テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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新年あけましておめでとうございます。
そしてお詫びいたします。すまない、本当にすまない。
ワールドトリガーの方を書くのが楽しくて続きを書く意欲が沸かないんだ。許せ、許してくれ。ボツにしたコレを投稿するほどやる気が出ないんだ。後、作者デュエル初心者に毛が生えた程度で合ってるかどうか怪しいから許してください。なんでもしません。


テイルズオブザレイズの方をちょこっとだけです。


番外編 総力戦 決戦KCグランプリ 次元を超えし神

「「デュエル!」」

 

 デュエルの火蓋は切った。

 質量を持ったソリッドビジョンのカードを5枚引いて、右耳に装備しているインカムから初期手札5枚のデータを確認する……悪くはない、悪くはないが物凄く良いわけでもない手札だ。これで海馬社長に勝てるかどうか不安だ。

 

「先攻はオレからだ!オレはフィールド魔法、ユニオン格納庫を発動!発動時の効果処理としてデッキより光属性・機械族をモンスター手札に加える。オレはA─アサルト・コアをデッキより手札に加え、次元召喚!」

 

 周りを何処かの倉庫内と思わせる場所に変えて黄色のサソリの様な形状のモンスターを呼び出す社長。

 やはりというか最初に戦った時とデッキが異なる。

 

「はぁああああ!」

 

 モンスターを呼び出すと同時に気力を込める社長。

 なんの覇気も持たない機械の筈のA─アサルト・コアは黄色の神秘的なオーラを纏い俺を威圧する。

 

 A─アサルト・コア

 

 光属性 機械族 レベル4

 

 攻撃力0→1900

 

「っ……」

 

 まずい。

 ガチ勢ではないとはいえ、ある程度は遊戯王を俺は知っている。ここからどういったコンボが起きるのか手に取る様に分かり、俺の手札にはそれを妨害するウサギや牽制になるG等を手札に持ってこれていない。

 

「ふぅん、A─アサルト・コアを見ただけで全てを察するのはいいが、どうやら察しただけの様だな」

 

「っく……」

 

「貴様には出来ないモンスターのステータス最大上昇を見せつけて驚かせてやろうと思ったが気が変わった。ユニオン格納庫の第2の効果発動!自分フィールドに光属性・機械族のユニオンモンスターが召喚された事によりデッキから召喚したモンスターとカード名の異なる光属性・機械族のユニオンモンスターを装備する!オレはA─アサルト・コアにユニオン・ドライバーを装備し、ユニオン・ドライバーの効果を発動!」

 

 容赦無く攻めに進む海馬社長。

 ここをどうにかする術は持っていない……手札自体はそんなに悪くはないのだが、このままだと非常にまずい。

 

「装備されているユニオン・ドライバーは自身を除外する事でレベル4以下の装備可能なユニオンモンスターを装備する!いでよ、B─バスター・ドレイク!」

 

 合体をしていたユニオン・ドライバーと分離をするA─アサルト・コア。

 ユニオン・ドライバーは光の粒子となって消えていき2つの巨大な電子的な砲撃を背負った緑色の恐竜を思わせるかの様な見た目のロボットが出現し、A─アサルト・コアとドッキング。男のロマンだ

 

「更にB─バスター・ドレイクの効果を発動!ドッキング、解除!」

 

 B─バスター・ドレイク自身の効果を発動し、魔法・罠ゾーンからフィールドに出現する。

 これで召喚条件は揃ってしまった。

 

「ゆくぞ!果てしない未来への(ロード)を照らす未来回廊!召喚条件は機械族モンスター2体!オレはA─アサルト・コアとB─バスター・ドレイクを素材にリンク召喚!現われろ、連なる列車ユニオン・キャリアー」

 

 流れる様にエクストラデッキからモンスターを呼び出す社長……ベルベット達が一度だけ偶然に出会ったと言っていたのとリンク召喚を平然と使いこなしている。やっぱり目の前にいるのは海馬瀬人じゃない海馬瀬人に似た誰か……いや、それを言うならばイクスくんに似た誰かになってしまった俺も一緒か。

 ユニオン・キャリアーは左のエクストラモンスターゾーンに召喚され、社長に気力を込められて攻撃力を最大限まで上げられる。

 

「B─バスター・ドレイクの効果!このカードがフィールドから墓地に送られた時、デッキからユニオンモンスターを1枚手札に加える。オレは2体目のA─アサルト・コアを手札に加えてユニオン・キャリアーの効果を発動!自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。元々の種族または元々の属性が対象のモンスターと同じモンスター1体を手札・デッキから選び、攻撃力1000アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する!オレはデッキよりC─クラッシュ・ワイバーンを装備する!」

 

 新たに登場する青紫っぽい機械のワイバーン。社長は気力を込めることはしない……直ぐにフィールドからに居なくなるのだからいちいち気力を注入している暇はない。

 

