「よし、全快だ」
「あ~眠い」
「ゴンベエ、まだ寝たりないのか?」
一夜明けたのだがベルベットに夜中起こされて訳のわからない事を問い質されたので若干眠い。
炎のメダルが今頃になって影響をベルベットに及ぼしたのかベルベットの中にいるシアリーズを炎の賢者もしくは炎の精霊に生まれ変わらせた。ベルベットの剣に使った素材が素材だけになにが起きても別におかしくはないが、まさかの展開にベルベットは困惑していた。オレも困惑している。
「アリーシャ、体調がおかしくなったとかはねえよな?」
「……別におかしくはないが……?」
ベルベットの剣に使った素材は闇のメダルと炎のメダルとベルベットの血だ。
対してアリーシャは使えそうな素材を根刮ぎ入れた……武器の質としてはアリーシャの槍の方が上だ。現代に帰って色々と天族と関わっていく内に天族が賢者に覚醒的な展開もありえなくはない。
「アイゼン、テメエなんで教えなかった!!」
アリーシャの体調に変化は無し。
異常が無いのならばそれに越したことはないと宿屋の外に出るとザビーダがアイゼンの胸倉を掴んでいた。
なにがあったのかベルベットとエレノアに視線を向けるのだが二人も今来たところで状況がよく分かっていなかった。
「あの時はカースランドから逃げるので手一杯だった」
「っち……俺はいくぜ、あいつを止める」
ザビーダはアイゼンの胸倉を放して港に向かって走り去っていった……
「状況説明をしろ」
来たばかりでわけがわからない。
ベルベット達も状況がイマイチ察していない。ロクロウとアイゼンだけが知っている感じだ。
「ついさっきシルフモドキでベンウィック達から連絡があった」
「彼奴等無事だったのか」
「今はな……」
「どういう意味だ?」
「ベンウィック達はエンドガンド領にアイフリードが居るという情報を掴んで向かったらしい」
「おいおいおい、この状況でそれは完全に罠だろう」
今の今まで色々と手を尽くした、それこそ血翅蝶の情報網を駆使してまで調べ上げた。
それでも今の今まで姿形が捉えることが出来なくて、今になって出てきたのならばそれはもう罠でしかない。例え罠だとしてもそこに1%の可能性があるならばベンウィック達は挑むだろうが……罠でしかない。
「いや、そうと言えない」
「まぁ……今まで必死になって探しても見つからないなら聖寮が何処かに監禁してる線はあるが」
「そうじゃない……あの角の業魔がアイフリードだ」
「マジなのかえ!?」
ここに来て衝撃の事実を語るアイゼン。
あの角野郎はアイフリードだった……ということは例によってあのメルキオルのクソジジイがあの手この手を駆使して業魔にして精神をぶっ壊した……そんな感じだろうな。
「おそらく……だ。リオネル島で合流しようと書かれている」
「明らかに罠……罠なのかしら?」
「アイフリードがいるというのは事実じゃがアイフリードが敵という真実が隠されておる……なんとも言えんとこじゃの」
どっちにせよベンウィック達だけで向かったのならば死ぬだけだ。
「追いかけるわよ。今、アイフリード海賊団に全滅されちゃ戦えなくなるわ」
「そうと決まれば船にって……私達が乗ってきた船、ザビーダが乗っていってしまって船が無い!?」
やることが決まったので動き出そうとするといきなり足が無くなったことにアリーシャは声を上げる。
これが現代だったら家の直ぐそこにある滝壺の裏に隠している蒸気船でも出すことが出来たんだがな。
「ゴンベエ、お前確か船に変化することが出来ただろう」
「出来なくはないが一人乗りだ……1人で行っても意味はない」
「なら奪うわよ」
「奪うってそんな」
「今更よ……災禍にしてはセコいけど」
「お前、意外と気に入ってないか?」
「ま、悪くはないわ」
意外とベルベットは茶目っ気があるな。色々とやってきたが遂に船を強盗するとは思いもしなかった。
港に出て盗める船を探す。船を盗むと言ってもなんでもいいわけじゃない。大きな商船を盗んでしまえばアイフリード海賊団の今後が色々と大変になる。何処かに手頃な船はないのかと探す。
