有里彩「どうも。転生する度に坂本真綾キャラになる女こと
コシマエ「今回は居ないよ。毎回ゴンちゃんだと芸も無いし後書きばっかだとつまらないから今回は前書きで答えてく感じ……なんだけどもね……」
有里彩「なにか問題でもあるのですか?」
コシマエ「ワールドトリガーの方に関する質問も来てたりするわけで……無能な作者が色々と考えた結果、ワールドトリガーの方で答えると決めたんだ……更新何時になるか分からないけど」
有里彩「そもそもで作者はなにも考えず勢いとノリに身を任せて書いてますから細かな事は考えてないです、ドン引きです」
コシマエ「作者はバカだからね……じゃあ、早速質問いっちゃうよ」
Q 転生者の授業内容の一部と転生者に成れる合格ラインはどんなのですか?
コシマエ「はいはい、授業内容だね……思い出すだけでも気持ち悪くなるよ」
有里彩「先ずは一般教養、地獄の転生者運営サイドが用意した高卒認定試験的なのに合格出来るレベルまで勉強させられます。大人になる前に死んでしまった人ばかりなので小学生とかも当たり前にいましてこの一般教養で苦戦したりする人が大勢居ます。高校生だったゴンベエさんは英語の部分で足を引っ張ったりしてました」
コシマエ「次に才能を伸ばす訓練……コレは転生者によって異なる。ゴンちゃんみたいなバトル物の世界が大得意な人ならば戦闘系の技術を鍛えられたりする。開発技術チートな転生者ならば電子工学とか、スポーツ系の世界が大得意ならスポーツの技術やルールを……転生者の持つ才能を伸ばす訓練をする……けど僕みたいな器用貧乏も中には居るわけで……基本的にはどの世界でも問題無く生きてけるよと言われた時は少しショックだったよ」
有里彩「それ以外にも私コレをやってみたい!と希望があるのならば才能の有無に関係あらず学ぶ事が出来たりします……が、才能が無い可能性もあるので理想と現実が噛み合わずに挫折したりする人も多いです」
コシマエ「他にはどんな世界に転生しても問題は無い様に鍛えられる……って言うけどもラブライブとかバクマンとかハイキューとか黒子のバスケの世界みたいに一部以外は元いた現実となんら変わらない世界もあるから主にバトル系の世界に転生しても問題はない様に鍛えられる……が、コレが結構キツい」
有里彩「ワールドトリガーの雨取さんやハイスクールDxDのアーシアさんの様にまともに戦う事が出来ない、人を傷つける事が出来ない、そもそもで殴り合いに向いていない人も居ます……が、そんなのは知ったことじゃないと人を撃つことが出来る様になるようにします。ゲロを吐こうが泣こうが喚こうが人を傷つける事が出来る様になるように鍛えます……この訓練が厳しくて脱落をする転生者候補生は割と多いです」
コシマエ「まぁ……冷静に考えれば一般人なら簡単に殺すことが出来る物凄い力を手に入れて躊躇いなく誰かを傷付ける事が出来るアニメや漫画の主人公達の方が異常だったりするとも言うけれども」
有里彩「それは言わないお約束ですよ……後は強靭なメンタルを手に入れる為に家畜を1から育てて最後は自分の手で殺して食べるブタがいた教室という映画の真似をしたり、高さ500mからバンジージャンプをしたり、一人暮らし出来るように家事を学んだり……あ、先輩転生者が転生先で何をやってるのとか見せつけられます」
コシマエ「転生する度に櫻井孝宏キャラになる男が新米転生者を誑かしてこのすば世界であんな事をするとはね……」
有里彩「いや、それを言うならばスマイルプリキュアの世界で秋山さんが麻薬食材を食べさせて……転生者になるとこうなるんだぞと色々な現実を見せられたりしますね。コレが割と面白くてですね、ラブライブの世界でμ’sに彼氏発覚か!?とパパラッチに撮られて炎上したのは色々とスゴかったですよ」
コシマエ「有里彩さん、第三者的な立ち位置で見ているから面白いけども、現場は洒落にならないぐらいに大荒れだからね……他にもトロッコ問題とかの政治的な問題とかも一応は学んで皆それぞれの答えを導き出してるよ」
有里彩「一通りのカリキュラムを終えて、問題が無いなと仏達が判断したら転生者になれます……が、なにが転生者になれる基準なのかはイマイチ分かりません。その辺りはふわふわしている謎だと思ってください」
コシマエ「その辺りはなにも考えてない……作者がなにも考えてないとも言うべきか」
有里彩「アホですからね、この作者は……では次の質問です」
Q 長い年月・色々な修行を乗り越えた設定にしてはテイルズのゴンベエには、圧倒的経験値による厚みを感じにくいのですが
【シルヴァリオ・ラグナロク】のベルグシュライン卿みたく規格外の戦闘センスを持っていてその才能を開花させるのを軸に、オマケで座学込で長くても修行期間数年の設定でなく長い年月で資格を得たものしか転生者に成れない設定による違いは何なのですか?