「エクストラデッキのABC─ドラゴン・バスターの効果を発動!フィールド・墓地にあるA─アサルト・コア、B─バスター・ドレイク、C─クラッシュ・ワイバーンを除外することにより自身を特殊召喚する!オレはフィールドのC─クラッシュ・ワイバーン、墓地のA─アサルト・コア、B─バスター・ドレイクを除外!合体せよ、ABC─ドラゴン・バスター!」

 

 ABC─ドラゴン・バスター

 

 光属性 機械族 レベル8

 

 攻撃力3000

 

 遂に現れるは2頭を持つ動く砲台ABC─ドラゴン・バスター。

 通常の融合召喚とは異なる召喚でロボットアニメさながらの合体での登場により見学している観客(殆ど一般人)は大いに興奮を見せるのだが、俺は興奮するなんて出来ない。何時もならばテンションを上げることが出来るが、その何時もはここ1年以上は来ていない……そもそもでイクスくんになってから楽しんでいない。

 

「カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

 モンスターを召喚しては墓地に送りを繰り返したりしたものの社長は手札を2枚残してのターンエンド。

 今回のデッキのテーマはABCかAtoZかサイバーかは不明だがなんとなくで読めてきた……だが、問題はここからだ。

 

「俺のターン、ドロー……」

 

 さて、どうする……ABC─ドラゴン・バスターは1ターンに一度、手札1枚をコストにフィールドのカードを除外する効果を持つ。

 社長の残り手札は2枚で俺の手札には手札破壊系のカードは一切無い……社長は何処かでその効果を使ってくるだろうから、油断はならない。

 

「永続魔法、星霜のペンデュラム・グラフを発動。このカードがフィールドある限りは魔法使い族のモンスターは相手は魔法カードの効果対象に出来ない」

 

「ふぅん、星霜のペンデュラム・グラフの第一の効果はおまけに過ぎん」

 

「ああ、そうだ。俺は青のペンデュラム・スケールに黒牙の魔術師をセット!」

 

 光の青い柱が出現し、少しガタイのいいムキムキなマッチョな魔術師が投影される。

 

「チェーンは無しか!俺は慧眼の魔術師を赤のペンデュラムゾーンにセットし慧眼の魔術師の効果を発動!もう片方のペンデュラムゾーンにEMか魔術師モンスターがセットされている場合、自身を破壊し自身以外の魔術師モンスターを手札に加える。俺は賤竜の魔術師を手札に加えて星霜のペンデュラム・グラフのもう一つの効果を発動。表側のペンデュラムモンスターがペンデュラムゾーンから離れたのでデッキより魔術師モンスターを1枚手札に加える。オレが手札に加えるのは調弦の魔術師!」

 

 よぉし、ここまでは妨害はされていない。

 ペンデュラムのテーマは手札消費がとにかく早く、何処かで崩されてしまったらそこでおしまいだ。

 

「オレは慧眼の魔術師と調弦の魔術師をペンデュラム召喚し、効果を発動!ペンデュラム召喚成功時デッキより調弦の魔術師以外の魔術師ペンデュラムモンスターを特殊召喚する。現れろ白翼の魔術師!」

 

 流れる様にポンポンとモンスターを召喚していく。

 海馬社長の先攻の時と同じだと周りは大きく盛り上がるのだが、同じではない。

 

「はぁああああ!」

 

 今回、俺達がやっているデュエルはただのデュエルじゃない。

 気力を込めることでモンスターのステータスを決める次元領域デュエルで、今まで召喚したモンスターに気力を込めていない。今はまだ下準備的な状態でそこまで気にしなくてはいいのだが相手にはABC─ドラゴン・バスターがある以上は一度何処かで妨害されることを視野に入れたプレイングをしなければならない

 

 慧眼の魔術師

 

 攻撃力0→830

 

「っ!?」

 

「少しは期待をしたいたが所詮その程度の凡骨と言ったところか」

 

「待って、おかしいわ!イクスのモンスターの攻撃力がどうしてこんな中途半端なのよ!」

 

 全神経を集中させて気力を込めた結果は元の攻撃力の半分よりちょっとだけ上の微妙な数値。

 試合を見物している異世界の皆と一緒にいるミリーナさんはこの上がり方はおかしいと講義を入れる。

 

「騒ぐな、小娘……この次元領域決闘(デュエル)はモンスターに気力を込めてステータスを上げる。コイツが中途半端なステータスなのはコイツ自身が中途半端な人間だからだ」

 

「イクスが中途半端な人間なんてそんな事は無いわ!イクスは口では色々と言っているけど、本当は優しい私の夫よ!」

 

「いえ、違います」

 

「イクス!?」

 

「違いますよ、ミリーナさん。夫じゃないです」

 

 なんでこの人はいい感じの雰囲気を綺麗にぶち壊すのだろうか。

 

「イカサマや不正行為を疑うのは自由だが、戦う前に互いの魂を千年秤に乗せた。イカサマをしたと言うならば秤が動くシステムになっている」

 

 俺と海馬社長の間にある千年秤。白い羽根が両天秤に乗せられており、微動だにしない……千年アイテムは嘘をつかない。

 元々俺はイクスくんじゃなくてつい最近まで逃亡をしていた身で高純度な魂なんて持ち合わせていない……気力なんて最初から無いに等しい……けど。

 

