いつも通りの日常に青薔薇の彩りを   作:にっしんぬ

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りんりんイベお疲れさまでした
リリース当初からやってるのにも関わらず
初の10000位以内でした
(なお、燐子さんは引けてないが有咲は来ました)
約束された彼方奏くんのプロフィールは後書きに


いつも通りの晴れ舞台

「ほい、じゃあ今日の練習はここまでかな

ひまり、次いつだっけ?」

「次は確か土曜日だよ!」

「OK、じゃあみんなが片付けてる間に

スタジオ代立て替えておくのと次の予約してくるから」

「いってらっしゃーい!」

「いつもありがとうな、奏」

「いいよ、巴。<いつも通り>だろ?」

「ははっ、そうだな!<いつも通り>よろしく!」

「おう」

 

 

 

いつも通りのAfterglowの練習を終え

スタジオの代金と次の予約をしに

受付へ向かっていた

モカが「100円だっけー?」とか言ってたから

割増でぶんどってやろうかとか

色々考えていた。

 

 

 

 

「じゃあ次の日程はここで」

「はい、了解。あ、そういえば彼方くん。」

「なんでしょう」

「実は…」

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

「はい、みんな集合。大事なお知らせがあります」

「どーしたのー?」

「もしかして、次の予約いっぱいだった?」

 

先に片付けを終えていたつぐとモカが駆け寄ってくる

 

「お待たせ、どうしたの?」

「どうした?もしかしてライブの依頼か!?」

「ライブの依頼!?わー!だとしたら

あたしたち一躍有名人!?」

 

 

あとから片付けを終えた巴、ひまりも駆け寄ってくる

ライブの依頼かもという期待だけで盛り上がってる

 

「あれ、蘭は?」

「蘭なら電話だってー」

「そうか、なら先に話進めるか…」

「ごめん、お待たせ」

 

 

電話をしていたはずの蘭が早々に戻ってくる

 

 

「蘭、電話はいいのか?」

「うん、大丈夫」

「…そうか、ならいいや。はい、という訳でライブです」

 

 

<ライブ>という言葉に5人のテンションは急上昇

しかし今回案内されたライブはいつもとは規模が違う

 

 

 

 

【ガールズバンドジャム】通称ガルジャム

全国各地からガールズバンドグループが集められるイベント

集められるグループの中には全国的に有名なバンドや

メジャーデビュー間近と言われているバンドまでいる

その中で、いままで学生バンドのイベント中心で

活動していたAfterglowに声がかかった

受付の人が「Afterglowの実力なら大丈夫!

参加したいのなら推薦しておくよ!」とのことである

 

 

 

 

「ということで参加が確定できるわけではないが

意志があるなら推薦してくれるってよ、どうする?」

「…アタシ達がいままで出てきたイベントは

学生バンド中心の規模が小さいやつだ。

ガルジャムはそれとは規模も、熱量も全然違う…

客として何回か行ったけど、なかなかアツいイベントだったよ」

「巴の言うとおりだ。今までとは違う。

そして、スタッフの人が推薦してくれたとしても

実際にライブをやるのはみんなだ」

 

 

 

巴と俺の言葉に沈黙が走る

沈黙を破ったのは意外な人物だった

 

 

 

 

「……出ようよっ!!」

「つぐ!?」

 

 

つぐだった。

そういえば最初にバンドやろうと言い出したのも

つぐだったっけ

 

 

 

「前の練習で、みんなライブに出たいって言ってたし

チャ、チャレンジだと思って出てみようよっ!」

 

 

つぐの前向きな発言に一同が驚いた顔を見せる

 

 

「あ、あれっ!?私、変なこと言っちゃったかな?」

「変なことなんて言ってないよ。俺は

つぐの意見に賛成かな。」

「つぐ、かっこいい~」

「えっ、ちょっとやめようよぉ……」

「はいはい、つぐをからかうのは止めて

みんなはどうするよ?」

 

 

ここでもし出演が決定していいライブをすれば

今後また大きなライブに出演が出来るかもしれない

 

 

「つぐの言うとおりだな!」

「いいんじゃない?モカは?」

「蘭が出るなら、あたしも出る~」

 

それはすなわち蘭が出なければ出なかったのか

まぁ蘭がこういうイベント、参加しないわけがないのだが

 

 

「最後はひまりだけどどうする?」

「え、私!?うん!出よう!」

「よし、じゃあ決定だな。帰りついでに

スタッフさんには話しておくよ」

「ありがもう!そうと決まれば、練習頑張らなきゃ!

んーー!なんかやる気出てきたっ!」

 

 

みんなの意志が決まり次の練習にも気合いが入る

 

 

「みんな、頑張ろうね!

