テイルズオブゼ…?   作:アルピ交通事務局

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発想力が足りないんだよ

 

「いや〜すまんすまん……ボトルをイッキしたからついつい飲んでしまったんじゃ」

 

 ゼンライのジジイの加護領域に入った翌日のこと。

 酔いも完全に覚めたのでゼンライのジジイに謁見する。天族だから敬うとかそういう事はしねえ。

 ニャバクラに通っていたゼンライジジイは酔っ払った勢いで雷を叩き落とした事に関して詫びる。雷を物理的に叩き落とすのは洒落にならない。

 

「まったく、飲むなって言わないけど飲まれるほど飲むんじゃないわよ」

 

「お酒は程良くが1番ですよ……」

 

「いや、面目無い……む?ワシの事が見えてるのか?」

 

「えっと……あの後、色々とありまして詳しい事情は言えないのですがパワーアップを果たしまして」

 

 ゼンライのジジイはアリーシャとベルベットが自分達が見えている事に関して気が付く。

 詳しい事情は言えないが、一応はパワーアップを果たしている。それだけはアリーシャは言っておく。

 

「前よりも人数が増えた……いや、待て。何故アイゼンがここにおるんじゃ?奴はドラゴンになっている」

 

「災禍の勇者様が元に戻してくれたんだよ……爺さん、もう天族(オレ)達はドラゴンの呪いに苦しまなくて済むぜ」

 

「なに!?」

 

「ザビーダ、まだアイゼンを元に戻すことに成功しただけでそれ以外に成功した一例は存在してない。アイゼンだけが特例な可能性もあるんだぞ?」

 

「けどよ、誓約をかけてドラゴン化したアイゼンを元に戻せたんだぜ?だったら生きたいって強く願っている天族達なら元に戻せるはずだ」

 

 ゼンライのジジイに天族のドラゴン化の問題を解決する事が出来たと嬉しそうに語るザビーダ。

 あんまり余計な事をベラベラと語るなとは言わないけども、アイゼンを元に戻せたのは偶然か必然か、どちらかがまだ分かっていない。無理にぬか喜びさせるのも良くねえ事だ。

 

「バカな……浄化の力を持ってしてもドラゴンになった天族は元に戻らんというのに……」

 

「でも、実際お兄ちゃんはこうして元に戻ってここに居るわ……ああだこうだ議論を交わすよりもこういう結果が大事なのよ。ゴンベエはちゃんとしっかりとお兄ちゃんを元に戻すっていう結果を示したわ」

 

 ドラゴンになった天族を元に戻したのをありえないとゼンライのジジイは思っている。

 まぁ、実際問題ありえねえ事だろう。この世界の力だけじゃ出来なかった事をオレは成し遂げたんだから。

 

「そうか……しかし、今更ワシになんの用事なんじゃ?……やはり、気になったかスレイの出児が」

 

「いや、それはスゲえどうでもいい事だから聞かないでおく。多分、聞いたとしてもそれがどうしたんだ?程度の認識で終わるから……もう、アレだぞ。悲しい過去とか宿命を背負っていてもオレは死ぬほどどうでもいいって思うからな」

 

 イズチに来た理由が分からないゼンライのジジイ。スレイ関係の事を聞きに来たのかと思ったがそれだけは無いとキッパリと断言する。

 あいつに悲しい過去とかがあってもどうでもいいんだよ。問題は今をどうやって乗り越えて未来に繋げるかどうかだぞ。

 

「まぁ、聖隷だけの集落に人間が一人だけ住んでるのは気にはならないと言えば嘘になるけど……もうそういうのは飽きたわ」

 

 悲しい過去とかを見まくっているのでベルベットもどうでもいい扱いする。

 実際問題、スレイの過去とかがどうでもいいと思っている。いや、ほんとにどうでもいいんだよ。

 

「聖隷……また随分と懐かしい呼び名じゃの……いや、待て。ザビーダ、災禍の勇者と言わなかったか!?」

 

「おう!そこに居るナナシノ・ゴンベエこそが災禍の勇者様だ……ついでに言えばそこに居るゴンベエの奥さんがベルベット・クラウだ」

 

「っ……どういうことじゃ……」

 

「悪いけど、昔語りをするつもりは無いわ。もう過去は過去の事だと思って清算して私達は手を取り合って一歩ずつ前に進んでるから」

 

「そういうのは色々と考察してくれよ」

 

 先程サラリと語ったザビーダにようやくゼンライのジジイは反応する。

 目の前に居るオレが災禍の勇者、隣にいるベルベットが災禍の顕主、流石にその辺については色々と知っている……いや、あの頃のイズチは人との繋がりを断ち切っていたのだから詳しい詳細は知らないだろう。

 

「私達が本日イズチに足を踏み入れたのは、他でもない。マオテラスの配下の天族が与える試練神殿の居場所を聞きに来たのです……火、地、風の神殿の場所は分かっているのですが水の場所だけはわからないのでジジイ殿からお聞きしようと」