「覇王眷竜スターヴ・ヴェノム、ヴァレルロード・(サベージ)・ドラゴンといったところか」

 

「!」

 

 この状況をひっくり返せるカードを考えていると読まれる。

 どうしてと思ったが、相手は超一流の決闘者(デュエリスト)。ここからどう逆転をするかぐらいは手に取る様に分かって当然だ。

 

「分かっているなら続きをやらせてもらう!調弦の魔術師と白翼の魔術師をオーバーレイ!エクシーズ召喚!現われろランク4、星刻の魔術師……ふぅううう」

 

 星刻の魔術師

 

 闇属性 魔法使い族 ランク4

 

 攻撃力0→1440

 

 

 また微妙な数値……ABC─ドラゴン・バスターには程遠い……だが、邪魔は入ってきていない。

 

「星刻の魔術師の効果を発動。エクシーズ素材を1枚取り除く事によりデッキ、墓地、エクストラデッキの表側表示のペンデュラムモンスターの中から闇属性・魔法使い族のペンデュラムモンスターを1枚手札に加える。俺はEMドクロバッド・ジョーカーを手札に加えて次元召喚!」

 

 継ぎ接ぎの帽子を被ったピエロの様な格好をしている男性、EMドクロバッド・ジョーカー。

 EMを環境に入れることの出来た大きな要因の1つだが今は気力を込めることはしない。

 

「俺はEMドクロバッド・ジョーカーの効果を発動!」

 

「ならばその瞬間にチェーンを組ませてもらおう」

 

「なに!?」

 

 今このタイミングでなにかをするだと!?

 EMドクロバッド・ジョーカーの効果は通常召喚成功時にEMか魔術師かオッドアイズを手札にサーチできる超強力な効果を持っている。ここでそれを阻止すれば後々続くコンボを制圧する事が出来るだろうが、俺ならばもうちょっと待つ……プレミなのか?

 

「オレは速攻魔法、交差する魂を発動」

 

「……なんだあのカードは……」

 

 見たこともないカードを発動する海馬社長。

 直ぐにインカムを操作して発動しているカードをズームでよく見れる様にするのだが直ぐにそのカードの絵に気づく。

 

「オベリスクの巨神兵が写っている」

 

 カードのテキストはまだ読んでいない。

 だが、写っているのがオベリスクの巨神兵となればロクな効果じゃないのは確かだ。

 

「このカードは自分・相手メインフェイズに発動出来る!幻獣神族のモンスターを一体アドバンス召喚する!その際に相手のフィールドのモンスターを素材にする!」

 

「連撃の帝王と帝王の烈旋を合わせたカード!?」

 

 しかも速攻魔法……いや、待て。これを今このタイミングで使ったということは

 

「オレはお前のフィールドにある星刻の魔術師、EMドクロバッド・ジョーカー、慧眼の魔術師をリリース!」

 

 俺のフィールドを全て空にしやがる!?

 星刻の魔術師、EMドクロバッド・ジョーカー、慧眼の魔術師は大渦に包まれて飲み込まれていき茜色の不穏な雲が出現してゴロゴロと怪しげな音が鳴り響く。

 

「破壊神オベリスク!我が絶対の神となりて我が領域に降臨せよ!天地を揺るがす全能たる力によって俺に勝利をもたらすのだ! オベリスクの巨神兵!!」

 

「……あ、あぁ……」

 

 闘技場よりも遥かに巨大で圧倒的な存在感を放つ巨人……否、巨神。

 今まで召喚されたモンスターとは明らかに格が違い俺達を見下ろす。

 

 THE GOD OF OBELISK(オベリスクの巨神兵)

 

 神属性 幻獣神族 レベル10

 

 攻撃力4000

 

「っ!」

 

「奏者よ神の怒りを演奏しろ!」

 

 圧倒的、絶対的な巨神。

 ここに来るまでに強いモンスターと戦ってきたが、違う。

 今まで戦ってきていたモンスターとは明らかに違い放っている威圧感は俺の心を脅かし、演奏団が神の怒りを弾き始めて音楽と共に観客達を圧倒する。

 

「あんなのゴンベエと戦った時には出さなかったぞ!?」

 

「奴とのデュエルではまた別のデッキを使った。三幻神を見せつけてやりたかったが、彼処で呼び出せば貴様達の世界に大きな影響を及ぼすからな……」

 

 過去に海馬社長がデュエルをしていた姿を目の当たりにしたアリーシャさんは驚く。

 どうやらその時に対戦したゴンベエを相手に神を呼び出さずにいたようだ……そもそもで神のカードってコスパ悪いんだよな。3体をリリースした割に物凄いそこまで凄くない能力を……ん?

