テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

162 / 229
なんか上位にランクインしてるよ!?


大逆転の卓袱台返し

 

「こいつこれほどの絶望を抱えていたのか!!」

 

「いや、ずっと抑え込んだんだろう!」

 

「一歩間違えれば自分が業魔化してしまうというのに、よく耐えておったのう!」

 

「コレがアルトリウス様の意志の力……」

 

 アルトリウスの完成された神依にアイゼンがロクロウがマギルゥがエレノアが圧倒される。

 それだけアルトリウスの神依から感じる力が強い。

 

「ゴンベエ」

 

「座って見ていろ」

 

 アメッカは力を貸すべきだと立ち上がろうとするがゴンベエに抑えつけられる。

 それだけアルトリウスの力が巨大なものだと感じているがゴンベエは眉一つ動かさない。

 

「アルトリウスの意志は絶望に塗れていた。コレがコイツの本性よ!」

 

 そんなゴンベエの姿を見てアルトリウスの強さに圧倒されていた自分がバカみたいに思える。

 アルトリウスの本性をやっと暴き出す事が出来た。

 

「皆、絶望になんか負けちゃダメだよ!!」

 

 フィーがエレノア達を鼓舞する。アルトリウスから感じる威圧感は凄まじい。怯むのは無理は無いけれどそれでも立ち上がる。

 言葉で鼓舞する事に成功したのかロクロウはアルトリウスに攻めに行く。アルトリウスは大剣で受け止めると一気に振りかぶると眩い光が放たれる。火でも水でも風でも地でもない、属性が無いか全部の属性に弱点を突く事が出来る光属性……

 

「闇は……光を飲み込む!闇纏・無明斬り!!」

 

 アルトリウスに普通に挑んだとしてもカノヌシの神依の方がパワーは上。

 考える事をやめずになにかないかと眩い光を纏うアルトリウスに対抗する手立てを考えていると結界を纏っているゴンベエが目に入った。ゴンベエなら拳1つで解決するけど私にはそこまでの力は持っていない。ゴンベエが極稀に剣を使った時に使っている技を試しに使ってみると闇を纏った斬撃が飛んでいく。

 

「っ!」

 

「効いた!」

 

 闇を打ち払おうとするけれど無明斬りを防ぐ事が出来なかった。

 アルトリウスの頬を掠めるとアルトリウスはタラリと頬から血を垂れ流す。

 

「炎じゃなくて闇を纏えば……っ!」

 

「あ、バカ!」

 

 私の剣には炎のメダル以外にも闇のメダルと呼ばれる物が使われている。

 闇を刀身に纏わせると身体がどんよりと重みを感じる……コレは闇の重さ?

 

「闇自体が独特の引力を持ち合わせてるからそういうの結構高度なテクニックがいるんだよ!」

 

「っ!」

 

 やっぱりぶっつけ本番の勢いに身を任せた技はまずいわね。

 ゴンベエが私が感じた違和感について説明をしてくれるけれどそれを聞く為に一手費やしてしまい、反応に遅れる。アルトリウスは大剣を振りかぶる

 

「秘剣・覇道絶封!己が罪深さ……二度刻め!」

 

「っ!!」

 

 私達はアルトリウスに斬り飛ばされる。

 飛ばされると更にアルトリウスは追いかけてきて私達を切り刻む

 

「大丈夫か?」

 

「大、丈夫よ……」

 

 まともに大技をくらって体の至るところから血を流す。

 フィーやマギルゥ達が治癒の術を掛けてくれるけれども一瞬で全てが治るわけじゃない。飛ばされた直ぐ近くに座っているゴンベエは私の事を心配する。私はゆっくりと立ち上がる……体は物凄く痛いけれど、何故か痛みを感じない、ハイになっているわね。

 

「我が剣を受けてもまだ立ち上がるか」

 

「当たり前じゃない……私はあんたを殺す為にここまで来たのよ!!」

 

「ここまで強くなけりゃ斬り甲斐がねえだろう」

 

「死神に喧嘩を売ったんだ、落とし前はつけさせてもらう」

 

「どーでもいい世界を更にどーでもよくはさせたくはないのぅ」

 