 

「あんた天界から降りてきた聖隷で大体の事も知ってるんでしょ?」

 

「天界?」

 

「…………天界の事も知っておるのか…………」

 

 聞いたことが無いワードで首を傾げるエドナ。

 ゼンライのジジイは言った覚えのないワードすらベルベットの口から出てきた。ザビーダとエドナはなんの事だ?と首を傾げている。

 

「天族は地脈から生まれるとかは分かってるな?」

 

「ええ……お兄ちゃんと私は同じ地脈から生まれたわ」

 

「でも、目の前に居るゼンライのジジイは地脈から生まれたんじゃない。天界と呼ばれる世界からこの世界にやって来た……まぁ、一言で言えば異世界人だ」

 

「その言い方はちょっと違う気がするぞ」

 

 じゃあ、オレみたいなのを異世界人?……いや、オレは異世界人じゃなくて転生者か。

 アイゼンが冷静にツッコミを入れつつもエドナとザビーダにすごくざっくりと目の前にいるゼンライのジジイが天界という世界から舞い降りてきた天族だと理解してもらう。

 

「天への階梯でブウサギに色々と聞いたわ……まぁ、だからといって生きる道を変えれる程におりこうじゃないわ。私達は私達、それ以上でもそれ以下でもないわ」

 

「マオテラスが今の災禍の顕主に捕まってる……別に今の災禍の顕主をヘルダルフを殺すのは簡単だ。けど、問題はその後だ……オレがカノヌシを消してしまった。また信仰を失ったから四馬鹿も眠ってる。マオテラスが頑張っても1000年が限界だ…………オレ達はコレからどうすりゃいいって話で先ずはマオテラスが人間と天族の向き合い方なんかをどう答えたのか……あんまこういう事を言いたくはねえけど、あいつはアイゼン達と違って皆に見えてるって世の中からスタートしてるから色々とズレてるんだよ」

 

 でもまぁ、そのズレがあるから幸いにも今生き残っているがな。

 とにもかくにも、マオテラスの試練神殿の居場所を聞き出して具体的にどんなんなのかを知らなくちゃならねえ。

 

「言いたいことは分かった。マオテラスの配下の天族が導師に秘力を与える神殿の在処も知っておる……じゃが、あそこはあくまでも導師の秘力与える場所じゃ……その」

 

「その導師が使い物にならねえからこうしてんだよ!察しろ!」

 

「……どういう意味じゃ?スレイは導師になったんじゃろ?各地で色々と噂になっているぞ」

 

「……言った方がいいのか?……」

 

「言わなければならない……コレばかりは心苦しいが、事実を伝えなければならない」

 

「じゃ、雷を落とされる役はオレがやるよ」

 

 スレイが頼りにならないという意味が理解できていないゼンライのジジイ。

 言った方がいいのかどうか、育ての親に真実を伝えることは酷かもしれないのだがアリーシャも言った方がいいと言うしオレが代表して説明をした。と言っても要点を掻い摘んだ。暗殺者として有名な団体の頭領を従者にした。殺すことにより負の連鎖を食い止めるという在り方を認めてしまった、暗殺は間違ってる!こうすればいいんだ!と暗殺者を改心させていなかった。

 

 何一つ嘘は言わなかった。その結果、お通夜の様な空気が流れる。

 どうしたものか、スレイに関しては散々ボコったし今から評価を元に戻すとかいけないし……オーバーキルにするか。

 

「……オレは正直な話、政治なんてクソどうでもいいと思っている……この国の人間がどうなろうがそういう生き方しか出来ないと思っている……今の時代は災厄の時代で皆の心が淀んでいる。そんな中でなにが必要なのか?金?女?飯?違う……心の拠り所、導師(ヒーロー)だ。災禍の顕主(ヘルダルフ)という戦争を裏で手引きしている余程のカスじゃなければ悪人だと言えるような奴も居る……スレイは多分、分かってないんだよ。今の時代がホントに求めているものを……オレは八木のおっさんや天王寺の旦那みたいに笑顔は出来ねえけどスレイが間違ってたのだけは確かだ」

 

「……すまなかった!!」

 

「あんたが謝るんじゃねえ……スレイは人間の世の中を、人間というものをよく知らないのに人間を助ける導く人間になった……スレイだけじゃない、どいつもこいつも愚かだよ」

 

 スレイが全面的に悪いことをゼンライのジジイは認めて頭を下げてきた。

 あんたに謝られてもなにも思わねえ……スレイが人間を知った末に自分がした事に関してどれだけ罪深い事だったのか、愚かだったのかを認識してもらわなきゃ困る。

 

「スレイは自らの意志で導師になると決めた。あんたの事だ、スレイが導師になっても問題無い、むしろ導師になってくれて嬉しいとか思ってるだろう……だが、コレが現実だ……」

 

「…………」

 

「元から救世主や導く存在なんてのはロクなものじゃないから私は期待はしてないわ……だから教えなさい、マオテラスの神殿を」

 

「その…………スレイを導く、というのは」

 

「ジジイ、オレはオレの道を知っている。アリーシャの道を知っている。ベルベットの道を知っている。歩き方も知っている……だが、教える事が出来ても歩けと強制させる事だけは出来ねえんだよ」

 

 間違った道を歩んだので更生してくれないか?

