テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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バカとクソガキは使いよう

 

「いやいやいやいやいやいやいや…………いやいやいやいやいやいやいや……」

 

 書状を託されたアリーシャも書状の内容を読んだベルベットも固まっている。

 オレも色々と状況整理が追い付かない。アイゼン達は他人事……実際自分達とは関係の無い事なので興味を抱いていない。

 

「なにかの冗談だろ?もしくは究極の嫌がらせ」

 

「ゴンベエ、この書状には陛下のサインが書かれている。冗談でも無ければ嫌がらせでもない。本当にゴンベエをハイランド民と認めて男爵の爵位を与えると書かれている」

 

 コレがその証拠だとアリーシャは書状を見せてくるのだがオレはこの国の文字を読むことが出来ないのでなにが書いてあるか分からない。代わりと言ってはなんだがアイゼンとエドナとザビーダの天族3人が書状を見る。

 

「マジみたいだぞ」

 

「良かったじゃない。住所不定職業不安定から一気にグレードアップしたわよ」

 

 ザビーダは書いてある事をマジだと教えてくれる。

 エドナはこの状況を楽しんでいるのか笑っている。完全に他人事だと思っている……相変わらず性格悪いな、おい。

 

「いやいやいや、オレが男爵とか柄じゃない。というかそもそもで向いてねえだろう」

 

 リーダーシップとか事務処理能力とか考える力はオレは低い。オレの得意なのは暴力で物事を解決する事だ。

 男爵の爵位を貰っても確実にもて余す。そもそもで男爵ってなにするの?男爵芋でも育てるの?

 

『コレは既に決定した事項だ。断る事は出来ない』

 

「ざけんな!こっちは水商売をしてるんだぞ。国の為に仕官も何もしてねえのにいきなり男爵の爵位を与えるとか言われても困るわ!」

 

 男爵の爵位なんて貰ったとしても使い道に困る。

 ベルベットという非の打ち所がない絶世の美女が嫁になっている時点でもう人生勝ち組みたいな物でこれ以上の厄介な事には巻き込まれたくない。

 

『どうしても爵位が要らぬというならば今まで滞納していた分の税金を、ベルベットという女性の分も含めて支払って貰おう。3000000ガルドだ』

 

「陛下、税は年々上昇しているとはいえそれはあまりにも法外な値段です!1年分なら十数万ガルドで済む筈です!」

 

「バカね、ゴンベエを男爵にしてツバをつけておきたいのよ。法外な値段を吹っかけて無理矢理にでも男爵にするつもりよ」

 

 相変わらず法外な値段を要求すると思ったらアリーシャは異議を唱える。しかし狙いは金じゃない。オレをどうにかして男爵にしたいから法外な値段を要求して断ることが出来ない状況にする事が狙いだとエドナは言う……この野郎、足元を見やがって。今から王宮に乗り込んで顔面の一発でもぶん殴ってやろうか……いや、後がめんどくさいからやらないけども。

 

「ゴンベエ、コレはチャンスだと思うんだ」

 

「なにがだよ?オレは既にそこそこ幸せなんだぞ?過ぎたる欲は身を滅ぼすんだ。男爵になったら貴族の義務だノブレス・オブリージュの精神だの厄介なのが纏わりついてくるんだぞ」

 

 ピンチはチャンスって言うかもしれねえけどもコレは少なくともチャンスじゃない。

 アイゼン的には成り上がるいい機会なのかもしれねえが、オレにとってはこの上なくめんどうで厄介な事だ。

 

「ハイランドとローランス、両国に平穏を齎すには導師の存在が必要不可欠だ。だが、肝心の導師が使い物にならない阿呆だった。見聞を広めているが年長者が間違った道を教えてしまっていた……成長は期待出来ない」

 

「それは……まぁ、わからないわけでもないけど」

 

 間違った価値観や倫理観をスレイは既に持ってしまっているかもしれない。

 結局あの後ロゼと従士契約云々を解除したのか、その辺りについては一切知らない……あのままロゼと一緒に旅をしてたら闇堕ちしそうだな。

 

