東方晴天録   作:あおい安室

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一気に描写を飛ばしたのは書くのがめんd………
うわ、夜、何をする、やめ、ぎゃああああぁぁぁ!!!


第17話+:あれからしばらく経った頃。

とある、山奥には、一つの屋敷がある。

ある者曰く、その屋敷には子どもの料理人兼執事兼雑用がいるとか。

ある者曰く、その屋敷には美しい吸血鬼がいるとか。

ある者曰く、その屋敷には本が大好き?かもしれない魔女がいるとか。

その屋敷から、物語は始まる。屋敷は、吸血鬼が塗った色にちなんでこう呼ばれている。

紅魔館………と。

 

 

 

「ん、ん………今日は天気が良いなあ………洗濯物がよく乾きそうだ………」

 

ベランダでぐーっと、体を伸ばしながら肩をもんだりする。もうどれくらいだっけなあ………執事業を始めたのって。

 

『30年くらいじゃなかったか?』

 

「そうだっけ?というか普通に考えを読まないでよ………それだとこの屋敷30年以上修理修理した記憶がないから………とんでもなく屋敷が頑丈ってことだよねだってことだよね………建てた人恐るべし」

 

『今のお前も十分恐ろしい』

 

「酷っ!!」

 

今着ている執事服の胸ポケットに入っている黒い宝石が散りばめられた万年筆から声がする。僕の友人が夜………僕の中にいる、言ったら本人は怒るけど、お化けみたいな少女の事だ。

彼女の声が僕にしか聞こえなかったのを知った友人はなんといわゆるスピーカーの役割をしてくれる万年筆を作ってくれた。どうやったんだろうか。

………そうそう。僕の名前は………

 

「あらあら。仕事はまだまだ残ってるのに遊んでいる暇なんてないわよ、晴」

 

僕の名前は八意晴。この館、紅魔館にいる執事みたいなものだ。さっき話しかけてきた青髪と赤い目を持っていて、薄い赤がかかったドレスを着ていて、日傘を持った綺麗な女性の方に僕は向き直る。

 

「わかってますよ、エミリカさん。というか日向に出てきたらダメじゃないの?吸血鬼なんだし」

 

「日傘があれば問題ないわよ………って何ウズウズしてるのよ」

 

「日傘を奪ってやろうかなと思ってまして」

 

「日光にあたったら私死ぬからね!?絶対わかっていってるでしょ!?というかあなた何か私に恨みでもあったの!?」

 

「あははは。何を今更言ってるのか………あるに決まってるじゃないですか。なんで僕が未だに執事やってるのかわからないし。いいかげん僕の代役見つけてくださいよ」

 

にっこりと笑いながらも、その笑顔には怒りを込めて言う。

それと、慌てた様子の人はこの館の主………吸血鬼のエミリカ・スカーレットさんだ。

 

 

………僕は、あの戦いの後、永琳に別れを切り出した。それというのも僕は不老不死になってしまったからだ。なおかつ、世界滅亡に耐えれるような体だから、誰かに調べられたら面倒なことになる。

永琳に別れるといった理由は特に詳しく言うことはしなかった。どれも言ってしまったら永琳に迷惑をかけてしまうと思ったからだ。

もちろん止められた。

だけど………僕は逃げ出した。永琳に命じられたら体が動かなくなる機能は戦いの後、僕の体の中にいる夜との相談で、解決策は見つけた。夜はどうも僕に取り憑いたお化けみたいになってしまったらしい。

