音に生きろ。   作:千推し箱推し

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ぎえええお気に入りついたああああああ
と心の中で叫びました。
ちょっと続きます。

前回は出逢うまでをすっ飛ばしまくったのでダイジェスト方式みたいになってしまいましたが、……文字数を見るとちまちまねちねち書いても良さげなんだろーか、

結成までは書きたいですねえ……。


そのに

 前回のあらすじ。

 心は男、体は女という社長令嬢が爆誕!

 伝説のアイドルカッケーッ!でも失踪!

 ピアノ弾いてたら名前を聞かれた。←今ここ。

 

 

 ……まあそんなわけで。

 謎の少年は折笠 千斗というらしい。

 話を聞くと、俺のピアノにめちゃくちゃ惚れたとか。ド直球で言ってくれました。思わずどもったぞ……。

 

 その後しばらくは曲の好みの話なんかをした。

 これがまーーーあ噛み合わないのなんのってもう。

 ゼロの曲に限定してもなお食い違う。いや、ゼロが歌う曲は全部いいんだけどさ。

 2、3曲なら意見が合うか、も?なくらいの分かれっぷりに、お互いに珍妙な顔をしてしまった。

 

 下校時間が迫り、俺たちはどことなく腑に落ちない感覚のまま帰宅した。

 

 

 

 その日から、少年――(ゆき)と音楽の話をするようになった。

 音楽室へ赴いて音楽の話をしたり、千にせがまれて弾き語りをしたり、時々なんてことのない雑談もしたりした。

 タイミングの問題もあってそう多くは(ぶっちゃけ数回しか)話せなかったが、千も徐々に口数が増えていったように思う。

 その数回の中で一度千の家に行ってみたりもした。千は作曲をしているらしく、興味を持った俺が押しかけたのだ。すまんな。代わりにうちにも呼んだぞ。豪邸なので驚かれた。

 初めて作ったという曲を二人で歌ったり――まだ未完成らしいからノリで適当に――、作曲するところを見せてもらったり、とそれはそれは楽しい友人関係を築いていた。

 中学三年の秋だった。

 ……え、受験?授業受けてりゃ分かるし……。

 

 

 千と同じ高校にはならなかった。

 なのだが、高校進学時に一人暮らしを始めたんで、卒業式でそれを伝えたらその日からちょくちょく来るようになった。……どっちかっていうと千がうちに来る頻度が高かったような……。

 もちろんのこと、それは真夏でも変わらなかった。…………ただ一つを除いて。

 

「あ、(けい)

「……あんたら、俺んちの前でたむろってんなよ。一応マンションだぞ、ここ」

「……え、おい、千。男って言ってなかったか?どう見ても女の子じゃないか」

 

 …………どちらさんかね?

 

 その日は夏休み中にある登校日で、もちろん制服、もちろん女子用。

 俺は男の格好なら言動も相まって男、イケメン少年君と見られるんだが、女装をすると結構女子に見えるらしい。クラスメイトに「うおおおお俺っ娘だ!!」と散々萌えられた。ぶん殴っておいた。

 話を戻そう。ようするにそういうことなわけで、俺を初めて見た奴は爽やかイケメン君(仮)のような反応になるのだ。

 

 爽やかイケメンな少年は大神 万理というらしい。何でも知り合いの紹介で出逢ったんだと。

 少し驚いた。二人が仲良さげにしていたから、ではなく。

 中学の時に見かけた千は、それはもう一枚の絵になったかのように教室の隅でぼうっとしていた。……ただの休み時間に。

「あ、こいつ友達いないな」と思った瞬間だった。ーーちなみに俺はクラスの人気者だったが、それ故に特定の個人とつるむことがなかったタイプの人間だ。

 

 少なくとも千はそうそう心を開くことはなく、あってもやや取っ付き難い性格のせいで敬遠されていた。

 それが、そこの少年と砕けた雰囲気で俺の家の前にいるのだ。驚かない方がおかしいと思う。

 ……ところで、この二人いつからいたんだろう……?

 

 

 

 そうして、千を通じて大神 万理ーー(ばん)とも仲良くなった。

 俺のことを説明したら、まあ普通に驚いてはいたが、割とあっさり受け入れられた。その時に千も軽く驚いていた。嘘だろお前。少年になんて伝えたつもりなんだ。反応からして「友人は男の子です」しか有り得んだろ。……え?初めてちゃんと聞いた?……聞かれなかったからすっかり忘れてた。

 

 そうしてしばらくも経たない頃に、千からバンドの誘いが来た。決まってるのは千、万、俺の三人で、あと少しメンバーが欲しいらしい。

 前回触れた通り、俺はゼロを知った辺りから楽器を一通り触れてみたことがあるわけだが、その中でバンドでよく見かける楽器に限定して触れていくと、ギター、ベース、ドラム、キーボードの4つがある。ボーカルは他と並行して出来るので省くとして。

 俺はどれもそこそこ以上出来るようにはしているが、得意なのはドラム、キーボードだった。

 で、二人はギターをやるんだと。偏ってんな……。

 

 

 

 その他不安要素を多分に抱えつつも、俺たちはバンド活動をスタートしたのである。

 千も万も作曲をしていて、興味を持ったばかりの俺は二人に教わりながら初めての自分の曲を作って、それをバンドで歌ってみたりもして。初めての緊張だったんじゃないか?

