気づいたら魔法世界でAC(デバイス)になってました 作:傭兵はつらいよ
「すずかちゃん達お風呂に入るの待っててくれるそうです。」
「そう。」
「楽しみです~。」
助手席に座るはやてに、車を運転しているのが『月村俊』すずかの父親であり、月村重工の経営者で、遊園地「オールストン・シー」建設に携わっている。
はやては管理局の仕事で遊園地に行けなかったため、夜に合流することになっていたのだ。
ピロン♪
「ん?」
送られてきたメールを見てみると、クロノからのメールで最近の事件に関しての情報が載せられていた。
「うわっ!!」
「わっ!」
後ろから猛スピードでトレーラー3台が通過していく。
「危ないな~。」
「ホンマですねぇ。」
かなり速度を出したまま走り去っていくトレーラーを見ていると、いきなり3台とも横転し始め、はやてが乗っていた車は止まれずにハンドルを切るも直撃する。
「はやてちゃん大丈夫!?」
「はい…」
エアバッグが作動したため、ある程度無傷で済んだがすぐに車から離れる。
トレーラーが爆発し爆炎の中から工事車両が変形し、巨大なロボットになる。
「月村さん、すみません。私アレの対処をしてきます!!」
「あ、あぁ。」
敵と思われる数は6体。魔導書を出し、交戦状態に入る。
「八神はやてから東京支局へ。」
『はい。』
「移動中に緊急事態発生!!対応にあたりますので応援とモニタリングを願います。」
『了解、対応を開始します。』
魔導書が開かれ、はやての足元に魔法陣が出現する。
「リインがおらんと色々不安やけど、まあ何とかしよ。封絶結界発動!」
周りに被害が出ない様に敵を結界内に封じ込め、敵の上に少女が現れる。
「貴女が八神はやてちゃんね。」
「時空管理局本局人事部所属の八神はやてです。あなたは?」
「名乗る気はないわ。あなたが持ってるその本…ロストテクニクス・テクノロジー『闇の書』それを貸してもらいに来たの。」
「お話やお願いの方でしたら、局の方で伺います。」
「お願い…すぐに返すから――抵抗しないでほしいわ。」
搭載されているガトリングガンが火を噴き、掴んでいたトラックをはやてに向かって投げだす。
だがはやては二つの防御魔方陣で防ぎ、敵の攻撃を避けるために空中に逃げる。
「アームリセット、螺旋徹甲弾!!」
採掘用アームがキャノン砲に再構築され、弾が撃ち出されるがそれも防いでいる所をもう1体がロケットアンカーを射出し、それも防ぐ。
「無駄よ。それはもう調べた。」
ロケットアンカーが魔法陣をすり抜けて、はやてを捕まえようとしたが体をそらした事によって、後ろのビルに直撃する。
空中で体制を立て直せなかったはやては地上に降りるが、その瞬間に足がワイヤーに拘束されてしまう。
「くっ!!」
ワイヤーを切ろうと、魔導書からページを1枚とり、魔力刃を構築して切ろうとするが硬すぎるため切れない。
「キャアアア!!」
ワイヤーが巻き取られアームの攻撃が迫ってくるが、防御魔法で防ごうとするも対応されているので、魔法陣は砕け散り吹き飛ばされる。
倒れているはやての持つ魔導書にワイヤーが絡みついてくる。
「あかん…これはミスった…」
ロボットが近づいている時、遠くからエンジン音が聞こえてくる。
「封鎖領域に入ってきた?この反応キリエじゃない――アミティエ!?」
「はやてさん!そのまま動かないで、そのままで!!」
「え!?」
バイクに乗った女の人が、そのままスピードを落とさず突っ込んでくると敵の攻撃を躱しながら、ライフルの様なもので赤い少女が乗っていたロボットを1撃で破壊していくと少女は消えてしまう。
そのまま確実に破壊していき残骸でジャンプするとバイクから身を出し、ライフルが剣となって敵を2体一刀両断する。
「よかった…ご無事ですね。」
「あ…いえ、あの…」
イマイチ状況が把握できてないはやて、やられそうになっている所を助けてくれたのだから味方なのだろうが、この人が誰なのか分からないので戸惑っていた。
だがまだ全部を倒しきれなかったのか、追加で来たのか6体程爆炎の中から姿を現す。
「聞いていますか?私の大切な妹を連れ出した人。あなたはきっとキリエの願いを聞いてくれているのだと思います。」
足元に転がっていたガトリングガンを片足で蹴り上げ、何ともない様に片手で掴む。それを見ていたはやては唖然としていた。
「それについては感謝しています。ですが――」
持っていたガトリングガンの形状が変化し、4銃身3連ガトリングガンとなり相手に向ける。
「人様に迷惑を…まして罪のない子供に怪我をさせるようなやり方は私は絶対許しませ―――」
バラララララララララ!!!ドガァン!!
