テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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っしゃあ、オラァ!!書けたぞ


神依

「作戦の確認よ」

 

 ライフィセットが聖隷2号でなくライフィセットだと言うと軽く一悶着あった。

 具体的に言えば木に引っかかっているクワガタを取ろうとしたのだが、身長的な問題があって取ることが叶わずにいるとテレサが取った。

 ライフィセットは自慢気に取った事をアイゼン達に報告をすると、アイゼンはカブトムシ、ロクロウはクワガタと捕まえた虫がどっちかなのかを軽く言い争い、最終的にライフィセットがカナブン扱いすると言えば丸く納まった。

 その光景を見ていたテレサはエレノアに言わせているのかと問い掛けるがライフィセットの器となっているだけであり、天族に意思がある事を驚いていた。

 俺からすれば殆どが人間と同じ構造で出来ている生物が人間の様に怒ったり泣いたり笑ったりしない方がおかしい……聖寮の洗脳教育や刷り込みがそれだけしっかりしているという事だろう。

 

「私達はあんたを人質として利用して武装を解除させるわ」

 

 段々と目的地に近付いてきたのでベルベットは作戦を改めて確認をする。そうすることで今まで緩んでいた空気がしゃっきりとする。

 こういうことをサラッと成し遂げるベルベットはリーダーシップ的なのに優れている。戦闘力に能力極振りしているオレと大違いだ。

 

「アメッカが抑制されている聖隷の意思を解放して、契約を強制解除。そのままオスカーを拘束して港へ撤退。喰魔を船に乗せて出港準備が整った時点で開放はしてあげるわ」

 

「1つだけ約束をしてください……オスカーに手を出さない事を」

 

「無理ね。オスカーがあんたを助ける為に手を出してきたのなら容赦無く切り捨てるわ」

 

 姉として弟が大事なのは分かるが、それはそれ、これはこれだ。

 向こうが襲いかかるのならばベルベットに慈悲はない……しかしここでライフィセットとエレノアが出てくる

 

「ベルベット」

 

「私からも頼みます。どうか、テレサの願いを」

 

「オスカーを助けたいのならテレサ、あんたが必死になって説得をしなさい」

 

 ライフィセットに甘いところがあるベルベットでも今回ばかりは強く突っぱねる。

 それだけ今回の戦いが大事な戦いであること

 

「……ええ、必ず守ります。命に変えても」

 

 なにがなんでも守ってみせる。敵対する俺達に自身を人質にしろなんて言うまでで覚悟ががん決まりである。

 そう……大事な大事な弟を守るためならばどんな事をする、そんな覚悟を持った目をしている

 

「アメッカ、油断をするんじゃねえぞ」

 

「ああ、分かっている……ここからが本番だ」

 

 本当に分かってんだろうか。いや、多分分かったと思ってはいるけどもまだ完全に理解していないパターンだ。

 ベルベットもあんな事を言っている割には若干揺らいでいるところもあるし……力を貸すのはあんまよくない事だが、状況が状況だけだしやるしかねえか。

 色々な思惑が交差する中でゆっくりとゆっくりと目的地へと向かえばそこにはオスカーと思わしき人物が剣を突き立てながら喰魔と思わしき人物の直ぐ側にいた。

 

「それは禁止よ」

 

 隙だらけなオスカーに向かっていっそのことデラックスボンバーで殺してテレサも殺してやろうかと手を翳すがベルベットは止めにくる

 自分の復讐が優先的な筈なのに変なところでベルベットは甘い……まぁ、それだけ本当のベルベットは優しさと思いやりがある。

 

「来たか、喰魔ベルベット」

 

 ベルベットが手を出すなと言ってきた以上は下手に手出しはしない。

 ある程度距離を詰めると流石にオスカーもオレ達の存在に気付いた様なので振り向くと驚いた顔をする。

 

「姉上!?」

 

「ッハ、その程度かよ」

 

 誰かがやって来たのかは分かるくせに誰がやってきたかは分からない中途半端な気配探知だ。

 テレサの存在に直ぐに気付いたオスカーだったが、なにかをする前にとベルベットは手甲から剣を抜いてテレサの首筋に突きつける。

 

「見ての通りよ、武装を解除して今すぐにでも聖隷を出しなさい……さもないとこいつを殺すわよ」

 

 ベルベットの目には迷いは無い。余計な迷いはないか。

 

