムを使用して一気に掘って大きな露天風呂と室内風呂を作った。もちろん男女別で魔導技術を使ってサウナや電気風呂などを作成してやった。もちろん、個人用も作って浴槽は木製にしたのもあるし、普通に石材で作ったのだってある。どちらも錬成して秘印術を使ってメンテナンスも簡単にしてある。御蔭で温泉を作った日こそあんまり人が居なかったが、直ぐに客が増えた。宿は未完成だから温泉だけ入りに来るので、そちらはお金1だけとって自由にさせた。後マナーの教え込みはちゃんとしているので問題無い。拡張工事に参加した皆は現在だけ無料で提供して疲れを取ってもらっている。この温泉の効果は疲労回復、美肌効果、アンチエイジング効果などをはじめ、かなり有効だ。うん、はっきりいうと俺の豊穣神の加護が入っているからだ。神格者でも気づかれない程度だけど。

 

「次は筋肉を作らないとな……これは赤魔力糸だな」

 

こちらの赤魔力糸は複数の薬品に漬け込んで錬金術で合成を繰り返して強化を施した後、数本の糸を螺旋状に絡める。そこから更に錬成して極細でありながら強靭な糸が完成する。それに炎属性を付与してしっかりと螺旋状に絡めながら靱帯などを接続していく。これは赤魔力糸の強化糸を作るのに13日、骨に貼り付けて人型にするのに18日もかかった。更にそこに魔焔反応炉と結晶で作った核を入れて接続していく。

 

「さて、子宮を作らないとな……だが、これはリューンでは無理だし、エイフェリアに頼む訳にもいかない……つまり、自分のを調べるしかない」

 

ごくりと唾を飲み込んだ後、自分の体内を調べる機械を作成する。そして、それを入れてちゃんと内部まで確認し、サンプルを採取する。この時点で大変痛かった。直ぐに回復魔術で回復させたけどな。

まあ、苦労して取った細胞サンプルをとある強力な再生魔法を魔焔反応炉10個も使って生み出した大量の魔力で細胞を再生させる。つまり、女性の大事な場所を作り上げた。これを作成中の魔導人形に搭載し、頭部に集める神経回路などと接続していく。頭部と心臓周りは無数の演算機を集めて作られたコアブロックが存在している。ここに本来なら特殊処理した神核を入れる。とりあえず、筋肉繊維や骨格、骨に至るまで徹底的に錬金術と科学の合わさった魔導技術で作り上げた。

 

「ちゃんと関節とかも動くな。じゃあ、後は髪の毛とか皮膚だな」

 

皮膚も俺から採取したのを神話魔法で培養し、覆っていく。今回の場合はちゃんと取り付けた状態で再生魔法を皮膚にかけると自動的に増殖して修復してくれる。魔焔反応炉の過剰運転で魔力はなんとか補っている。ちなみにこの子に搭載した魔焔反応炉は六芒星タイプのより強力な奴だ。容姿は俺が転生する前にやっていたABGというゲームのキャラを参考に作成する。名前も同じララで行こう。この子はぶっちゃけていえばテイルズのプレセアを機械兵にして少し正確を変えた感じだ。

 

「バストは……これも自分の細胞を使うか」

 

胸も少し膨らんで大人の掌に収まるか収まらないかの大きさにした。ぶっちゃけ、怖いし魔力不足が深刻だからな。

 

「後は肝心のデータだが……神核の意思が邪魔なんだよな。それを書き換える為に性魔術を使うつもりだが、先ずは感度を弄らないといけない。」

 

性魔術は神々の信仰力や魔力の源を必要とする魔術とは異なって個人的な意思や精神力を媒体とした儀式魔術の一つだ。性交渉により強制、契約、精気吸収等複合的な効果を得られて力を得る。そして、この魔術の優れた点は生殖能力を有する対象全てであり、それが例え悪魔だろうと天使だろうと神々だろうと有効なのだ。もちろん、感情豊かで知性的な種族ほど発動威力が比例して高るのだ。

「だが、元となるデータが無ければならない。流石にそれはやりたくないし、神を落とす程の快楽とかかなりやばいだろうしな。まあ、一度娼婦を買うか」

 

やる事が決まったら簡単だ。超強力な媚薬とその解毒薬、不感症になる薬とその解除薬を作成して実際に頼んで実行する。頼んだ相手は淫魔族の人で、その編の男を捕まえてヤってもらった。淫魔族でも一瞬でアヘっちまう快楽データを取って、それを持ち帰る。後は一度魔導人形を起動して動作不良が無いかを確認する。

 

「さて、起動……どうだ?」

「システム起動します。オペレーティングシステム正常起動。これより、各システムのチェックを行います。システムオールグリーン。次に身体チェックに入ります……右腕回路と左足回路に異常を確認しました。修復を要求します」

 

その場所を開いて確認すると接続が甘かった。しっかりと固定して外れないように更に強化しておく。

 

「どうだ?」

「問題有りません。これより触覚を確認します」

 

それからトライ&エラーを繰り返して修復と改造を重ねてあどうしようも無い物以外は問題無いようにした。本来なら魔導巧殻のリューン達と同じで空に浮かべるはずなのだが、そこまで出力は無いようだ。肉体強度は馬鹿みたいに強化しまくったので大丈夫みたいだが。

 

「これで完成。じゃあ、次だな……」

 

とってきた淫魔のデータを登録して快楽を与えると震えて痙攣しだした。

 

「エラー、エラー、想定以上の負荷がかかっており……おり……お……り……」

 

そして、核が砕け散った。だがこれで問題無い。後はこの神核を弄るだけだ。なので、この神核を魔導器にセットして核にする。もちろん制御術式の秘印術もしっかりと刻み込んである。その後、手足の接続を切断して物理的にも取り外し、口には猿轡を配置。完全に身体を拘束して性魔術の魔法陣と魔力を封じる枷をしっかりと嵌める。そして、淫魔のデータを960倍に設定して即座に流し込む準備をする。

 

「では、はじめるとするか……」

 

薬を飲んでから神核を投入して起動させる。起動して目を見開いた瞬間に淫魔のデータを叩き込んで一気に精神を叩き潰す。その後、痙攣しているのを男化して美味しく頂く。だが、流石は神。この状態でも12時間も持った。だが、屈服させられたので記憶を除去し、新たにララとして生まれ変わらせた。魔導巧殻と同じ……いや、本当の意味で魔導巧殻となった。本来なら魔導巧殻の枠すら超えて機工女神といえるかも知れない。だけど、肉体スペックが低いからそこまでの性能は無い。せいぜいが魔導巧殻より強い程度だろう。ちなみにこの神核はアシェラトと呼ばれるアテナと同一視される事もある神格で、旧神だ。

 

 

 

 

 

 

 

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