テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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叩き起こすには……

「……っ!!」

 

「目覚めたか!」

 

「アメッカか……アイツは、アイフリードはどうした!」

 

「あそこにいる」

 

 意識を失っていたザビーダ様が目を覚ました。

 私の顔を見ると朧気だった意識は直ぐに覚醒をしてアイフリードの居場所を訪ねたので、ゴンベエ達が居るところを手で教えると一目散に走っていった

 

「アイフリード!!」

 

「うるせえぞ、内養功はヘタクソな部類に入るんだから騒ぐんじゃねえ!失敗して閃華裂光拳になる!」

 

 アイフリードの元に駆け付けたザビーダ様だが、ゴンベエに邪魔だと蹴飛ばされる。

 ゴンベエはライフィセットと一緒にアイフリードの治療をしている。ゴンベエがつけた傷が思いの外、治りが遅いらしい。

 

「やっぱ調子に乗ってアバンストラッシュ・X・オーバーロードなんて技使うんじゃなかったな……手加減してもこのレベルか」

 

「アレで手加減していたのですか!?」

 

「当たり前だ。アバンストラッシュってのは本来魔王をぶっ殺す為に作られた必殺技で……フルパワーでやってたらアイフリード真っ二つになってた」

 

 あの時ですら尋常でないほどの力を感じたというのに、アレでもまだ手加減していたのか。

 ゴンベエの底知れない力に驚いているとライフィセットとゴンベエがアイフリードを治癒する術を止めた。アイフリードのお腹には大きなX印の傷がついているが出血は完全に治まった。

 

「とりあえず一命は取り留めたよ」

 

「そうか……」

 

 アイゼンはアイフリードと決着をつけるつもりだった。それをゴンベエが邪魔をした。

 結果的には元に戻ることが出来て生還する事が出来たのだがなんとも言えない微妙な空気が流れている。この空気を壊す事を言うべきなのか悩んでいるとずっと口を閉じていたエレノアは口を開いた。

 

「偶然、じゃないのですよね」

 

 アイフリードが元に戻ったのは奇跡、偶然と呼ばれるものじゃない。

 この時代に来てからは滅多な事では手に取る事すらしない背中の剣の力のおかげだ。この時代にはまだ浄化の力やそのシステムは存在していない……それを分かっていたからゴンベエは今まで使わなかった。

 

「貴方が業魔を元に戻すことが出来るならばメディサを、モアナを……ベルベットを元に」

 

「やだよ、めんどくせえ」

 

 使わなかった力を今ここで見せつけたのでエレノアは縋るがゴンベエはめんどくさそうにする。

 

「おい、折角そんなスゲえ力があるんだ。使わなきゃ勿体ねえだろうが」

 

「めんどくせえからパスだパス……アイフリードを元に戻す事で今までと後少しだけ受けるアイフリード海賊団の面々の恩とお前から受けた恩を返しただけだ」

 

「別に使わなくていいわよ……喰魔になった私が私なのよ。今更元の人間に戻りたいとは思わないわ」

 

「だな。例え戻ったとしても人間だった頃にはもう戻れない……俺が元に戻っても直ぐに業魔に戻っちまう」

 

 ベルベットとロクロウはゴンベエの浄化の力を拒んだ。今の自分はこういうものなのだからと業を背負っているのだから

 

「貴方達はそれで構わないかもしれません。ですが、モアナは」

 

「オレはやらねえ……どうしてもって言うならライフィセットに頼み込め」

 

「……僕に?」

 

「メルキオルのクソジジイがカースランドを穢れに溢れさせた時、お前は白銀の炎を出した。何故お前なのかは知らないがオレの推測が正しければアレは……ライフィセットでも元に戻すことが出来るはずだ」

 

「……ライフィセットが元に戻せる……」

 

 この時代には浄化の力は存在していない。浄化の力はマオテラスが齎したもので……いや、まさか……だが、それだと辻褄が合う。

 ライフィセットについて新たなる事が分かり出しているとザビーダはアイフリードに触れるがアイフリードはピクリとも反応しない。かろうじて呼吸をしてお腹を動かしているだけで、深い眠りについている。

 

「オレのアバンストラッシュ・X・オーバーロードで受けた傷が治るのに時間がかかる。仮に治ったとしても元に戻るまでのリハビリに時間がかかる……今すぐにでも目覚めてオレ達と一緒に聖寮と戦うのはどうあがいても不可能だ……特に精神が」