「こうなった以上はオレ達で平穏な世の中を作らないといけない……アリーシャは王族だが末端で、特に力を持っているわけじゃない。ここらで誰かが力を得て拠点を手にした方がいい。この国にホントに平穏を齎したいのならば内側から誰かが変えなければならない」

 

「アリーシャちゃんに責任を果たすって意味合いならこの話受けた方がいいぜ……それに断ってローランスに逃げようだなんて考えたらこいつら確実に襲ってくる」

 

 四方八方塞がりか。アイゼンの言うこともザビーダの言うことも間違っちゃいない。

 ここでローランスに逃亡するなんて言えば無実の罪を適当にでっち上げるかもしれないし、目の前にいる兵士達が襲ってくる。簡単に倒す事が出来る相手だが、そこから先は地獄……ベルベットはただでさえ苦しい人生を送っているのにこれ以上苦しい人生を歩ませたくない。

 

「ふぅ……気持ちの整理に時間をくれ。幾らなんでも急過ぎる」

 

 オレ1人ならば逃げる道があったのだが、オレはもう1人じゃない。

 好き勝手に出来なくなっている。色々とぶちまけたい事はあるのだが一先ずはと言葉を飲み込んだ。

 

『いいだろう。レディレイクで1番の宿に泊まるといい』

 

「宿泊費用屁以下持ちな」

 

 一先ずはこの場を切り抜ける事が出来た。オレを取り囲んでいた衛兵達は伝えるべき事は伝えてするべき仕事は果たしたのだと去っていく。

 

「あ〜クソっ……何処で人生をミスした」

 

 男爵の爵位なんて貰ったとしても宝の持ち腐れである。断りたいけども断るに断れない状況だ。

 どうしてこんな事になったのかと振り返る……そもそもで大地の汽笛をレディレイクの前まで走らせなければ……いや、普通に税金を納めておけばよかったのか?それともアリーシャと関わり合いを持ったのが間違いだったのか?……電話なんて献上するんじゃなかったよ。

 

「ヘルダルフだ。もう何もかもヘルダルフが悪い」

 

 ヘルダルフが裏で戦争を手引してるからこうなった。

 アイツがベルベット並に重たい過去があるならば同情するけども絶対に無いよな。仮にあってもベルベットという一例があるし、それはそれ、これはこれと割り切ってぶっ殺す。アイツ、今も絶対裏でいらんことをしてるよ。オレにボコボコにされても刺客を放ってきてる……ゴドジンの村を出ていく際に感じた視線、ヘルダルフの配下だろうな。

 

「……アリーシャの力にならないといけないのは確かだし、誰かが権力を持っておかないといけないのも確かだ……けど、オレに男爵が務まるかどうか」

 

 色々と愚痴を零しながらもレディレイクの出入り口からレディレイクで1番の宿に向かった。

 ソファーやベッドが思った以上にフカフカしている。何時もならばテンションを上げる出来事なのだが男爵の爵位が頭にこびりついており、中々に離れない。

 

「……あんたなら出来ると思うわよ?」

 

 もう嫌だとベッドに背を向けているとベルベットが声をかける。

 今までずっと黙っていたベルベット。なにか思うところはあるんじゃないかと思っていたのだが意外にもオレなら出来ると勧めてくれる。

 

「ベルベット、オレはこの国の文字すら読むことが出来ないんだぞ……覚える気もサラサラにないけども」

 

 どうせだったら転生させる際にこの世界の文字の読み書きについて教えてほしかったよ。

 地獄の転生者運営サイドは色々と手探りでやってるところがあるから文句を言っても仕方がない。

 

「リーダーシップとか事務処理能力とかそういう能力は割と普通……いや、ワープロすらまともにないこの世界だと下の下に近いかもしれねえ」

 

「だったらあたしがフォローするわ」

 

「フォローって、お前も似たようなものだろうが」

 

「あんたよりはマシよ」

 

 いやいやいや、多分オレの方が内政に向いているぞ。

 こうなった以上は引き受けるしか道は無さそうだが……マジで嫌だ。

 