 

「英語表記?」

 

 今まで日本語表記のモンスターばかりだったのに、オベリスクの巨神兵だけは英語表記。

 英語版のオベリスクの巨神兵を使っているのかと少しだけ気になったので、決闘盤(デュエルディスク)を操作してオベリスクの巨神兵のカードを確認する。

 

「……っな!?原作効果だと!?」

 

 オベリスクの巨神兵のカードを確認すると何時ものオベリスクのカードじゃなかった。

 原作のなんか屈んでいるっぽい感じの絵が描かれており、テキストが英語で書かれているのだが決闘盤(デュエルディスク)の翻訳機能を使いオベリスクの効果を確認すると原作通りの効果だった。

 

 オベリスクの効果はモンスターを2体リリースすることで相手のフィールドのモンスターを全て破壊する代わりに攻撃が出来なくなる

 

 このオベリスクの巨神兵は召喚を無効化されず、フィールドに居る限りはカードの効果を受けず、モンスターを2体リリースすることで相手のモンスター全てを破壊してオベリスクの攻撃力分のダメージを与えるフリーチェーンのインチキ効果満載のカードだ。

 なんだかんだで二十年ぐらいやっている遊戯王の初期のカードだが、こんなに強いとかインチキ効果もいい加減にしろよ。

 よくよく見ればこのオベリスク、通常じゃなくて真祖オベリスクの姿だ。

 

「…………EMドクロバット・ジョーカーの効果で2体目のドクロバット・ジョーカーをサーチしてターンエンドだ」

 

 ペンデュラム召喚権と通常召喚権は使ってしまった。

 ここからメタルフォーゼ・エレクトラムに続く毎度お馴染みのコンボが待っていたのだが、社長が全てを無にした……社長のフィールドにはABC─ドラゴン・バスターとオベリスクの巨神兵、手札には2枚目のA─アサルト・コアが握られている……詰んだか。

 

「エンドフェイズ時にABC─ドラゴン・バスターの効果を発動!自身をリリースすることで除外されている光属性・機械族のユニオンモンスターを3種類1体ずつ特殊召喚する!分離せよ、A─アサルト・コア、B─バスター・ドレイク、C─クラッシュ・ワイバーン!」

 

 再び分離するABC─ドラゴン・バスター。

 

 A─アサルト・コア

 

 光属性 機械族 レベル4

 

 攻撃力1900

 

 B─バスター・ドレイク

 

 光属性 機械族 レベル4

 

 攻撃力 1500

 

 C─クラッシュ・ワイバーン

 

 光属性 機械族 レベル4

 

 攻撃力1200

 

「……っ……」

 

 くそ……。

 

「オレのターン、ドロー……ゆくぞ!A─アサルト・コア、B─バスター・ドレイク、ユニオン・キャリアーをリリース!」

 

「嘘だろ……」

 

「貴様に真の力を見せてやろう!冥王オシリスよ我が絶対の力となりて我が領域に降臨せよ!冥府を揺るがせる全知たる力でオレに勝利をもたらすのだ!現れるがいいオシリスの天空竜!」

 

 

 SAINT DORAGON(オシリスの) THE GOD OF OSIRS(天空竜)

 

 神属性 幻獣神族 レベル10

 

 攻撃力0→2000

 

 

 オベリスクの巨神兵に続き、現れたのは二口を持つ赤き竜。

 突如となく雷雲が現れ、雷が落ちると同時に出現してオベリスクに負けず劣らずな圧倒的な圧を持っている……。

 

「更にオレは魔法(マジック)カード、同胞の絆を発動!ライフを2000支払う事により自分フィールドのレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じ種族・属性・レベルでカード名が異なるモンスター2体をデッキから特殊召喚する!C─クラッシュ・ワイバーンを対象に現われろ3枚目のA─アサルト・コア、2枚目のB─バスター・ドレイク!」

 

 海馬瀬戸

 

 LP8000→6000

 

 ……ん?

 

「なんで同胞の絆を使ったんです?交差する魂の効果で海馬社長のターンが終了するまでカードの効果は1度しか使えないならAかBのどっちかを使えば手札が増えて勝てるのに」

 

 B─バスター・ドレイクかA─アサルト・コアのどっちかの効果でデッキからか墓地からカードを1枚手札に加える。

 それだけでオシリスの天空竜の攻撃力は3000になってフィールドのモンスターの総攻撃力は8000を超える。フィールドが既にガラ空きの俺は攻撃をされればそれで終わる。同胞の絆の効果は強いが、その分バトルフェイズが行えなくなる大きなデメリットがある……使わない方がいいのに……ここに来てのまさかのプレイミスか……絶対に無い。

 

「これでいい。この戦法こそオレの求める勝利がある」

 

 プレイミスかと指摘しようと思ったが、否定する海馬社長。

 

「ふ、ふざけないでください!BかAで手札を補充してオシリスの天空竜とオベリスクの巨神兵と残ったモンスターの攻撃力を合わせれば8000は超えて俺を倒すことが出来るのに、どうしてしない!」 

 

「この程度の事で騒ぐな」

 

「この程度のこと事!?自分の勝利をなんだと思ってるんです!」

 

 この最終決戦のデュエル3本勝負は海馬社長が一度でも負ければその時点でこの世界から去っていく。そういう約束で一試合も溢すことが出来ない。一度でも負けてはいけない状況なのに勝てる状況で敢えて勝ち道放棄した。ふざけているにも程がある。

