東方晴天録   作:あおい安室

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これは完全新作。作るの疲れた………
11/20:内容を一部改訂


第5話+:朝というイベントだらけ

………どこか、暗いところに自分がいる。暗いのに周りは清潔感溢れる研究所のようなところだ。

僕はそこにあるベッドに寝かされている。視界に映る範囲で確かめると身体中にいろいろな管が刺さっている。

おまけにベルトの様な物で身体は固定されていて動けない。

どれくらい待ったのだろうか。人が来た。その人は真っ黒な白衣………といっていいのだろうか?とにかくそんな感じの物を身に纏っていた。

そして、その人は僕に近付いて口の動きとほんの少しだけ聞こえる声からしてこう言ったのだろう………

 

『新しい玩具に生まれ変わる時間だよ』

 

と………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う………ぅぅ………」

 

目が覚めた………どうやら夢だったらしい。やけに怖かったけど。

ちなみに僕は永琳さんから小さい部屋を貸してもらってる。ベッドと元の世界で言うインターネットに繋げる端末がある。あと本棚に工作に関する本が入ってる。

小さいのは大きい部屋だとなんだか落ち着かないから。

それにしてもさっきの夢………予知夢だったりして。何それ怖い。朝食作る時に目覚ましにアツアツのお湯でも飲んでおこうかな?

うん、そうしよう。

そうそう。リビングに向かう途中で永琳さんを起こすのも忘れない。

 

「永琳さーん。朝ですよー?………あっ」

 

永琳さんの部屋に入ると、永琳さんはパソコンの様な物(正式名称はパソコンではないらしい)の乗っている机に突っ伏していた。

パソコン?の画面にはこう映っている。『徹夜したから非常に眠い』と。

………ここ最近そうなんだよなぁ、永琳さん。やたらと徹夜してる。

というか永琳さんの私室のはずなのにここって仕事部屋みたいになってるんだよね………

仕方なく近くにあった何かの資料をまとめて棒状にして思いっきり永琳さんの頭に降り下ろす。

 

「うぐっ!!」

 

「よし」

 

「な、何が『よし』なのよよ晴………!地味に痛いのよ?」

 

「なら徹夜しないでください。というかせめてパソコンの前に突っ伏して寝ずにベッドに行ってくださいよ。ずーっと徹夜してると風邪ひきますからね?」

 

「私の体は頑丈だから大丈夫よ………」

 

「はあ………朝食作ってきます。今日はフレンチトーストにするつもりですから少し時間かかります。その様子だったらお風呂も入ってないですよね?せめてシャワーだけでも浴びてくださいよ?」

 

「はぁい………」

 

………ああ、もう。僕は永琳さんを腕をつかんで引っ張る。

眠いからか永琳さんはなんかもごもご言ってるけどついてくる。

シャワーのあるお風呂は永琳さんの部屋のすぐとなりの部屋だ。洗面台もここにある。

 

「ほら、永琳さんしゃがんでください。三つ編みといてあげますから」

 

「うん………」

 

………寝起きの永琳さんは普段の永琳さんとのギャップが激しいんだよなぁ………

すっごい可愛いんですけど。

そんなことを考えながら髪の毛をとき終わる。

 

「それじゃ、シャワー浴びたらリビングに来てくださいね?」

 

「はぁい………」

 

そういって永琳さんがシャワーを浴びに………って。

 

「永琳さん服着っぱなしですよー!?」

 

「ふひゃあっ!わ、わかってるわかってるからっ!」

 

………本当に別人すぎる。

 

 

10分後………リビング

 

「んー………おはよう、晴」

 

「はい、おはようございます」

 

………よかった。普通永琳さんに戻ってる。今後はあの寝ぼけ永琳さんから普通永琳さんに戻す時は液体をぶっかけてみようか。

庭に放り出してお湯をバシャンと。

………その後弓矢で頭を狙い撃ちにされる光景しか浮かばない。止めよう………

ん?二つの状態の区別方法?普通は髪型が整ってて、表情も引き締まってて目を開けてる。寝ぼけは髪型はぐしゃぐしゃで表情もぐでーっとした感じ。目はほとんど閉じてる。

お分かりいただけましたー?