「卑怯な」

 

「おいおい、なにを言い出すかと思えばコイツは生きるか死ぬかの世界だぜ……やられた方が悪い」

 

 テレサを人質にしているベルベットを強く睨みつける。

 そんなものでベルベットは揺るがないし、それを卑怯とは言ってはいけない……卑劣とは言うけれども。

 

「オスカー、お願いします見逃してください。私は聖寮が語る理の本当の意味を見極めたいのです」

 

「人質を取ることが君の理だというのか、エレノア!!」

 

「っ……」

 

「論破されてんじゃねえよ、阿呆が」

 

 交渉の場に勝手に出てきたエレノアはオスカーに論破される。

 もう既に悪の道にひた走っている状態で、正義だ悪だ考えるのは難しい。つか、めんどくせえ。

 ここはベルベットかアイゼン辺りに全ての罪を擦り付けてでも見るって覚悟を決めとかなきゃいけねえ……

 

「姉上……」

 

「申し訳ありません、私が足手まといに」

 

「おっと、それ以上は動くんじゃねえ……コイツの顔が吹っ飛ぶぞ」

 

 ベルベットの言うとおりに動くほど、オスカーという人間は諦めていないし、テレサという人間は弱くはない。

 ベルベットを強く睨みつつも隙を伺っているので脅しとしてピラミッド状に6分割したハウンドを作り出す。何時でもお前とテレサを殺せるというブラフを見せる。

 

「そんな、話が」

 

「アメッカ、オカリナを」

 

 オスカーには手を出さない約束をしているらしいが、それはあくまでもベルベットと交わした約束だ。

 目の前にいる喰魔を回収さえ出来れば問題無い……殺したところで一切問題無い相手であり、ベルベットが止めろと言っているから手を出さないでいるが、向こうがやるつもりならば何時でもやるつもりだ。

 とりあえずこいつ等対魔士の力の源である天族との繋がりを断ち切る。何時でもお前とテレサを殺せるアピールをしつつ、アメッカに時のオカリナを貸す。

 

「ゴンベエ……」

 

「アメッカ、勘違いをしてもらったら困る。オレは秩序を持った悪人だ……時にはこういう手段も平気で用いる」

 

 オレの行いにアリーシャは引いている。ここまでしなくてもいいんじゃないかと思っているが、ここまでしなければならない。

 何時でも殺せるアピールをしつつオスカーの中に入っている天族を出して、アリーシャはオカリナを吹く。何時も通りの目覚めのソナタでこれさえ吹けば後でオスカーがどれだけ逆らってもベルベットには絶対に勝つことが出来ない。

 

「……天族が元に戻らないだと?」

 

 今までコレで天族の意思を解放してきた。

 解放さえすれば人間に従う必要はないと向こうから何処かに行ってくれるのに、意識が元に戻らなかった。

 予想外の出来事に思わず声を出してしまうと、オスカーは隙が出来たと思ったのかベルベットに向かって剣を投げつけるがベルベットは警戒心を一切解いていないのであっさりと弾いてしまうのだが、その隙にテレサがオスカーの元へと向かう。

 

「っち……」

 

 一瞬で殺すことが出来たのに思考が止まってしまった。

 オスカーの背後にテレサが回った……ダメだな。ベルベットが甘いだなんだ言ってるのに、自分が上手く仕留める事が出来ない……お笑い草だ。

 

「姉上」

 

 最愛の姉がこちらに来たのでオスカーは思わず笑みを浮かべる。

 しかし危機的状況には一切変わりなく直ぐにオレ達を睨みつける

 

「ベルベット、こうなった以上は仕方ねえ……ここからは生か死かだ」

 

 どうしてオスカーの天族に目覚めのソナタが効かなかったかは不明だ。

 オスカーに最初から忠誠しているわけでもない、天族を道具かなにかだと思い込んでいる聖寮が意思を解放させているわけがない。気になる点は多いが、ここでオスカー達を殺しさえすれば全てがチャラになる。

 

「姉上、下が──っ!?」

 

「申し訳ありません」

 

「なんだ、仲間割れか!?」

 

 テレサを後方に下げようとするオスカー。

 この状況からすれば正しい判断なのだが、ここで予想外の出来事が起きた。オスカーをテレサが攻撃をした。首の裏を杖でゴンッと叩いた。

 殺す威力じゃない気絶させる威力でもない程良い威力でオスカーを殴打し、ロクロウは声を上げるのだがそんなわけがねえだろう。

 