共感は出来なくても理解や納得は出来る事はあると思いますので
人間の悪意を学ぶ修行があるなら、衣食住がマトモに無いスラム街などの弱者を知る修行などがあったりして
(命は基本一つですし、
【シルヴァリオ・ヴェンデッタ】の正しいことは痛いことから
早寝早起き・掃除・仕事などを手を抜かず毎日を全力で行うなど
怠けなどの目の前の幸せを捨てて、正しいことだけを実行し続けるのは困難な人の心の弱さとか
怠けなどが有るのは、獲物を追い続けるより罠で捕える方が効率が良いなど、少ない労力でメリットを得ようとする生物の本能ですので
スラム街住民の理由に、理解は出来そうな気がしますが)
増税で民が不満に思っても、軍備などの縮小から治安維持に貢献してる人物への事情、他国との国際交流なども考えなければならないなど
【トロッコの問題】みたいな政治問題の重責とかも知ってたりするのやら
コシマエ「……アレだよ。訓練は積むけども訓練は訓練で実際の実戦経験とは異なるからね。あくまでも対処できたりするけども経験豊富かどうか聞かれればNOだからね」
有里彩「忘れがちかもしれませんがあの人、転生してから1年ちょっとしか経過していないですし生活の半分以上が生活基盤を整えるのに使っていますからね。社会勉強してるどころか社会不適合者だと自覚してたりしますし」
コシマエ「ゴンちゃん自身に経験豊富故に生まれる厚みの様な物は今の段階では無いよ。だったまだ転生してから1年ちょっとしか経過していない転生者なんだから。ゴンちゃんは人間的な意味合いではここから成長していくんだよ。トロッコ問題とかは一応は知ってるには知ってて色々と答えや持論は持ってるよ…………この質問、答えるの難しいね」
有里彩「難しい問題ですからね……そもそもで作者がシルヴァリオ・ラグナロクとか女神転生知らないとも言えますし」
コシマエ「っし!そういうこと言っちゃダメだから!」
「お〜し、全員乗ったな?」
あの後牢屋に向かって孤児の子供達を牢屋から開放した。正確に言えば新たなる拠点となる領地で働かせるべく手錠で縛ったまま大地の汽笛に乗せられている。ゴンベエは全員が乗ったかどうかの最終確認を行う。全員誰一人欠ける事は無く大地の汽笛に乗っている。乗っているのを確認し終えると大地の汽笛を走らせる。
「どれくらいで到着するんだ?」
大地の汽笛は凄い速度で走り出しているとゴンベエの財布をスろうとしたことがある子供がどれくらいで辿り着くのか聞いてくる。
「2時間もありゃ辿り着くよ」
「……僻地に飛ばされたわね」
馬車の何倍も速くに動く大地の汽笛で1時間以上も掛かる場所がゴンベエに与えられた領地だ。
普通ならばレディレイクから数日掛かる場所みたいだけど……流石は大地の汽笛と言った方がいいのかしら?辿り着くのに数日掛かる場所に2時間で辿り着くなんて相変わらずぶっ飛んでいる。
「僻地言うな」
「事実じゃない。8つの村、どれも似たりよったりの村で名産品らしい名産品も無いんでしょ?」
エドナはゴンベエに与えられた領地が僻地だと言う。
まぁ、そうね……レディレイクから数日掛かる場所で特産品らしい特産品も無ければ近くに大きな、それこそ国の主要都市があるわけでもない。アバル並の田舎……ある意味、良いかもしれないわね。レディレイクやローグレス、ペンドラゴみたいな大都会もいいけれど片田舎の街の方が安心して暮らす事が出来るわ。
「いいじゃない、僻地でも……余計なのが来ないんだから」
