URO 〜宇宙記録機関〜   作:外道男

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飯島

失礼しまーす!

うん?君ひとりかい?

と言うことは君が噂の新人くんだね!

へえ〜、随分と若いねー。

ウチの職場で見た目が若い子は若くして亡くなってる事が殆どだから、うん、御愁傷さま?

 

私も若いだろって?

あははー、そうなんだよねー。

私も君と同じで転生採用組なんだよ。

人生何が起こるか分からないよねー。

まあ、こんなでも君よりは先輩なんだから、敬いたまえよ!ニュービーくん!あっはっは。

 

 

おや、妙に気疲れしたような顔だね。

私喋りすぎ?テンションに付いてけない系かな?

 

あー分かる分かる。

死後の世界に来て早々に働け〜とか言われたら困るよね!私も初めはそんな変な顔してたよ。……いや、よく見たら君の方が変な顔してるね!あははー、ジョークだよジョーク。

 

君に説明をしてくれた人、誰だった?

あ〜、ナルホド。青山課長か〜!

 

あの人、私の直属の上司だから、こんな事言うのもアレだけどさ、あの人の話……

 

くっっそつまらないでしょ?

 

真面目で無駄が嫌いな性格してるからさー、全っ然話が弾まないの。あの人と同じ部屋に居て1時間耐えられたらもう勇者よ勇者。

 

さてと、そんな勇者見習いくんに自己紹介しとこうか!

私の名前は飯島!

記録部観察課、新世界管理係の係長さ!

こんな容姿(なり)でも1つの係を任されてる出来るおねーさんなのだよ?

 

さあさあ、早速私達の仕事場に行くとしようじゃない。

青山課長から聞いてないかい?

暫くの間、君はウチの係の預かりになるから。

研修期間みたいなもんだから、そのうち他所の部署に行くこともあるだろうけどね。

それまではおねーさん君のことビシバシ鍛えて上げるから!覚悟は良いか〜?あはは。

 

じゃ、行こっか。

はい、手を出して。手だよ手、君の手。

ガシッと。良し繋いだね。

え、なに?何で手を繋いだか分かんない?

 

ウチの会社さあ、馬鹿みたいに広くて複雑なの。私だって幾つ部署が分かれてるか知らないもん。

万が一迷子にでもなられたら困るしさ、手ぇ繋いで行こうよ。

異論は無いね?有っても聞かないよ!あはは。

 

 

 

ねー?広いでしょう。

こんな長い通路がひたすら伸びてて曲がりくねったり階段が幾つも有ったらそりゃ迷いますよねって話だよ。

まあ、君の研修期間が終わるまでは誰かしら側に居るだろうからそんなに心配は要らないよ。

 

万が一迷子になって近くに誰も居なかったら、通路に必ず1つは電話が設置してあるから利用するんだよ。

ゼロを2回押すと管理部って所に掛かるから、説明すれば案内ロボを送って貰えるよ。

 

 

っと、話してたら着いたね!

ここが私の城、新世界管理係だよ。

業務内容は中で話すよ。さあさあ、入った入った。

 

まあ、こんな感じだね。

あんまり君の知ってる会社のオフィスのイメージと変わらないでしょ?基本的に事務仕事がメインだからね。報告書を作るだけの簡単なお仕事さ。

 

うん。今から詳細な説明してあげたいけどさ。

君にも聞こえてるよね?あのイビキ。

入ってきた時からぐーぐー音がしたら気付くよね。

ちょっと待っててね新人くん。

あんにゃろー………!

 

 

 

うらぁ、うっしーこらあ!業務中に堂々と眠るたー良い度胸だなあ!イイジマドロップキイィック!!

 

「ぐっふッ!?」

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