 

「メルキオルのジジイが見境なく暴れさせる程に精神をボロボロにしおったからのう……心の傷に特効薬は存在せん。もしかすれば一生立ち上がれんかもしれんの」

 

「……立ち上がるさ、アイフリードなら」

 

 ザビーダ様はアイフリードの心の強さを知っている。

 例え今は眠っていても何時かは必ず目覚めて、自分が知っているアイフリードとして戻ってくるのを信じている。

 

「大のおっさんを運ぶのは一苦労だ。バンエルティア号が停まってるところにまで連れてくのを手伝え」

 

「ああ……だが、その前に1つだけケジメはつける。オラァ!!」

 

「ぐっ!!」

 

 アイフリードに肩を貸すゴンベエのお腹にザビーダ様は拳を叩き込んだ。

 

「テメエがどうしてそんな大層な力を持っているかは知らねえし使わねえ流儀なのかもしんねえが、ロウライネで救えた筈の奴等を見捨てた事実には変わりはねえ……アイフリードの事もある。今回はコレでチャラにしてやる。貸せ」

 

 ゴンベエからアイフリードを奪うザビーダ様。

 右肩をザビーダ様が、左肩をアイゼンが貸してアイフリードを連れて行く。

 

「ったく、アイツのせいで神依が生まれたってのに……文句を言いたいのはこっちもだ」

 

「ゴンベエ」

 

「ああ……言いたいことがあるなら非難したいなら好きなだけしろよ」

 

 今の今までゴンベエは浄化の力を振るわなかった。

 今になって振るったので今まで見捨ててきた命について責められても仕方がないとするが私は別に責めるつもりはない。

 それを言えば私もゴンベエがどうにか出来ることをずっと知っていたのに誰一人打ち明ける事なく今の今までいた。同罪だ。

 

「……コレで、よかったんだ」

 

 後世にまで歴史に名を残すアイフリード海賊団の船長であるアイフリードを救った。

 これはきっと歴史を揺るがする事態であり、私達は歴史を変えてしまった。過去の出来事だからと見捨てる事は出来ない反面、過去の出来事だからと納得しなければならない部分もあるので……この行いに正しいのかどうかは誰にも分からない。けど、誰かの命と心を助けることが出来た。それでいいんだ。

 

「ライフィセット、白銀の炎は出すことが出来ますか?」

 

 アイフリードを助けた事は頭の隅に置いておき、話はライフィセットに変わる。

 ベルベットとロクロウは元に戻るつもりはないが、どうしてもモアナを元に戻したいエレノアはライフィセットに白銀の炎を出せるかどうかを尋ね、ライフィセットは普通の炎を出してションボリしている。

 

「僕に、そんな力があるのかな……」

 

「ゴンベエが押し付けたのなら、きっと出来るはずです」

 

「……お前、仮にライフィセットが今からバンエルティア号に向かう時点で白銀の炎を使いこなせる様になってもモアナ達に使うんじゃねえぞ」

 

「何故ですか!?」

 

「モアナ達が元に戻ったら何処かの誰かが何らかのキッカケで喰魔化するだろう」

 

「っ……そうでした……」

 

 モアナ達を元に戻したくても、戻してしまえば誰かが喰魔化してしまう。

 ロクロウやダイルの様なカノヌシとなんら関わり合いがない憑魔ならば元に戻しても問題はないが……モアナを戻せば見知らぬ誰かを犠牲にしてしまう。エレノアは辛そうな顔をする。

 

「問題は無いわ。アイフリードの言うとおりなら他の聖主とやらを叩き起こしてカノヌシを地脈から追い出せば喰魔は不要になる筈よ」

 

「……ゴンベエ」

 

「んだよ?」

 

「それが分かっていたからモアナ達を元に戻すのを……」

 

「めんどくせえだけだ」

 

 相変わらずゴンベエは何枚も上手にいる存在だと思い知らされる。

 ゴンベエはなんだかんだで全てを理解している……まだまだ私は頭の方でも未熟だな。

 

「副長……船長!!」

 

 道中襲ってくる憑魔は私達が倒しつつ、船着き場に戻るとベンウィックが出迎えてくれた。

 

「そっちの方はどうだ?」

 

「誰一人、死人が出てないっす」

 