 

 それから一年経つのはあっという間で。色々と、主に千絡みでトラブルが起こりつつも、俺たちは順調と言えるくらいに進み続けていた。

 その頃に万が、学園祭のアイドルコンテストなるものに出場するなんて話を持ちかけてきたりもしたな。

 千は音楽だけに力を注いでいたからかなり嫌がっていたが、実際やってみると何だかんだで楽しくなったらしい。

 俺は思ってもみない方向性が転がってきたことに驚いたが、……うん、ちょっと、わくわくしたのかもしれないな。ステージが終わる頃にはきっと三人ともが同じ気持ちだったはずだ。

 

 ただ、千だけが、あいつが好きな音楽に苦しめられていた。

 本当に、音楽ただ一つだけに全てを注ぎ込むもんだから、そのうちに身体を壊しそうに感じて、万は特に気が気でなかった。

 

 そして、千の重すぎる愛を見た万がアイドルを提案してきた。

 作った曲は流すだけ、自分たちは歌って踊ろう、と。

 この変化を、ファンは受け入れてくれた。

 

 その後、万は高校卒業後に上京、その一年後には俺たちも万のところへ行った。

 

 

 

 ある時、ライブで見慣れない少年を見かけた。少年はよく見かける女の子の知り合いのようで、ここの空気に馴染んでないように見えた。

 そしたら男の子からのファンレターをもらった。万が大喜びで教えてくれたんだ。あの子だろうか、と考えた。

 手紙の少年はサッカー部で、大事な試合中に怪我をして負けて、その悲しさ、悔しさなんかが俺たちの曲を聴いて溢れたんだとか。長い文章で、ひたすらに賛辞の言葉が綴られていた。

 千と一緒に読んで、純粋な子なんだなあ、なんて思ってたら千が泣いてることに気付いてぎょっとした。思わず万と二人で千をからかってしまって、もちろん千には怒られた。

 

 それから千は少し真面目になった。

 ライブ中に笑顔が増えて、ファンサもするようになって。

 人は見られてることを意識すると変わると聞くが、本当だったんだなと思った。

 

 その少年とは、クリスマスライブ中に起こった『血のイヴ』事件で邂逅を果たした。

 毎度ながらトラブルの原因は千で、相手はかなり頭にきていたんだろう、ステージに乗り込んで妨害を始めた。

 それを止めたのが、件の少年だった。

 手紙の主が判明して、名前も分かった。春原 百瀬というらしい。千はモモくん、と呼んだ。……そういえば、俺たちの呼び名も千が最初だったなあ。

 その後、(もも)とも交流するようになった。だいたいはライブの準備の手伝い……所謂雑用だ。彼は積極的に手伝ってくれた。

 俺たちが話しかけたら途端に消極的になるけど。千なんかは距離感を無視して話すから余計に。

 

 結成から五年目が経つ頃にはいろんな所からデビューの声がかかった。

 その中に変な奴もいて、それは俺と千で一蹴してたが。そいつは俺たちを一度も『俺たち』として見なかったから、俺的にも完全なしだ。有り得ん。

 

 それでも、これから更に大きな一歩を踏み出せる、なんて思っていた。

 

 

 

 その日。ライブ中に照明が落ちて、千を庇った万が頭に怪我をした。

 

 顔に傷が残ると言われて、声がかかっていた事務所からは白紙にされ、千は酷く落ち込んでずっと万に付きっきりだった。

 

 その憔悴した千にデビューの話を持ちかける奴がいた。いつぞやの変な奴だ。

 そいつは九条とかいう音楽プロデューサーで、俺たちにゼロを超えるアイドルを望んだ。

 ただただゼロだけを見つめたそいつは、万の顔を治療するための費用を受け持つと言った。

 

 万は、そんなものをもらったって喜ばない。

 ずっと千の不器用さを心配していたあいつが、変わり果てた千の歌を聴いて喜ぶわけがない。

 

 俺も万も、千を説得しようとした。俺は柄にもなく怒鳴ってしまって、それでも千は折れなかった。

 

「……もういい、そんなに九条のとこがいいってんなら勝手にしろ。俺は抜ける」

「……京?どうして……」

「別に歌わないわけじゃない。やるって決めたんだ、続けるさ。そいつんとこで腐った歌を歌う以外の方法でな」

「……まって……京、!」

「今の千の歌なんか、これっぽっちも聴きたくない!」

 

 

 ーー俺が離れてすぐに、万は行方不明になった。

 俺も流石にショックだったのか、しばらく曲も作れなかったし、楽器も触れず、歌うことも出来なかった。

 何とか立ち直って、これからどうするか、と考えていたらーー

 

 

 千が百と基礎練をしてる姿を見かけた。

 

「………………ケイさん!?」

「……京……!」

「……あー、そういう感じ?」

 

 

 予想はしていた。

 万は受け取らないという推測通り、千の前から消えた。

 そうしたら千は九条について行く理由がなくなる。

 その後で千が歌うのかどうかについては半々だったが。

 それでも、操られていない千の歌ならきっと大丈夫だと思ったから、()()()()()()()()()()()()()()と考えていたんだが……。そうきたかー。

 

 

 

 それからはだいたい想像がつくだろう。

 百への特訓をして、三人でデビューして。

 各メディアからひっぱりだこにされて冠番組をもらって。

 そうして、気付けば五年が経っていた。

 

 多分、これから先も様々な苦難が俺たちを待ち受けてるんだろうけど、でも胸を張って言えるんだ。

 

 

 

「「「どうも、Re:valeです!!」」」




なんだこのオリ主化け物かよ。(滲み出るチート臭)

自分で書いてて盛りすぎだよなーと思います、なんでこうなったのか全然わからない。使い所どこよ。

「公式と設定が全然違う!」とかあったら教えていただけると嬉しいです、どこ情報とか。
ラビチャは全然集まってません。全然別のカードでひょっこり出てるとかあったらホント、気が遠くなる……。
あと小説版が電子書籍で見つからなかったのでコミカライズ版を参考に。


結成飛んでデビュー飛んで原作についてしまった。


P.S. 試行錯誤してるので数分おきに更新してます、ご注意(?)を。
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