「テメエ、端からこの状況を狙ってやがったな」

 

 オスカーの元に行き、オスカーならば自分を助け出すと読んでいる。

 こっちが手を出さない様に無理矢理約束させて……ホントに汚えアバズレだ

 

「ベルベット、こうなった以上は約束なんざ守る必要はねえだろう」

 

 最初から殺すつもりで殺っておけばよかったのに、変な事をしてしまって無駄に時間を食ってしまった。

 オレはハウンドを出現させてオスカーとテレサに狙いを定めるのだがベルベットが静止する。

 

「喰魔に当たったら元も子もないわ……あんた、どうするつもりなのよ?この状況でただの人間が勝てると思ってるの?」

 

 オレならば確実にハウンドは当てれるのだが……まぁ、いいか。

 ベルベットは裏切ったテレサを強く睨む。こうなってしまった以上は殺るしかない。テレサもそれはわかっている筈だ。弟のオスカーを思ってるのならば人質のままでよかった筈だ。

 

「そう……私はただの人間です。力も無ければ才能もありません」

 

 テレサはベルベットの問い掛けに答えつつ、チラリと視線を移動させる。

 その視線の先にいるのはオスカー……が護衛していた喰魔だ……そういえばコイツを連れて帰らないといけないんだよな。

 

「ですが、あの方が教えてくれました……私がカノヌシと適合していると」

 

「あの方だと?」

 

 ここに来て不信な事をテレサは語る。

 オレ達の戦っている敵は聖寮でトップはアルトリウス、裏でアホな事をしているのがメルキオル、好き勝手やってるのがシグレの筈だ。そのバックにカノヌシの存在がいる……その筈だ。ここに来て更なる存在が居ることについてほのめかす。

 

「こうすれば全てを守れる!!」

 

「なに!?」

 

「喰魔に自分を食わせた!?」

 

 背後から首筋をガブリと喰魔が噛み付いた。

 普通ならば血が大量に流れ出るのだが血の代わりに穢れがコレでもかと出てきてテレサと目当ての喰魔は包まれていく。

 

「喰魔になった!?」

 

「いいや、違う……喰魔と融合したんじゃ」

 

 容姿が大きく変貌するテレサ。その姿は人の姿から外れており、ライフィセットは驚くがマギルゥが違うと丁寧に説明をしてくれる。

 テレサは最初からコレが狙いだったのか……喰魔との融合を出来ると言った何者なんだ

 

「……全員殺します。オスカーのた」

 

「デラックス・ボンバー!!」

 

「っ!?」

 

「おっ、避けたか」

 

「ゴンベエ!?」

 

「アメッカ、なにを驚いてるんだ……ベルベットが折角、穏便に済ませようとしたのにそれを無下にした。もう話し合いの段階は終わっちまったんだぞ」

 

 例によってデラックス・ボンバーを決めに行くと避けられた。

 突如として撃った為にアリーシャは驚くのだが、もう話し合いとかそんなのは関係無い。食うか喰われるかだ。

 

「言いたいことは分かるが、いきなりすぎる」

 

「あのな、敵だと分かった以上はシバき倒すぶっ殺すに限るんだよ」

 

 いちいち無駄な話をするのはめんどくせえんだよ。

 やれ家族だやれ世界が醜いだ、そういうくだらねえ理屈を並べて自分の意見をさも当たり前の如く正論にして暴力を振るう。そんなのはとっととぶっ倒すに限る。せっぱそもさんは面倒なんだよ。

 

「人が喋っていると言うのに、いきなり攻撃してきて」

 

「あんた、攻撃するのは良いけれど殺すんじゃないわよ。アイツは今、喰魔になっているんだから」

 

「了解」

 

 殺したらダメなのは非常に面倒くさい。ハウンドで体を貫いてぶっ殺した方が楽なんだ。

 ベルベットから直接やれとは言われなかったが戦う事に関してはなにも文句言ってこない……そう、コレは誰かが文句を言う戦いじゃない。ロクロウにもアイゼンにもベルベットにも気を遣わなくていい戦い。楽な戦いだ。

 

「思い知──」

 

