「…生きて帰って来れたか」
「ですね」
「死ぬかと思ったわ」
なんとか帰って来て、損傷をしていた人形を技術班に渡してきた。人形の損傷は右手が吹き飛んでしまっていた…がまぁ技術班がすぐに直してくれるだろう。
「君達は先に休んでてくれ…俺は社長に報告してくる」
本当は行きたくないんだがな…嫌な予感がするし。
「…以上がS-10地区での戦闘です」
「ふむ…良く頑張ったな、イージス君。今日はゆっくり休んでくれ…と言いたいんだがな」
やっぱり、嫌な予感がしたんだ
「匿名で依頼があった。S-08地区にいる反PMC派の議員を暗殺して欲しいとの事だ。今回は君一人で行ってくれ」
「…分かりました。やるだけやってきます」
「あと君が回収した人形…M14というらしい。かなりの練度の人形だったらしいが。彼女は修理が終わり次第グリフィンに帰ってもらうことになった。君がこの任務を終えて帰ってくる頃にはもう居ないだろう」
「そうか」
一旦第一宿舎に帰って来た。
「…戦闘機組はまだ帰って来てないのか」
「どうやら帰還した後すぐにS-10地区の偵察任務に駆り出されたらしいですよ」
「イージスはまた任務?」
「あぁそうだ。しかも今回は単独だ」
「そう、気をつけてね」
「大丈夫ですよ…彼なら」
「まもなく降下地点」
今回の装備はM82対物ライフルとワルサーPPK(サプレッサー付き)である。場合によっては素手でやるが
「降下地点に到着。気をつけろよ」
「分かってるよ。じゃ、帰りもよろしく〜」
結局今回は廃ビルの屋上から狙撃を行う事にした。
「ターゲット発見…」
スコープの十字線の真ん中とターゲットの頭が重なる。引き金を引いた。相手の頭が吹き飛んだ。
「ターゲットの死亡を確認。これよりLZへ向かう」
「こちらアルファ、視界が悪い。着陸不能。更に燃料不足のため一時帰投する」
「…まさか霧がかかるとはついてない」
そして、目の前には…
「更にELIDのおまけ付きとはなぁ…ほんとについてねぇ」
近接武器はPPKとナイフしかない。しかも今回は弾薬は少なめ。近くのELIDの頭にPPKの弾をプレゼントして近くの適当な建物に隠れる。
「近くに建物があるだけマシか…」
と思ってたら建物の奥からELIDが3体湧いてきた。
「…PPKにサプレッサー付けてて良かった」
3体のELIDの頭を綺麗に撃ち抜く。そうするとこいつらは動かなくなる。
さてこの建物の横の建物の屋上はヘリポートだったはず…
夜間に移動すればバレないだろう。とりあえずタブレット端末でLZの候補を伝えておく。
やっと夜になった。夜になるとELIDは昼間よりは大人しくなる。ヘリポートでしばらく待機してると…
「こちらアルファ、LZに到着した…待たせたな」
デルタ隊
A.T社の人間と人形の混合部隊。約200人ほどがこの部隊に配属されている。