ゴンベエの事務処理能力とかどれくらいなのかは私達は知らない。国の重要な何処かの都市を中心に領地を与えられて失敗しましたは本当に洒落にならないわ。元々アバルという田舎町に住んでいた事もあるわけだし大都会じゃない平穏な村ならば……住めば都だって言うし、大きな都市がある領地だったら余計な横槍が入ってくる可能性が高い……あくまでもコレは私の推察だけど、ゴンベエが何処までの物なのか確かめる為にこの領地を与えられた。最初は余計な横槍が入れられずにある程度は好き勝手する事が出来るんだから好都合よ。
「で、この後どうすんだ?」
ゴンベエは大地の汽笛を走らせる事に集中する為に席を外す。
このままただ時間を潰すのでなく今後の事に関してザビーダは話題を出す。
「ゴンベエに与えられた領地を今度から俺達の拠点にすればいい……が、実質左遷みたいなもんだ。ゴンベエが便利な物を作り上げて上に献上したりすればレディレイクに戻る理由を作ることは出来るだろうが、結局のところヘルダルフの間者が何処に居るのかが皆目見当もついてねえ」
「それは……」
この国と隣の国のローランスにこの時代の災禍の顕主の間者が何処かに存在している。
戦争を起こそうと裏で手引きしており、どうにかして捕まえないといけない。ローランス側は……枢機卿を元に戻したりしたし、暑苦しいけれども戦争の推進派じゃないセルゲイが居るから少しは戦争推進派を抑える事は出来ているけれども、肝心のこの国の間者を見つける事が出来ていない。ザビーダにその事を指摘されるとアリーシャはどうしたものかと困った顔をする。
「スレイに協力を」
「却下!あんなのに力を借りるぐらいなら、他の方法を探すわ」
上手く動けない状況が続いているので導師に頼る事を提案する。暗殺者を従士にしていた導師なんて信用も信頼も出来ない。導師が必要な世の中なのは頭では分かっているけれども幾らなんでもあんなのに頼るのは無しよ、無し。
彼奴に力を借りるぐらいならば別の方法を…………あ…………。
「アリーシャ、あんた業魔化した人間や動物を元に戻す事が出来るのよね?」
「虚空閃や祈り唄を込めた槍の力を用いれば憑魔化した人間を元に戻す事が出来て神依を使っても力の影響が残っているのか元に戻す事が出来るには出来るが……」
「……だったら話は簡単よ。アリーシャ、あんたが導師になりなさい」
「え!?」
「あんなのが導師やってるよりも何百倍もマシよ」
「マシって、確かに私は浄化の力も神依も天族の真実も全てを知ったが……まだ人間の社会の闇について理解する事が出来てない。ローランスにゴンベエやスレイの情報を流していた間者について受け入れる事が出来ていない。世の中にはああいった存在も必要不可欠なのかもしれないが納得が、受け入れることが出来ていない……政治が、人間の社会がよく分かっていないのに今の人間の社会をどうにかするなんて事は出来ない」
私には導師になることは無理だとアリーシャは首を横に振る。
聖隷と人間の繋がりだけでなく、人間の社会を良くしないといけない。千年前の、私達との旅で人間の業や闇は学んでも社会というものを完全に学びきれなかった。世の中を良くしないとあの子を救ってもまた業魔化する可能性も大きいし……ダメね、八方塞がりだわ。
「……導師の動向も気になるところだが、導師の秘力を与える神殿を巡るというのはどうだ?」
八方塞がりな中アイゼンは別の事を提案する。
「……これ以上のパワーアップ、必要なの?」
人間に戻ったけども一切力は衰えてない私、神依を使えるようになったアリーシャ、今の時代の災禍の顕主をボコボコに叩きのめしたゴンベエ。