「コレなんてどうでしょうか?」
「船体も問題ないし、私達だけでも操縦出来そうな船だな」
「なによりも人が乗っていません!」
「お前等ノリノリだな」
「意外と火遊びが好きなんじゃろう」
「ち、違いますよ!幾ら緊急事態とはいえ周りの人に迷惑を掛けてはいけない、ただそれだけです!」
「え~ホントでござるかぁ~」
割とノリノリのエレノアを煽っておく。
海のプロであるアイゼンが査定しても問題はない船だと分かったので早速乗り込み出航の準備をする。
「一応、置いておこう」
なんだかんだ言って船を強奪する事なので僅かばかり罪悪感があるアリーシャは財布からお金を抜いて船着き場に置いた。
「出航だ、ゴンベエ。西に向かって突風を頼んだぞ!」
「ああ、任された」
風のタクトを取り出し西に向かって突風を巻き起こす。オレ達を乗せた船はリオネル島に向かっていく。
ここに来て死神の呪いが発動するといった事は特になくなんの問題もなくリオネル島に向かっていくのだがアイゼンは浮かない顔をしている。
「アイフリードと戦うのは気まずいか?」
「……気まずくないといえば嘘になる。アイフリードとは腐れ縁の関係だ」
「死神の呪いをどうにかしたいと色々とやってからこの船に居着いたんだったな」
「ああ……その時はアイフリードはオレを目付きの悪い影の薄い男だと勘違いをしていた」
「こんな大男が影薄いってそりゃねえだろう」
影が薄いっていうのは黛さんみたいな人の事を言うんだ。
「……実を言えば、最初に出会った時から奴がアイフリードだと勘付いていた」
「……確信が持てなかったから言えなかったのか?」
「アイフリードは海賊だが業魔に身を貶す畜生じゃない。心の何処かで否定してしまった」
「……まぁ、人間だって見たくないものを見ようとしない部分はある。問題はそこからだ……お前は向き合えるか?」
アイフリードが闇落ちした事実に。コレから戦わなければいけない事実に。
「オレは現実から目は背けん……アイフリードとはケリをつける」
「ケリ、ねぇ……」
「オレはオレの流儀を通す……例えそれがアイフリードでもだ」
覚悟は決まったアイゼン。
目視出来るほどリオネル島には近付いております、バンエルティア号が先に停泊していた。ザビーダの船は見えない。
「っち、大分出遅れた」
「全員、無事かぁ!!」
船着き場に飛び降りて、リオネル島に足を運ぶ。
そこにはアイフリード海賊団の面々が沢山倒れており、アイゼンは無事かどうか様子を見に駆け寄る。
「氣からして死んではいない……治療すればどうにか出来るレベルの怪我だな」
あまりしたくないが気配探知をして全員の氣を感じ取る。
ダメージを受けて弱っていってるが、治せない傷じゃない。致命傷に至っていない
「エレノアァアアアア」
「大丈夫ですか、モアナ!!」
「おっぎな、おっぎな角の業魔が」
大粒の涙を流しながら怯えるモアナと腕を抱えているメディサ、それにグリモワールが姿を現した。
「いったいなにがあったの?」
「角の生えた業魔が襲ってきて……私達じゃとても太刀打ち出来なくて」
「ザビーダがやってきて島の奥へと連れて行ったわ」
ベルベットの問いかけに答えるメディサとグリモワール。
ザビーダが来なければアイフリード海賊団とメディサ達喰魔が全滅していた可能性がある……先に行ってくれた事に感謝すべきか。
「シルバ、治癒系の術は出来るか?」
「……うん」
「穢れがキツいかもしんねえが、治癒系の術を頼む……オレも一応やっておく。通名賢氣、骨禎枸根、黄考建中……通名賢氣、骨禎枸根、黄考建中……」
一応と連れてきたシルバは回復系の術が使えるらしいので倒れている海賊団達に治癒系の術を使う。
オレもヘタクソな内養功をベンウィックに施し生体エネルギーを整えて治癒する。
「あんた、そんな事も出来たのね」
「怪我を治癒するぐらいならな……上手い奴なら切れた腕を繋げる事が出来る」