 

「そう興奮するな……時には目先の結果を捨てることでさらなる高みを目指す事は出来る。慌てて目先の欲に眩んでしまえば己の望む勝利は掴めん」

 

「どういう意味だ!」

 

「演奏隊、音楽を止めろ!」

 

 社長の号令と共に演奏を止める音楽隊。

 今まで流れていた神の怒りが鳴り止んだと思えば、闘技場にこの戦いを見物に来ている色々な世界の人達はざわめく。

 

「青い化物の次は赤いドラゴンかよ!」

 

「イクスのフィールドにはなにもない!このままだとイクスが負けちゃうよ!」

 

 ユーリさんはオベリスクとオシリスに威圧され、ソフィは状況を見て慌てる。

 

「いや、イクスだってなにもしてないわけじゃない!フィールドにカードがまだ残ってる」

 

「っ……」

 

 こんな状況でもルークさんは俺に期待をする。

 

「気付いたか……貴様は今、ティル・ナ・ノーグの希望になりつつある」

 

 ティル・ナ・ノーグの支配を目論む海馬社長への挑戦権を賭けたKCグランプリ。

 元を正せば一番最初に俺が持ち掛けた決闘(デュエル)で負けて殺される筈だった俺の代わりにミリーナさんの魂が抜き取られて終わりのところを海馬社長の気紛れにより開催したこの大会は熾烈を極めた。

 俺は特別枠として予選は参加しなくていいとなったが、予選では強い心と魂を持った人間を選別するとオレイカルコスの結界に全員が閉じ込められた。オレイカルコスの結界は心の闇に負けなければどうにかなるものだがそれをどうにか出来ない人達が何名かいた。

 ティル・ナ・ノーグに具現化されて妹を生き返らせてやると言われていたチェスターさんはこの予選で落ちてしまい、心の闇に打ち勝てない人間など屑以下だとこの大会の過酷さを思い知らされた。

 

「ここに至るまでになにがあったかを忘れたわけではないだろう」

 

 九九が言えなくて脱落するロイドさん、謎掛けを答えれなかったカイルさんとスタンさん……立派な人だけどアホが落ちまくった謎解きの試練。それた終われば数々のモンスターと戦わされる戦の試練が待ち構えており、ミントさんやエリーゼさんはそこで脱落した。

 戦って戦って最後まで残ったのは何故か俺だけで最後に社長秘書の磯野さんと龍札で勝負をし、五行思想に俺を含めた殆どの人が知らず、カードを間違えた事により俺は敗北をしてしまい、魂を抜かれた。

 

「多くの者が今や貴様に期待を寄せている……この魔術の札での戦いが可能なのはお前という理由もあるが、お前ならばやってくれるという期待があるからだ」

 

「それと手を抜くことのなにが関係あるんだ!」

 

「大有りだ……ここにいる者は語るべき者達が居れば英雄と呼ばれる猛者達だ。猛者達を力付くで蹴散らすのは容易いが生憎、オレは理不尽な暴力は嫌いでな……貴様を完膚無きまでに叩きのめし、それを果たす。その為にわざわざ扱いづらい神を使っている」

 

「扱いづらいってそんな」

 

 原作の耐性を持ち合わせているんだったらもうちょっと価値は上がるはず。

 

「事実だ……でなければ、エルドリッチやシャドールと言った安定性もあり尚且誰が使っても勝てる様なカテゴリーで挑んでいる……しかし貴様には驚きを隠せん。もう少しマシなデッキを構築すると思っていたのだが」

 

「俺がなにを使おうが勝手です!」

 

「そうか……ターンエンドをしている、お前のターンだ」

 

 それに魔術師は強い。大会でチラホラ見るし、優勝するときは優勝している……けど……くそ。

 社長が舐めた真似をしている理由は分かり、悔しがる俺。どうにかしようにもどうにかする術は持っていない。

 

「俺はカードをセットしてターンエンド」

 

 無敵の耐性を持っているオベリスクだけならば頑張ればどうにかする事が出来たのだが問題はオシリスの天空竜だ。原作効果のせいか守備表示で召喚をしたら守備力を2000減らす効果を持っていて守備表示でモンスターを召喚してオシリスの天空竜を倒すコンボまで繋ぐことが出来ない。

 いや、それだけじゃない。俺はどう頑張ってもモンスターを本来のステータスにまで持っていけないので、攻撃力が2000以上のモンスターをサーチしてオシリスの召雷弾を上手く掻い潜ったり耐えたりすることは出来ない……詰んでしまっている。

 

「モンスターをセット……ターンエンド」

 

 俺に出来る事はこれしかない……。

 

「ふぅん、最後の悪あがきと言ったところか……オレのターン、ドロー!」

 

 俺の負けは当の昔に確定をしていたが社長はそれでも手は抜かない。

 最後の神を呼び出す準備をしており、決着がついた試合でも闘志はなくならない

 

「オレはA─アサルト・コア、B─バスター・ドレイク、C─クラッシュ・ワイバーンをリリース!」

 

「っ、来る!」

 