敵が突然、上空から銃弾の雨を喰らい、爆発する。
「な、何ですか!?」
人間サイズのロボットが空から敵に銃撃を喰らわせ着地すると、残りの敵がソレを撃破しようとガトリングガンや機銃を撃ちまくるがブーストによる横移動で躱される
「遅すぎる。」
敵の後ろに回り込むと、既にロックしていた『WB01M―NYMPHE』と『CR-E92RM3』による一斉攻撃で4体同時撃破する。
「残り2体」
ブーストで一気に近づくと、すれ違いざまに左腕に装備されているレーザーブレード『YWL17-ALP』で撃破し、残りの1体の上を乗り越えるようにジャンプして真上から右腕装備の『
全機撃破したロボットがこっちに銃口を向ける。
「待って待って!!ミレイスさんストップ!!この人は私を助けてくれたんです!」
「…本当か?」
「はい…あの貴方は…」
「ミレイス・アークだ。銃を向けてすまない。はやてを助けてくれたことに関しては感謝する。はやて動けるか?」
「まだ動けます。ん?」
通信音が鳴るとディスプレイが表示され、アルフとザフィーラからの通信だった。
『はやて!!』
『我が主!!ご無事ですか?』
「うん、襲われたけどミレイスさんと制服のお姉さんに助けてもらったよ。」
『私たちも現在対象を追跡中です。』
『大型トレーラーの暴走で、こっちの警察が大騒ぎしてるの。』
『我々は今、この暴走を引き起こしたと思われる少女を追跡しています。』
画面が切り替わると、赤いバイクに乗ったJKが爆走していた。
――そろそろなのは達が出るころだろうな…
そう思っていたら、アルフ達が奇襲にあい通信が途絶する。
「あかん、助けに行かなっ!!」
はやてが行こうとするとJKがはやての腕をつかむ。
「私は故あって、さっきのピンクの子…妹を追っています。」
「はい…」
――ピンク…淫乱系か?(偏見)
「妹の目的は八神はやてさん――あなたのその本なんです。あなたからはその本を。なのはさんとフェイトさんからは、その力を無断で借りようとしています。えっと…ミレイスさんの事は知らなかったので…」
「管理局のデータベースに俺の事はない。唯の漂流者として認識されているからな。」
「そうだったんですか・・・道理で知らないわけですね。私は妹を止めなければなりません。ということで失礼!」
はやてを抱き上げるとバイクに乗せる。
「え、え?」
唐突にバイクに乗せられJKはエンジンをふかし、急発進する。
――えぇ…運転荒いなぁ…俺でもあんな走り方しねぇよ…
心の中で呟き、小ジャンプでバイクについていくミレイス。
――今普通に車が通ってる高速道路にいるんだけど、はやてがクロノに報告してるんだが、二人ともノーヘルなんだよなぁ…高速道路なのに…逮捕案件ですわ。俺?俺は
「妹と戦闘になるとは思いますが、皆さんの『魔道』は恐らく通じません。」
「あなたは一体?」
「アミティエです。アミタと呼んでください!」
――魔法が通じないなら新システムも使えないなぁ…魔法使いたかった…(現在結界を使用中)
―――――――――――――――
なのはとフェイトはキリエの追跡を開始し確保に向かい交戦。途中に魔法が解析され少し苦戦を強いられていたが、なのはの策により拘束が完了していた所に不意を突かれ、銃を向けられる。
ズガァン!!