ハッキリと言えばヘタクソな内養功だ。加減をミスれば閃華裂光拳に変わってしまう。
とりあえず安定ラインに達したのでアップルグミを取り出し、ベンウィックに食べさせる。
「ったく、弱いのに無茶しやがって」
「船長が、アイフリードがやっと見つかったんだ……会いに行かないなんてありえないだろう」
「……その結果がボコボコにされてるじゃねえか」
「くそっ……悪い、後は頼んだ……連れて帰ってきてくれ」
「……ああ、約束してやる」
ベンウィックは意識を失った。
死んではいない。受けてたダメージが大きかったから気絶しただけでオレが施した内養功のおかげで回復に向かっている。
「ほぅれ、纏めて治すぞ。ハートレスサークル!」
「コレで全員だな」
アリーシャが他の船員達を一箇所に集めてマギルゥが治癒している。
どうやら全員の治癒は終わったみたいで、動ける奴はバンエルティア号に動けない奴を乗せて休んでおけとアイゼンは命じる。
「本当にあの業魔はアイフリードなのかな?」
「今更な事をどうした」
「もし本当にアイフリードならベンウィック達を襲ったりしないんじゃないかなって……」
「確かに……アイゼン達の話から聞ける人物像からしてアイフリードはかなり強い意志を持った人です。クロガネやロクロウの様に自我を持っていてもおかしくはありません」
「自我を保つと言っても業魔は業魔だ、人間だった時とは掛け離れている……もしかすると業魔化した影響で精神が変わったかもしれん」
「心代わりをして聖寮に服従を誓ったってこと?」
「その線は薄いが無いわけでもない……」
「お前等、机上の空論を並べるのはここまでにしておこうぜ」
ライフィセット、エレノア、ロクロウ、ベルベットは色々と考え込んでいるが真実は何時も1つだ。
業魔化しているアイフリードに会えば全てが分かる。
「ま、大方メルキオルのジジイが幻術でも見せて業魔に貶して精神をぶち壊したんじゃろうな。パッと見た感じ、アレはもう業魔というよりも獣に近い」
「ホントにロクな事をしないな、あのクソジジイ」
もしかしたら全ての元凶、あのクソジジイかもしれない。
暴走するアイフリードと対峙してる際に不意打ちをしてくるかもしれないから警戒は緩められない。アイフリードは暴走をしている……戦いは回避することは出来ない。アイゼン達は戦う覚悟を決める…………。
「ザビーダ!」
リオネル島の奥へと入るとザビーダと角の憑魔が戦っているところをロクロウが発見する。
ロクロウが声を上げたのでザビーダはオレ達の存在に気付いてチラリと視線をコチラに向けるが、その隙を突かれてアイフリードと思わしき憑魔に殴られる。アイフリードと思わしき憑魔は敵で戦うしかないとベルベット達は戦闘態勢に入ろうとする
「止めろ!こいつは、この拳はアイフリードだ!!」
「何故やり返さない」
攻撃が出来るチャンスがあるのにザビーダはアイフリードを攻撃しない。アイゼンはその事についてザビーダに聞いた。
「こいつには……俺を俺に戻してもらった借りがあるからよ……今度は俺が元に戻してやる番さ」
「……業魔は一度なってしまえば人間には戻らない」
ザビーダはやる気に満ちているが、どうすることも出来ない。
アイゼンは戦う覚悟を決めている中でベルベットはチラリとライフィセットを、アリーシャはオレを見つめる。
「だからって、今更流儀を変えれるかよ!!なぁ、アイフリード!」
ジークフリートを取り出し、こめかみに向けるザビーダ。
ここでパワーアップしたとしてもアイフリードを倒す力を獲るだけで戻す力は手に入らない。
「ガアアッ!!」
「ザビーダ!」
ジークフリートによるパワーアップを果たそうとするザビーダだったが、その前にアイフリードが掌底で弾き飛ばす。
アイフリード……業魔化しているとはいえ、シグレ並の強さになってるんじゃねえか、これは
「ヌゥウウウ!!」
紫の炎を纏った拳でザビーダ……ではなくライフィセットに襲いかかるアイフリード。