「そうか……こっちも死人0だ」

 

「業魔が人間に元に、戻ったんですか?」

 

「戻ったんじゃない、戻したんだ……アイツがな」

 

 ゴンベエの顔を見るアイゼン。ゴンベエはめんどくさそうな顔をしている。

 

「ゴンベエ……あんがとう」

 

「お前に礼を言われる筋合いはねえ……今までとコレからバンエルティア号に乗車する代金を身体で支払っただけだ」

 

「そこは素直に礼を受け取ってくれよ」

 

「アホ、オレに善意的なのは存在しねえ。秩序を持った悪人なんだぞ……」

 

 ゴンベエはベンウィック達の感謝の言葉は受け取らない。素直じゃないのかそれともめんどくさいのか、それは私にも分からない。

 私達が、アイフリードが無事に帰ってきたので海賊団の団員達はアイフリードに群がるのだがゴンベエが木刀を使って退ける。

 

「はい、感動の再会タイムは終了だ。このままだとアイフリードは死んじまうから」

 

「え、出血は抑えたし傷ならもうゴンベエが付けた傷以外は治したよ」

 

「アホ……今のアイフリードは何時目覚めるか分からない状態だ。憑魔なら飲まず食わずでいいかもしんねえけど、人間に戻ったのならば体から水分は無くなる」

 

「そっか……」

 

 常に一緒にいる仲間が人間でないのでその辺りの事をライフィセットは忘れていた。

 眠りについているアイフリードを一旦寝かせるとゴンベエはゴムで出来た管をアイフリードの鼻に突っ込んだ。

 

「お前、なにやってんだ!?」

 

「鼻を経由して胃袋に直接食事を注ぎ込む準備だ……ホントに何時目覚めるか分からねえからな……衰弱の具合からして点滴もぶち込んどくか」

 

「点滴?」

 

「人間の体液に近い成分が入ってる液体を体に打ち込むんだ……回復系の術じゃどうにも出来ない系の事だ。ちょっと船に置いてるので即席の点滴を作ってくるわ」

 

 ゴンベエはそう言うとバンエルティア号の中に入った。

 

「よく分からねえが、アイツの言うとおりにして大丈夫なのか?」

 

「この中で医術を知っているのはゴンベエだけだ……彼奴は異大陸を越えた更に先の大陸の出身で、この国よりも遥かに優れた文明の住人だ。怪しさや胡散臭さはあるが信頼と信用は出来る。アイフリードは今日、明日で直ぐに治るものじゃない。オレ達は次に行く」

 

「次か……シルバ」

 

「……なに?」

 

「お前は俺と一緒に今からイズチに行くぞ……ゼンライの爺さんなら受け入れてくれる」

 

「……でも」

 

「清浄な器が無くて穢れに満ちている場所じゃ聖隷は生きれねえ……なに、ゴンベエに借りがあるならば何時か返せばいい。俺達は聖隷だ、人間よりも何百倍も長く生きる……借りたもんを返す時はちゃんとやってくるさ」

 

 ザビーダ様はシルバを連れて自分の乗ってきた船に戻った。

 シルバと一緒にこの後、イズチに向かうのだろうが私が現代でイズチに辿り着いた際には姿はなかったので……きっと何処かにいるのだろう。

 しかしそう考えれば今まで意志を開放して助けてきた天族に現代で顔を合わせていない……ローランスの方に居るのだろうか?それだと私の運は最悪だろう……今更か。

 

「四聖主の復活ね……確かにそれがかなえばカノヌシをどうにかする事が出来るわね」

 

 ベンウィック達がアイフリードを担架に乗せて運んでいったので私達は次の行動に移る。

 グリモワールさんにアイフリードが言っていた四聖主の力で地脈から追い出す方法をベルベットが話すとグリモワールは頷く。

 

「カノヌシを叩き出せば、カノヌシが抑えている聖隷の意志を解放する事が出来るかもしれません」

 

「そうなるときっと対魔士に従わない聖隷も出てくるね」

 

「対魔士達の戦力を大きく削げるわ」

 

「いやもうオーバーキルだろう。アルトリウスとカノヌシとシグレとメルキオルのクソジジイ、ボコボコにしてるんだぞ」

 