 ゼンライのジジイはそういうのだが、オレはスレイが歩まなければならない導師の道を知っているがそこを歩けとは言わない。言っちゃいけないんだ。

 

「スレイは導師の道を歩むと決意した。ライラという道先案内人もいた。ミクリオという腹を割って話せる友もいた……それでこの結果だ」

 

「っ……そうか、無理を言ってすまん」

 

「スレイが自分がなんなのかすら理解してないアホなのは流石にな……でだ、とりあえず教えろ」

 

 オレはそう言えばこの大陸の地図を広げた。

 かめにんから購入した地図なので正確な地図だ。ゼンライのジジイは滝壺の裏に水の試練神殿がある事を教えてくれた。

 

「あそこは導師を成長させる場所であって既に成長しきっているお主等には不要な場じゃが……」

 

「オレだって本音を言えば行きたくねえよ……ホント、めんどくせえんだ……けど、やらなくちゃならねえ……ヘルダルフがオレ達が寿命でくたばるまで全力で逃亡するって手を使うならばまだ色々とあったんだがな…………」

 

「……その……ジジイ殿、結局のところ我々人間と貴方達天族とはどう繋がればよろしいのですか?ベルベット・クラウが生まれるよりも遥か古来の時代から天族信仰の文化はあるのに、現代ではこのざまです」

 

 マオテラスが導師をパワーアップさせる場所であり既に色々とパワーアップしているオレ達には不要な場だとジジイは言う。

 アリーシャもその辺の事を理解しているのか結局のところ、人間と天族はどういう風に繋がっていけばいいのかがよく分かっていない。

 

「アイゼンは天族だけど悪名を轟かせたアイフリード海賊団の副長だった。ザビーダ様は浄化の力のシステム完成後の時代で憑魔殺しをしていた。私を殺しに来た暗殺者であるロゼは人を殺す事を生業としていましたが穢れを発していなかった。ロクロウやベルベットは憑魔でありながらも誰よりも人間らしかった……私にはもう、なにがなにやら分かりません」

 

「むぅ……」

 

「我々人間全てが天族を視認する事が出来ればいいと一時期考えていた事がありました。ですが、その結果が災禍の顕主ベルベット・クラウが降臨していたあの時代です…………ゴンベエも自分に与えられた領地を経営していますが、天族と人間がどう向き合えばいいのかが……」

 

「いや、アリーシャやベルベットが確実にそれはやめろって言うからやってないだけで方法は幾つかあるぞ?」

 

「え?」

 

「ほら、スレイが目を閉じたりしてライラ達が見えなかったアリーシャにライラ達を見える様にしただろ?あの技術を応用すれば世界中の天族が見えない人間に見える様に出来ると思うぞ?」

 

「……あんた、そういうのあるなら先に言いなさいよ!?」

 

「だから問題はベルベットとアリーシャが確実にやめろって言うからだ…………アリーシャ1人に天族を見えるようにしただけでスレイは目が見えなくなっていた。おそらく世界中の人間に天族を認知する事を出来るようにするのならばスレイは嗅覚、触覚、味覚、聴覚、視覚の五感を無くす。多分それでもまだまだ足りないだろうからスレイだけじゃない、肉眼で天族を見ることが出来る、気配を感じ取ることが出来るようになる奴等も犠牲になってもらう……要するに人柱だ」

 

「…………」

 

 ベルベットとアリーシャが絶対にするんじゃないと言うのが目に見えているから、考えただけで言わなかった。

 スレイをはじめとする大陸の優れた霊力の持ち主達がマオテラスと協力して見えない人達に見えるようにする。人柱のシステムなのでベルベットはいい顔をしない。そりゃそうだ、実の弟を生贄にして生まれた世の中で暴れまわってたんだからな。

 

「まぁ、確かにそういう方法もあるにはあるわね……」

 

 エドナは1人納得する。

 

「大体よ、天族が見えるようになったからって万事OKなわけじゃねえのも問題なんだよ……こんなくだらねえ場所を作ってる老害共を敬わなければならねえクソみてえな世の中だ」

 

「誰が老害じゃ!!ワシ達がおらなければ今頃はお前達人間は絶滅してたかもしれんのじゃぞ!?」

 

「いいじゃねえか、絶滅すれば」

 

「なっ!?」

 

「ジジイ、なんか勘違いしてねえか?人間ってのは身勝手な生き物でそれに類似している、いや、力を持っている分、天族は更に勝手な生き物だ」

 