 テレサの持っていた杖が何時の間にか三叉の鉾に変わっていた。これも喰魔化の影響だろう。

 感情的になりオレ達に明確な殺意を向けてくるのだがあまりにも遅い。喰魔化してパワーアップを果たした様だが、オレからすれば五十歩百歩だ。一瞬にしてテレサとの間合いを詰めて腹に一撃を叩き込む。

 

「がぁっ!?」

 

「連れて帰らないといけない以上はもう少し手荒にさせてもらう」

 

 今、腹に入れた一撃だけでも充分な威力があるが、オレは手を緩めない。

 家族を思う感情の力で動く女は恐ろしいまでの生命力を持っているのをベルベットでよく知っている……何処ぞのズガタカオヤコロ系転生者とは言わねえが可能性と呼べるものは残さず摘み取る。

 

「1本」

 

──ゴキリ

 

 三叉の鉾を握っている腕を掴んで一本、骨を折る。オレの感覚が間違いなければ確実に骨が折れているが追撃の手は緩めない。

 本当ならば大声で叫びたくなる様な痛みなのだろうが、なんとしてもオレ達を殺したいので痛むのを我慢するのだがオレには一瞬があればいい。

 もう片方の腕をすかさず掴んでゴキリと鈍い音を立たせて、両方の腕を折るのだが、まだだ。まだやめない。

 

「次は足だ」

 

 腕の次は足を蹴る。

 足の骨が粉砕骨折する様に威力を加減した蹴りを叩き込む。蹴った感触的に粉砕に成功する事は出来ているが、まだだ。

 片足しか残っていないテレサはバランスを崩して倒れるので丁度いいと軽くジャンプして膝を最後の足に向かって落とす。

 

「ぁ──っ」

 

「はい、いっちょあがり」

 

 両手の腕の骨は折った、両足の骨は砕いた。

 激痛に耐え抜いて意識を残しているのは流石だと思うと同時に両手両足を潰して正解だと思った。片手でも片足でもこの女は立ち上がる……肋の骨もやっておく、いや、やり過ぎるとショック死しかねないな。

 

「お前さ……ナメんのも大概にしろよ」

 

 とりあえずボコボコにしたのでテレサを見下ろす。

 色々と言いたいことがあるが真っ先に出たのはこの言葉だった。

 

「オレは空気を読める男だから空気を読んでるけど、その気になりゃカノヌシだろうがアルトリウスだろうがシグレだろうがメルキオルのクソジジイだろうが片手間でぶっ殺す事が出来るんだよ」

 

 ヘルダルフといいこいつといい、あまりにもオレという存在をナメている。

 何処かで一発ガツンとやってやりたい気持ちはある……ある意味、こいつぁいい機会かもしれねえ。

 

「テメエがどんな思いをしてここに来てるか知ったことじゃねえ……思いも信念も関係ねえ、勝たなければそれだけだ。そしてテメエは負け犬だ」

 

「化け、物が」

 

「よく言われるよ」

 

 倒れながらも殺してやると強く睨むテレサ。両手両足を叩いて正解だとつくづく思う。

 オレが化け物染みてるなんてよく知っている。開花した才能が理不尽なもので周りが必死になって会得した技術を数分で覚えれるんだからな。

 

「姉上から手を退けろ!!」

 

「と、お前が残ってたか」

 

 剣を飛ばしてくるオスカー。

 ひょいっと避けて距離を開けると追撃はしてこず、テレサの元へと駆け寄る。

 

「お前がやったことだし、オレも口出ししなかった事だから後になってああだこうだ言うのは卑怯かもしれないけど……非情にはなれよ」

 

「……分かっているわよ」

 

 分かってないからオレが言っているんだろうが、どアホ。

 オレが先にテレサをボコボコにしたのを見てベルベットは改めて覚悟を決める。

 

「ごめん、なさい……オスカー。貴方を助けようとしたのに……」

 

 弱々しい声で涙を流しながらオスカーに謝る。

 ホントにこういうことになるんだったら最初からベルベットの言うとおりにしておけばいい……本当に愚かだ。

 

「もういいのです姉上……ドラゴニア家は、父上も母上も私を跡継ぎである兄しか見ていませんでした。貴方だけはずっと僕を見てくれた。案じて励まして微笑んでくれた」

 

「オス、カー」

 

「貴方が見守ってくれる……それだけでいい。それならば僕は世界を滅ぼす魔王にだって勝てる!」

 