既にオーバーキルと言ってもいいぐらいには充分な戦力で、ヘルダルフとか言うのがどれくらいなのかは知らないけどもゴンベエが居る限りは先ず殴り合いなんかじゃ負けない。彼奴は戦闘能力だけは自信があるって言ってて、その気になればカノヌシと神依をしたアルトリウスを簡単に叩きのめす事が出来る……ホントかどうか疑わしいけども、戦闘能力だけはホントに底知れない。
「なにも導師としての力をパワーアップさせるだけじゃない、マオテラスがマオテラスなりに天族と人間がどう向かい合えばいいのか導師を人間として成長させる場所でもあるんだ……ライフィセットがマオテラスになりこの大地に降臨し、浄化の炎を齎してから約1000年が経過した。その間に起きたのは災厄の時代が来ては天族を見る事が出来る誰かが導師になり浄化の力を振るう。それを何度も何度も繰り返してきた……何処かで改革の様な物が必要なのかもしれない。その為には今を見つめ直す必要がある」
「……あの子が選んだ道が間違いだったって言うつもり?」
確かに今も災厄の時代が続いているのは……なんでか分からないわ。
聖隷が見えなくなったのが大きな原因なんだろうけども、それだけじゃない。あの時代でもこの時代でもアルトリウスやラフィみたいに聖隷を見る事が出来る人間は一応は居たんだから。
「カノヌシが人間に生まれ変わりこの世から消え去った以上、リセットは二度と出来ない。浄化の力を用いて地の主を配備してやっと今の時代だ……マオテラスの行い全てが間違いとは言わない。だが、そろそろ何処かで誰かが改革しなければならない。1000年前のマオテラスの降臨の時と同じだ。変革の時がやってきたんだ」
「変革の時……」
「天族と見えない人間がどう向かい合えばいいのか、そのヒントが導師の秘力を与える事が出来る神殿にある……かもしれない」
「かもしれない、ね……」
最後の最後でアイゼンは曖昧になる。導師の秘力を与える神殿とやらで答えに辿り着くヒントが見つかる……かもしれない。
このままただ流れに身を任せていたらヘルダルフとかいう災禍の顕主の間者がなにかしでかすかもしれない。大きな戦争になったら……
「いっそのこと戦争で勝てば楽なのに」
大きな戦争が起きれば色々と厄介な事が起きる。
この大地の汽笛に乗っている戦災孤児みたいなのが生まれるかもしれないし、税金が上がったりするかもしれない。穢れだ業魔だ災禍の顕主なんて余計なものが無いんだったらいっそのこと私達が戦争に協力して勝利に導いて隣の国を支配下に置けば楽……
「ベルベット、それは」
「分かってるわよ」
戦争が起これば業魔や穢れの領域やらが広がる。そうなれば作物が育ちにくくなったりして飢饉に見舞われる。
アリーシャは戦争をして勝利することで全てを解決するという荒業に関して物申そうとするのでその道を選んだらいけない事を分かっている事を伝える。
「周りを見るのはいいけど、今も見ておかないとダメじゃない?今から向かうとこ、天族の加護領域が働いていないんでしょ。ハイランドのへ、いかはゴンベエが内政で何処まで成果を叩き出すのか期待してるわ……期待に応えられないと嫌味が飛ぶわよ」
色々と考えるのはいいけれども今の事も考えないといけないとエドナは言う。
「加護領域に関しては問題ねえよ」
「何故そう言い切れるのですか?エドナ様達が地の主を務める……ではなさそうですよね」
「アリーシャちゃんにお礼を言いたい天族はそれなりに居るんだよ……例えばシルバの奴とかな」
「シルバ?」
「昔ゴンベエが助けた天族だよ」
