暗殺から1日後、俺は再び社長室にいる。
「二度の任務開けにすまないが君に話さなければならないことが1つと緊急任務がある」
「はぁ…内容は?」
嫌な予感しかしない。神よ、私に休みは無いのか…
「まず話だが…我が社にAR15がいるのがグリフィンにバレた」
「マジで?彼女はどうなるんですか?」
もしかして解体処分とか?…彼女、良い子なのに…
「彼女の処分についてだが…AR小隊に復帰することになるらしい」
「えっ?でも、スパイ容疑の件は?」
「君達の戦闘記録を見せたところ、彼女に反逆意思はないと結論付けたらしい」
「そいつは良かった…」
「あと15分後くらいで彼女はグリフィンの基地に送られる…お別れを言うなら早く言った方がいい」
「だな」
「そして任務の件だが…最近、我が社を攻めようとしている者達がいるらしい」
「…そいつらを殺せってことですか」
「あぁ、そうだ。今回の任務は我が社を攻めようとしている団体の一つ…人類人権団体の主要基地を3か所爆破して欲しい」
「で、人選は?」
「剣部隊の総力をあげて…だ」
「了解した」
派手に爆破してやろう…ストレス発散の代わりに
「よー、AR15」
「イージス…社長から話を聞きましたか?」
「あぁ…AR小隊に復帰するんだろ。良かったじゃないか…俺たちがお前にあげた技術、フルに使ってくれ」
「えぇ、そうさせてもらうわ…いつか貴方達を倒せるようになるために」
「ハハッ、頑張ってくれよ。俺を倒したやつは89式ただ一人なんでね…また会う日を楽しみにしてるよ」
「えぇ…いつか貴方の相棒になれるようにもなるんだから」
「…じゃあな」
「えぇ、またどこか(戦場で)」
彼女を乗せたヘリは飛んでいった…俺がアイツに倒されて相棒になる日…そう遠くないだろう。アイツはとても優秀だった。知識さえあれば俺や89式を倒せるだろう。
「…お前らはお別れしなくて良かったのか?」
「私達は中でしてきましたが…」
ラプターがそう答える。
「…私はまた会える気がするからお別れはしませんでした」
「ほう…お前がそう言うならそうかもしれないな、89式」
「じゃあ私達は飛行場に向かうから後でねー」
「おう、また後で」
ライトニングに返事して俺たちはヘリポートに向かう。
「こちらアルファ、LZに到着!」
「よし89式、人権団体のアホどもは周りにいないな?」
「えぇ、がら空きです」
「しゃ、お土産を置いていきますか〜」
人権団体の基地の燃料タンクにC-4爆弾をつける。
「よし、こっちは終わり。じゃLZに行くか」
「ですね」
「こちらライトニング、目標の爆撃に成功!」
「こちらラプター、目標の爆破に成功しました」
「よし、良くやった。お前らはヘリの直掩をしてくれ」
「「了解」」
じゃあ、こっちも終わりにするか…
「ポチッとな」
後ろで燃料タンクが派手に爆発する。
「…終わりましたね」
「だな。こちらイージス、全ターゲットの爆破に成功」
「こちらHQ了解、ただちに…」
「おい、HQ聞こえるか?応答せよ、応答せよ!」
「イージス、どうしました?」
「HQとの連絡が途絶えた…故障かな?」
「まさか故障なんて…嫌な予感がします」
そういえばこの基地の抵抗がやけに少なかった。
「まさかこっちは囮か?だとしたら本部が!」
「…だったら最悪ですね」
「こちらアルファ、まもなくLZに到着する」
「…ライトニング、レーダーに何か見えるか?」
「特に何も…いや、見えた!これは…」
「…どうしました?」
「まさか…」
「…A.T社本部付近に100機以上のUAV!」
「…マジか」
「こちらラプター、こちらにも見えました。ライトニングと同じです」
「くそッ…」
そんな時、無線から声が聞こえた。
「こちらデルタ隊、壊滅的な損害を受けた。これより撤退する!」
「こちらHQ了解、ただちにS-12地区から離脱してください」
…これは
「…どうなってやがる。デルタ隊が壊滅的損害だと?あの凄腕どもが?」
「これは人権団体だけでは用意できる戦力ではありません。恐らくバックがあるとしか」
「多分89式の言う通りだろう。アルファ」
「どうしたイージス」
「もし、本部がやられてたら俺たちをこの場所まで連れて行ってて欲しい」
「ここは…S-10地区の飛行場か?」
「あぁ、グリフィンも鉄血もいない。だが資材と飲食物はある」
「ふむ…了解した」
「感謝する」
「気にするな。俺とお前の仲だろ」
また無線から声が聞こえる。
「こちら飛行場司令部から各隊へ、防衛線を突破された。A.T社本部に残ってるやつは早く離脱しろ!人権団体と鉄血の連合部隊が来るぞ!」
「…バックが分かったな」
「にしても鉄血が…」
「ま、利害の一致だろうな」
「こちらアルファ、まもなくヘリポートに到着する」
「…これは」
下を見ると鉄血の大部隊が見える
「こちらライトニング、敵機発見!」
「こちらラプター、敵機を捕捉」
「こちらイージス、交戦を許可する」
「こちらアルファ、着陸許可を」
「こちらA.T社本部、着陸は許可できない…早く安全圏へ離脱しろ!」
「…了解」
「イージス、これからS-10地区の飛行場へ向かう」
「…頼んだ。ライトニング、ラプター、この区域から離脱する」
「でも本部が…」
「…もう間に合わない」
「…こちらライトニング、了解」
「ラプター、了解」