真剣で俺の弟子になりなさい   作:トラクベルク

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今回は番外編的な話を上げさせていただきます。
内容としては主人公が初めて親不孝通りに来た時の話です。

決して本編が行き詰ったとかそんな理由ではないんだ・・・


番外1 初めての親不孝通り

川神を散策していると親不孝通りと呼ばれる不良がたまっている一角があるらしい。

そのせいで普通の人は近寄ろうとはしないみたいだ。

俺は興味本位で親不孝通りを歩いていると2人組の不良に絡まれた。

ただ歩いているだけでこれとは本当に治安が悪い。

 

「見たところ高校生だな。学校サボってこんなところに来たのが運の尽きだな。」

 

お前らも俺にあったことが運の尽きだ。

 

「痛い思いしたくなかったらさっさと金出しな。」

 

痛い思いしたくなかったら俺から逃げることを進める。

 

「なんだ?ビビッて声も出ねーか。」

 

「可哀想に、な!」

 

一人が話している最中に俺の腹めがけて拳を打ち込んできた。

それを普通に片手で受け止める。

 

「おい。何の真似だ?」

 

一応、こいつらの言い分を聞いておこう。

こういった奴らにはそういうのは無駄だと思うけど。

 

「てめー!一発受け止めたぐらいで調子に乗るんじゃねーぞ!」

 

さっき拳を打ち込んできたやつがもう片方の手で今度は顔に殴りかかってきた。

どうでもいいが調子に乗るなとよく聞くが大体はそう言った奴が一番調子に乗っていると思う。

自分の方が相手より優位に立っていると勘違いしているからそんな言葉を使うのだろう。

そんな風に関係ないことを考えながらパンチを避ける。

そして、殴ってきたやつの腹に蹴りを入れる。

 

「うぐっ!?」

 

腹を抑えながら後ろに下がったのを見て、追撃として少しジャンプして体を回転させて相手の顔面に蹴りを入れてやった。

技名でいうなら胴回し回転蹴りだ。

 

「あが・・・」

 

そのまま不良は倒れた。

歯も何本か折れて、気絶したみたいだ。

カツアゲ、暴力を平気と行うんだ。

反撃にあうことぐらい覚悟していたはずだ。

だから、やりすぎたなんて微塵も思わない。

 

「て、てめー。な、なにもんだ!」

 

もう一人の不良が俺について聞いてくる。

 

「それに答える義理はない。」

 

そう答えて俺は不良の顔に拳を突き出す。

それにビビったのか不良は後ろにしりもちをついてしまった。

 

「ここいらを仕切ってる奴がいるならそいつのことを教えろ。」

 

「し、仕切ってる奴?し、知らねーよ。」

 

完全に俺にビビってるようだな。

まぁ、そのために一人気絶させたのだが。

 

「本当か。」

 

「あ、ああ。」

 

俺は右足に気を纏わせ、少し上げた。

そしてそのまま思い切り地面に振り下ろした。

結果、足が置かれた部分のコンクリートが割れた。

それを見て、不良がさらにビビッていた。

 

「もう一度聞く。ここいらを仕切っている奴に心当たりはないんだな。」

 

「い、板垣 竜兵とかいう奴が・・・」

 

「そいつが仕切ってるのか?」

 

「お、俺はそう聞いた。」

 

「そうか分かった。」

 

俺はそう言って、その場を後にした。

これがトラウマになって2人はもうカツアゲなんてしない。

そう願うことにしよう。

 

 

 

 

板垣 竜兵の情報を集めるために絡んでくる不良どもを返り討ちにして情報を集めたら、いつの間にか廃工場にいき着いた。

そこにはかなりの数の不良がいた。

この中の誰かが板垣 竜兵だろうか。

俺は息を吸い込んで

 

「ここに板垣 竜兵という男はいるか!!」

 

思いっきり叫んだ。

それを聞いて不良達がざわつき始めた。

 

「威勢がいいな!おい!」

 

