いつも通りの日常に青薔薇の彩りを   作:にっしんぬ

1 / 17
そりゃ読んでたら書きたくなるわ


幼馴染み×青薔薇×いつも通り

少年は歌うことが好きだった

きっかけは隣に住んでいたピアノを弾く

黒い長い髪が印象的な少女

部屋も近かったこともあり

少女がピアノを弾き、それに合わせ少年が歌う

そんな日常があった

 

 

 

少年は周りの期待とプレッシャーが怖かった

隣の少女がいなければ

歌うことを辞めていたのかもしれない

それでもコンクールでは上位入賞

しかしある日を境に上位に入賞することが出来なくなった

最初は偶然だと思われていた

期待に応えるように練習し続けた

それでも駄目だった

いつしか大人たちは掌を返すように離れていった

「期待していたのに」「何が駄目だったのかしら」

「将来安泰だと思ったのに」

理不尽な言葉に打ちのめされ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人前で歌声が出なくなった

歌うことが出来なくなってしまった

しばらくして隣の家の少女のピアノの音が

聞こえなくなってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年には5人の幼馴染みがいた

歌えなくなった後も変わらず接してくれていた

後にAfterglowというガールズバンドを結成

みんなと過ごす≪いつも通り≫の日常の為に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ!かーくん!聞いてる!?」

「聞いてる聞いてる、俺は豚骨派だよ」

「あたしはやっぱり醤油かなー。

って!ラーメンの話じゃなくて!」

「はいはい、来週末のスタジオの予約の話でしょ?

14時から取っておいたよ、あとひまり、

大きい声出すと周りのお客さんに迷惑な」

「むー!誰のせいよ!」

「…?誰のせいだと思う、つぐ?」

「え!そこで私に振るの!?」

 

 

 

羽沢珈琲店、そこで俺、彼方奏は幼馴染みである

上原ひまり、つぐこと羽沢つぐみと

好きなラーメンの話…ではなく

来週のバンド練習の話をしていた

 

 

 

Afterglow、幼馴染5人で結成されたガールズバンド

リーダーでベースの上原ひまり

ピアノ経験もあるキーボードの羽沢つぐみ

地元の祭りでは有名人、ドラムの宇田川巴

1日3食、いつどこでもパン、ギターの青葉モカ

最後にリーダーよりリーダーっぽい

ボーカル&ギターの美竹蘭。

 

 

俺、彼方奏はAfterglowのマネージャー的な

お手伝いというか、そんな感じなのを

ひまりに連行され長く手伝っていた。

ちなみに楽器はなにも出来ない

 

 

 

「かーくん、またボーッとして!」

「いや、聞いてるよ。カレーは中辛かな」

「あたしはやっぱ甘口かな、ってカレーの話じゃなくて!」

「お子ちゃま…」

「うるさい!次の曲の話!蘭から連絡来てる?」

「…いや、来てない。」

「そっかー」

「そんなに急かしちゃダメだよ、ひまりちゃん」

「だってー!早く新しい曲弾きたいー!」

 

 

 

楽器はなにも出来ないが、作詞は少し

手伝ったりしてる。本を読むことが好きなので

言葉選びとかそういうところを手伝ったりしてる

 

 

 

「じゃあ、話も終わったし帰るわ

つぐ、コーヒーごちそうさま」

「あ、うん、気を付けてね!」

「えー!もう帰るの!?」

「帰るわ…。ほら、送ってやっから支度しろ」

「かーくんが優しい」

「こんな夜に女子高生1人で帰らせる

甲斐性なしに見えるかよ」

「ほら、普段あたしには冷たいし」

「よし、じゃあ俺だけで帰るわ」

「あー!待って!つぐ!また明日ね!」

「うん、2人とも気を付けてね!」

 

 

あとで蘭にはカレーの話、ではなく

次の曲の話は連絡しておくとして

ひまりを送って帰る

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

「(さて、帰ったら飯食ってNFOにログインして

消化してないクエスト消化するか。)」

 

などと帰宅してから何をするか考えながら

帰っていたとき…

 

 

 

「あっ……」

「あ…」

 

 

 

長い黒髪と大人しい口調が特徴である

俺のもう1人の幼馴染、白金燐子が目の前に

立っていた。

 

 

 

「あ……彼方くん……今…帰り?」

「燐子さん…。うん」

 

 

 

 

幼馴染なのによそよそしいと突っ込まれそうな

会話だがちゃんと理由がある

名字で呼ばれてるのは幼い頃、燐子さんが

名字を名前と勘違いしてずっと呼んで以来

それが定着している。

そして、なぜさん付けで呼んでいるかというと

幼い頃は気づかなかったが中学生の頃だろうか

1つ年上だと知ったこと、そして中学生あるある

なのかは分からないが女の子と話すのが

恥ずかしく思ってしまい、さん付けで

呼び続けて今に至る。

 

 

 

 

「あ、そうだご飯食べたらクエストの消化手伝って欲しい」

「うん……わかった……。じゃあ……

私もご飯食べたら………ログインするね。

たぶん……あこちゃんも……来ると思うから…」

「りょーかい」

 

 

 

そう言い、お互いの家に入っていく

よくある、家が隣同士で仲がいいということである

 

 

 

◇◆

 

 

 

「(久しぶりに……話した気がする……)」

 

 

 

彼方くんとは、家が隣同士ということもあり

小さい頃からよくお話ししてました。

私はピアノを弾いていて、彼は歌うことが好きでした

私のピアノに合わせて、よく歌ってくれました。

でもいつしか彼は歌わなくなり

私もピアノを弾かなくなりました

徐々に話をする機会も減り

こうやってたまに会うか、NFO、オンラインゲームの

チャットでしか話すことはないです

 

 

 

 

『りんりん?りーんりーん!』

『あ、あこちゃんごめんね(;>_<;)』

『りんりん大丈夫?チャット越しでも

元気ないの分かるよ?』

『ううん、大丈夫』

『お待たせー』

『あ、彼方さん!遅いですよー!』

『悪い悪い』

『じゃあ行こっか』

『はーい!』

『うん(°▽°)』

 

 

 

 

 

このNFOだけが今の唯一のつながり

もし私がピアノをもう一度引けたら

もし彼がもう一度歌うことができたら

この関係も変わるのでしょうか




ラブライブ!サンシャイン!!のほうも
連載してるんですが、息抜きにバンドリの方読んでたら
書きたくなるって言う至極単純な思考
主人公の自己紹介は、次回があれば次回の前書きにでも


補足:NFOでのチャットの会話は『』で表します
なのでチャット内での会話には顔文字も使用します
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。