「ベルベット、オレが男爵になったら色々と厄介な事になる。縁を切るなら今のうちだぞ」

 

「あんたが騒動を起こすのなんて今にはじまった事じゃないでしょ……あんたの嫁として、あんたの顔を立てるわよ」

 

 おぉ、なんと出来た奥さんだこと……いや、待て。何時の間にかベルベットを嫁認定しているオレがいるぞ。外堀埋められてるぞ。

 ベルベットもサポートをしてくれると言ってくれる……これ以上は駄々を捏ねるのと一緒だろうな。

 

「定職に付かないといけないのは分かっていたけどもまさか貴族とはな……」

 

 貴族なんて一般市民のオレとは縁遠い話だと思っていた。そもそもで興味すら抱いていなかった……こうなった以上はやるしかないか……嫌だけども。

 

「覚悟は決まったみたいだな」

 

「盗み聞きか?悪い趣味だな」

 

 腹を括る事が出来ると部屋にザビーダが入ってきた。

 今までの会話を盗み聞きしていたとなると随分と悪趣味だと思う。割とこっちは真剣に悩んでるんだぞ。風来坊は背負うものがなくて気楽だな。

 

「んな事しなくても顔見りゃ分かるっての。それよかどうすんだ?」

 

「男爵の爵位は貰うよ……でも、めんどうな式典は逃亡する」

 

「相変わらずのめんどくさがり屋だな……オレが聞いてるのはそっちじゃねえよ。大地の汽笛に盗みに入った奴等だよ」

 

「ああ、あいつらか」

 

 男爵のインパクトが強すぎて忘れてた。

 

「あいつらだって好き好んで物盗りをしてるわけじゃねえ、こんな世の中だからああなっちまったんだ。ガキが満足に、腹いっぱいに飯を食うことすら出来ねえのが今の世の中だ……どうにかしてやりてえ」

 

「どうにかねぇ……オレは物事を教えるタイプの人間じゃないし、あそこまで行った人間に説法は効果は0に近いぞ」

 

 物盗りで生計を立てているレベルなんだから相当手癖が悪い。

 教会でありがたい説法でも聞かせてもらっても意味は無い……悪いことをしている人間のなにがタチが悪いかって言えば悪いことをしているという自覚が一切無いんだよな。本人的には凄く軽い気持ちでやってたり子供だから許されるだとか色々と甘えた考えを持ってるかもしれない。

 

「今のお前は無理でもこれからのお前ならどうにか出来る筈だ……男爵になるんだろ?」

 

「お前、ホントに他人事だと思って無責任な……そうだな……」

 

「1から育てるなんて無理よ。孤児院かなにかを作らないと」

 

 既にある程度成長してしまっているクソガキの集団で、1からああだこうだと色々と言えねえ。

 ベルベットは孤児院的なのを作ることを提案するが元となる金が……そもそもで男爵の爵位と共に貰える領土がどれだけのものなのかすら分かっていねえ。

 

「……ちょっと神父に相談でもしてみるか」

 

 オレだけじゃ埒が明かない。ここで机上の空論を並べたり色々と愚痴を零してもなんの進展も無い。

 宿屋を出て聖堂に向かうとそこにはアリーシャとアイゼンとエドナがいた。ブルーノ司祭となにか話し合いをしている。

 

「なにしてんだこんなところで?」

 

「ちょっと珍しい物を見つけたのよ」

 

「珍しい物?」

 

 なんの事だとベルベットは頭に?を浮かべる。

 この大聖堂に珍しい物なんてあったのだろうかと思っているとエドナは……なんか神秘的な輝きを放っている光る球を持つ。

 

「……なに、これ?」

 

 エドナが出した物を見て、おおコレは!とはならない。

 流石に見たことがない物なのでオレも何だこれはと取り敢えずツンツンと触ってみる。

 

「コレは瞳石と言って大昔の記憶を保存して幻の様に見ることが出来る道具だ」

 

「ビデオカメラ的なのか……確かに珍しい物だけども……」

 

 アイゼンからなんなのか聞かされたがイマイチ、ピンと来ない。

 ビデオカメラという代用品があったりするのでコレになにに騒いでいるのかと疑問を抱く

 

「ヘルダルフとマオテラスに繋がる大地の記憶かもしれないのよ」

 

「っ!!」

 

「……何故そう言い切れる?」

 

 ヘルダルフとマオテラスの名前を出すと顔が変わるベルベット。

 この石がどうしてヘルダルフとマオテラスに繋がるのか……ヘルダルフとマオテラスに関して色々と記録されているのか?