 人間なんか絶滅してしまえばいい発言にありえないと言いたげなゼンライのジジイ。

 アリーシャ達も驚いているので何時もの様にめんどくせえとは言わずに今回は真面目に言う。

 

「人間だって生き物だ、動物だ……ただ他の知的生命体より知能に優れていて高度な文明を築き上げる事が出来ただけで自然の一部なんだよ。今、この世には絶滅の危惧がある生物が幾ら居ると思う?最低でも100種以上は存在している…………そいつ等を生かしたいって思うのは究極の自分勝手(エゴ)だ……だってそうだろ?進化をロクにせずに生存競争に負けた種族なんだぞ?そりゃ確かに、そいつが居なければ野菜が育たないお米が育たないって言うならばまだしも食用の価値も愛玩の価値もなにもねえ奴等を保護してなんの意味がある?ただの自己満足だ」

 

「じゃ、じゃが人間は」

 

「人間なんて人間という同じ種族なのに争っている。群れを作り国を作っている。アリだって国を作ってるし女王様も存在している……人間も自然の一部と言うのならば滅びの運命を受け入れろや」

 

「ゴンベエ……足掻くのも生き様じゃないのか?」

 

「ああ、確かに滅びようとする自らの種が生き残る為に足掻くのはセーフだ……だが、概念が全く異なる種族が生かしてやろう、増やしてやろうはただの自己満足だ」

 

 滅びの運命を受け入れる事に関して前に言った足掻くのも生き様じゃないのか?とアリーシャは疑問を投げかける。

 自らの種が滅びの運命を辿ると言うのならばその運命に逆らうのはいいが、それこそ全く異なる種が滅びの運命を助けるのは自然の摂理に万物の掟に逆らっているも同然だ。

 

「そいつが居なければ自分達も滅びの運命を辿るならばまだ分かるが…………こんなくだらねえ場所や鎮静化なんていうくだらねえシステムを使って人類史をリセットしてる馬鹿野郎共はオレは好きになれないな」

 

「……まぁ……そうね……」

 

 オレの言いたいことをベルベットは少しだけ納得をしてくれる。

 

「別の種族が共存なんて綺麗な言葉はあっても事実はねえんだよ……でなきゃ食物連鎖なんて言葉は生まれねえんだ。生き物は生きる為に誰かを殺す、コレは揺るぎない事実だ……まぁ、世の中にはヴィーガンとか菜食主義者(ベジタリアン)とかよく分からねえのが居るけども植物だって生きてる理論もあるんだ」

 

「……人間が居なければワシ達天族が……」

 

「生き残る為なら、どうしてこんな孤独を選んでいる?……今でこそ憑魔化のシステムをサラリと語っているが、嘗ては世の中を混乱させるからと人間が生む穢れに関しては言ってはならない時代すらあったんだろ?」

 

「穢れのシステムを言えば世界は大きく混乱し」

 

「つまりは人類を脅かす情報を独占し続けていた歴史が確かにあったんだよ」

 

「……は?」

 

「穢れのシステムはよく知っている。それを発生させてしまう人間の業はそれこそカノヌシが感情を上から抑えつけない限りは生まれる恐ろしいものなのもだ……世の中が混乱する?違う、お前等は権威と自己欲に走った馬鹿野郎だよ」

 

「け、権威じゃと!?ワシ等はそんなものは」

 

「ベルベット・クラウが生きていた頃には既に四聖主を祀るシステムが出来ていた。お前達天族は人類滅亡の為の引き金がなんなのか、それを防ぐ方法も知っていてその情報を独占していた……その情報を独占した者のみが得られる者とはなんだと思う?」

 

「それは……権威」

 

「そう、権威なんだよ!我々に祈りを捧げないならば人類は滅ぶ。我々の言う通りにしなければ人類を一旦リセットする、そんな感じに脅すことが出来た」

 

「ワシ達はそんな事は」

 

「ならば何故、こんな時代になっている?導師のシステムが完成されてから既に100年以上も経過しているんだ、それどころか1000年以上前から天族を信仰する文化は存在していたんだぞ」

 

 ベルベット・クラウが災禍の顕主でなく家族思いのお姉ちゃんとして生きていた頃には既に人類史はリセットされ続けている。

 いったい目の前にいるゼンライのジジイが何時ぐらいに降臨してきたかは定かではないが少なくとも10000年以上前には生きているだろう。

 

「人類滅亡を救う救世主になれるのに、見えないから居ないだなんだ言われている……だが、やり方はともかくお前達を見える様にする方法は幾らでもあったんだ。アルトリウスを見ればその一例がよく分かるだろ?あいつは世界のシステムを逆手に取って力を手に入れた、やり方はクソだったがある意味お前達より賢い生き方を選択していた、滅びかけていた国を建て直した…………だがそれでもどうしてこんなクソみたいな時代を歴史を繰り返しているか?それはお前等が中途半端でめんどくさがり屋だからだ」