「あなたを止める……私は自分の信念を貫きます」

 

「負ける、もんか」

 

 ロクロウが、アイゼンが、マギルゥが、エレノアが、フィーが傷まみれになりながらも立ち上がる。

 それを見ているゴンベエは何処かから取り出した水筒の水を飲む。

 

「ベルベット、まだ剣を使いこなしていない。炎と闇の両方を使いこなせなばアルトリウスに勝つことが出来るぞ」

 

「炎と闇……」

 

 今の時点でも全力で戦っているってのに、まだ上があるのね。

 ゴンベエはくだらない事を多々言うけどこういう時に言うことは本当の事……炎と闇、炎はシアリーズを喰らった影響か、数年の独房での生活の影響か意識しなくても簡単に使える。けど、闇の力は意識しないと使えない。まだ使う事が出来ていない力を今ここで使いこなす……炎はあらゆるものを焼き尽くす、闇はあらゆるものを飲み込む。あらゆるものを飲み込み焼き尽くす炎を

 

「容赦はしない!!塵も残さないわ!浄破滅焼闇!!」

 

 あらゆるものを飲み込む炎を作り出し、剣に纏わせる。

 神々しい輝きを放つ神依状態のアルトリウスに振りかぶるとアルトリウスは大剣で受け止めると闇の炎がアルトリウスの大剣を伝いアルトリウスを焼き尽くす

 

「やれば出来るじゃねえか」

 

「ええ、自分でも驚きだわ」

 

 まだ私の中に力が眠っているとは思いもしなかったわ。

 闇の炎を扱う事が出来る様になると刀身に闇の炎を纏わせるだけでなく全身に纏わせる。

 

「舐めるな!!」

 

「舐めちゃいないわ!」

 

 アルトリウスは闇の炎を気合で吹き飛ばす。

 この程度の事でアルトリウスがやられるなんて思っていない。だから私は迷いなく前に進む

 

「あたしはあんたを!!この憎しみを、喰らう!!」

 

 腕を振り下ろし、剣で攻撃しにいく。

 アルトリウスは大剣で攻撃を受け止めて弾くと私の籠手が衝撃に耐える事が出来ずに砕け散り、剣だけがゴンベエの元へと飛んでいく

 

「諦めろ!!私は世界の痛みを」

 

「私が諦める事を諦めな!!」

 

 取った。

 喰魔化した左腕でアルトリウスの大剣を持っている手を封じ込めてそのままアルトリウスを押していく。力は互角……でも、何時均衡が崩されるのか分からない。神依のアルトリウスの力が何時増すのか分からない

 

「ふぎぅううう!!」

 

 右手と左手、両方の手を使ってアルトリウスの動きを抑える。

 ここから私の出来る攻撃はアルトリウスに文字通り喰らいつく事で私はアルトリウスの首元を喰らいつく。

 

「んぉおおおお!!」

 

「うわぁああ!?」

 

 私の噛みつきにアルトリウスが耐えているとカノヌシがアルトリウスの中から飛び出した。

 そうするとアルトリウスの神依は強制的に解除されて元の状態に戻ると私はすかさず蹴り上げてアルトリウスの剣を空中に飛ばし、私はジャンプしてアルトリウスの剣を掴んだ

 

「絶対に諦めるな!!」

 

 落下の勢いをつけてアルトリウスの腹をアルトリウスの剣で貫いた。

 

「ぐふっ……」

 

 アルトリウスは血を吐いて背中を地面に向けた。

 終わった……長い長い私の復讐は今ここで終わりに辿り着いた

 

「まるで英雄の様だな」

 

「あの日、義兄さんが教えてくれた事でしょう」

 

 絶対に諦めるなはアルトリウス……アーサー義兄さんの教えの1つよ。

 

「開門の日、か……」

 

 私に教えていた事をアーサー義兄さんはちゃんと覚えていた………

 

「ベルベット……あの日からアーサーは嘘なんだ……俺はずっと思っていたんだ。あの日、死んだのがセリカ達でなくお前達だったら良かったのにって」

 

「……その時はセリカ姉さんが私になっていたかもしれない。けど……あの時犠牲になったのが私とラフィだったら、義兄さんは世界を救う英雄になったの?」

 