 

「ゴンベエ、ベルベット。とにかく1度見てみよう、この大地の記憶を」

 

 色々と疑問は尽きないもののアリーシャはこの石に記録されている大地の記憶を見るように言う。

 ああだこうだと考えても仕方が無い事なので見てみるかとアリーシャが石を握ると大地の記憶が映し出される……コレは、導師だな。憑魔を相手に戦っている。1人2人じゃない、何十人も浄化の力を用いて憑魔と戦っている。

 

「……導師はアルトリウス以降も実在していて業魔と戦ってるのに、どうしてこんな時代を迎えたのかしら?」

 

 この時代ほどとは言わないが浄化の力が振るわれて更には地の主のシステムが完成されている時代だった。

 そんな時代が訪れていたにも関わらず世界は災厄に満ちている。マオテラスが必死に頑張っているというのに残酷な未来しか待ち受けていない。

 

「天族の信仰を人々が忘れたから……」

 

 ベルベットの疑問にどうにかして答えようとするアリーシャ。宗教と政治が絡むと世の中ホントにロクな事にならねえ。

 

「見えない人に見えるようにする技術を開発したり色々とやれる事は沢山あったのに……憑魔を浄化して信仰を貰っておけばどうにかなるなんて考えは甘えに近いぞ」

 

「見えれば信仰してくれるなんて保証は無いわよ。1000年前みたいに天族を道具かなにかだと勘違いしたり、ロゼみたいに穢れを放たない悪人が天族を悪用する可能性だってあるわ」

 

「……ほんッとロクでもねえなこの世界は」

 

 エドナの言うことも一理ある。メルキオルのクソジジイとかある意味いい一例だ。

 アルトリウスもやり方はともかく世界を救おうという意志は本物だったし……マジでどうすればいいのやら。

 ただ言えることはマオテラスがヘルダルフに捕まっている以上は過去についてはどうでもいいことだ

 

「ところでゴンベエ、なにか用事があって此処に来たんじゃないのか?」

 

「ああ、そうだ……ガサ入れしてたクソガキ連中をどうしようかってな……ぶっちゃけ首を刎ねるならそれはそれで構わないが……なぁ……」

 

「彼等の事ですか。噂は耳にまで届いています」

 

 殺せばそこで終わりなのだがそれをすればザビーダが色々と五月蝿い。

 どうしようかと相談に来たことを伝えると既にブルーノ司祭の耳に届いている。

 

「物盗りをしてるクソガキ集団だ……多分あんた達が説法をしても無意味だ」

 

「我々の言葉は彼等に届かない、か……申し訳無い。自分達では力になる事は出来ない……未来ある子供を間違った道筋から正す事すら出来ないのか……はぁ……」

 

「落ち込むな。説法で改心するぐらいなら泥棒なんて真似は最初からしねえ」

 

 相談に来たと言えば相談に来たがぶっちゃけそこまで期待はしていない。

 

「……ゴンベエ」

 

「なんだ?」

 

「お前は男爵になるのか?」

 

「なるというか無理矢理ならされるというか……腹は括ったよ」

 

「…………お前があいつらを引き取らないか?」

 

 アイゼンから出た提案はオレがあの孤児達を引き取るという提案だった。

 

「おいおい、既にある程度まで成長してしまっているクソガキだぞ。説法も聞かないってのに面倒を見ろって言うのか?」

 

「お前が男爵になれば与えられた領地を豊かに発展しなければならない。その為には色々と人手が必要になる筈だ……説法が無駄ならば、仕事を与えればある程度は制御が、言うことを聞くはずだ」

 