ライフィセットの元に拳が届く前にアイゼンはガッシリとアイフリードの拳を掴んだ。
「……お前が子供にまで手を上げるか。ベンウィック達は共に命を張った仲間だ。ザビーダは馬鹿だが仁義を通した……奴等の流儀を踏み躙るなら、テメエでも許さねえぞアイフリード!!」
アイゼンはアイフリードに渾身の一発を叩き込みぶっ飛ばす。
ぶっ飛ばされたアイフリードの倒された先にはジークフリートがあり、アイフリードはそれを手にして自分に向かって発砲するとアイフリードから溢れる穢れの量と質が上がった。
「お前にはデカい借りがある……今返させてもらうぜ、アイフリード」
「……」
パワーアップしたアイフリードはとてつもなく強い。元が元だけにとんでもない。
「殺す覚悟、か……大丈夫か、ザビーダ」
ベルベット達が総出で戦っているのでオレに余裕が出来る。
オレは倒れているザビーダの状態を確認しに行く。
「させ、ねえ……っ!」
「お前、もうボロボロじゃねえか」
オレ達が来るまでに色々とドンパチやってたのかボロボロのザビーダ。立ち上がる気力は残していても体力は残っていない。
「アイツへの借りは、俺が……俺が返さなきゃならねえんだ……」
「………………はぁ」
「笑いたきゃ笑え……コレが俺の流儀だ」
必死になって足掻いているザビーダ……コレが未来では殺すことが救いと言い出す奴になるとは頓には信じ難い。
オレは背中のマスターソードを抜いて青白く光らせる。
「借りがあるから返すのならばオレもベンウィック達アイフリード海賊団とお前に受けた借りを返さないといけないな」
「ああ、貸した覚えはねえぞ?」
「あるんだよ、それが」
ザビーダには導師が現れては災厄の時代を終わらせて暫くすれば災厄の時代になるという無限ループが続いている事を教えてもらった。
アイフリード海賊団の面々にはオレ達が正攻法の手段じゃ知ることが出来ない世界の真実や闇を教えてくれた。この旅はもう少ししたら終わってしまう……その前に、受けた恩を返さないといけない。
「本当はな、やっちゃいけない事なんだがよ……お前がそこまでやってるし、このままメルキオルのクソジジイの思い通りに事を運ばせるのもムカついてムカついてしょうがねえ」
メルキオルのクソジジイの狙いはアイフリード海賊団の全滅とライフィセットを殺すことだろうがそうはさせない。
この喧嘩、見ているだけはもうおしまいにしたのだとマスターソードを逆手持ちに変えて青白い光を強くして凝縮させる
「オーバーロード」
マスターソードの光を更に強めつつ凝縮する。
大きな力を更に大きくするのでなく一箇所に留める。圧縮螺旋丸やダイヤモンドハンドの様に力を留める……
「お前、なにをする気だ!?」
「オレは勇者だ……勇者らしく邪悪を退ける。ただそれだけだ」
「……まさか、お前……」
オレがなにをするのか想像するザビーダ。オレは返事をしない。
空裂斬、海鳴閃、ブラッディスクライドが出来るならばこの技は使うことが出来る。
「勇者の剣は大地を斬り、海を割り、空を断つ……とカッコつけてるのはいいけども、ベルベット達が程良く邪魔なんだよな」
撃つ準備は出来ているが、ベルベット達が程良く邪魔をしている。
ベルベットやロクロウは邪悪な存在なのでこの技は効果抜群で、当たってしまったら殺してしまう可能性もある。
「しまらねえな……鞘走りぐらい作ってやるよ!!瞬迅、旋風、業嵐……巻き起これ!ホライゾンストーム」
最後の力を振り絞るザビーダは天響術をアイゼン達がいる場所の中心で巻き起こす。
アイゼン達はアイフリードとの戦いに集中していたが為にザビーダの予想外の攻撃に反応する事が出来ずに突風に吹き飛ばされる。
「ザビーダ、テメエ!!」
「道は作った……後は、頼んだ、ぞ……」
天響術が最後の力だったのかザビーダは意識を失った。
「勇者の剣は大地を斬り、海を割り、空を断つ……そして今、全てを斬る!!」
見よ、コレこそが勇者の剣!
