東方晴天録   作:あおい安室

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皆さんすごいお久しぶりです。
ブルーツリーです。
活動報告でも言っていましたが色々なことがありました。
とりあえずは更新が遅れていたことに対して、本当にすいませんでした!!
明日も余裕があればいもう一話投稿するつもりです。
それでは、お楽しみください。


第11話+:ゲームスタート。

………道を変えるノモ………進ムのも………アなタしダイ。

 

………今ハ………前ダけを見テ。

 

 

デナイと………あナタを送った意味はナイ。

 

 

永遠に………終わりを、与えて………

 

 

「………ぅぅ………」

 

い、今は………何?それに………ここは………病室のベッド?

一体何があったんだっけ………

………そうだ。僕は、永終の操るあの子………『シャドーズ』に、切られて意識を失ったんだっけ………

………あのあとに誰かが通報してくれたんだろうか?それなら僕はここにいてもおかしくはないけど………

それに、なんで永終は『ゲーム』なんて言い出したんだろう。

まさか………僕がここにいるのは………そのゲームのスタート地点だから………とか?

 

「………考えてても仕方がない、か………ひとまず誰かに連絡をとらないと………」

 

そう思っていつも端末を入れていた右ポケットに手を突っ込もうとしたところで、服が違う服になっていたことに気づいた。

病人が着るような真っ白の服。僕の着ていた服は………辺りにはない。

ちなみにこの病室には僕しかいないようだ。あるのは棚とテレビくらいで、外の様子からして時間は夜だった。相変わらず右目は見えない………

ん?棚の上に何かある………これは………手紙?

差出人は………っ!!永終!!

僕はすぐに手紙を開けて中身を確認する。

 

『んふふー。これを読んでいるということは起きたのねー?それじゃあゲームの内容について書いておくわー♪内容はか・ん・た・ん♪私を殺せばク・リ・ア!そうしたらシャドーズはあなたにプレゼント♪まっ、簡単に殺されないけどねー?私の位置についての地図もあげるわー!そこから私のいるところまで頑張ってねー♪時間は貴方が目覚めてから24時間以内………それまでにクリアできなかったら………本気であなたを殺しにいくわ。それじゃ、スタート!!』

 

そこまで読むと手紙はポンッと軽い音を立てて爆発した。その後の紙の破片が集まって一枚の地図になった。

 

「うわっ!!………くそっ!!あの人は………何がしたいんだよ………こんなの………本当にゲームじゃないか!人の命は………おもちゃなんかじゃないのに!!自分の命ですら投げ出す………そんなの………おかしい!こんなのは………誰が得をするんだ!?」

 

僕を殺せば、あの人は得をする………なぜなら僕を人形にしてあの人の使える道具が増えることになる。

僕があの人を殺せば………シャドーズは僕が手に入れる………あの人は死ぬから何もできなくなる………他に誰か得する人は………いないはず。

あの人は全てが遊びなのか?くそっ………

 

「………やるしかないのか………っ!!」

 

僕は地図を確認する。どうもこの病院みたいな施設の地下にいるらしいけど………急がないと!

ただ、装備が不安だ………武器になりそうなものを拝借しないと不味いよね………

どこかにあればいいけど………

 

 

 

病院?………廊下………

 

 

「っ!なんだあれ………」

 

僕は自分のいた部屋を抜け出して地図を頼りに地下へ進んでいた。その道中で、円柱状の機械が動いているのを見た。

………監視用のロボットなのかな?