 遂に来る……。

 海馬社長の次の手が分かり、3体のモンスターがリリースされたのを見て身構えると神聖なる光の様なオーラを身に纏い古代神官文字(ヒイラティックテキスト)を読み上げる。

 

「エム イシュア ネウ アンフ セフチェ ヘヌア ウンヌ エフ ヘヌア ウレル ラー エル ネヘフ エン ネフ ジュトゥ イウ アーク イル フェスィ セトゥ ネプ ケティ」

 

「な、なんだ……空からなにかが降りてくる!」

 

 今まで淀んだ空気を醸し出していた感じていたスレイさん。

 重たい空気を全て浄化せんと言わんばかりに一筋の光がフィールドに差し込む。

 

「あれは……太陽……」

 

 降臨するわ一筋の球体。その圧倒的な輝きからベルベットさんは太陽と勘違いをする。

 眩い光は俺達を平等に照らしていくのだが、機械的な動きをし球体の状態から姿を鷹を彷彿とさせる竜の姿に変えていく。

 

「降臨せよ、3体目の神!ラーの翼神竜!」

 

 雄叫びを今まで具現化してきた世界を含めて轟かせる太陽神ラー。

 

「……あ……ぅ……」

 

 分かっていた……海馬社長がオシリスの天空竜を召喚したその時から海馬社長のデッキにラーの翼神竜がある事は薄々分かっていた。

 この次元領域決闘は圧倒的なまでに俺が不利で負けるのを覚悟していた……だけどその覚悟は吹っ飛んでしまった。

 

「あれは……いったいなんだと言うのだ!」

 

 レベルが、違う。

 今までミリーナさんから逃亡し具現化された人に襲われたり色々とあったがなんとか上手く切り抜けたがこれは違う。ミラさんもそれに気付いている。

 

「ふぅん、貴様達の世界はどうなっているかは知らんがこの魔術の札で出てくるモンスターの属性は地水火風の四大属性に加え光と闇の6つの属性だ。だがオベリスクの巨神兵、オシリスの天空竜、ラーの翼神竜はモンスターではない、(くぁみ)だ!魔術の札による7番目の属性、神属性を持つ絶対的な存在だ!」

 

「神……おかしい、おかしいわ!」

 

 圧倒的な力を持っている理由は神だからとなんともパワーワードな理由で周りを納得させる海馬社長。

 神の如き圧倒的な圧を前に誰もがなにも言えないと思っている中でたった1人、ミリーナさんだけが異議を唱える。

 

「そんなものをティル・ナ・ノーグに召喚したら世界がおかしくなるからエンコード化されて出来なくなったりなんらかの制約がついたりする筈よ」

 

「オレをそこらの有象無象の凡骨と一緒にするな!エンコード化されて書き換えられたと言うのならばもう一度書き換え直して本来の力を取り戻せばいいだけの話だ!ここにいる海馬瀬戸はリ・コントラクト・ユニバースを用いてエンコード化される前の正真正銘の力を有している」

 

「……嘘だろ……」

 

 今まで具現化されたりした人達は一部の力が使えなくなったり仕様が変更されている。

 殆どの人達が弱体化しているそんな中でエンコード化を自力でどうにかした人がいるなんて……。

 

「さぁ、デュエルを続けるぞ!ラーの翼神竜の攻撃力、守備力は生贄にした3体のモンスターの合計値となる!」

 

 THE SUN OF GOD DORAGON(ラーの翼神竜)

 

 神属性 幻獣神族 レベル10

 

 攻撃力 4600

 

「B─バスター・ドレイクの効果を発動!デッキよりX─ヘッド・キャノンをサーチしリバースカードオープン!貪欲な壺!墓地にあるモンスターカードを5枚デッキに戻してシャッフル!その後、2枚デッキからドローする!1枚目のA─アサルト・コア、B─バスター・ドレイク、C─クラッシュ・ワイバーン、ユニオン・キャリアー、ABC─ドラゴン・バスターをデッキに戻して2枚ドロー!」

 

 ABC─ドラゴン・バスターが戻った……そうか……そういうことか。

 

「エクストラデッキに戻ったABC─ドラゴン・バスターの効果を発動!墓地にある2枚目のA─アサルト・コア、B─バスター・ドレイク、C─クラッシュ・ワイバーンを除外し再び舞い戻れ、ABC─ドラゴン・バスター!」

 

「……俺を完膚無きまでに殺す、か」

 

 ワザとプレイミスをしていたのは俺を見せしめに殺すため。

 圧倒的なラーの翼神竜の輝きに観客席にいる皆はまともに喋ることは出来ない……海馬社長はこの状況を作りたいが為にワザと1ターンを無駄に使った……今ならば分かる。海馬社長はこの状況を作りたかったと。

 

「ABC─ドラゴン・バスターの効果を発動!手札を1枚捨てる事により相手フィールドのカードを1枚除外する。オレは手札のX─ヘッド・キャノンを墓地に捨ててお前のセットモンスターを除外する!ABC─バスター!」

 

 社長の技名と共に放たれる電子的な砲撃。

 俺のセットしているモンスターに命中をすると渦が発生して異次元の彼方に送られて除外される。

 