 

「ゴンベエ、流石に」

 

「お前等が権威と加護を広げている間に人間は知恵と腰を振るってお前達天族には作ることが出来ない文明や技術を築き上げた。それが異大陸に行けるバンエルティア号やジークフリードだ。そういう文明や技術の開花によって神様的な存在であるお前等天族はより不要な存在になってきている。天族なんて存在しないとか言っている人達も存在している……そんな中でもアリーシャの様に見えなくても必死になって祈りを捧げてる奴も居るんだよ。だが、お前等はそういう奴等を探すのをめんどくさがった。諦めた。せめてそういう奴等でも見えなくても構わない傷ついてもいいから生き残らせようとしなかった」

 

 オレがおかしな事を言っていることに関しては自覚しているが言えることは言いたい時に言っておかないと後で後悔する。

 ゼンライのジジイはプルプルと震えている。雷の1つでも落としてくるのかと思ったが気にすることなく話を続ける。

 

「あんたは天界から降りてきた天族ならばハッキリと言ってやる……人間なんて基本的には救えないし、救ってほしいと救いを求めてないロクでなしの生き物なんだよ。オレはエレノアという高潔な精神を持った女性を見た。アルトリウス、いや、アーサーという1人の男になろうとしている高潔な精神を持った男を見た。そんな奴等も落ちる時はとことん落ちるものだ。考えたことはないか?自分達よりも優れた尊敬出来る人が先人達が沢山居るのに人間は絶妙なバランスでなんとか生き残っているのを。立派な信念を持っている先人達が大勢居るように見えて極少数派で頑張っても救えないのが人間なんだ……そしてその結果がこのイズチだ、探すのを諦めてめんどくさがって自分達が生き残る為に孤独を選んだ」

 

「ゴンベエ、ホントに」

 

「お前達天族は結局のところなにがしたいんだ?人間という種族を絶滅させたいのか?それとも栄えさせたいのか?養殖して何処か別世界の住人にでも奴隷として売りつけたいのか?人間と天族が手を取り合って生きてける未来を作りたいというのならば今すぐにでもあらゆる手を模索しろよ。スレイ達を人柱にして天族が見えない人達に天族が見える様にする技術の1つでも開発しろよ、どうせ暇なんだろ?ただ呑気に流れる時を過ごして煙草を吸う暇があるならば、誰かに期待を抱き希望を託している暇があるならばテメエが動け……過去に何度災厄の時代があった?災厄の時代が生まれる度に導師が生まれる、そんな悲劇を何度も何度も繰り返していた。今回もスレイという無能が、犠牲者が生まれてしまった。そして既にスレイは人殺しの救いを認めてしまった。◯◯出来てスゴい!は何時かは◯◯出来て当たり前な世の中に切り替わる。別にそれは悪いことではない、それだけ自分の周りの環境が豊かになり成長したという証なのだから。ただしそれに付いていこうとしない学ぼうとしない老害は心の底から死んでほしいと思っている。自分達が頑張って文明を進めたのならば自分達のやり方でなく新しい時代を受け入れておけと…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天族には発想力と学習能力が足りないんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 変わらない時なんて何処にもねえんだよ。

 変わらない時を生き続けようとする奴等は何時かは老害に成り果てる。時代の波を見つけておかなければどんな世界でも生き残る事は出来ないんだ。

 

「あ……あ……ぁぁ……」

 

「ある意味、アイゼンが1番人間と共存出来てるぞ。人間が作った物を好むし人間の文化や文明も学んでいるんだから…………お前等がマジで世界平和を願っているならラブアンドピースを願っているなら既に一番最初にしなければならない事を成功してるだろう」

 

「一番最初にしねえといけねえこと?」

 

「分からねえのか?ザビーダ、不老不死だよ不老不死。どんな高潔な精神を持ちながら信念を伝えても何時かは腐る。なら、絶対に腐らねえ開祖が必要だ……本気で世界救いたいとか思うならば不老不死を目指せ。常に新しいデータをアップデート出来る心構えを持っておけ……少なくとも人間の十倍以上も生きる事が出来るならば、1000年という時間の中でやれることは沢山あった筈だ」

 

「「…………」」

 

「ゴンベエ……あなた、頭おかしいんじゃないかしら?」

 

 やれることに心当たりがあるのか、なにも言ってこねえザビーダとアイゼン。

 エドナはオレが狂っているとストレートに言ってくるのだがコレぐらいしなきゃ、コレぐらいの覚悟が無ければ人間なんて救えねえんだよ。

 

「……優しさってものがないわけ?」

 

「自分でも途中でなに言ってるんだろうなって感覚はあったが後悔はしていない」

 

 なんで自分よりも遥かに歳上で経験豊富な人間という種族よりも高位の存在に対して偉そうに言ってるんだろうな。

 でも、転生者の大半は神様の存在は信じても祈らないタイプの人間が多いからな。いや、ホントに偉そうに語れる程にオレは偉くないんだよ。めんどくさいの一言で解決してしまっちゃうダメ人間なんだよ。