シルバについて知らないエドナは誰それと首を傾げるのでザビーダは説明をする。
シルバ……
「確かあの後、聖隷の集落に連れて行ったのよね?」
「ああ。ゼンライの爺さんに意思を解放された聖隷だって説明したらすんなりと受け入れてくれたぜ」
「あの……イズチに1度足を運びましたが、シルバは何処にも居ませんでしたよ?」
「あ〜…………イズチを出て行っちまったのか」
どうするの、アテが無くなったわよ。ザビーダは少し困ったなという顔をしている。
アリーシャに対してお礼を言いたい聖隷はまだまだ居る。ムルジムはペンドラゴの地の主になってるし……
「イズチに行く?」
聖隷の集落があるならばその中の誰かから地の主になってもらうって言う手もある。
「彼処は秘境で一般人は踏み入れる事は出来ねえ……」
「一般人?」
ザビーダが行くことが出来ない事を教えてくれるけれども、私達は一般人なのかしら?
今度から貴族になるし、王族だし、災禍の顕主だし、普通の人とは明らかにかけ離れているわ。
「ジジイ殿……ゼンライ殿に会いたいのならば、ねこにんの里に行けば会える」
「そういえばあのジジイ、ニャバクラの常連だったな」
最低のスケベ爺じゃない。
アリーシャはゼンライとかいう聖隷に会う方法を教えるとアイゼンは納得する。
「秘力を与える場所を回るとして、場所は知ってるの?」
1個はゴドジンの村にあるっぽいけども、導師がクリア出来るのならば大して期待はできないわ。
「秘力を与えてくれるところは全部で4つ、地水火風でゴドジンの村にあったのは火の試練神殿だ。地と風の試練神殿は心当たりがあるんだけど水の神殿は心当たりがねえ……地と風の神殿を回るか?」
「そうね……」
幸い、というべきか不幸というべきか私達の周りに居るのは地の聖隷と風の聖隷。
水の試練神殿に向かったとしても秘力とやらを授けて貰うことは出来なさそう……いえ、そもそもで秘力なんて必要はない、ただどんな試練なのか、人と聖隷がどうやって向き合うのか見る為に行った方がいい。
「貴方達、試練神殿を探すのはいいけれども先ずは新しい拠点の基盤を整えないといけないわよ」
「…………それもそうね」
色々と考えてるけどもエドナは目の前にある問題を解決しなければならない事を言う。
先ずは内政を……与えられた領地にある村は8つだからそんなに難しくない。アリーシャでもどうにかする事が出来そうな内容……の筈ね。色々と話し合いたい事はまだまだあるけれども与えられた領地をどうやって発展させるのか、地の主とか言うのが無くても問題無く領地内の農業なんかが上手く回ればいいけども……。
「おーっし、ここまでだ」
色々と心配事は続くけれども、一先ずは与えられた領地の内の1つの村に辿り着いた。
これ以上は大地の汽笛を走らせる事は出来ないとゴンベエは大地の汽笛を停める。村の入口付近で停めてるから村の人達が出てくる。
「なんだなんだ?」
「バカでかい馬車だなぁ」
村の人達は大地の汽笛を見て興味津々になる。
良くも悪くも目立つ物……コレから色々と世話になるからね……
「あれ、あんたは確か」
「よ!村長さんは何処に居るんだ?」
前に立ち寄った事があるので村の人達と顔見知りのゴンベエ。村の人に村長は何処に居るのか聞いた。
「私になにか用なのか?」
「貴方がこの村の村長ですか……コレをどうぞ」
村長と思わしき人物が出てくるとアリーシャは書状を出す。村長と思わしき人物は書状を受け取ると内容を確認し……冷や汗を流す。
「あんたのお陰で子供の病気が治ったよ……あの薬、どうやって手に入れたんだ?何時疫病が流行るか分かったもんじゃないし俺に売ってくれよ」