「ああ……きっと救ってみせる。痛みも涙も悲しみも、すべてを受け止めて前に進もうとした……」

 

「詭弁だな。タラレバの話は……くだらねえよ」

 

 ずっと見ていたゴンベエはアメッカと共に結界を解除してアーサー義兄さんの元に駆け寄る。

 何時も通りどうでも良さげな目をしているけれど、アーサー義兄さんになにか聞きたい事があるのか目の前で座った。

 

「もうすぐお前は死ぬ……だから最後に本音を聞きたい。導師アルトリウスでなくアーサーとしてお前に聞く」

 

 ポゥとゴンベエはアーサー義兄さんに手をかざす。

 既に腹を貫通していて大量の血を流している。ゴンベエは傷の治癒は出来るけど、こうなればもうフィーやマギルゥでも治すことは出来ない。延命措置に近いものね。

 

「お前はベルベットの姉を愛していたのか?」

 

「……彼女は、セリカは私にとっての希望であると同時に絶望の象徴だ……開門の日、あの日が来るまでの日々は何者にも代える事は出来ない私の宝だ。あの時が帰って来てほしいと何度願った事か……だが、過去は変える事は出来ない。変えることが出来るのは未来(明日)だけだ」

 

「オレにその言葉は効く…………お前は本当に世界を救おうと思っていたのか?」

 

「……アーサーだった頃もアルトリウスになった時も私は本当に世界を救おうと世界を歩いた。火を吹く山に極寒の地、南国に見果てぬ夢を見た。夢は所詮、夢のままだったというわけか」

 

「皮肉になってねえな、おい……お前は頑張ったんだろうがオレからすればアホとしか言いようがない。夢を見るのは勝手だが夢とはやがて冷めて消えるのがこの世の理だ」

 

「ああ……出来ればその事を直ぐに気付けていればよかった」

 

「お前の夢は大きすぎた。正義のヒーローは重いものだ。人でありながら概念になる事が出来るなんて転生者(オレ)達の中でも天王寺の旦那か八木のおっさんしか出来ない。お前という器では世界を受け入れる事が出来ない、こうして受け入れる事が出来なかった零れ落ちた雫がお前の喉元をかき切る事になった」

 

「……お前はメルキオルが妬むほどの力を、世界を救う力を持っている。世界の残酷さを、どうにもならない理不尽をお前は知っている。お前ならどうしていたんだ?」

 

「オレは世界を救うなんて大層な事は出来ないちっぽけな人間だ……だから手を繋ぐ」

 

「手を……」

 

「ベルベットの手を繋いでベルベットはロクロウの手を、ロクロウはエレノアの手を掴んで、エレノアはライフィセットの手を……そうやって皆で1つの輪になる事が世の中意外と大事で難しい事だ……お前は手を繋ぐ事が出来たか?」

 

「俺は……手放してしまった。掴み損なってしまったな……セリカ……名も亡き我が子よ……すまない、許せ。許してくれ。アーサーの弱さを、あの日、俺がもっとお前の様に強かったら」

 

 アーサー義兄さんはポロポロと涙を流す

 自分がもっともっと強かったら何一つ悲劇が起こる事は無かったと自分の弱さを悔しむ

 

「そんな事は無いわ、アーサー」

 

「!」

 

「ねえ、さん……」

 

 私の中に眠っている筈のシアリーズが、セリカ姉さんが出てきた。

 シアリーズの姿じゃなくセリカ姉さんとしての姿で、アーサー義兄さんは驚きの顔を見せる。

 

「あぁ、夢を見ているようだ……最後にまた君に会う事が出来るなんて」

 

「アーサー、貴方はとっても頑張ったわ。誰よりも優しく誰よりも強く誰よりも賢かったわ……だから、もうおやすみなさい」

 

「正義の味方になるって事は人を止めなきゃいけない事でもある、世界を救うならば尚更だ。重すぎる理想を捨てきれないなら、その重さで死んでしまえ……理想を抱いて溺死しろ」

 

「おやすみ、セリカ」

 

「ええ、おやすみなさい。アーサー」

 