 

「……ちょっと、トイレに行ってくる」

 

「天族ってトイレする種族だっけ?」

 

「ゴンベエ、追い撃ちをかけるな……ジジイ殿の唯一金髪だった部分が全て白髪になってしまったじゃないか。なんでジジイ殿の努力を全て否定するような事を言うんだ!?」

 

「それが人間の業であり本性だからだ、オレもめんどくさがり屋のマダオ(マジでダメな男)なんだよ……そんなマダオでも頑張ってどうにかしようとしてるんだから、お前等も頑張ろうぜ!な話だ……」

 

「………………狂っているわね、貴方は………………」

 

 だろうな。オレは狂っている。その辺は自覚しているさ。だが、変えられる程に人間は出来ていない。

 子供と言われようが結構、人によってはそれを信念やプライド、誇りと言う人も居るだろうな。エドナはドン引きしていた。

 

「さて、とりあえずこのまま水の試練神殿に行くか。ロクでもねえ場所だったらマオテラスには悪いけども木っ端微塵にする」

 

「ワシ、ゴンベエ、コワイ」

 

「ぜ、ゼンライ様ぁあああああ!!」




スキット 心に愛がなければ

アリーシャ「ゴンベエ」

ゴンベエ「なんだ?」

アリーシャ「ゴンベエはその…………分かっていたのか?」

ゴンベエ「なにがだ?」

アリーシャ「スレイが悲劇を繰り返そうとしている導師の1人なのを、導師が皆が待ち望んでいる存在なのを」

ゴンベエ「…………多分だけど、アリーシャから見ても狂ってるって言われる価値観だと思うぞ?オレ自身もそれは無理狂ってるって思ってるし」

アリーシャ「私から見てもか?」

ゴンベエ「天王寺の旦那の事は覚えてるよな?」

アリーシャ「ああ……とてもインパクトが強かった。ただ……ゴンベエとは異なりとても頼りになるリーダーシップがあった」

ゴンベエ「だろうな。オレは個人としては強いけども、率いるタイプじゃねえからな…………世間は皆、望んでる。誰か助けるヒーローを、無償の正義の味方を……天王寺の旦那はその点では満点に近い」

アリーシャ「どういう事だ?」

ゴンベエ「あの人は相撲取りの頂点である横綱だ……横綱に必要なのは強さだけじゃない、品行方正じゃなければならず笑顔を絶やしてはいけない。皆が思い描くような理想的な相撲取りじゃなければならない。笑顔を絶やさず相撲という世界の第一人者になり先導を走り続ける。口にすることは簡単だ。だが、それは果てしなく険しい道だ。たった1つのミスも許されない……横綱になるという事は人間をやめるという事だ。それと同じで導師になるということは普通の人間をやめるって事だ」

アリーシャ「だから、スレイにあんなに厳しかったりめんどくさそうにしていたのか……」

ゴンベエ「めんどくさそうにしていたのは元からだがとにかく皆のヒーローは1度のミスもしてはいけない。笑みを絶やしてはいけない。ファンサービスを忘れちゃいけない。ユーモアを忘れちゃいけない。例え1%しか可能性がなくても諦めちゃいけない……スレイは何処まで導師の存在が重要なのか分かっていない。少なくともこの1000年の間は導師は災厄の時代を救うヒーローなんだ……だったらノブレス・オブリージュの精神をはじめとする様々な心構えや行動をしなければならない。導師は導く人間なんだから」

アリーシャ「ゴンベエは……やろうと思えば導く事が出来る、私を導いたように」

ゴンベエ「違うぞ」

アリーシャ「否定しなくてもいい私がここまで強くなれたのは裏でゴンベエが支えてくれた。それだけは変わりようが無い事実だ」

ゴンベエ「一部は否定はしない、けどな……オレはアリーシャに道を教えただけなんだ。答えはアリーシャが出さないといけねえ、ただその答え以外の様々な道を教えただけでその道を歩いていけばいいとだけは言ってない。ただアリーシャが知らない世界をたまたま知っていてそれを教える事が出来ただけだ」

アリーシャ「私の知らない世界……ゴンベエに出会う前の私ならばザビーダ様の行いやアイゼンの流儀を否定するだけ、そういう考えもあるのだと飲み込む事は出来なかった……」

ゴンベエ「アリーシャは色々と可能性を秘めていたから出来た……ただ、スレイは導師になるって道を選んで歩んだ。導師の道は険しくて困難だ。ライラもそれを知っている。そのことについても念を押した。それでもスレイは選んだのならば、真っ直ぐ歩き続けないといけない。ロゼの考え方を飲み込むんじゃない、否定しなければならない。それこそライラ達天族が居るんだから裁けない悪事の証拠を掴み取るとか色々と出来る筈だ」

アリーシャ「……ヒーローは、難しいのだな……」

ゴンベエ「心に愛が無ければスーパーヒーローにはなれない……スレイはヒーローに必要な様々なものが欠けていた、ただそれだけの話だ」


スキット 宗教は自由です!