それが巡回しているからこの施設に人がいないのかな………

見つかったら不味いよね………多分。

そう思って慎重に進もうとした瞬間にロボットがこっちを振り向いた。

 

「っ!!」

 

思わず体が固まってしまった。だけど、ロボットは僕の方を見てしばらくすると僕を無視して何処かへ行ってしまった………

僕を怪我人として扱ってるからここに入院している人だから危険じゃないって判断したのかな………

 

「………ラッキー、なのかな………」

 

「へえ………何が、ラッキーなのかしらねえー?」

 

「それはもちろんロボットに見つからずに行けるからで………!?」

 

そこまで言ったところで僕は後ろにいる人物に首を絞められた。

必死にもがいたところで僕の首を絞めている人が見えた。

 

「私への報告も無しに病院を出歩くとか何を考えてるのかしら?」

 

「ぐぇぇっ!え、ええりん?首、絞まってるからね………」

 

「別にいいじゃない………このバカ晴っ!!」

 

そして後ろにいた人物………永琳に首絞めを止められたと同時に僕は永琳に抱き締められた。

 

「もう………勝手にいなくならないでよ………あなたがいなくなったら………寂しいのよ………?」

 

この言葉を聞いて、僕は胸の当たりがズキリとした。

僕は………もうすぐ死ぬかもしれないのに………

 

「………?どうしたの、晴?なんというか………暗いわよ?」

 

はっとして僕は何でもない、と答えた。

永琳にはこの話を………したらどうなる?

僕を止めるだろうか?それとも手伝おうとするだろうか?………どうすれば………

 

『ダメよー?装備とかの提供をさせるとか以外にオリジナルを関わらせたらー。チートよチートー?』

 

「な、何よ、今の声!?」

 

「ッ!!どうやってこっちを見てるんだ永終!!」

 

突如、何処から聞こえてきた声………永終に僕は反応して叫ぶ。

しかし、返事は何も無かった。あの人………こっちの考えまで読んでるのか?

 

「………晴………あなた、そっきの永終とやらについて何か知ってるみたいね………」

 

「っ………ごめん。今は放っておいてくれない?後から話すから………ね?」

 

「ダメ。命令よ。それに忘れた?あなたの体の自由は、私が握っているのよ?」

 

それを聞いて僕は思い出した。永琳に僕は身体改造を施された。それと同時に永琳の命令一つで体が麻痺するようにされている。

つまり………逆らえない!!

 

「………わかった。でも………永琳にしか話したくない。他の人には言わないでほしい」

 

「ええ。それなら………『動かないで』」

 

え………?僕は何故か永琳にそう言われてしまい、動けなくなる。そしてそのまま僕は永琳に抱えられた………

お姫様抱っこで。

 

「………な、なんで?」

 

「………なんとなくだけど。あなたを抱いておきたくなったのよ。これからこの施設にある私の研究室に行くわ。その道中で、話しなさい。いいわね?」

 

「………うん」

 

そして、僕は永琳の研究室に着くまでの間、話した。永終について、シャドーズについて、ゲームについて。

 

 

 

 

永琳の研究室………

 

「………そう。そんな事があったの………」

 

永琳の研究室でも僕は話を続けていた。永琳の研究室は本当に広くて、ソファとかの応接用の設備まであって、僕と永琳はそこで話していた。

 

「うん………もういいよね?僕は早く行かなきゃならないんだ。早くしないと僕はどのみち………殺される」

 

「わかったわ………なら、急がなきゃね」

 

………え?何を?

 

「晴の強化、よ。そこまでの覚悟をしてるんだったら晴を止める理由は無い。というか、止めれないわ。それに永終の事もあるけど、あいつは私のクローン。あなたのクローンであるシャドーズを強化して出さない訳がない………相当な装備と力が必要よ。あなたが構わないのなら………私はあなたを人間から辞めさせる。それほどまでの強化を施すつもり。………もちろんあなた次第だけど」

 

………愚問だよ。

 

「わかった。お願い」

 

「………ええ。それじゃ、そのソファーに横になって。一時間で終わらせるわ」

 

「………ここで?出来るの?」

 

「ええ。私を誰だと思っているの?」

 

「………ああ。なるほど」

 

「「天才永琳………でしょ?」」

 

そう二人同時に言って………お互いに笑いあった。

これが………僕と永琳の、長い別れの直前の事だった。




そうそう。活動報告でボツ話を投稿するかどうかを聞いていますので、それについての意見もください。
友人二人に見せたところ面白いとの評価はもらいました。
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