俺の叫びに一人の男が返してきた。

タンクトップ姿で左腕に入れ墨を入れている男だ。

 

「お前が板垣 竜兵か?」

 

「ああ、その通りだ。で、俺に何の用だ。」

 

「近々この町に住むんでな。挨拶でもと思ってな。」

 

少しだけ殺気を混ぜながら話してみる。

だが、こいつらは怯えるどころか笑い始めた。

 

「挨拶だと?こいつはおかしな話だ。俺たちの様な奴に挨拶とは変わった奴だ。」

 

「そうか?お前らの様な不良共と後々関わった方が面倒になるだろ?」

 

「それは違いないな!ハッハッハッ」

 

「笑っているところ悪いが本題だ。今日からここは俺が仕切らせてもらう。」

 

「やれるもんならやってみろ!やっちまえお前ら!」

 

板垣 竜兵の合図で全員が俺に襲い掛かってくる。

数では圧倒的に俺が不利だが、こんな不良共に後れを取るつもりは毛頭ない。

周りに気を展開し、不良共一人一人の動きを捉えながら反撃を行う。

こんなことしなくても勝てるが一応、念のためだ。

15人ぐらいを倒したあたりで一度不良共の攻撃がやんだ。

 

「こ、こいつめちゃくちゃ強いぞ。」

 

「これだけの連中相手に1発も食らってないだと…」

 

俺との力量差に気づいたようだ。

ここでおとなしくなってくれるといいのだが。

 

「いいねー久々に楽しめそうだ。」

 

指示をしてからじっとこちらを見ていた板垣 竜兵が俺の方に歩いてくる。

今のセリフからこいつも百代と同じ戦闘を楽しむタイプと判定できる。

俺の強さを伺っていたようだ。

 

「板垣 竜兵、お前如きじゃ俺には勝てないぞ。」

 

「俺にそんな啖呵きる奴は久々だ。」

 

「こんな不良共たち相手にお山の大将気取ってるような奴の底は浅いって言ってるんだ。」

 

「ぬかせ!!」

 

態と挑発したおかげ勢いよく俺に向かってきてくれた。

俺の目的は元々こいつを倒して不良共のリーダーもどきになることだ。

ここでこいつを圧倒的に倒してやる。

板垣 竜兵が走りながら殴りかかってくるので俺も前に進み、勢いよくパンチをする。

俺と板垣 竜兵の拳がぶつかり合った。

 

「うおぉぉぉぉ」

 

板垣 竜兵が叫んで力を込めるが拳のぶつかり合いに勝利したのは俺だ。

 

「そんな力任せの攻撃じゃ俺には届かんぞ。」

 

「ふざけやがって!」

 

こういった具合に向かってくる板垣 竜兵を正面から打ち負かすのを繰り返した。

俺の手には気を纏わせているので負けることはなかった。

やがて、板垣 竜兵の体力がつきこの戦いに幕が降りたのだった。

 

「はぁはぁ、お前、気に入ったぜ。」

 

「不良に気に入られても嬉しくないな。」

 

「そういうな。いいぜ。お前にここいらを仕切らせてやる。」

 

板垣 竜兵本人が俺にここを仕切ることを許可した。

それはとても意味があることだった。

周りの不良共がまたざわめき始める。

俺は息を吸い込んで

 

「聞いた通りだ!今から俺がてめーらを仕切る。俺の目の届く範囲で何かやってみろ!痛い目に合わせてやる。文句がある奴は出てこい。相手になってやる!」

 

俺は大声でそう宣言した。

ちなみに3名ほど文句があり、戦いを挑んできたが一発で黙らせた。

やはりこういった奴らは力でねじ伏せるに限る。

 

 

こうして俺の初めての親不孝通り巡りは終わりを迎えた。

今回のことをきっかけに竜兵とは喧嘩仲間のような関係になることになった。

竜兵の姉妹に合うことにもなるがそれはしばらく後の話である。

 




次回からはちゃんと本編やります。
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