「……」

 

 ABC─ドラゴン・バスター

 

 光属性 機械族 レベル8

 

 攻撃力3000

 

 

 THE GOD OF OBELISK(オベリスクの巨神兵)

 

 神属性 幻獣神族 レベル10

 

 攻撃力4000

 

 SAINT DORAGON(オシリスの) THE GOD OF OSIRS(天空竜)

 

 神属性 幻獣神族 レベル10

 

 攻撃力3000

 

 THE SUN OF GOD DORAGON(ラーの翼神竜)

 

 神属性 幻獣神族 レベル10

 

 攻撃力 4600

 

「来るなら……来い!」

 

「威勢だけは一人前の様だな……オシリスの天空竜の攻撃!超電導波サンダーフォース!」

 

 下の口を開き電撃を溜め込むオシリス。

 俺は微動だに動かずオシリスを見つめて攻撃が来ると身構える。

 

「ぐっ……あ、ああああああ!」

 

 イクス

 

 LP8000→5000

 

 痛い痛い痛い。

 ここに来るまでに主にミリーナさんから逃げるために色々と戦っていたりしたのに、その時に受けたダメージとは比較にならない程の激痛が走る。

 

「貴様がくらっているのは神の雷だ。並大抵の人間である貴様には耐えれることは……ほぅ、虫の息とはいえ耐え切ったか」

 

「次……来てくださいよ……」

 

「最弱のオシリスの天空竜の攻撃を耐えるとは……だが、次でおしまいだ。オベリスクの巨神兵の攻撃!ゴッド・ハンド・クラッシャー!」

 

 右腕の拳を握り、力を集束するオベリスク。

 俺の頭上から拳を叩き込み、闘技場のフィールドに巨大な亀裂を入れ……る……。

 

「ぁ……っ……」

 

 イクス

 

 LP5000→1000

 

 だめ……だ……。

 

 一撃目の挑戦権電導波サンダーフォースの時点で気絶しそうな痛みだったがオベリスクがオシリスよりも攻撃力が高い分、更に痛い。

 ただ痛いんじゃない。頭に直接来る感じの痛さで、脳を……いや、魂を攻撃されている感覚で精神が摩耗していく。

 

「……」

 

「イクス……イクス!?」

 

 体が焼け焦げ血を流している俺は完全に意識を失った。

 目を開けたまま意識を失っていることにミリーナさんは気付いて観客席から立ち上がり、闘技場の内部に向かって走ってこようとするが途中結界に阻まれてしまう。

 

「この勝負は一対一の真剣勝負だ!他の者の参戦は認めん……ましては貴様には前科がある。闘技場内には指一本触れさせん」

 

「もう止めて!イクスの負けはもう決まったのよ!これ以上、イクスを痛ぶらないで!」

 

「まだ勝負はついていない!この戦いはどちらかのライフが0になるまで終わらん!」

 

「だったらそのドラゴンで攻撃しないで!機械のドラゴンで同じはずよ」

 

「断る!この為にオレはわざと1ターンを消費した……ラーの翼神竜の攻撃!」

 

「いや……やだ……」

 

「ゴッド・ブレイズ・キャノン!」

 

「やめてぇええええええ!!」

 

 膝を地面につき、既に意識を失っている俺にとどめの一撃をさす。

 ラーの翼神竜は口にエネルギーを溜め込み、神聖なる力を纏った炎のブレスを吐く。俺は避けることも受けることも出来ず、ただただ攻撃をくらうだけで意識はとうの昔に飛んでいってしまっている。

 

 イクス

 

 LP1000→0

 

「……」

 

「魔術の札による決闘(デュエル)三本勝負、一本目、次元領域決闘(デュエル)!勝者、海馬瀬戸!」

 

「医療救護班、直ちにコイツの治療をしろ!」

 

「っ、退いて!私の術で治療を」

 

「やめておけ、貴様等の回復術は傷を回復するのに特化していて生命の維持には向いていない。今の奴は神の炎で魂を攻撃され消耗している。酸素を供給し時間の経過による回復を待つしかない」

 

「そんな……」

 

 倒れた俺に対して何もすることはないと言い放つ海馬社長。

 直ぐに医療救護班がヘリに乗って現れ、俺を海馬コーポレーションに連れて行く為にヘリへと引っ張る。

 

「次なる決闘は決闘疾走(ライディングデュエル)、指を咥えてみている学者共にはそれ相応に働いてもらおう」

 

 ティル・ナ・ノーグの命運を賭けた海馬社長との決闘三本勝負、一本目の次元領域決闘は圧倒的な強さを見せつけ俺を完膚無きまでに叩きのめされ幕を引いた。海馬社長が去っていくその姿に誰もなにも言えなかった。