「まぁ、やるからには徹底的にのぅ。そもそもでカノヌシの力を抑えるというのは高まった霊応力も下げて今まで見えていた聖隷や業魔が見えなくなる……エレノア、お主、坊が見えなくなる可能性があるぞ」

 

「可能性が1つでもあるならば後悔はしたくありません」

 

 アイフリードが残した唯一の手掛かりは無下には出来ない。

 エレノアは覚悟を決めたのだが、此処で色々と疑問が出てくる。

 

「叩き起こすと言っても四聖主とやらは何処に居るんだ?」

 

 肝心の聖主の居場所が分からないとロクロウは言う。

 

「祀られている神殿が眠っている地脈点の筈よ」

 

「てことはモアナと出会った場所と最初に地脈に飲み込まれた時に出た場所と……後2つか……」

 

「血翅蝶を使えば聖主の信仰があった土地や神殿を見つける事が出来る……監獄島はもう見つかってしまっている以上は新しい拠点も必要となってくる。一旦、ローグレスに行くか」

 

「それはいいが、問題はどうやって叩き起こすかだ。今まで目覚めのソナタを何回も吹いていて一向に目覚める気配はない……どうすんだ?」

 

 ロクロウとアイゼンが次の目的地を決める。

 後はどうするか……此処に来てから私が何度もオカリナを吹いて天族の意志を解放したが、聖主と呼ばれる存在は目覚めなかった。なにか特別な方法で目覚めさせなければならないのだろうか。

 

「多分、目覚めさせる方法はカノヌシの時と一緒よ」

 

「此処に来ての生贄かよ……その辺のゴキブリとか牛とか亀とかじゃ駄目なのか?」

 

「ダメよ。殺すのが本質じゃない。穢れのない人間の魂を捧げないと」

 

「……」

 

 穢れのない魂の人間……そんなのどうすればいいんだ。

 

「しかもカノヌシと同じ方法なら緋の夜に捧げないと」

 

「ふぅむ……ベルベット、お主はもしかすると穢れなき魂を持っておるかもしれんぞ」

 

「……オスカーとテレサ!」

 

 ここに来て喰らった2人の姉弟が出てくる。

 ベルベットは喰らったものを吐き出す事が出来る喰魔で、穢れなき魂を取り込んだのならば試してみる価値はある……だが

 

「穢れなき魂を持っているのはベルベットだけだ。聖主がいる地脈は4箇所で緋の夜に注ぎ込まないとなると」

 

「それならフォーソードの力を使ってベルベットを4人に分ければ」

 

「そうなるとオスカーとテレサの魂だけじゃ足りなくなるわよ」

 

 問題はまだまだ山積みだ。このままだと聖主を目覚めさせる事すら難しい。

 

「地脈点の中なら無理かもしれないけど、地脈浸点ならいけるかもしれないわよ」

 

「地脈侵点?」

 

「地脈は基本的には水平なんだけど、極稀に縦に流れてるところがあるのよ。力が地脈の底に潜っていくのを地脈浸点、逆に奥底から湧いてくるのを地脈湧点というのよ」

 

「ほうほう、それを利用して地脈の底にいる聖主に魂を叩き込むか……で、何処にあるんだ?」

 

「ミッドガンド領の北部に浸点が1個だけあるわ……ただ、そこには最近神殿が出来たらしいの」

 

「そこは……カノヌシを祀る神殿じゃないのですか?」

 

 ミッドガンド領の北部で神殿と言えば一番最初にアルトリウスに挑みに行ったところだ。

 ……そうか。地脈浸点だから神殿をあそこに建設したのか。

 

「あら、ごめんなさい……となると……」

 

「無いのか……」

 

「湧点じゃダメかな?地脈の底に繋がってるのは一緒だし、押し込めば」

 

「ここに来ての力技か……なんとも私達らしいな」

 

「だったらキララウス火山がいいわ。あそこは最大の地脈湧点の筈よ」

 

 新しい目的地が決まったので私達は地図を取り出してこれから向かう目的地に印をつける。

 

「ノースガンド領に向かうぞ。キララウス火山はヘラヴィーサの北にある」

 

「パスカヴィルの婆さんに顔を出しとかなくても大丈夫か?」

 

「血翅蝶は世界中に編みを張り巡らせている。騒ぎを起こせば直ぐにでも見つかるさ……ベンウィック!!」

 

「はい!何時でも出航出来ますよ!」

 

「なら直ぐに出るぞ!!」

 