 最後にアーサー義兄さんはセリカ姉さんの腕に抱かれて眠りについた。

 全ての責務から開放されアーサー義兄さんはアルトリウスからアーサー義兄さんに戻った……最後の最後に、この人の1番の願いは叶った。

 

「コレでよかったのだろうか?」

 

 アーサー義兄さんへの復讐を果たした。私の長い長い旅はここで終わったけれど、アメッカは俯く。

 

「アルトリウスの世界を救おうという思いやセリカさんを愛していた思いは本物だった……もっと上手く歯車が噛み合えば、世界がもっと優しく出来ていれば」

 

「それは言っちゃいけない事よ」

 

 セリカ姉さんが生きて、私も生きて、ラフィの十二歳病も治って世界中をラフィと一緒に歩いて、そこでロクロウ達と出会って、生まれてきたフィーに冒険譚を語る。それはただの夢で妄想でしかない。世界は残酷なのよ。

 アーサー義兄さんが完全に息を引き取るとセリカ姉さんはシアリーズの姿に戻り、アーサー義兄さんの遺体を焼く……火葬する。

 

「お腹すいた……お腹すいたお腹すいたお腹すいたお腹すいたお腹すいたお腹すいたお腹すいたお腹すいたお腹すいたぁあああああ!!」

 

「ああ!?アルトリウスがくたばったてのになんで生きてやがる!?」

 

 アーサー義兄さんが完全に死んでもカノヌシは死んでいなかった。流石の事にゴンベエも驚いている

 

「恐らくはアルトリウスから引き剥がした際に器の契約等を無理矢理潰したんだ……退け、暴走して手が付けられなくなる前にオレが始末する」

 

「待って!」

 

 体から眩い光をカノヌシは……ラフィは放っている。アイゼンが暴走をする前にと聖隷術を使おうとするけれど、させない。

 突風が吹き荒れる中で一歩、また一歩とラフィの側に近付いていく。

 

「ぼくは我慢したんだ。痛いのも怖いのも」

 

「ええ、知ってるわ」

 

 ホントは怖くてホントは痛くて、ホントは誰よりも辛かったわよね。

 私はラフィの元に近寄り目一杯抱きしめた。

 

「なにやってんだ!そいつ何時暴走してここら一体をボカンとやるのかわからない状態なんだぞ!」

 

「……いいのよ、これで」

 

「苦い薬だって飲んだし……食べたい物だって我慢した!!なのに、なのになんで邪魔をするんだよ!!お姉ちゃんなんて、お姉ちゃんなんて大嫌いだ!!」

 

「そう……でもね、私はあんたの事が大好きなのよ、ラフィ」

 

 私は左腕を喰魔化し、ラフィを喰らう

 

「頑張ったね、痛かったわよね。側にいれなくて、理解することが出来なくてごめんね。ダメなお姉ちゃんでごめんなさい」

 

「うぅ、ぁああああ!お姉、ちゃん」

 

 ごめんね、ホントにごめんね。今までずっとずっと辛い思いをさせてしまって。

 私は強くラフィを抱きしめる。涙を流す……私、頑張ってきたけどダメなお姉ちゃんだったかもしれないわ。

 

「ベルベット、なにを」

 

「そうか!ベルベットは己を喰らわせ、カノヌシを喰らう無限の状態を作り上げとるんじゃ!!」

 

「どういう意味だ!?」

 

「互いを喰らい合う状態を無限に作り上げればカノヌシを生きたまま封じ込める事が出来る」

 

「封じ込めるって、それじゃあベルベットは」

 

「ええ、私も眠りにつくわ」

 

 ずっとずっと考えていた事なのよ。

 私やフィーはカノヌシの一部でカノヌシを殺してしまえば一緒になって死んでしまう。私は別にいいのよ。死ぬことには後悔はない、私はこの復讐の為に多くの人を傷付けた、自業自得よ。

 

「私は自業自得で死ぬけど、フィー、あんたは違うわ」

 

「だったら僕も、僕だってカノヌシの一部なんだ。ベルベットじゃなく僕が」

 

「ええ、死になさい」

 

「!」

 

「いっぱい食べて、いっぱい遊んで、いっぱい笑って、いっぱい泣いて……沢山の世界を見て、満足したら死になさい」

 