「ば、バカ!!なんて口を聞いているんだ!!」
「村長、なに驚いてんだよ」
「この人達、この辺り一体を統治する男爵様だ!!」
「なぁっ!?」
コレを見ろ!とこの村の人達に書状を見せる。
村の人達は書状の内容を見た途端に固まって冷や汗をダラダラと流して土下座をする。
「も、申し訳ありません!男爵様とその夫人達とは露知らず無礼な態度を取ってしまい」
「あ〜…………初見だから仕方がねえ事だから許すよ」
上流階級の人間だと分かれば顔色を変えてくる。
ゴンベエは自分が上流階級の人間になってしまったんだとめんどくさそうにするけれども、ここでナメられた真似を取れば男爵としての威厳が無くなるので上から目線で許すと言う。
「前の領主が別荘として使っていた屋敷がこの村の近くにあると聞いているのだが」
「は、はい!こちらです」
村長の案内の元、私達は前の領主が別荘として使っていたという屋敷に向かう。
今の今まで子爵とかが領地を統率していたみたいでこの辺りには男爵が住むに相応しい屋敷は1つしかないからそこを使えと通達が来ている……何処までも用意周到ね。
「その……今までこの辺りの土地は子爵の領地の隅っこでして」
「ああ、それは知っている」
「一応は別荘として使われていた屋敷があるのですが…………ここ最近色々とあった為に数ヶ月程手付かずで」
「…………アリーシャ、クソガキ共を呼んでこい。早速仕事だ」
そう言うとゴンベエはアリーシャに鍵を投げる。
数ヶ月の間も手付かずって事は汚れてるってわけね。
「アリーシャ、ついでに村の雑貨屋でいいから雑巾とかの掃除道具を買ってきてちょうだい」
まさか来て早々に掃除をする羽目になるとは思わなかったわ。
アリーシャにお金を渡すとアリーシャは来た道を戻っていき、私とゴンベエは子爵が別荘として使っていたという屋敷に辿り着いた。
「うっわ、蜘蛛の巣貼ってやがる」
「埃も酷いわね」
ツーっと階段の手摺を人差し指で擦る。
数ヶ月もまともに手がついていないだけあってか汚れている……思い出すわね。手抜きの宿屋を、コップの縁に水垢とかが残ってたりしてたし、埃とかも残ってたし、あの時以上に汚い……やりがいがあるわ。
「あ〜こんな事だったら掃除機の1つでも持ってくるんだった」
「……なに、それ?」
「ゴミとか埃とかを吸い取る機械だよ……ベルベット、取り敢えず一周させてくれ」
またよく分からない物を持っているわね。
何かを気にしているゴンベエは一先ずはとこの屋敷を一周する。厨房に寝室に書斎、貴族の屋敷がどんなものなのかは知らないけれども豪邸と呼ぶに相応しいぐらいには色々と物が揃っており……シンプルに汚かった。
「あんた達、手を抜くんじゃないわよ!」
「分かってるよ」
一通り見終えた頃にはアリーシャが村の雑貨屋から掃除用具を購入して物盗りの孤児達を引き連れてやってきた。
こんな汚いところは普通に嫌だと井戸水をバケツに汲んできたら孤児達に渡して掃除をはじめる。
「……」
「なにしてるの?」
まだまだ子供だからか、上手く掃除が出来ていない部分があるので厳しく指導しているとゴンベエは眉を寄せていた。
なにか難しい事を考えているみたいだけれどもなにを考えているのかさっぱりで、コンコンと屋敷の壁を叩いては何かを考えている。
「…………工事するよりも丸々一個新築建てた方が早いなって」
「なんの話?」
「
電球を取り出したゴンベエ……この時点で充分な豪邸だって言うのにまだ改造するって言うの?