許してくれ。不甲斐ない拙僧を許してくれ。


あらすじ的に言えばイクスくん(仮)を元気づけようとしたミリーナがワイズマンにイベントを起こして貰おうとするのだけど、間違って海馬瀬戸というゴンベエ達の同期の中で最も強い転生者である海馬瀬戸が作り上げた海馬コーポレーションとブルーアイズランドを呼び出してしまう。
大事な仕事中に召喚されたのでワイズマンを海馬はシバき倒して一部の力を封じ込めるという規格外な行動をし、ゼスティリアの時間軸でベルベット達と出会っていたのでブルーアイズランドに招待をした。
召喚された海馬はティル・ナ・ノーグで商売をはじめようとし飲食関係の部門に手を出す。とあるお宝を用いて高品質な山海の珍味を低価格で販売してティル・ナ・ノーグの経済を混乱させようとしてこのままだと大変な事になると感じたイクスくん(仮)が命を賭けて遊戯王での勝負を挑み、見事に惨敗。魂を抜かれるところでミリーナがイクスくん(仮)を突き飛ばし、代わりに犠牲になる。
その後、不服そうな具現化された人達を見て海馬は自身への挑戦権を賭けたKCグランプリを開幕した……という感じ

スキット ナマルト

ゴンベエ「斜め七十七度の並びで泣く泣くいななくナナハン七台難なく並べて長眺め」

ライフィセット「ながいっぱい……なにをやってるの?」

ゴンベエ「発声練習……たま〜にやっておかねえと出てくんだよ」

ライフィセット「出てくるって」

ゴンベエ「素が出てくんだよ、素が」

ライフィセット「素ってゴンベエ、猫を被ってたの!?」

ゴンベエ「ちゃうわ!そんなもん被っとるわけないやろうが!そういうのは無理しとるアメッカでオレは基本的に素や」

ライフィセット「アメッカ、猫被ってたんだ」

ゴンベエ「どっちかつーと正義の味方とかええ人になろうっちゅう感じでぶりっ子やないけどな」

ライフィセット「……ゴンベエ、そんな喋り方だっけ?」

ゴンベエ「これが素やねん……ホンマはこれはアカンって色々と言われてるんやけど、こっちの方が楽や」

ライフィセット「なんで?変わった喋り方だけど何処もおかしくないよ」

ゴンベエ「そら喋り方自体はな……この方言とか訛りが出てること自体が色々とアウトになんねん」

ライフィセット「そ……ミユキさんが来た時は別の言葉を喋ってたよね」

ゴンベエ「まぁな……裏技を使って喋っとるから教えるのは無理やで」

ライフィセット「そっか……なにを言ってるか分からないから秘密の暗号みたいでカッコよかったよ」

ゴンベエ「……内容はアレなんだけど」

ライフィセット「秘密の会話とかやってみたいな」

ゴンベエ「古代語は出来ねえし、この国の文字も出来ねえから筆談出来ねえし……あ、でもあれなら出来るかも!」

ライフィセット「ホント!」

ゴンベエ「やってみるか……ナマルト!」ピロリロリ

ライフィセット「……ゴンベエ、なまぬうとぅってぃぬー?……!?」

ゴンベエ「勢いに任せてやったけど成功したな」

ライフィセット「ぬーくぬゆみ方!」

ゴンベエ「多分だが、沖縄の方言だと思う。暗号っぽい感じがするな」

ライフィセット「あ、やしがどぅーぬぬー言ちょーんがわかいん」

ゴンベエ「自分でなにを言ってるか分からねえと困るだろう」

アイゼン「お前等、なにをやってる!?」

ゴンベエ「秘密の言葉での会話……アイゼンもやってみるか?」

アイゼン「ほぅ……面白そうだな、やってみろ」

ゴンベエ「ナマルト!」ピロリロリ

アイゼン「こぃでわーも秘密の暗号ばを」

ゴンベエ「似合わねえな、方言が」

アイゼン「でったらだお世話だ」

ベルベット「あんた等、なにやってんのよ……」

ライフィセット「ふぃみちぬあんごうっしぬかいさぁやさ(秘密の暗号での会話だよ)

ベルベット「ちょっと、なに言ってるか分からないわ」

ゴンベエ「そんなお前にもナマルト!」ピロリロリ

ベルベット「なんでうちにも使うんばい!……うちも変わっとー!」

ゴンベエ「……博多弁か……上京してきた地方娘感があっていいな……思い出すな……地獄での特訓を」

ライフィセット「でも……むるぬー言ちょーんが分からんさぁ」


 ちょっとした転生者雑学

 地球の日本が舞台の物語が東京等の関東近辺が多い。
 その為に転生者は方言や訛りを矯正されたりするが他の地方で生まれてなんだかんだで東京に行くとかもあるので各種方言に対応してたりする。それ以外にもその地方の味噌や出汁の取り方、使われているソース等の細かなところにも対応しているがなんだかんだで故郷の味が皆好きである。なので料理を作らされば何処出身かバレる。


 ゴンベエの術技

 ナマルト

 説明

 喋り方を方言にすることが出来る変なホクロの金髪が使っていた魔法。
 一時のテンションと勢いに任せた結果、なんか使えた魔法であり本編で出てくることはない(多分

番外編

  • 異世界プルルン転生記
  • テイルズ学園
  • 総力戦 決戦KCグランプリ
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