ゴンベエ「そういや人類が滅んだり栄えたりして色々と大変じゃなかったか?」

エドナ「別に、私はずっとレイフォルクに居たから関係無いわ」

アイゼン「オレは色々と大変だったな……アイフリードが復活した事でアイフリード海賊団は復活したがオレの死神の呪いのせいでまともな最後を迎えられたのがアイフリードとライフィセットだけで、そのアイフリードは他の連中がロクな目に遭わなかった」

ザビーダ「たった数年だったとはいえ俺達が見えてたのがリセットされたってのは痛かったな……やっぱり、皆と会話をする事が出来るってのは重要だぜ」

ゴンベエ「ん〜……スレイをはじめとする霊力高い人間を人柱にすれば全員見れるようには出来るとは思うんだがな」

ベルベット「…………結局のところ、あの時代は正しかったのかしら?」

アイゼン「もしアルトリウスにならなければ間違いなく滅びは迎えていてカノヌシの鎮静化で文明がリセットされていただろうな」

ゴンベエ「でも、人間と天族が力を合わせるには先ず大前提に天族に祈りを捧げろ!的な姿勢をやめなきゃ意味ねえぞ?天族を信仰する事が出来れば穢れから身を守る事が出来る云々を今の時代で言っていいのか悪いのか……神様的な存在と人間の共存なんて殆ど不可能に等しい。うちの国なんて宗教の自由が許されてるとち狂った国なんだぞ」

エドナ「宗教の自由が許されてるって……どんな宗教があるの?」

ゴンベエ「発酵食品食べたらダメとか太陽が出ている間は水以外口にしちゃダメとかコーヒーとかのカフェイン入ってるのダメとか」

ベルベット「……なんで?」

ゴンベエ「知らん……少なくともそういうのがダメな時代に生まれたんじゃねえの?」

ザビーダ「じゃあ、ゴンベエの国には特定の宗教とか神様とか居ねえのか?」

ゴンベエ「いやぁ、数百年鎖国で宗教断絶したり宗教の戒律とか教えを聞いても、そういう考えもあるんですね!の一言で終わるからな……ただ一応は八百万人ぐらいは神様がいる」

アイゼン「…………神、多すぎないか?その土地の神様、地の主みたいなのか?」

ゴンベエ「商売の神様、受験の神様、桃の神様、亀の神様、渦潮の神様、炎の神様、太陽の神様、トイレの神様…………まだまだあるぞ」

エドナ「そんなに馬鹿みたいに神様がいるのによく祈らないわね」

ベルベット「ていうか、桃の神様ってなによ?」

ゴンベエ「色々とあるんだよ、色々と……神様的には祈りを捧げてくれるだけでありがたい、ギブ・アンド・テイクな関係性だ」

ザビーダ「神様がそんな感じでいいのかよ!?もっとこう、見返り的なのを求めねえのが普通じゃねえのか!?」

ゴンベエ「……そんな存在が居るんだったら、最初から神様は中途半端な存在の人間を生み出してねえよ。うちの国の殆どの神様のご先祖と言ってもいい神様なんてくだらない私情で人を毎日1000人殺すって言ってマジで殺しやがったからな」

ベルベット「神様が殺戮してたの!?」

ゴンベエ「ああ……結局のところ皆がイメージしてるような凄まじい絶対的な存在なんてのはこの世の何処にも居ないんだよ。心を持った生物である上に理不尽な力を持ってるんだ……下手すりゃ神様の方が悪魔よりも悪魔なパターンが多い。だからオレは神様の存在は信じていても祈ることはしない。神様の流儀ややり方に異議がある。オレが生きている時代には合わないから…………だから基本的には無宗教なんだよな」

アイゼン「それでよく成立するな」

ゴンベエ「その辺はマジで謎だからな…………宗教に頼らなくてもいい世の中を作り上げる。人間が神から独立するのならば、そうしないといけねえ……でも、宗教が無ければ人類は滅んでしまうか……まったく、ロクでもねえ世界だ」



