「これで今日から君は私が隊長を務める剣部隊の一員だ…で君に言わなければならないことがある」
「何かしら」
「君が寝てる間にメンタルアップグレードしちゃいました☆」
…そういえばなんか服とかが色々変わってると思ったらそういう事か
「…でこのロケットランチャーは?」
「倉庫に眠ってたんで適当につけといた」
眠ってていいものなのかしら
「確かRPG7を色々いじくったやつだった…はず」
まぁ装甲が付いてる敵対策にでも使うとしましょう。
「ところで1つ聞いてもいいかしら」
「構わんよ」
「あの戦術人形…89式は強いのかしら」
「…強いよ、実際に戦ってみるか」
「ぜひお願いするわ」
「89式、模擬戦に参加してくれないか?」
「…了解しました」
「ルールは簡単。殺傷兵器の使用の禁止だけ。相手に先にペイント弾を当てた方が勝ちだ。もちろんダミー人形を使ってもok。じゃ、始めるぞ」
相手の黒髪ロングの少女を見る。どうやら89式はダミー人形は使わないらしい。私の勝ちね。そんなことを思いながら自分の4体のダミーを見る。異常は無い。
「じゃ、よーいスタート」
「なっ!」
89式の姿が消えた!一体何が??
「…私を舐めた貴方の負けです、AR15」
「あっ…」
自分の本体に見事、ペイント弾がヘッドショットする。
「…驚いただろ。アイツのボディーにはステレス迷彩と同じ効果があるんだ」
そんな驚きの事実を彼…イージスが言う。
「流石は2.5世代ね…私の負けだわ」
「ちなみに…私はダミーを出さなかったのではなく、出せなかった…」
89式はそんなことを言う。練度が足りないならそう言うのも納得がいく。しかし、明らかに自分より練度が高いのに…
「89式はな破棄されてたんだよ。それを俺が拾ったんだ。おそらくダミーが使えないのが彼女が破棄された理由だ。ちなみにうちの会社の技術班が見ても原因は分からなかった」
そんな過去があったなんて
「とはいえ、それだけの実力があれば貴方が私の代わりにAR小隊にいたら私より役に立ったかもね」
「…いや、戦術人形が1対1で模擬戦ならともかく物量で攻めてくる鉄血人形相手は貴方の方が有利ですよ」
「すまない、電話だ…もしもし、あぁあなたですか。すぐ向かいます」
「社長からですか?」
「あぁ、そうだ」
「私は新入りだし待ってた方が良いかしら?」
「いや、来て構わんよ。むしろ向こうがお呼びだ」
「君が例の」
「AR15です。本日から剣部隊に配属になりました。よろしくお願いします」
「元AR小隊だと聞いる。活躍を期待しているよ」
「あんまり新入りに期待をかけないで下さい。プレッシャーになります」
「あぁ、すまない。で、ここからが本題だ…正規軍からの依頼だ」
「正規軍ですか…やばそうな感じしかしないんですが…」
「今回は大丈夫だよ、イージス君」
「で、依頼内容は?」
「ここ…S-12地区が今どんな状態か分かってるな」
「1kmも歩けば鉄血がわんさかと出てきますね」
「その通りだ。で、正規軍の依頼はS-12地区の完全制圧だ」
「やっぱやばいじゃないですか…」
「もちろん君たち剣部隊だけじゃない。正規軍の第一中隊との共同作戦だ」
「…あのやばい機械と共同作戦も何もあるんですか」
「指揮権はこちらが貰っていいらしい」
「…それに見合った報酬はあるんですか?」
「89式君、良い事を聞くね…報酬はなんと…S-12地区の統治権だ」
確かにS-12地区は第三次大戦の時の影響で人は住んでないから政治家のマネをする必要は無い。さらにS-12地区には元NATOが作った飛行場がある。占領する価値はある。
「分かりました…この依頼は受けさせていただきます」
「頼んだよ、イージス君」
「さて、出撃準備だ…すまないなAR15、最初から大規模で」
「いえ、問題ありません」
「…さてと、今回はどれを使おうか」
俺は人形と違って烙印システムがないから好きな武器を選べる。…プライマリウェポンは使い慣れてるM4A1のカスタム。下部のレールにグレネードランチャーを付けている。さてと、セカンダリウェポンは…MP5k。あと手榴弾でも持っていくか。
「イージス、急いでください」
「急かすなよ89式。AR15は大丈夫か?」
「はい、いつでも出撃可能です」
「じゃ、行くか」
深層映写の開始日が発表されましたね。レベリング頑張らないと…