「アバンストラッシュ
闘気と退魔の力を込めた斬撃を飛ばす……と同時に走り出す。
もう一度マスターソードを逆手に持ち凝縮した光を出す。
「アバンストラッシュ
攻撃を飛ばすタイプのアバンストラッシュAと直接斬りにかかるアバンストラッシュBの合せ技
「アバンストラッシュ・
アバンストラッシュAがアイフリードに当たると同時にオレはアバンストラッシュBでアイフリードを☓の字になるように斬り裂く。
「ゴンベエ、テメエ!コレはオレがつける決着だ!横槍するんじゃねえ!!」
「悪いな、アイゼン……オレはもう選んだんだ。この戦いを見届けるだけじゃないって……殺さないって覚悟を決めた奴に借りた恩を返すってな」
邪魔をされた事に対して怒るアイゼン。
悪いがもう既にやったんだよ。
「ゴンベエ、背中の剣で斬ったのか!?」
手に持っている剣を見てアリーシャは驚く。
この時代に来てからまともに抜こうとしなかったマスターソードをここで抜いているんだから驚くしかない。アリーシャは視線をオレでなく倒れているアイフリードに向けた。憑魔化しているアイフリードもアバンストラッシュ・X・オーバーロードは効いたようでピクリとも動かず……元の人間の姿に戻った。
「業魔が、人間に戻った!?」
今までにベルベットが穢れを喰って戻った光景は何度かは見たが、今回は違う。
エレノアは驚きオレに視線を向ける。エレノアだけじゃない、ベルベット達も向けている。
「オレの剣は、このマスターソードは邪悪を退ける退魔の剣……アイフリードの中にある穢れをアイフリードごと叩き切った」
「ゴンベエ……これは」
「ああ、分かっている……やっちゃいけねえ事だって」
本来ならここでアイゼンがアイフリードを殺したのだろうが、オレがアイフリードの穢れを斬った。
歴史を大きく変えてしまう事をしてしまった……だが、後悔は一切無い。
「……よう」
「……久しぶりだな」
元の人間の姿に戻ったアイフリードはアイゼンの顔を見る。
「長い長い悪夢を見ていた気分だ……目が覚めても死神が居るとはとことんついてねえな」
「ぬかせ……」
「色々と話してえ事もあるけど、時間はねえ……お前達、カノヌシをぶっ飛ばしたいんだよな。なら、聖主を叩き起こせ……地水火風、4人の聖主を叩き起こせばカノヌシを地脈から追い出すことが……」
「アイフリード!!」
「やっぱ
意識を失うアイフリード。アイゼンが抱きかかえる。
腹にはXと大きな傷が残っており、ライフィセットは直ぐに治療をはじめるのでオレも手を翳して内養功でアイフリードの氣を整える。
「……礼は言わんぞ」
「オレには言わなくていい……だが、ザビーダとアイフリード海賊団の面々には言っておけ。彼奴等から受けた恩を、借りた10を11にしてオレは返した。ただそれだけだ」
本当ならばやってはいけない事だが、他の奴等から受けた借りは返さなければならない。
とりあえずアイフリード海賊団から受けた今までの恩はコレで返すことが出来た、次になにをしなければならないのかが分かった。
そしてオレは歴史を変えてしまった。本来なら、テイルズオブベルセリアならばアイゼンがアイフリードを殺していたのだろうがオレが元に戻して生かした……だが後悔はない。こういうことをやってこその転生者じゃないのかとオレは思う。
ゴンベエの術技
オーバーロード
説明
圧倒的な退魔の力を放出するのでなく一点に凝縮させる事で退魔の力と切れ味を増す奥義。使い続けるとマスターソードにヒビが入る
アバンストラッシュ
説明
大地を斬り、海を割り、空を断つ勇者の剣を1つにした闘気剣を相手に向かって飛ばす勇者の奥義
アバンストラッシュ
説明
大地を斬り、海を割り、空を断つ勇者の剣を1つにした闘気剣で直接斬りかかる勇者の奥義
アバンストラッシュ
説明
アバンストラッシュAを撃つと同時にアバンストラッシュBで斬り裂く勇者の奥義
アバンストラッシュ・
説明
マスターソードのオーバーロード状態を維持した状態で放つアバンストラッシュX
ゴンベエの称号
歴史を変えてしまったもの
説明
本来の物語ならばここで死ぬはずだった男を今まで受けた恩を返すべく助けた結果、歴史を大きく変えてしまった。
彼はそのことについて後悔はない。転生者ならば原作ブレイクの1つや2つ、してもなんら問題はないのだから
アリーシャとゴンベエの合体秘奥義とか考えてるけど中々に使う機会がない。
この小説書いてるとタドルクエストとタドルファンタジーとタドルレガシーが浮かぶ。
タドルクエストは勇者の力を得た主人公が魔王を倒すゲーム(第一部)
タドルファンタジーは主人公の魔王が勇者を倒し世界を征服するゲーム(第二部)
タドルレガシーは勇者と魔王の力を得た主人公が、古の神々と戦い姫を救うゲーム(第三部)
番外編
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続 異世界プルルン転生記
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ちょっと昔のゴンベエ達(地獄)
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ザレイズ 総力戦 決戦KCグランプリ
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まゆゆんの貧乏くじ
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スペシャルスキットの続き