 やることと目的地を決めた私達はリオネル島を後にした。




スキット まだ間に合う

ベルベット「そういえば……悪かったわね」

アリーシャ「……?」

ベルベット「聖主の事よ。あんた、最初にカノヌシに対抗する為には聖主がどうのこうの言ってたじゃない。それを無視して喰魔を集めたでしょ」

アリーシャ「ああ、その事か。今となっては気にすることじゃない」

ベルベット「あんたはそうかもしれないけど一応はケジメをつけておかないと気が済まないのよ」

アリーシャ「確かに意見を聞いてくれない時は辛かった。だが、そうしないと今に至れない……色々と思うことはあるが後悔はしていない」

ベルベット「そう……あんたは後悔していないのね」

アリーシャ「世界の残酷な真実も現実も、全て私が見届けなければならないものだ。それらを踏まえた上で前に進む、いや、進まなければならない……この旅が終わっても、いや、終わってからが私の戦いの本番だ」

ベルベット「この旅が終わったらあんた達は帰る」

アリーシャ「ああ……だが、最後までなにがあろうとも見届ける。ベルベットの味方として、仲間として……きっとそれが私の力になる……本当に此処に連れてきてくれたゴンベエには感謝をしきれない……」

ベルベット「……ゴンベエはその本番についてきてくれるの?」

アリーシャ「え?」

ベルベット「ゴンベエはもう大丈夫だって成長したあんたを見て納得してたわ。もう自分が側に居なくても大丈夫なところまで来てるって」

アリーシャ「……」

ベルベット「あんた達の国も色々と大変なんでしょう。ゴンベエはその戦いに参戦しなくて平気なわけ?」

アリーシャ「……ゴンベエはハッキリと嫌だと断っている。嫌がっている人間に無理強いはさせたくはない……でも、私が原因でまた誰かが利用されてしまうかもしれない」

ベルベット「あんた、国に帰らない方がいいんじゃない」

アリーシャ「それはしない……私とゴンベエは本当ならばここに居てはならない存在だ」

ベルベット「誰もあんたとゴンベエの事を邪魔なんて思ってないわよ。あんた達は私達と……共犯者よ」

アリーシャ「そこは仲間じゃないのか!?」

ベルベット「違うわ。災禍の顕主と手下でもあるわ」

アリーシャ「手下って……一応だが私は導師の従士を務めていた事もあるのだが」

ベルベット「よかったじゃない。世界を滅ぼす魔王と世界を救おうとする導師の両方の手下になれて」

アリーシャ「よくない!!」

ベルベット「なら……ちゃんと救いなさい、あんたの国を。あんたが守りたいものを……私はもう無理でもあんたは間に合う筈よ」

ちょっとした転生者雑学

転生特典は時としてその世界に違和感がない仕様に作り変えられる。
仮面ライダーのベルトが転生特典でワールドトリガーの世界が転生先の場合、仮面ライダーのベルトはトリガーの一種になる。
もし仮にFateの世界で仮面ライダーの力を手にしている場合、ドライブ、フォーゼ、一号、ゼロワン等の超常的な科学技術で変身しているタイプの仮面ライダーの場合は石ノ森章太郎の疑似サーヴァントとなっており、そうでない神秘的な力で変身している場合は現代にまで残ってる宝具、オーパーツ的な扱いになっている。
ゴンベエがゼルダの伝説に出てくる道具とか武器とか使って浄化出来たりしているのはゼルダの伝説に出てくる武器や道具が一部テイルズオブゼスティリア仕様に切り替わっていたりする為

この小説書いてるとタドルクエストとタドルファンタジーとタドルレガシーが浮かぶ。
タドルクエストは勇者の力を得た主人公が魔王を倒すゲーム(第一部)
タドルファンタジーは主人公の魔王が勇者を倒し世界を征服するゲーム(第二部)
タドルレガシーは勇者と魔王の力を得た主人公が、古の神々と戦い姫を救うゲーム(第三部)

アリーシャとゴンベエの合体秘奥義、どのタイミングで出そうか……もしかすると出せないかも。

番外編

  • 続 異世界プルルン転生記
  • ちょっと昔のゴンベエ達(地獄)
  • ザレイズ 総力戦 決戦KCグランプリ
  • まゆゆんの貧乏くじ
  • スペシャルスキットの続き
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