「ベルベットだって……ベルベットだって」

 

「私はもういいのよ……この旅で思い残す事はないわ」

 

 二人の弟が出来て、一緒に笑い会える友達が出来て、最後の最後に誰かの為じゃない自分の為に戦うことが出来て、好きになった人が出来て。

 怖くないって言えば嘘になるけど、後悔はしていない。私はこの道を、ラフィと一緒に生きたまま永遠の眠りにつく。

 

「ごめんね、最後まで身勝手で醜い人間で……けど、あんたは私を救ってくれた。私に手を差し伸べてくれた」

 

「ベルベット……僕は」

 

「だからね、生きてほしいのよ。人間は身勝手で世界はどうしようもない程に残酷だけれど、それでも美しいものはあったのを知ってるでしょ?義兄さんが見たものを感じたものを貴方も見てほしいの……それでね、もし、もし私みたいな弱い人間が居たら優しく手を伸ばしてほしいの」

 

 私があんたにやった様に、セリカ姉さんがアーサー義兄さんに差し出したリンゴの様に。

 私はベンウィックから貰ったフォーチュンアップルを一口齧りフィーに向かって投げる……味は、しないわね。

 

「………あ~………う~……………………嫌だね!!」

 

「なによ、急に」

 

「オレはずっとお前を見てきた。骨肉の争いを繰り広げた末に全員が死んでハッピーエンド?笑わせるな悲しませるな!!最後の最後で自業自得とか言ってるんじゃねえよ!!お前に生きてほしいって思ってる奴は居るんだぞ!!」

 

 ずっと見ていたゴンベエは不服そうにしている。

 私が眠りにつくのを、誰も報われる事のないこの復讐の果てに納得をする事が出来ていない。

 

「認めねえよ、こんな結末!姉思いの弟が姉の為に死んで弟思いの姉が弟の為に死んで、義理の兄は殺されて……こんなんじゃ笑顔になれねえよ。最後はメアリー・スーで笑えるのがちょうどいいんだよ!!」

 

「止せ、ゴンベエ……ベルベットは覚悟を決めたんだ。見届けよう」

 

「アリーシャ、嫌だね!!こんな胸の中にモヤモヤの残った終わりなんて転生者(オレ)は認めねえ!もっと笑顔にならねえと」

 

「……あんたとの旅は楽しかったわ。私はもう満足したわ」

 

 意識がゆっくりとゆっくりと遠退いていく。

 もうなにも心残りは無い……ラフィ、待たせたわね。お姉ちゃんは貴方とずっとずっと一緒に…………

 

「こんなオチは認めてたまるか…………ああ、そうか。そういう事か」

 

「ゴンベエ?」

 

「世界の理を捻じ曲げる物騒な物だと思ったが、世界の理その物が捻じ曲がっていたんだな。なんで忘れてたんだ」

 

「なにを、する気なの……僕はベルベットを許すよ。僕はベルベットが大好きだから」

 

「オレは許さないな……こんな胸糞悪い終わり方は……だから今ここで使う」

 

 ゴンベエがそういうとゴンベエの手の甲が光り出す。

 三角形の黄金のナニかが光っておりゴンベエは黄金のなにかに唱える。

 

「トライフォース、世界の理を変える力を持っているのなら今ここで使う。我が手に宿る秩序と理を変える勇気、知恵、力よ……姉思いの弟と弟思いの姉に幸福を与えろ……2人に自由に羽ばたく翼を与えるんだ」

 

「なにを……──っ!?」

 

 突如としてゴンベエの背負っていた剣が飛んできて、私とラフィの胸を貫き私は意識を失った。




はい、ということでこの展開はこの小説書き始めた時から決めてた展開です。ちゃぶ台をひっくり返す感じの展開ですが最初からずっと決めていたことなので悪しからず。メアリー・スーかもしれないけど二次小説ってそんなもんですし。

番外編

  • 続 異世界プルルン転生記
  • ちょっと昔のゴンベエ達(地獄)
  • ザレイズ 総力戦 決戦KCグランプリ
  • まゆゆんの貧乏くじ
  • スペシャルスキットの続き
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。