「……う〜ん……」

 

 まぁ、確かにアイゼンの言う通りマンパワーが人手が必要にはなるだろう。

 取り敢えず領地を貰えるならば電話の1つでも作っておきたい。素材はライフィセットが残してくれた物があるが肝心の人手が居ない。前はアイフリード海賊団の面々をパシらせて作っていたが……子供を扱うのって色々と難しいんだよな。なにしでかすか分かったもんじゃないし。

 

「仕方がねえ……一応は交渉だけはしてみる。無理だと判断したのならば諦めさせてもらう」

 

 周りからモノ作りの人手になってくれれば、働き口を紹介すればいいんだという空気が流れる。

 嫌だと言っても意味は無さそうだし、交渉の場だけは設けてみると聖堂を後にして向かったのは留置所、牢屋である。

 

「まさかまたここに来る羽目になるとは……」

 

 スレイを動かす為の人質になった時に捕らえられた牢屋に舞い戻ってきた。

 色々と苦い思い出なので思い出したくないとアリーシャは苦い顔をするがオレだって来たくなかったんだ。

 

「よぅ、クソガキども」

 

「っ、お前は!!」

 

 牢屋に閉じ込められているガキどもを見つめる。

 オレが声をかけるとどうしてここにと驚いた顔をしているのでオレはマスターソード……ではなく木刀を取り出して禍々しい闇を纏わせる。

 

「お前等の処遇が決まったぞ……処刑だ」

 

「っ!」

 

「い、嫌だ!死にたくない!」

 

「悪いのは俺たちを捨てた大人達なんだぞ!!」

 

「死にたくないんだったら今すぐに選べ。オレに忠誠を誓ってオレの指示通りに真面目に働くか、それともこのまま一生闇が深いところに居るのか……永遠と日陰者になりたいのならば今ここでオレが介錯してやる」

 

「なんだよそれ、お前の命令を聞かなきゃ殺すって言ってるのと同じじゃん!」

 

「別にオレが殺さなくてもハイランドの上層部はお前達を厄介者だから見世物として処刑される可能性が高いぞ?……オレはお前達に働き口を紹介しているんだ。物盗りなんてしなくてもいい男爵直々の仕事を請け負うだけでいい……こっちは大分妥協してやってるんだぞ?」

 

 お前等を使わずに真面目に働く好青年を雇うという手段も普通にあるんだ。

 ザビーダが見捨てることが出来ないから温情を掛けている。コレでも大分優しめにしてあるんだぞ。

 

「……あんた、男爵なのか?」

 

「不本意ながら爵位と領地を頂いた。返上して逃亡してえけども、もう一人身じゃないからな……嫌ならお前達の人生はここで終わりだ」

 

 断るなら別に断ってもいい。なに、こんな世の中だ。使えそうな孤児は沢山いる。

 別にこいつらになにか思い入れがあるわけでもないので冷たい目で見つめてみるとビクリと反応をする……脅しすぎたか?コイツ等は色々と崖っぷちの状況に立たされているからこれぐらいがいい薬だとオレは思う。

 

「ホントに、ホントに仕事をくれるのか?」

 

「具体的には何をやるかはまだ決まっていないが何処かで必ず人手が、マンパワーが必要になる。そうなった時に雑用として働かせる……安心しろ、ちゃんと3食飯は食わせてやるし寒さを凌ぐことが出来る場所も用意してやるよ」

 

 こういうところでくだらない嘘をついても意味は無い。

 

「……分かったよ。あんたのところで働くよ」

 

「そうか……他の奴等もそれでいいか?」

 

 オレの財布を盗もうとしたクソガキは首を縦に振ったが他が嫌だと言うかもしれない。

 念の為の確認を取ってみると他の孤児達もオレの元で働く事に賛成してくれており、誰一人異議を唱える事は無かった。

 

「じゃ、時が来たら迎えに来るからそこで大人しくしてろよ」

 

「……え!?ここから出してくれるんじゃないのか!?」

 

「誰がそんな事を言った。オレ達もオレ達で色々と忙しいんだ。ゴタゴタを解決したら迎えに来るからそれまで反省しておけ」

 