スキット 愛の形


シアリーズ「……………」

ベルベット「どうしたの?」

シアリーズ「いえ、少しだけ……彼の横暴さに怒ってて」

ベルベット「ゴンベエに不満があるなら言うけど……アリーシャとどっちが正妻なのか議論は無しよ?確実に殺し合いになるから」

シアリーズ「彼女もまた彼を愛しているのでそこは問題はないわ……ただ、この婚姻届というのが気に食わないわ!」

ベルベット「私達は結婚してるって証明書でしょ?戸籍を作る上で大事な物だからって散々説明を受けて納得がいってる。私の中で聞いてるわよね?」

シアリーズ「ええ、受けたわ!でも、こんな紙切れ1枚で貴女と結婚したって言うのは義姉()として見過ごせないわ!!」

ベルベット「……………やっぱり私達が夫婦として生きてるって証の為に赤ちゃんを強請ればいいかしら?」

シアリーズ「今の御時世が災厄の時代ですので、せめて災禍の顕主と呼ばれる者を倒すまでは我慢しなさい……そうね……なにか欲しいものは?」

ベルベット「別に……ゴンベエと過ごす普通の日常が楽しいから欲しい物なんて無いわよ……あ、でもやっぱり赤ちゃん欲しいわね」

シアリーズ「愛の結晶的な物でなく物理的な物よ……そう、例えば髪飾りとか」

ベルベット「ゴンベエは私の今の髪型かポニーテールが好きって言ってくれるから」

シアリーズ「ならば服を!」

ベルベット「この服は私達が戦っているっていう証だから着替えないわ」

シアリーズ「…………リンスやシャンプーを作ってるし…………やっぱり赤ちゃんしかないのかしら?」

ベルベット「男の子ならロクロウ、ランゲツ……女の子が生まれたらエレノア、それともマギルゥ…………」

エドナ「あんな事を言ってるわよ」

ゴンベエ「なにをプレゼントすればいいのかが分からねえ……ベルベットの物欲がイマイチ分からねえんだ……」

エドナ「いっそのこと結婚式でもあげたら?それが1番喜ぶわよ」

ゴンベエ「いや、地味婚出来ねえんだぞ。花嫁が2人居る結婚式で尚且つ義理の姉と貴族に睨まれるとかただの地獄でしかねえよ!」

エドナ「結婚式が人生の墓場ね」

ゴンベエ「指輪とかを考えてたんだけど、ベルベットは邪魔だから要らないって言うし……」

エドナ「……大人の階段を登る?手を出してないのよね?」

ゴンベエ「お前さ、そういう下世話な話はマジでよくない。キスはちゃんとしてる」

エドナ「キス程度で愛し合っているだなんておこちゃまね」

ゴンベエ「…………いいのか?ただ果てしなくベルベットとアリーシャとイチャイチャしているのを……それをやったらお前のストレスが溜まるぞ?」

エドナ「……ごめん、やっぱり無しで」





ちょこっとテイルズオブザレイズ その1


「やっと妻達の力になる事が出来る、ベルベット、アリーシャ、今まで夫としてなにも出来なかった分、大きな力になる」

「この最強の3人と力を合わせる、か……想像しただけで凄まじいよ」

「まったく、オレ達を呼び出すだけ呼び出しておいて自分達で勝手におっぱじめよってからに!」

「勝って勝って勝って勝って勝って勝って勝って勝ーつ!!勝つことこそがこの勝利マンの流儀だ!」



ちょこっとテイルズオブザレイズ その2


「まったく、くだらないな」

「チョット社長、今ガ最終決戦、ラストバトルデスヨ!」

「組長に海坊主にヒデナカタに千樹扉間、他にも様々な転生者が居る。決着がつくのも時間の問題だ」

「こういう場所なんだからちょこっと活躍するだけでヒーローだけど」

「オレの力を借りる?依存するの間違いだろう。この場に居る転生者の殆どがオレの部下かオレが呼び出した者だ……諏訪部の奴も宮野、お前もだ。悪いが戦後処理の仕事をさせてもらう」

「あら、帰るの?」

「オーゥ!守美狐サン!?今ノ今マデ何処ニ行ッテタンデスカ!?一度モ社長ノ呼ビカケニ応ジカケナイノ、社長モウトッテモ怒ッテマシタヨ!」

「ふぅん、守美狐と磯野勝利がいる以上は誰も勝つことは出来ない……オレの必要は」

「それはどうかな?」

「───────」

「アナタハ!?」

「暴走する貴方を殺すのは簡単よ、でも暴走する貴方をちゃんとマトモにするのは私には無理…………だから探してたの、貴方を制御する事が言うことを聞かせることが出来る人間を」

「フ、ハハハハハハ!!今の今まで姿を出さないと思っていたらそんな事をしていたのか!!いいだろう!そこのヒトデの様な髪型をした男、オレと共に戦っても構わないぞ!」

「いいぜ!だが、お前が俺についていくことが出来るかな?力は貸しても手は貸さないぜ!」

「ふぅん、忘れてもらっては困る!このオレという最強の存在を!3体の青眼の白龍(ブルーアイズ)を融合し、現れろ!青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)!!……さぁ、貴様の番だ!」

「いくぜ!魔法カード融合を発動!混沌の戦士よ、究極の竜と1つになり我が元に神をも超える力となり降臨せよ!!」


「「究極融合召喚!!現れろ、究極竜騎士(マスターオブドラゴンナイト)!!」」

転生者達の恋愛模様

  • 見たい
  • 見たくない
  • どうせヤンデレだろ?ご褒美だぜ!
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