せーのっ、えい、えい、おー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「………」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日最大の沈黙である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……って、みんな言ってよぉ!もぉー!」

「さすがにえいえいおーはないでしょ」

「ええっ!?」

「うん、ないな」

「かーくんまで!?」

「さすがに恥ずかしいかな…」

「巴も!?ひどいよー!」

 

 

 

 

スベった(失礼)ひまりをいじり笑いが生まれる

 

 

「さて、ひまりいじりはその辺にしといて

みんなの晴れ舞台だ、派手にかますためにも

もっと本気で練習しないとな。

俺もできる限りのことはサポートするよ」

 

 

 

せっかくの晴れ舞台のチャンスである

みんなが100%のライブが出来るように

しっかりとサポートしなければいけない

 

 

「モカ、次の練習で今日引っ掛かったフレーズ合わせたい」

「おっけー」

 

 

1番火がついたのは蘭とモカのふたりなのだろう

もう次の練習の話をしている

 

 

 

「はい、練習の話をするのはいいけど

もうでる時間だから帰るぞー」

 

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

「蘭、なにかあったのかな」

「蘭ちゃん?どうして?」

 

 

つぐとは帰る方向が一緒なのでついでに

彼女の家でもある羽沢珈琲店に寄り

コーヒーとケーキをいただいていた

 

 

 

「いや、俺がみんなを集めたとき蘭だけ

電話してたって遅れて来たとき、

表情がおかしかったからさ」

「うーん、蘭ちゃんのお父さんだと思うよ

たぶん、華道の稽古が高校生に入ったら

本格的に始まるって近所の人から聞いたんだけど

蘭ちゃん、全く行ってないらしくて。」

「あー、それでか」

 

 

美竹家は代々から華道で有名な家系で

蘭は将来的には引き継ぐことになってるわけだが

 

 

 

 

「蘭がなにも言ってこない以上、待つしかないし

家のことはいくら幼馴染でも深くは入り込めないな」

「ガルジャム、大丈夫かな?」

「練習終わりに出よう!って言った時とは大違いだな」

「それは、そのー…」

 

 

 

 

やはり恥ずかしかったのか顔を少し赤らめ目を背ける

 

 

 

 

「あまりにも続くようであればなんとかするさ」

「やっぱり…」

「ん?」

「奏くんってみんなのことよく見てるよね」

「…そうか?」

「うん、なんかみんなのことを大事にしてる!って感じ」

「…そりゃ、大事さ。()()()()()()()

いまだ変わらず接してくれてるんだから。

Afterglowがなければ1人で閉じ籠ってたよ。」

 

 

 

 

()()()以来閉じ籠ることが多く

学校に行かないこともあった。ネットゲームに

籠ることもあった。

しかしAfterglowの5人は閉じ籠ってた自分を

何度も何度も、諦めずに家に通ってくれて

寄り添ってくれた。声をかけてくれた。

隣の家のピアノが聞こえなくなってからも

 

 

 

 

「感謝してるんだよ。だから、次みんなに何かあったら

俺が助ける番、恩返しはちゃんとしないとな」

「すごいね、奏くんは」

「そうでもないよ」

「そういえば、その隣の家のピアノを弾いていた子も

奏くんの幼馴染なんでしょ?」

「そうだけど?」

「ほら、私たち会ったことないなって思って」

「あー…何度か会わせようとは思ったけど」

「けど?」

「あの人、人見知りなんだ。」

 

 

 

 

 

幼い頃、5人と遊ぶってなった際

人数が多いほうがいいと思って

燐子さんを誘おうとしたのだが

「知らない人……怖い……」で突っぱねられた

思い出がある。

 

 

 

 

 

「その人とはまだ仲がいいの?」

「んー、話す機会は減ったけど仲はいいと思うよ

一緒にネトゲやってるし」

「そうなんだ!あ、奏くん時間…」

 

 

 

気付けば日も暮れ外はすっかり暗くなっていた

 

 

「もうこんな時間か。とりあえず蘭のことは

一旦待とう。なにかあったらまたみんなで解決しよう」

「うん、そうだね!なんだか私もすっきりした」

「ガルジャムに向けて頑張るぞ、俺も

出来る限りのサポートはする」

「うん、そうだね。頑張ろっ!」

 

 

 

そう言い帰路につく

本当になにもなければいいのだが




~プロフィール~
名前:彼方 奏(カナタ カナデ)
NFOプレイヤー名:KANA☆kana
誕生日:3月14日
身長:165cm
好きな食べ物:うどん・羽沢珈琲店のケーキ
嫌いな食べ物:辛いもの
趣味:ひまりいじり・カフェ巡り・ネトゲ(NFO)・動画投稿
悩み:巴に身長が負けていること
NFOの名前と動画の兼ね合いでめっちゃオフ会に誘われる(行かない)


備考
カフェ巡りは基本1人だがたまにつぐみとも行く
巡り巡って羽沢珈琲店に落ち着く


NFO界隈では有名人、きまぐれで攻略動画を
投稿した際の反響がすさまじくそれ以来
攻略動画をあげ続けている
バイトはしていないが動画の広告収入で稼いでいる
金額はざっと1ヶ月で一般社会人の3ヶ月分


昔は歌うことが好きだったが周りの期待に押し潰され
歌うことができなくなってしまった
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