それによって体に後遺症みたいなものができてしまったけど。

とにかく、僕は逃げ出した。

街から逃げ出したら、そこは草木の生い茂る自然にあふれた世界だった。その世界で僕は必死に生きた。

孤独で怖くなったこともあった。だけど………そばには夜がいてくれた。怖くなったとしても、それは一時的なものにしてくれたんだ。

なんとか、生き延びた。氷河期が来た時は本当に焦ったけどね。まあ、対策を何とかとって無事でいられた。

ちなみにその頃に着ていた服はいまだに霊夢からもらった物だ。頑丈だし、乾きやすいし。ただ他に服の予備とかはあんまりないんだよね………

下着とかはあるんだけどなあ………

今はタキシードっぽいスーツを着てる。

話を戻そう。

一度街から逃げ出した後、僕は二度と戻らなかった。ずーっと。ずーっと生き続けていたら………人間がいつの間にか出来ていた。本当に驚いた………

そして、人間ができてからしばらくした頃に。人間を狩るために現れたかのような………妖怪を見かけるようになった。正直驚いた。

実際さっき話したエミリカさんは吸血鬼。西洋妖怪だし。

だんだん妖怪に対する人間の被害が増えてきたのを見た僕は妖怪を狩る仕事を始めた。狩る代わりに食べ物とかを村とかに住んでる人に要求したりした。最初は本当に妖怪を倒せるのか半信半疑で見られていたけど、少しずつ信頼されてきたから、いまでは報酬を前払いで渡そうとする人も少なくない。

まあ、もうそんなことを50年くらい続けてると見た目が変わらないから怪しまれたりすることもあったけど、見た目を変えて子孫だといって通したこともある。

今は現役引退したということにしてる。

だって今の僕は吸血鬼に仕える執事だよ?

見方を変えたら妖怪の奴隷だし。

エミリカさんは他の妖怪と比べたら本当に信頼できる妖怪で、元々行商人に化けて街に入っていたのをとっちめたのが出会いだった。一応殺そうとしたけど、夜がこいつは他とは違うから逃してやれと言ったので逃してやった。

それからしばらくした後にエミリカさんは情報屋として再び僕の前に姿を現した。逃してもらったお礼だとか言って協力を色々してくれた。タッグを組んだみたいだなと言われたこともあるし、姉弟だと勘違いされたこともある。僕の身長あんまり伸びてないんだもん。エミリカさん多分170cmくらいあると思う。

スラっとしすぎ。

彼女は吸血鬼だから催眠術も使えるから、情報屋としての実力は確かだったし、普通に強い。

実際模擬戦として一騎打ちをした場合の勝率は僕が勝つのはだいたい7割くらい。

後は負けてる。

そして、30年ほど前に、エミリカさんが家に帰りたいといったのでついていったら………

現在に至る。執事化してしまいました。

 

「んー………長命であるっていう条件が必要だしね………あんまり見つからないのよ」

 

「あー………長く生きるのって辛いよね」

 

「本当よ………こんなことあなたが人間だったら絶対関係ない話題よね」

 

「一応人間のつもりです」

 

「「それはない」」

 

「えー………というのかいつの間にいたんですかエミリーさん」

 

「ちょっと前からいたのよ。今日はいい天気だしね。外でのんびり魔導書でも読もうと思ってたのよね。あなたのぶんもあるわよ?」

 

「あ、もらいます。せっかくだし外でのんびりお茶でも飲みませんか?」

 

「いいわね。それじゃあ、エミリカに対日光コーティング魔法も準備しておくから道具を取ってきてくれない?」

 

「了解です」

 

そういって僕はベランダを出た。

さっき話しに出たエミリーというのは魔法使いだ。前述の万年筆を作った人でもある。

対日光コーティング魔法は日光を弾く効果のある魔法で、、吸血鬼であるエミリカさんのために作られた。ただ効果が続く時間が短いんだよね。2時間持てばいい方なんだけど………

本名はエミリー・ノーレッジ。………引きこもりじゃないの?という声がどこからか聞こえてきたような。

ぜんぜんそんなことは無いです。運動もしっかりしてますよ?ただなぜかいつも痩せてるんだよなあ………。

 

 

………言ったらダメなんだろうけどさ。彼女を太らせたいです。




若干短いんだよな今回………
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