「1回屋敷をぶっ壊してから電線とかを通すのか、それとも此処を放棄して新しい屋敷を作るのか……此処を孤児達の屋敷にするっていう手もある」
「……あんたの好きにすればいいんじゃないの?」
これ以上どんな感じに家がパワーアップさせる事が出来るかどうか想像する事が出来ない。
私の想像力が乏しいのかそれともゴンベエの技術力が異常なのか……多分、ゴンベエの技術力が異常なんでしょうね。大地の汽笛に近い物を量産する事が出来るって言ってるし。
「じゃあ、この屋敷と似た見た目の豪邸の設計図を書いてくるわ。電気工事とかのややこしいところはオレがやるとして……ベルベット、なんかコレが欲しいとかの要望はあるか?後で改築出来る様には作り上げるけども、先に作って欲しい物があるなら作るぞ」
「そうね……大きな冷蔵庫は」
「んなの厨房に最初から設置する」
「じゃあ、釜を」
「一応は作るけども、オーブンレンジも作るから……あんま使う機会ねえかもしんねえぞ」
「……大きなお風呂とか」
「狭い浴場は勘弁だ。シャワーとかの水道工事もしねえと……内政も良いけども身の回りのものを揃えるのに忙しいな」
やることが多くて困るわとゴンベエはため息を吐く。嬉しいため息ね。
ともかく、新しい屋敷を作る事を考えているのでやりたいならばやればいいと後押しすればゴンベエは設計図を書くと言い掃除を中断した……まさかだと思うけど、掃除をするのがめんどくさいから新しい屋敷を作ろうなんて言い出したんじゃないでしょうね?
「ふぅ……もう夜なのね」
ゴンベエと別れた後も掃除を続けて、掃除を終えた頃には夜になっていた。掃除に夢中になってたから時間の感覚がおかしくなってたわ。
「おぅ、掃除は終わったか?」
「……何やってんの?」
「お前が掃除をするのに忙しそうだからな……飯の1つでも準備をと思ってな」
夕飯を何にしようか考えながら厨房に向かえばザビーダとアイゼンが居た。
「カレー?」
「ああ。この人数だとハンバーグや野菜炒めをチマチマと作るより一度に全員で食べる事が出来る物が良いだろう」
アイゼンは寸胴鍋を掻き混ぜる。カレーの香ばしい匂いが漂ってくる。
夕飯を代わりに作ってくれた事はありがたいけれども一言ぐらいなにか言ってほしかったわね。
「そろそろ米が炊けるから待ってな」
「……あんた、料理が出来たのね」
前に子供を食わせる事が出来ないから云々があったけど、ザビーダは器用に米を炊いている。
「あれから何百年経ったと思ってんだよ。今じゃ俺は料理上手なんだぜ」
「ふ〜ん」
まぁ、夕飯の準備をしてくれるならありがたい事だから文句は言わないでおく。
ひっくり返さない料理だからアイゼンの死神の呪いが発動する事もなくカレーは無事に完成して孤児達と一緒に食べた……味は悪くなかったけども、野菜の切り方が大雑把だったわね。
いきなりの登場ですみません。
コシマエは後の吹雪で作者の別作品である運命/世界の引き金の、有里彩はメガネがガオーンに登場する転生者です。
番外編
-
続 異世界プルルン転生記
-
ちょっと昔のゴンベエ達(地獄)
-
攻略戦 決戦KCグランプリ
-
まゆゆんの貧乏くじ
-
アルピ交通事務局オリジナルのネタ
-
んなのより早く続き書かんかゴリラ作者
-
他の書く暇あるなら他の小説を更新しろ
-
ちょこっとテイルズオブザレイズ編