 

「さて、いつも朝食ありがとね。それじゃ、いただきます」

 

「はい、どうぞ召し上がれ♪」

 

さっきの会話は毎朝の光景だ。自分の作ったご飯をここまで美味しそうに食べるのって永琳さんと………後、何故か思い出せない前世の友達くらいだったから僕も嬉しくなる。

『♪』はその嬉しさの象徴だ。

僕は永琳さんの正面に座ってのんびりテレビのニュースを見る。僕?もう食べ終わったけど。

 

『………続きまして、本日の天気予定です。本日は午後3時までは晴れ、それ以降は雨、時々雷となる予定です。今週の天気は………』

 

誤字にあらず。本当に天気予定なんです。この街は街全体を覆っている半球状のバリアみたいなものがあってそこに色々な天候を再現するシステムがあるそうです。

 

「………本当に『天気予定』とかSFの世界の物と思ってたけど、今でも驚くよ。でもなんで雨とかするんだろ?」

 

「それは雨の中には無害の洗浄液が入ってて色々な施設の外見上の汚れをとるためで、雷は余剰に発電した分をこの街の内部に分散させて人の恐怖心とかを完全に消させないためよ?というか前にも言わなかった?」

 

「興味の無いことは聞いてもたまに忘れるのです」

 

「私に聞いてる時点で興味がないわけじゃないと思うわよ?」

 

「それもそうか。まあ、どうでもいいかー」

 

「そう?まあ、確かに忘れるのがあなたはそこまで頻繁じゃないから別にどうでもいいといえばどうでもいいわね」

 

こういう会話がなんだか楽しい。さて、この次は事件とかその辺のニュースだ。何かあったかな?

 

『………昨日午後6時ごろ、第1区画53番通りにて都市管理局、戦闘課に所属している二名が重傷を負っている状態で発見されました』

 

ここで解説すると都市管理局というのは元の世界における警察のような物の進化版で、病院とか公共施設も管理している。本質は警察組織だけど僕に言わせれば政府だ。永琳はそこの研究課というところのリーダーらしい。

こんな寝ぼすけさんでいいんだろうか。

 

「へえ………ここの近くじゃない。何かあったのかしら?」

 

『被害にあった二名の内片方、フレデリックさんは何者かに身体を激しく潰されており、病院でまもなく死亡が確認されました。もう片方のアイリスさんは頭に強い一撃を喰らって気絶させられていただけで命に別状はありませんでした』

 

「え、ちょっ………アイリスっていう方は多分僕がやったやつなんだけど………!?」

 

テレビに映った被害者として出てきたのアイリスという女の人の写真を見て僕は驚いた。

この間喧嘩を売ってきた人だ………!!

 

「はあっ?どういうことよ?説明しなさい。しなかったら最近作った痛覚強化剤を使った上で殴りまくるわよ」

 

「何ですかその死亡フラグもどき!?絶対嫌ですよ!それに説明位しますよ。二日前にその辺買い出しの帰りにアイリスっていう人の方に喧嘩を売られてつい気絶させちゃったんです………その後放っておいたんですけどまだ気絶してたのはビックリです」

 

「あ、あなたあのアイリスを倒したの………?都市管理局の戦闘においてかなりの実力者よ?というかどうして喧嘩を売られたのよ………」

 

「倒せたのは偶然ですよ。この間見せたあのメジャーみたいなのを使ってマンホールの蓋をとってそれをぶつけたんです。喧嘩を売られた理由は確か………

 

 

回想

 

 

『あなたが、晴さんですね?』

 

二日前、僕が買い出しを終わらせて帰っているとき、僕に話しかけてきた女の人がいたんだ。

 

『?そうですけど………』

 

『そうですか………なら、覚悟を!』

 

その女性の人は急にトンファーのような物を構えてきたんだ。

 

『へえっ!?ちょっ、なんですか!?』

 

『ヴィータ隊長から聞きました………晴という人に騙されて怒ったシグナム隊長から殺されそうになったと』

 

『ヴィ、ヴィータ?ラヴィータさんがどうかしたんですか?』

 

『ラヴィータ………ぷっ。じゃなくて!とにかく、その代償として私はあなたを倒します!』

 

『じょ、冗談じゃないよーっ!!』

 

 

回想終了

 

 

「という事があって。というか多分この間のゲームセンターのやつの事だと思います。ぶっちゃけ永琳さんのせいですよ」

 

「………てへ?」

 

「………怒りますよ?」

 

「ごめんなさい」

 

その後、病院に謝りに行ってなんとかボコボコにしたのを許してもらった。

ちなみにアイリスさんは僕を襲った形になるため6か月給料20%だそうです。ざまあみろ。

………この時、僕はひとつ気になっていることがあった。それはもう一人の都市管理局の人を殺した人だ。

一体誰がしたのか………それは、僕が後々知ることになるとは、思っていなかった。




あーあ。うちの学校期末テスト近いなぁ………はあ。
キャラ紹介………
アイリス:新オリキャラ。しかし出番は一章だけの予定。
何故かいるリリカルなのはキャラを晴が倒すのは不味いと判断したため出した。
一応設定上は女性で身長は160cmくらい。トンファーなど軽い武装を好んで使う。身体年齢は16歳。
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