 直ぐにこの牢屋から出してもらえると思っていたのか、そう簡単に牢屋から出してもらえると思ったら大間違いだぞ。

 一先ずは交渉が済んだので牢屋がある留置所から去る

 

「ゴンベエ、どうしてあんな嘘を言ったんだ?処刑だなんて」

 

「嘘じゃねえよ……あのガキどもがあのままだったら邪魔にしかならねえ。何れは誰かがあのガキ共を殺しに行ってたよ」

 

「な!?」

 

「案外オレ達が知らないだけで悪い大人に思う存分に利用された孤児が用済みだと殺されてるかもしれねえぞ……ホントに残酷な世の中だよな」




Q&A

ゴンベエ「はい、Q&Aのコーナー!活動報告で質問を寄せているのでどしどし応募してください。全て答えれるかどうか怪しいです。作者、基本的になにも考えてないので。メインパーソナリティはオレで今回のアシスタントはぐっさん」

ヒナコ「ぐっさん言うな。ヒナコよ、ヒナコ……で、何すればいいの?」

ゴンベエ「質問コーナーだからそれに答えてくれればそれでいいぞ」

ヒナコ「質問ねぇ……ま、いいじゃない。で、先ずはなにからなの?」


 Q 不人気な原作ってどんなもんですやろか。転生者目線で一つよろしく。


ゴンベエ「あ〜…………」

ヒナコ「答えるのがスゴいややこしい質問が出てきたじゃない!どうすんのよ、これ答えるの難しいわよ!」

ゴンベエ「ま、しいて言うのならばGOD EATERとかFGOみたいに色々と世界が詰んでる世界だな……この質問、答えるの難しいんだよな」

ヒナコ「GOD EATERとか北斗の拳みたいな荒廃した世界でも推しキャラが居る世界なら当たりだったりするんじゃないの?」

ゴンベエ「コレは転生者によって変わるな。転生者にも色々なタイプがいてオレみたいに戦闘特化の転生者も居れば逆に開発技術力に特化した転生者も居るし、ホントに転生者によって当たりハズレが変わる。オレだとバクマンみたいなバトル要素が薄い世界とか苦手だな」

ヒナコ「女性の転生者は……そうね。ラブライブとかアイドルマスターとかの男がハーレムを作れるタイプの世界はハズレで下手すりゃアイドルにならないかって誘われたりするわ」

ゴンベエ「ぐっさん、アイドルにはならないの?」

ヒナコ「私はメディア向きの人間じゃないっての……とにかく不人気な原作は……ソシャゲみたいにコミュニケーション能力特化とかじゃないとやってけない世界とか?」

ゴンベエ「マジで転生者によってその辺りは異なるからな……因みにオレはワールドトリガーの世界に転生したい」

ヒナコ「三雲修をゼンカイガオーンにする話は既に出してるでしょうが!」


 Q 不人気な原作ってどんなもんですやろか。転生者目線で一つよろしく。

 A 転生者によって異なるけどもFGOみたいにコミュニケーション能力に特化して万人受けしておかないとダメなソシャゲ世界は割と不人気。地球じゃない世界も不人気、特にFGOはハズレである(推しが居るならば話は別である)

ヒナコ「これで一応は答えにはなってるわね……次行くわよ、次」


 Q テイルズ世界なら勇者リンク装備
   ワールドトリガーならクラスカードと転生者は特典などのアドバンテージがありますが、もしそのアドバンテージがほとんど無くなったらどのような対応をしたりしますか?