キリエの銃が弾き飛ばされる。弾き飛ばしたのはアミタ。ミレイスは、はやての準備のために護衛として付いていき、アミタだけ先に行かせたのだ。
「キリエ、やっと見つけました。さあ、帰りますよ。」
「アミタ…」
「なのはさん、フェイトさん、お二人ともご無事で何よりです。お友達のはやてさんもご無事ですので安心してください。」
それを聞いた二人は、ほっとした表情を見せる。
「絶対に追いかけてこないでって、私言ったよね?」
「私は「行っちゃだめだ」って言いました。」
「アミタまでこっちに来ちゃったら、ママたちはどうするのよ!!何考えてるの!!」
「家出した妹を連れ帰る、それだけです。」
「言ったでしょ?パパもエルトリアも助けるんだって!」
「帰りましょう…」
キリエは納得のいかない表情を見せる。
「くっ…このぉ―――」
拘束が解かれているキリエはバク転で弾かれた銃のところまで行き――
「バカアミタ!!」
1発アミタに向け発砲するが弾かれ、アミタの服装がキリエの物とそっくりな服装に変わる。
「聞き分けてください。キリエ。」
「このーーーー!!」
銃から剣の形状に変化させてアミタに切りかかり、アミタも剣に変化させて二人は空中戦を始める。
「永遠結晶を持って帰らなかったら、パパは死んじゃうのよ!!」
「悲しくて苦しいのは、私や母さんだって一緒です!!それにあなたを連れ出したあの子を――私は信用できません!!」
「この―――」
「キリエさん落ち着いてください!」
「ここはお姉さんの話を…」
激しい近接戦闘を繰り広げられる最中になのはとフェイトがキリエを抑えようと組み付く。
「邪魔を…しないでっ!!」
持っていた剣を放り投げると、靴に内蔵されていた機銃をアミタに向けて撃ち、組み付いてるなのは達も地面に向かって放り投げられる。
「永遠結晶があれば皆を救えるのに!!」
「父さんと母さんが私たちにくれた力は、強い体とフォーミュラは星と人々を守り、助けるための力です!!人に危害を加えてまで目的をかなえるための力じゃない!!」
「だから迷惑かけない様に頑張ってるじゃない!みんな手伝って!!」
キリエが言うと、放置されていたトラックなどが変形し大きなロボットのようになり二人に近づいていく。
パパパァーーーン!!!
なのは達を襲い掛かろうとしていた敵の1体が、横から撃ち抜かれ爆散する。
「3連スナキャで余裕の貫通か、雑魚だな。」
「おい!先に撃とうとしてるのに横取りすんなよミレイス!」
「早い者勝ちだ。」
ヴィータの後ろから敵を狙撃したのはミレイス。V系ACになっていたが、はやてを助けた時のNシリーズ系ACに変更する。
機体名:ロイヤルハリヒア
HEAD:H11-QUEEN
CORE:C02-URANUS
ARMS:CR-A92XS
LEGS:LH09-COUGAR2
BOOSTER:B03-VULTURE2
GENERATOR:CR-G91
RADIATOR:ANANDA
FCS:MF05-LIMPET
INSIDE:―
EXTENSION:CR-E92RM3
ARM UNIT R:WR07M-PIXIE3
ARM UNIT L:YWL17-ALP
BACK UNIT R:WB01M-NYMPHE
BACK UNIT L:CR-WB91LGL
ジャッカルのエンブレムが描かれた赤のカラーリング機体である。
ミレイスはキリエの背後に立ち、銃口を向ける。
「大人しく投降しろ。お前の用意した人形共はシグナム達が片付けた。」
「へえ、貴方がイリスから報告は受けてた例の…」
キリエはミレイスをジッ―と嘗め回すかのような視線で見ている。
「…ロボットて聞いてたけど思ってたのと違うし、全体のバランス的にダサく見えるから気持ち悪い…。」
「は?」
――今コイツなんて言った?ダサい?このACを?は?コイツの頭大丈夫か?いや大丈夫じゃないな、コイツの頭は『CHD-06-OVE』並に存在価値が皆無な頭部なんだろうな。隊長頭で有名なクイーンヘッドや、NXのOP機が装備していることで有名なCOUGAR2(通称九月)に、ジナ腕にもケチつけやがったな…(コアの事は触れない模様)……コイツは俺を怒らした。(ミレイスはキリエの美的センスが死んでいる事を知りませんし、気づいてすらいません。)
「んだとぉ!!この淫乱ピンク小娘がぁぁぁぁ!!(本音)」
「淫乱ピンク!?」
――取り合えずコイツはボコす。慈悲はない。
心の中の本音がキレた勢いで言葉に出てしまったが、そんな事はお構いなしにミレイスはキリエに向かって銃を向け突撃するのだった―――
最近キウイにハマった作者です。今回のACはPLUS ONEさんの提供していただいたアセンブルを採用しました。ありがとうございました。まだまだアセンブルの提供を待ってますので、機体名込みでも構いませんのでお待ちしています。
今回は戦闘シーンが少なかったですが、戦闘的に"上からのマシンガンによる銃弾の雨"ミサイルを放った後すれ違いざまにブレードで攻撃し、流れるように敵を上から撃ち抜く"一体どこのOPの真似事なんだ…(笑)
これが終わればストライカーズ編になるんですが、そっからやべぇ雰囲気になるとだけ言わせてもらいます。無人兵器関連で(ボソッ)