「ハッ、啖呵を切るのは勝手だが状況を見て言えよ。この数で勝てると思ってるのか?」

 

 殺そうと思えば何時でも殺せる相手だ。ここからなにをやっても絶対に負けることはない。

 覚悟を決めたオスカーは自分の中にいる天族を出した……天族を含めても数の利はこちらにある。加えてベルベットには神衣の様な炎のパワーアップ形態がある。どうあがいても絶望である。

 

「見せてやる……我が奥義を……神衣の力を!!」

 

「神衣だと!?」

 

「ぬ、ぅおおおおおおお!!」

 

 オスカーの発言にアリーシャは驚くと、オスカーの天族がオスカーの中に戻り眩く光り出す。光が収まるとそこには緑色の剣の様な翼が生えていたオスカーがいた。

 

「おいおい……ここで神衣かよ」

 

 ベルベット達を脅かす力なんて限られているものだ。

 頭の中でどんな術が飛び出すのか考えており、神衣は天族の名前を呼んで天族と共に戦わないといけない技術だから省いていたが……これならばベルベット達の脅威にはなりうる。

 

「お前達をここで……倒す!!」




スキット めんどくさい

ライフィセット「ベルベット」

ベルベット「なに?」

ライフィセット「えっと……ごめんなさい」

ベルベット「なにに謝ってるのよ」

ライフィセット「ベルベットの気持ちが分かりたいからご飯を食べなかったこと……変に同情してベルベットを怒らせたこと……皆が心配してたのに、無理したんだ」

ベルベット「そう……」

ライフィセット「同情とかするよりも自分の気持ちをハッキリと伝えればいいってゴンベエが言ってたんだ……僕、ベルベットの事を心配してるんだ……その、無茶をしないでね」

ベルベット「してないわよ!」

ライフィセット「してるよ!無理しないで、僕だったら幾らでも力になるからね」

ベルベット「……そう……期待してるわ」

ゴンベエ「……あんな堂々と伝えて大丈夫かと心配をしたが、満更でもなさそうだな」

ロクロウ「お前、なにコソコソ見てるんだ?」

ゴンベエ「ライフィセットの成長と謝罪を見守っているんだ」

ライフィセット「僕だけじゃなくてゴンベエにも頼ってね……ゴンベエも心配してるから」

ロクロウ「はっはぁ、さてはお前自分で言うのが恥ずかしいんだな」

ゴンベエ「るせえよ」

ロクロウ「そう恥ずかしがるな……お前はもうちょっと言った方がいいんじゃないのか?」

ゴンベエ「アホ、オレはそういう臭い事を言うキャラじゃねえんだよ」

ロクロウ「キャラとかそういうの関係無いだろう。そんな事を言い出したら俺なんて向いてないにも程がある」

ゴンベエ「大アリだ。オレはどちらかと言えば秩序を持った悪人だ。正義の味方みてえに困ってる人を見過ごせないタイプじゃねえし、ヒーローみたいに誰かを救い笑顔になるわけじゃねえ……今回言ったのはたまたまだ」

ロクロウ「たまたまの割にはしっかりした事を言ってるだろう」

ゴンベエ「そりゃ言わないだけで言えねえんじゃねえんだよ。こういう事は下手すりゃ人の人生観を大きく変える……現にオレの発言でアメッカは色々と変わっちまってる。今回はライフィセットは悩んで迷っていたから言ったけど、お前みたいに色々と出来上がってる人間に言っても意味はねえし、答えってのは自力で見つけるもので教えられるものじゃねえ……今回はきっかけを与えたからよかったけどな」

ロクロウ「意外と考えてるんだな」

ゴンベエ「ちげえよ……そういう事を考えるのがマジでめんどくせえんだよ」

ロクロウ「めんどくさいか……もうちょっと真面目にやろうぜ」

ゴンベエ「誰かにタメになることを言ったり、教えたり助けたりするのはめんどうなんだよ……ホントにな……」


HIRETUクローバーとかキセキのトリガーとか魔法科高校の遊戯王とか他にも色々とやりたいことはあるけどなんとか書ききったぞ

番外編

  • 続 異世界プルルン転生記
  • ちょっと昔のゴンベエ達(地獄)
  • ザレイズ 総力戦 決戦KCグランプリ
  • まゆゆんの貧乏くじ
  • スペシャルスキットの続き
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