(アニポケ世界は、無印の時点でフェアリーが認知、そうでなくてもモデルが日本のカントー・ジョウト・ホウエン・シンオウのポケモンや技はジムリーダーは当然知っていたり
場合によっては、ジムリーダーは専門タイプ限定ならパルデア地方までの知識があったりして

ワールドトリガーでは、クラスカードが無かったら普通にアステロイドなどボーダーのトリガーを使うのやら)

ゴンベエ「ああ、はいはい。転生特典が無かった場合の話な……コレもまた転生者によって異なると答えよう。オレみたいな戦闘能力特化な転生者は転生特典無しでもどうにか出来る。転生特典抜きでも神依アルトリウスを片手間でボコれるぐらいには強いからな、オレは」

ヒナコ「まぁ、そうね。その世界独特の技術があるって言うならば自力でトリガー的なのを開発したりする天才な転生者も普通に居るから……そもそもで転生特典にも当たりハズレがあるみたいだし」

ゴンベエ「ワールドトリガーなら普通にボーダーに入隊するんじゃねえの?」

ヒナコ「いや、あんたブレイブになるわよね?」

ゴンベエ「未来の話は今はするな……」

Q  テイルズ世界なら勇者リンク装備
   ワールドトリガーならクラスカードと転生者は特典などのアドバンテージがありますが、もしそのアドバンテージがほとんど無くなったらどのような対応をしたりしますか?

(アニポケ世界は、無印の時点でフェアリーが認知、そうでなくてもモデルが日本のカントー・ジョウト・ホウエン・シンオウのポケモンや技はジムリーダーは当然知っていたり
場合によっては、ジムリーダーは専門タイプ限定ならパルデア地方までの知識があったりして

ワールドトリガーでは、クラスカードが無かったら普通にアステロイドなどボーダーのトリガーを使うのやら)

 A ナチュラルに強い転生者は無くなっても特に問題はない。トリガーとか魔導具的なのがある世界ならば開発技術力特化の転生者が独学で色々と作り上げて転生特典の代わりにする。普通の転生者は普通にボーダーに入ったりして活躍したりするかもしれない。

 Q BLEACHで死神は斬魄刀、クインシーは陛下の血肉、完現術は霊王のパーツを媒介に魂の力を使用している説がありますので(織姫の能力名が日本語なのは一護の死神パワーの影響が強いとかの説も)
BLEACHの他にもLight作品などの、魂・思想なんかで武装や能力が決まる特典を与えられたら転生者は、それぞれ自身の能力にどのような評価をしたりするのやら(ペルソナ4みたく受け入れることは出来そうですが、それでも同族嫌悪などの嫌悪感を抱くパターンがあったりして)

ゴンベエ「え〜……そもそもで転生者の容姿は転生者の魂とか思想とかで決まるものだ。自分が○○の容姿なのかと割と直ぐに受け入れる事は出来る」

ヒナコ「ただし中にはゴンベエ(こいつ)みたいな例外はあるわ。ゴンベエ(こいつ)みたいに魂が不安定な転生者は転生する度にコロコロと容姿が変わったりするわ……だから自分の魂や思想で能力が決まるタイプでも割とあっさりと受け入れる事が出来るわよ」

 Q BLEACHで死神は斬魄刀、クインシーは陛下の血肉、完現術は霊王のパーツを媒介に魂の力を使用している説がありますので(織姫の能力名が日本語なのは一護の死神パワーの影響が強いとかの説も)
BLEACHの他にもLight作品などの、魂・思想なんかで武装や能力が決まる特典を与えられたら転生者は、それぞれ自身の能力にどのような評価をしたりするのやら(ペルソナ4みたく受け入れることは出来そうですが、それでも同族嫌悪などの嫌悪感を抱くパターンがあったりして)

 A 転生者の容姿が魂や思想によって決まるものであり、魂や思想で能力が決まる場合割とあっさりと受け入れる事は出来ます。

ゴンベエ「まぁ……容姿がコロコロと変わるのは色々と大変みたいだな。今のところ質問はコレぐらいだな……メガネ(兄)とかメガネがガオーンとかの質問も受け付けているから気兼ねなく聞いてくれよ」

番外編

  • 続 異世界プルルン転生記
  • ちょっと昔のゴンベエ達(地獄)
  • 攻略戦 決戦KCグランプリ
  • まゆゆんの貧乏くじ
  • アルピ交通事務局オリジナルのネタ
  • んなのより早く続き書かんかゴリラ作者
  • 他の書く暇あるなら他の小説を更新しろ
  • ちょこっとテイルズオブザレイズ編
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